湯治@草津温泉 vol.5──「森のくまさん」

2018/05/27 - 2018/06/04

湯治@草津温泉 5日目。

そろそろ草津温泉にも飽きてきたこの日は軽井沢まで遠征。
東京からだと遠いが、草津町からだとわずか46キロ、1時間もあれば楽に到着できる。

往きは景色が楽しめそうな「日本ロマンティック街道」を利用してみる。鬼神ハイウェー、白糸ハイランドウェイなど、細々とお金を
払って約1,000円程度。。。ロマンティック街道は、ドイツのそれとは異なり、森の中をひたすらまっすぐに走る道路だ。
地元の人たちで利用する人たちはあまりいないらしい。料金所を少し過ぎたあたりで、「くま出没注意！！」の立て看板を見かけた。


鬼押出し園前を経て「白糸の滝」を経由して軽井沢アウトレットへ。。。


帰りは国道・嬬恋高原を経由して草津へUターン。。。嬬恋高原あたりは高原野菜が安くて思わず買い込んでしまう。。。


温泉に入って、夕食後は湯畑のライトアップをたのしんだのだった。

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 自家用車

朝食は鮭。しらすおろしでサッパリといただく。

温泉場にこもり、世間から隔離された生活を送っていると、買い物もしたいし、
ガッツリと身体に悪いとわかっているものが食べたくなる（笑）。

この日は46キロほど離れた軽井沢まで遠征することにした。草津町からだと1時間もあれば楽に到着できる。

往きは「日本ロマンティック街道」を利用。鬼神ハイウェー、白糸ハイランドウェイなど、細々とお金を払って約1,000円程度。。。
日本ロマンティック街道は、ドイツのそれとは異なり、森の中をひたすらまっすぐに走る道路だ。料金所を少し過ぎたあたりで、「くま出没注意！！」の立て看板を見かけた。

「へー、こんなところにも熊がいるんだ！！」と思いながらアクセルを踏みこむ。
と、前方右側に「黒いかたまり」を発見！！
一瞬「黒ラブ？」と思うが、ラブラドールよりはもっとガッシリしている。
「く、く、くま、くまだーー！！」と小躍りしながら減速して少しずつ近づく。
全身で1メートルもない小柄な熊だ。子熊にしては少し大きめ。。。

こちらも警戒するが、向こうもそれ以上に警戒してお互いに様子を伺う。
「写真撮らなきゃ！！」とスマホを探すために視線を外す。と、熊は悠々と道路を横断して反対側の林に入っていて、此方を振り返る。

万一、襲われたり、近くに親熊がいることを考えて「車の中から」必死で激写。。。

なんかトイレを我慢しきれない人が森の中で用を足す・・・というようなシチュエーションなのだけれど、その実態は熊だ（笑）。

北海道の道路でキタキツネとエゾシカ、長野と奥多摩の道路でニホンカモシカ、長野と山形の道路でサルなどに遭遇したことがあるけれど、熊ははじめて！！
ちょっと、いや、だいぶ感動してしまった（笑）。

時々、徳山鮓さんでいただく「くま」は意外にサッパリとして美味しいのだがこの熊はあの「くま」と同じ種類なのだろうか。。。

さて、その後は「熊」にバイバイして鬼押出し園前を経て「白糸の滝」へ。

生憎のお天気で浅間山には雲が被っていた。

「白糸の滝」。軽井沢は何度も訪れているが、「白糸の滝」ははじめての訪問。

北欧・ノルウェーなどの滝は縦に長いが、此方は横に長い。たてが3メートル、横が70メートルあるこの滝は、浅間山に降った雨が地下浸透し、6年かかって湧き出してくるのだそう。決して凍結することなく11.8度と水温はかなり高いのだそう。

この後は軽井沢のアウトレット ショッピングプラザへ。
曇っていたかと思うと、激しい雨が降ってきたりと忙しい天気だ。

が、平日の此方は狙い目。5月末ということもあり、セールが開催されていて、予定していた以上にたくさん買い込んでしまった（汗）。

ショッピングの後はレストラン街へ。お目当ては「明治亭 軽井沢店」の「ソースカツ丼」だ。知らない間に軽井沢の駅前にもオープンしていた（2014年オープン）。
お宿の食事も身体によいものを考えて出してくれているのだけれど、たまにはガッツリと「脂ギッシュ」なものを食べたい！！


「ソースカツ丼」といえば駒ヶ根が有名だが、明治亭はその中で唯一、ソースカツ丼用のオリジナルソースを作っているお店なのだそうだ。駒ヶ根は何度か訪れたことがあるが、その中でも明治亭は特に有名で本店、登山口店共に1時間待ちなどと言われてあきらめた記憶がある。

ここ軽井沢店は少々ファミレスチックな雰囲気（大変に失礼！！）。卓上のブザーを押して注文する。注文は「ソースカツ丼」（税込み1,447円）。

運ばれてきたソースカツ丼を見て思わず笑ってしまった。

スタッフのおねえさんは「ふたをお皿代わりにお使いください！」とアドバイスしてくれるが、そんな食べ方は此方のソースカツ丼には似合わない。
かつがあふれそうだ（笑）。

かつの下にはキャベツがたっぷり！！その下からご飯が顔を出す。

噂のオリジナルソースは少々甘め。。。そしてかつはとても厚いのだけれど、ちょっとパサパサ感も感じる。普段はあまり好きじゃないのだけれど、端っこの方の脂身が淡白でおいしかった。
ソースが薄めだからだろうか、なんだか物足りなさが残った印象だった。まぁ、湯治中の身体にはこれぐらいあっさり系の方が良いのかな。


個人的には数年前に駒ヶ根で散々待たされて食べたソースカツ丼の方が美味しかったように感じた。
別の時にお蕎麦と一緒に食べたソースカツ丼も美味しかったかなぁ。。。

が、駒ヶ根にわざわざ行かなくても軽井沢で此方のソースカツ丼が食べられるのは
ありがたいかも。。。。空いていたらチャレンジしてみるのもよろしいだろう。



帰りは国道を通って草津まで戻る。道はカーブが多いが、車も少なくて快適なドライブだった。途中、野菜直売所が色々あって楽しい。特に北軽井沢、嬬恋あたりは朝どれキャベツが100円、レタスが3つで120円など、普段の感覚からすると驚きのお値段がそろっている。思わず衝動買い。。。まだ帰らないのに。。。

この日のお宿の夕食。エビのチリソースとホタテの甘辛炒めだった。
お昼にガッツリと「ソースかつ丼」を食べたはずなのに、食べられてしまう（汗）。

夜はライトアップされている「湯畑」まで雨の中、出かけてみた。

此方の源泉はライトの色が少しずつ変わる。キレイだけれど、そこまでやらなくても・・・という思いも。。。

たしかにライトアップがないと真っ暗だからつまらないのだけれど。。。昼間は賑やかな湯畑通りなどは人通りが全然なくてこわいぐらいだった。少し離れた旅館からはマイクロバスで送迎してくれるらしい。


夜景で眺めるのなら、山形の銀山温泉の方が風情があって楽しいかな。東京からはるばる出かけるのはちと面倒なのだけれど。。。


雨の中、出かけたらすっかり冷えてしまった。すぐに温泉で温まれるのは草津温泉ならではのメリットだ。