2018/12/25 - 2019/01/04
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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「世界の茶の呼び方は、『TEA』と『CHA』の二系統にほぼ分類できますが、実は例外の国や民族も存在します。」
「茶の原産地の可能性が高い『雲貴高原』は、中国の少数民族の居住地域です。
中国の雲南省からミャンマーのシャン州にかけて住む『徳昂族』は茶の木を祖先とし、古いお茶を耕作する農民『古老茶農』と言われる民族で、茶を『ミアン』『ミヤン』と呼びます。
徳昂族はトーアン族・ドアン族などと呼び、1985年にパラウン族(崩竜族)から徳昂族に改称しました。タイの山岳民族『ダルアン族』(別名パローン族・ベンロン族)も、徳昂族と同じ民族です。
ミャンマーでは、茶は『ラペ』(Lahpet、Lepet)と言います。
『片方の手』を意味するレぺから、茶を『ラペ』(「レペ」とも)と呼ぶようになったと言われています。 また、近隣に住むアイニ族は、茶のことを『ラー』と呼ぶそうです。
ミャンマーの茶の起源の伝説によれば、ラペの語源は『片手で茶を受け取った(または授けた)』ことに由来します。12世紀、パガン王朝の名君・アラウンシツ王が、『パラウン族に茶種を与えたことが茶栽培の始まり』とされています。パラウン族が住むシャン州のナムサンは、ミャンマー最大の茶の栽培地です。」
煎茶手帖蝸盧 Karo-sencha note- 2018年5月31日付け茶話「TEA&CHA以外の呼び方をする茶」2019年5月22日閲覧より
https://sencha-note.com/miang-tea/
マンダレーからゴッティ鉄橋を渡ってシーポーまで鉄道の旅
https://4travel.jp/travelogue/11494910
シーポー逍遥~その1:市場とシャン・カオスエ
https://4travel.jp/travelogue/11494929
シーポー逍遥~その3:伝統シャン料理
https://4travel.jp/travelogue/11494969
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- タイ・スマイル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シーポーの街を歩いていると,
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結構,古い木造家屋を見かける。
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大きく,堅牢そうな建物もあるが,
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ビルマの木造家屋の壁は,だいたいがこんなふうに簡素なものである。(写真の壁は経年劣化したもので,普通の壁に隙間は空いていない。構造が分かりやすいのであえて撮影した。)
写真のような二階建て家屋であれば,少なくとも一部は大工の手を借りて建てるのだろうが,平屋建ての普通の家屋であれば,ビルマ人は当たり前に自分たちで建ててしまうという。 -
私は,家を建てろと言われても,たぶん何ひとつできない。
必要な建材と道具をすべて用意してもらったとしても,小さな家ですら完成することはないだろう。
表の電柱から家の中に電気を引いてくる方法も分からない。屋上のタンクに水道を引いてくることも,たぶんできない。
それをビルマの人が聞いたら,「あなたはいったい何ができる人なのですか? あなたとあなたの家族は,今までどうやって暮らしてきたのですか?」と目を丸くするのかもしれない。
「カネを得ること」と「カネを使うこと」以外の能力をほとんど身につけていない人間には,どんな末路が待っているのだろうか。 -
人生に疑問を覚えたので,安直ながら寺巡りを始める。
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こちらはモスク。
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メインストリートを北上し,リトル・バガンへ向かう。
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途中,「ミスター・チャールズ」を通り過ぎ,
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小川を越え,
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警察署をやり過ごす。
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そして,ここでメインストリートから左折。
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しばらくまっすぐ歩いて,ここで右折。
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線路を越えて,
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しばらく道なりに行くと,
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マハーナンダカンタ僧院(MAHA NANDA KANTHA MONASTERY)の看板が見つかる。
(看板の地点=Googleマップ座標「22.630554,97.297024」) -
僧院の池には浮御堂があり,
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道路の反対側に,レンガ造りの仏塔(ゼディ)が多数建立されているのが見える。
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敬虔な在家信徒が,何代にもわたって築いてきたものなのだろうか。
荘厳な雰囲気の中を散策していると, -
何だなんだ?
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わらわら。
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がやがや。
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団体のうち何人か(女性含む。)は僧院の僧坊のほうへ乱入していったが,大丈夫なのだろうか。
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ところで,今の場所はGoogleマップ上では「Little Pagun Pagoda」として登録されていて,近くの別の場所に「Little Bagan」が登録されている。
そちらへも行ってみる。 -
もう一方の場所にも,古いレンガ造りの仏塔はあったが,
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建立時期がより新しいもの,
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現在も信徒がしっかりと維持管理しているものが多い。
この辺りまで来ると,先ほどの人生の迷いなんかきれいに忘れ去っていた。
覿面のご利益である。 -
一角には御堂もあり,
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きちんと祀られていた。
さきほどのナンダカンタ僧院前の仏塔群と,こちらの場所と,一般的にどちらが「リトル・バガン」として認識されているのかは知らないが,少なくとも後者は在家信者の現役の信仰の場所であるから,訪れる際のマナーには十分注意しなければならない。 -
30分くらい歩いて街のほうへ戻り,屋台を冷やかす。
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右はモンピャータレッというクレープ風のもの。塩味。
ひとつ100MMKくらい。(1000MMK=約75円) -
店頭に揚げパンを並べるラペイエサン(紅茶店)。
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適当な一軒に入り,ラペイエを飲んで休憩。300MMK。
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ラペイエを飲んでいたら,まだ茶舗を覗いていなかったことを思い出し,中央市場へ急行。
まず見つけたのは米屋。シャン米は高級米として知られる。ジャポニカ種である。 -
その近くに茶舗を発見。
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店のおばさんによれば,これはシーポー近郊の産の茶葉ということだ。
茶葉は大きく,揉捻されて細長い形になっている。全体にくすんだ灰色か黒色をしていて,まるで普洱茶にようだ。しかし香りはそうではない。無発酵ないし半発酵茶にように思える。ひとつの茶葉は,燻香がした。
ミャンマーの食堂や茶店で無料で飲めるオレンジの水色をした茶は,無発酵の茶だが,あれを飲んでいても決して「緑茶」には思えない。ビルマ茶はいまいち得体が知れない。
とりあえず,1000MMK分だけ近郊産の茶葉を買った。両手に山盛りくらいの量で,旅行中に飲むにはちょうどよかった。
ちなみに,普通のミャンマーの茶舗では,ラペイエの茶葉は売っていない。発酵茶(紅茶)は,家では淹れず,茶店で飲むもののようだ。
また近年,茶店のラペイエの茶葉は,国産から中国産CTCに切り替わっているという。 -
実は,シーポーの北にはビルマ茶の一大生産地がある。ナムサンだ。日本の研究者が調査に入ったり,茶の生産にかかわる日本人もいると聞く。
そして,ナムサンの東にはナムトゥがある。ナムトゥにはボードウィン(Bawdwin)鉱山があり,ダージリン・ヒマラヤン鉄道のようなかわいい鉱山鉄道が走っているという。
今回,ナムサンやナムトゥを訪れることも検討したが,タクシーをチャーターする以外に移動方法がなさそうだったので断念した。 -
ドッタワディ川の河畔まで出てきた。
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まもなく平成31年(2019年)が明ける。
マンダレーからゴッティ鉄橋を渡ってシーポーまで鉄道の旅
https://4travel.jp/travelogue/11494910
シーポー逍遥~その1:市場とシャン・カオスエ
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シーポー逍遥~その3:伝統シャン料理
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