2019/05/02 - 2019/05/09
59位(同エリア321件中)
cokemomoさん
- cokemomoさんTOP
- 旅行記83冊
- クチコミ7件
- Q&A回答4件
- 106,548アクセス
- フォロワー35人
この旅行記のスケジュール
2019/05/03
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電車での移動
ミラノ中央駅17:40ーートリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅18:40
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駅前のスターホテル・マジェスティックにチェックイン
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友人と落ち合って夕食へ。食後飲み物など買ってホテルへ。
2019/05/04
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ノヴァレーザから戻って 14時過ぎからトリノ観光へ
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15時過ぎ、Al Bicerinに到着。ビチェリンを飲む
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ドゥオーモ、チョコレートショップ、イータリー(ラグランジ)、ジェルトージオで買い物など
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18:30過ぎにホテルを出発、夕食のお店に向かう。 早く着きすぎたのでバールで時間調整
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19:30、予約したオステリアへ
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21時過ぎにお店を出てホテルへ。着後解散。
2019/05/05
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14時過ぎアオスタからトリノへ戻る
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サンドイッチとジェラートで昼食の後、 イータリー・リンゴット店へ
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16:00頃、イータリー・リンゴット店に到着 17:30頃、イータリー出発
2019/05/06
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9:00ホテルをチェックアウト、荷物を預ける
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9:30〜12:00エジプト博物館
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電車での移動
13:20トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅発ーミラノ経由ー15:43ピアチェンツァ駅着
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この旅行記スケジュールを元に
「アッテンツィオーネ(気をつけて)!」
エジプト博物館の階段にあったステッカーが身に沁みる~~~。
「ミラノから日帰りスイス」の後、トリノへ移動してきました。
トリノに3泊して1日はノヴァレーザへ、もう1日はアオスタへ遠足です。
そんなわけでトリノで過ごす時間は短かったのですがーー
しかし!
大小取り混ぜて「あれ?」な出来事が続き、忘れがたきトリノとなりました。
おばちゃんになると「アッテンツィオーネ!」な事がいろいろあるなぁ・・
5月の
2日(木)羽田からフランクフルト経由でミラノへ ミラノ泊
3日(金)ミラノからスイス・ツィリス へ日帰り、トリノへ移動トリノ泊
4日(土)ノヴァレーザへ遠足 トリノ泊
5日(日)アオスタへ遠足 トリノ泊
6日(月)トリノ観光、午後ピアチェンツァへ ピアチェンツァ泊
7日(火)ボッビオへ遠足 ピアチェンツァ泊
8日(水)ミラノへ移動、夕方リナーテ空港より出発
9日(木)羽田空港着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ミラノ中央駅17:40発のイタロでトリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅に18:40到着です。
今回の旅行では、この夜の夕食と翌土曜日を久々に友人と合流です。
おばちゃんが日帰りスイスをしている間、友人はトリノからコルタッツォーネという町にロマネスク遠足でした。 -
<スターホテルズ・マジェスティック>
3泊4日のトリノ、毎日駅を使うので便利さ優先でポルタ・ヌオーヴァ駅すぐのホテルを予約しました。
友人も同じホテルですが、おばちゃん二人お互いに気を使うのは面倒なので部屋は別です。それでよかったと翌日お互いに思うことになります。 -
<スターホテルズ・マジェスティック>
ポットがあるのが嬉しいなっと。
ダブルのシングルユース、3泊で415.8ユーロ。おばちゃんにとっては高い宿代ですが3連泊なので快適さを優先してがんばりました(^^)。 -
<スターホテルズ・マジェスティック>
バスタブ付き。水周りは快適で、旅行中の洗濯にも助かります。 -
午後8時、ロビーで友人と落ち合って近所のお店で夕食です。
お店の名前はちょっと書きにくい・・・
グリッシーニは美味しくて、前菜のアスパラガスとポーチドエッグは味がない。
テーブルの塩を使って美味しくいただきました。
二人ともプリモはアスパラガスとパンチェッタのタヤリン。タヤリンはトリノ名物のパスタで卵つなぎの細麺。この一皿がまぁ恐ろしく塩からかった。
「何故だ?」何かの手違いだったと信じたい。
友人は少食な上に「あたし血圧高いから気をつけてるのに・・危険すぎる」と早々にリタイア。
たくさん食べる上に低血圧のおばちゃんは、かなり頑張ったがそれでも食べきれなかった。 -
<スターホテルズ・マジェスティック>
土曜日です。ホテルの朝食はかなり充実してました。パンもたくさんの種類があり、トマトやモッツァレッラチーズ、ハム、卵料理やベーコン、ヨーグルトも種類がありました。 -
<スターホテルズ・マジェスティック>
おばちゃんの朝食。
食べ終わる頃に友人も朝食にやって来ました。この日は一緒にスーザの谷・ノヴァレーザにある修道院に遠足ですが、待ち合わせは後ほど乗車する電車のホームです。 -
ノヴァレーザの遠足から戻って、友人と一緒にトリノの街をぶらぶら。
お互いロマネスクやモザイクを追いかけて田舎ばかり行っている。たまには華やかな街でザ・観光らしいことをしてみよう!ということで、トリノ名物ビチェリンのお店まで歩くことにしたのです。
駅から約2km、楽勝楽勝♪
トリノの中心地は整然として美しく感じた。建物の高さや道への飛び出し具合が揃っているせいかな。 -
サン・カルロ広場
この土曜日は子供市内マラソンのようなイベントがあるようで、美しい広場にたくさんのテントが並びアボカド君とバナナちゃんが愛嬌を振りまいていました。 -
トリノは工業都市であるとともにサヴォイア王家の王宮群などから洗練された華やかで豊かな街という感じ。そのため?ロマネスク物件は少ないようだった。
その中で見かけたロマネスクな塔。
ちょっと嬉しい。
元気に歩いてはいるが、なんだか腰が痛いような気がするーーー長距離の飛行機に加えて昨日の長時間移動の強行軍が祟ったか?急に立ち上がったりしないよう気をつけなくては。
おばちゃんになるといろいろ不具合があるのよねぇ(涙)。 -
<Al Bicerin>
ちょうどおやつの時間15:00少し過ぎに到着です。
有名人気店だけあってお店の外に7,8人の行列がありました。名前と人数を告げて待つこと少しで入店。回転は早いようです。
おばちゃん二人はシックな雰囲気の店内に案内されました。テーブルの間隔が狭くてギュウギュウです。 -
<Al Bicerin>
クッキー付きビチェリンと単品のビチェリンを注文。合わせて17ユーロだったかな。
ノヴァレーザのタクシーのお礼と友人がご馳走してくれました。
ビチェリンは下からホットチョコレート、エスプレッソ、生クリームが層になったとても美しい飲み物です♪混ぜずに味や温度差を楽しむのが流儀だそうでお店の人からも混ぜるなと念押しが。
エスプレッソとそれにミルクを少し垂らしたマッキアートを愛するおばちゃんにはよく分からない味わいであった。そしてクッキーはごくごくごーく普通のものだから頼まなくてもいいかな。割高です、ご注意を。 -
トリノのドゥオーモ。
外から見て「立派だなぁ」で終了。
でも、このドゥオーモの横あたりに12世紀頃のモザイクが見つかり、ガラスのピラミッド屋根で保護されていると聞いていた。中世の世界地図というような世界観をかなりヌケた絵柄で表したもので、おばちゃん好みの予感♪ -
・・・・
ガラスのピラミッドは取り除かれて蓋で覆われているよ・・・
もしかして司教美術館に移されたのかもと、美術館の入り口で尋ねると「なんらかのことがあって今は閉めちゃってる。美術館にはない」と。
最後の部分だけよーっく分かりました・・・ -
意気消沈。
友人は夕食までホテルに戻って休憩と愛するカープの試合結果をチェックすることに。
おばちゃんは道すがら3軒ほどお店によってホテル休憩することにした。 -
<グイド・ゴッビーノ>
今トリノで高評価だというチョコレートショップ。
お土産用のチョコレート詰め合わせを二箱(計28ユーロ)ほど購入しておく。 -
<イータリー・ラグランジ店>
本店ではなく支店です。リンゴット駅近くの本店には後日行くつもりだが、どんな感じかな~何か目新しいモノあるかなぁ?と下見です。 -
<イータリー・ラグランジ店>
場所柄もあって物販よりも飲食の方に力を入れているようだった。
時間のせいか食事をするお客さんもおらず、なんだか侘しい感じ。品揃えは一通りのものはあるようだがトキメキがない。
「しょぼタリー」と命名して店を出る。 -
<ジェルトージオ>
バールとお菓子屋さんを兼ねている。店先ではジェラートも販売していた。
まずエスプレッソを一杯飲んで、お土産用のチョコレートケーキを購入。 -
<ジェルトージオ>
このお店の「トルタ・サバウダ」というケーキが評判のようだったので購入。
サイズは二つあって、写真は大・18ユーロ。薄いがずっしりと重い。留守中おばちゃんの駄猫に餌をやってくれるお隣の奥さんに。
小・7ユーロを自分用に購入。
このケーキ美味しかったです。ガトーショコラのようなしっとりねっとりケーキに比べるとパサついているが、たっぷり使ったヘーゼルナッツの香ばしさが楽しめる。コーティングのチョコレートともよく合ってました。
自分にも大きい方を買えばよかった・・・ちぇっ・・・ -
さてさて本日の夕食。この旅行の食部門お楽しみ第一位のお店に向かっています。
ポルタ・ヌォーヴァ駅から地下鉄に乗って、このような住宅街を歩くこと10分。 -
このお店はイタリア好きで美味しいお店をよくご存知の方から教えてもらいました。
お料理も美味しい上、ドルチェのパンナコッタは世界一の美味しさと紹介されたこともあるとか。
地元のお客さんで埋まるようなお店と聞いていたので、おばちゃんは食い意地を支えにイタリア語のメモを握りしめて3週間前に電話で予約を入れました。その時の対応もとても感じがよく期待が高まりました。 -
日本でいう突き出しのような感じで出されたカリフラワーがもう美味しい!
少食の友人と一緒なので前菜盛り合わせとプリモとセコンド(メイン)を二人で半分ずつ、でもパンナコッタは一人一つねと注文すると、ニッコリしながら「もちろん!パンナコッタは分けられないわよね」ととっても感じよく対応してくれた。
5品の前菜はどれも美味しかった~。写真から想像がつくように派手さはないけれど、ケレン味のない確かな美味しさがおばちゃんの好みとぴったり。
友人も喜んで食べているので、引っ張ってきたおばちゃんとしては一安心です。
プリモはサルシッチャのニョッキ。半分でもこの量。(次の写真だよ)
このあたりで友人の様子に異変が!?
「お酒入ってないよね?なんかフラフラするんだけど・・」 -
ややや?
本当に上半身がグラグラしてる友人がテーブルに倒れ込みそうになっていて、おばちゃんは腰のことは忘れてとっさに支えることができた。
そこからは店を巻き込んでの騒動である。お店のシニョーラが椅子やクッションを持ってきて友人を楽な姿勢にさせ、おしぼりで顔を拭いコーラを開けてくれた。
お客さんも心配そうに見ている。
血の気の抜けた顔や指先を見て「貧血だな」と思ったが、そんなイタリア語は知らん。出でよグーグル翻訳!
「救急車を呼ぶ」という言葉を伝えると友人はカッと目を見開き「大丈夫だからやめさせて!」とキッパリ。
居合わせたお客さんの中にお医者さんがいて、彼が脈を取り瞼の裏を見たり問診をしてくれた。
自分でも不思議だが、なんだか彼の言うことは分かり質問にも簡単にだが答えた。
火事場の馬鹿力ってすごいなあ。
おそらく朝食以後ろくに食べていなかったのに急に食べたせいだろう、疲れもあるだろう、少し休みなさいといった見立てであった。
友人は少しずつ落ち着いてきてはいるようだが、顔はまだ血の気が薄い。
その時、別の女性客が心配そうに近づいてきて日本人かと尋ねる。 -
そうだと答えると、優しく友人の顔を扇ぎながら
「ワカレタヒトニアーアッター」と歌い始めた@@???@@
「ワカレタシブヤデアーアッター」で分かった。歌謡曲「別れても好きな人」かぁ。
どこでその歌をと尋ねれば、ロンドンにいた頃に日本人友人に習ったという。
なんでそんな歌教えたんだ、ロンドンの日本人よ!?
得意そうに誘うように歌っているので恥を忍んで音痴のおばちゃんは付き合った。
「ワアカレテモ~♪」「別れても~♪」
「スウキナヒトォ♪」「好きな人~♪」
とんでもない事になったトリノの夜である。
意識朦朧のなか頭上でケッタイ極まるデュエットを聞かされた友人は哀れであった・・・
このような状態なのでセコンドはキャンセルさせてもらう。しかし徐々に持ち直してきた友人がおばちゃんを思いやって「パンナコッタは食べようよ。食べたい」と言ってくれた。そうだ食べよう!
するとお店のシニョーラが「重いからあなた(友人)はダメ」。
こんな状況でもそのパンナコッタは素晴らしく美味しかった==!!友人も味見だけと言いつつ3口。
このお店ほんっと==に美味しくていいお店です。 -
すっかりご迷惑をかけてしまったお店にはキャンセルした料理代を含めた心付けを受け取ってもらい、お店の人にもお客さんにも「彼女はよくなりました、ありがとう」とペコぺコお辞儀をして、這う這うの体でおばちゃん二人退店である。
帰り道、夜なのに青く見える空と白い雲が不思議だった。
しかしあの状況で「別れた人にあ~った~♪」の方がはるかに不思議だぞ。
友人は申し訳ながってくれたが、お疲れの彼女を中心地から離れたこの店に引っ張ってきたのはおばちゃんだし。
何よりもこれだけの大ネタは滅多に拾えないのでむしろありがたいくらいである。
忘れがたいトリノの夜になった。
いつかあのお店にもう一度行きたいなぁ・・ -
「別れた人にあった」夜が明けて日曜日。
ホテルの前のポルティコ(屋根付きの歩道のようなもの)では古本の露店がずらりと並んでいた。
この日友人は午前中にサクラ・ディ・サン・ミケーレに遠足してトリノに戻り、夕方ミラノへ移動する予定だったが、遠足は止めてゆっくり過ごして早めにミラノへ移動するとのこと。こんな時にはお互い気を使うのも使われるのも面倒だし、元来英語が達者なしっかり者の彼女なので放置。
おばちゃんは朝からアオスタへ遠足でした。 -
アオスタから戻って遅い昼食。
トリノ駅のバールでミニサンドイッチ2つ(4ユーロ)、、がハズレだったので、気分直しにジェラートを。ピスタチオと苺で2.5ユーロ。 -
<アルベルト・マルケッティ>
上の写真のジェラートを食べたお店はこちら。トリノ市内に数軒あっておばちゃんはホテルの前の道沿い(ヴィットリオ・エマヌエーレ大通り)のお店で食べました。人気店のようでなかなかの混雑、どちらも美味しくて特に苺が爽やかで気分もすっきり。 -
ポルタ・ヌォーヴァ駅から地下鉄に乗って(一回1.7ユーロ)リンゴット駅へ。
駅から500mほど歩いてイータリー・リンゴット店に向かいます。 -
<イータリー・リンゴット店>
イータリーの前にはスーパーやファストフード店が入った複合商業施設があるようで、この看板が目立っていました。目印になります。
大きな駐車場があるもののタクシー乗り場は見当たらず。
万が一抱えきれないほどの食材を買い込んでしまった時のためにインフォメーションに尋ねると、頼めばすぐに登録してあるタクシー会社に電話してくれるとのことでした。いや、そこまで買わなかったので地下鉄でホテルに戻ったんですけど。 -
<イータリー・リンゴット店>
ここ数回必ず買っていたお気に入りの缶入りオリーブオイルがなくなっていたので、別の缶入りオリーブオイル(1Lと0.75L)を購入。
瓶入りの商品が圧倒的に多いが、持ち帰りを考えるとガラスより軽く割れる心配のない缶が便利だと思う。缶の取り扱いを増やしてくれるといいのにな。 -
<イータリー・リンゴット店>
買って帰ってはいけないモノ達。 -
<イータリー・リンゴット店>
おばちゃんはエーデルワイスの絵がついたパッケージのバターが大好きなのだが、5月では持ち帰った時の東京の気温が心配で買えない。 -
<イータリー・リンゴット店>
持ち帰ってはいけないモノ達 -
<イータリー・リンゴット店>
白アスパラガスが眩しい♪5月上旬のトリノでは白アスパラガスの季節は終わりかけているようだった。もっと早い時期に旅行すればいいのかなぁ。 -
<フォカッチェリア・ラグランジ>
夕食はホテル近くのお店で切り売りのピッツァを買ってくることに。
このお店があるラグランジ通りはとても便利な通りで、昨日のグイド・ゴッビーノ(チョコレート)、しょぼタリー、ジェルトージオ、すべてこの通りにある。
翌日行くエジプト博物館もあるし、便利なミニスーパー、塩辛いパスタのお店も・・
おばちゃんのトリノ滞在は基本この通りをウロウロしただけだった。 -
<フォカッチェリア・ラグランジ>
トマトソースにアンチョビ、ケイパー、オリーブのシチリアーナ。
ひよこ豆の粉を練った生地を香ばしく焼いたファリナータ。
2つで5ユーロ。 -
<エジプト博物館>
トリノ4日目月曜日、午前中はエジプト博物館をさらっと見て昼食、午後一番でピアチェンツァに向かう予定です。
エジプト博物館は月曜日でも開いているのがありがたい。でも14:00までなので注意である。(火曜から日曜日は9:00ー18:30)
https://museoegizio.it -
<エジプト博物館>
チケット売り場。月曜日の9:30過ぎはガラガラに空いてました。
大人一人15ユーロ。
入場料とセットらしくオーディオガイドを渡された。複数言語が選べる中、ご親切に中国語にセットしてあったが中国人じゃないし。日本語がないならただの荷物なのでお返しした。(料金の一部が戻るようなことはなかった) -
<エジプト博物館>
これがチケットの裏と表。
おばちゃんがここで見たいものはコプト教美術の何か。少ないながらも織物があると聞いていたのだ。エジプトで独自に発達したキリスト教の一派だが、写本などにはおばちゃん好みの可愛いものがあるので期待である。
エジプトについてはーーー昔好きだった「古代エジプトうんちく図鑑、柴崎みゆき」という本を一冊読み返してきた。ごくごく薄い知識でカイロに次ぐ規模と言われるこの美術館にやってきたので楽しめるかどうかは怪しいものである。 -
<エジプト博物館>
最初に展示された「死者の書」の次は、ドロヴェッティ・コレクション。
ドロヴェッティはフランス総領事だった人。
ハワード・カーターがツタンカーメンの墓を発掘する約100年前、エジプトではこのドロヴェッティ(フランス人)、ソールト(イギリス人)、ベルツォーニ(イタリア人)が発掘の成果を競い合っていたそうだ。
最も派手に活躍した破天荒タイプのベルツォーニを嫌ったドロヴェッティは彼に小さな嫌がらせを延々と粘り強く続けていたそうな。 -
<エジプト博物館>
この三人が発掘した宝物の多くは
ドロヴェッティ(フランス人)ーーイタリア・トリノのココ
ソールト(イギリス人)ーーフランス・パリ(ルーブル)
ベルツォーニ(イタリア人)ーーイギリス・ロンドン(大英博物館)
に収められていて、出身国と皆ずれているのがちょっと面白い。 -
<エジプト博物館>
順序に従って粛々と眺めているうちに、吹き抜けの上階にあるこの棚が気になった。
見学客もあまりいない所だが行ってみよう。 -
<エジプト博物館>
小さな出土品ばかりがぎっしりと並べられている。
しかも出土した場所や時代などは一切気にせず素材別で展示されていた。
これは「青銅」の棚。
なかなか雑ですな。 -
<エジプト博物館>
こちらは「焼き物」の棚。
ややや、手前2つの青髭のおじさんの顔、おばちゃんはそっくりなものをイスラエルの博物館で見たことがある。聖書の世界でもイスラエルとエジプトは行き来が多く関係も深い。不思議ではないなと勝手に納得。 -
<エジプト博物館>
「足」というカテゴリーではなかったと思うが・・ -
<エジプト博物館>
うわぁ、ぎっしり。
一応全ての展示物にタグが取り付けられているので、ちゃんと管理されているのだろうけれど・・・ -
<エジプト博物館>
「こんなに同じものばっかり要らないんだけどねぇ」
「出ちゃったんだから仕方ないっす」
「この世界(どの世界?)何があるか分からないですから。
捨てたりしたら世界中から怒られますよ、2020年オープン予定のエジプトの博物館から全部返せとかねじ込まれちゃいますよ」
「だよねぇ、仕方ないねぇ」
トリノ・エジプト博物館上層部の会話が聞こえるようであった。
もちろん妄想です。 -
<エジプト博物館>
おばちゃんは美術館や博物館で「くれるというならコレ頂戴!」と思う品を探して遊ぶのが好きです。
楽しいのだが、もらうとなると大きい物は選べないので、こんな小さいものばかり熱心に見てしまう。ファラオの棺なんて入る部屋がないし、偽扉なんて置いたら床が抜ける。 -
<エジプト博物館>
おばちゃんの「くれるというならこれ頂戴!」第2位はこの棚のどれか。
箸置きにする。 -
<エジプト博物館>
「くれるというならこれ頂戴!」映えある1位は、この写真の左に映る蚊取り線香のような何か。古代エジプトに蚊取り線香があったとは思わないけど、これ、蚊取り線香にそっくりすぎてツボ。トイレの洗面台に飾りたい♪ -
<エジプト博物館>
ああ、楽しい展示コーナーだった。さて本道に戻ろうかね。
こちらはストライキ・パピルスと呼ばれていて、世界で最も古いストの記録。
多くの旅行者を悩ませるスト(ショーペロ)大国イタリアにふさわしい一品。
墓場職人たちが給料(食料や生活用品)の度重なる遅配に抗議したとのこと。
ラムセス3世の時代のことで、この第20王朝(紀元前1185年~1069年)の頃は海の民との戦争やファラオ暗殺未遂事件などあって、厳しい状況だったようだ。
ちなみに古代エジプトのビッグネームであるラムセス二世とは王朝も違うし(第19王朝です)血縁関係もないようで、つまり偉大なファラオの「あやかりネーム」。
というようなことを「古代エジプトうんちく図鑑」で読みました。 -
<エジプト博物館>
おばちゃんが一番美人さんだと思ったのがこちら。竪琴を奏でる女性の険のある目つきに引き寄せられる。
いつの時代の何だったかはちょっと・・・ -
<エジプト博物館>
見学通路の最終コーナー、やっと辿り着いたコプト美術の棚。
傷みが激しいが、中心円を囲むように動物たちが配置されているのはわかる。
床モザイクなどでも見られる意匠と似ているなぁ。 -
<エジプト博物館>
泳ぐ魚たちと、ダチョウにつかまっているこの人は誰?
謎だらけだが脱力した感じが可愛いのでよしとする。
その他数点の織物があるだけ、でも見ることができてよかった♪ -
<エジプト博物館>
あれれ?そういえば・・有名なカッコイイ展示室を見てないなぁ・・・
順路の最後の最後にこの部屋があった。
あったのだが、あのフィギュア屋のようなコーナーで時間を使いすぎてしまい、タイムアップ寸前。入り口から雑に写真だけ撮っておしまい。
完全に時間配分を間違えてしまった。ま、仕方ない!! -
<エジプト博物館>
何か脇腹にグッとくるようなグッズを探したいが、それも割愛。
急ぎ足でエジプト博物館を出たら、ホテルに戻って荷物をピックアップしてトリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅へ。 -
お昼ご飯を食べる時間はもう残っていなかったので、駅構内にあるヴェンキでジェラート(3.2ユーロ)。チョコレートとマンゴーです。
トリノ、いろいろあったなぁ。
今振り返っても一番の思い出は、貧血で倒れた友人の頭上で歌った「別れた人に会った~♪」。うーーーんと唸ってしまうトリノ3泊4日でした。
いつかまた来るとするかなぁ。
さて、これからミラノを経由してピアチェンツァに向かいます。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- Siniさん 2019/07/17 08:35:24
- 驚きとおかしさで‼️
- cokemomo さま
秋以降に6年ぶりのトリノへ行くので何気に検索して読ませていただきました!ら、驚きと面白さで、フォローしてしまいました!
時間を見つけてこれから旅行記を少しずつ読ませていただきますね。楽しい旅行記ですね!!
Sini
- cokemomoさん からの返信 2019/07/17 16:07:05
- Re: 驚きとおかしさで‼️
- Siniさん、初めまして、こんにちは。
旅行記をご覧くださってコメントとフォローまで、ありがとうございます。
笑っていただけましたら嬉しいです。
旅行から帰って随分時間が経った今でも、あの夜は何だったんだ?って感じなのです。
Siriさんもイタリアには何度も行かれているのですね。イタリア北部編は次に行こうと思っている街がいくつか入っているので拝見・・そして頷くこと多数。
用がある時にツーリストインフォメーションが開いていることはマレ。バスは時刻表無視で突っ走る。バスや小さい駅では切符を買うにも小さなハードルが。そのくせ検札や罰金はしっかりしてるとか・・
モデナの市場の写真やSiniさんが購入された物にトキメキます。
高級バルサミコ、私もチャレンジしてみようかしら(←貧乏性だから本当に買えるかは怪しい)。
トリノに行かれる予定なのですね。私もSiniさんの歩いたトリノを拝見するのが楽しみです。
ではでは♪
-
- salsaladyさん 2019/06/01 08:37:54
- 別れた人と”Ponte Vecchio”で~
- ☆救急車を呼ばなくて本当に助かりましたわね!(海外のamburance はお高い!)
☆緊急時にもめげず、しっかり食レポをするなんざ、ベテランコンビです事~
☆次回は、私の思い出?の唄”Omio Babbino”に出てくるポンテ ベッキオでお会い出来たら嬉しいです。~ciao~
- cokemomoさん からの返信 2019/06/01 10:22:15
- Re: 別れた人と”Ponte Vecchio”で~
- salsaladyさん、こんにちは~。
ご覧くださってコメントも頂いてありがとうございます。
!)本当に本当に救急車を呼ばずにすんで助かりました。費用もそうですし、言葉はまるっきり分からずグーグル翻訳では限界があるし、彼女の血液型とか日本での連絡先とか色々と考えて私まで立ちくらみを起こしそうでした(^^;)
!)"O mio Babbino"って、オペラの有名なあの曲なんですね。今YouTubeで確認して来ました。
なかなか思い込みの激しい娘さんの歌!?
salsaladyさんにはどんな熱い思い出があるのか、ぜひぜひポンテ・ベッキオでアルノ川を見ながらお聞かせいただきたいです♪
ではでは、ciao ciao(^^)/
-
- PuellaApuliaeさん 2019/05/26 21:16:22
- おもしろ過ぎるエピソードです
- こんばんは!今回も楽しく拝読いたしました。
プーリアのクリプタ事件やら今回のデュエット事件やら、普通じゃあまりお目にかからないエピソードばかりで楽しいです。
トリノの人ってぶっきらぼうだし静かだし、日本人が思い浮かべる「ザ・イタリア人」というイメージからはほど遠いのですが、いきなり歌を歌い始めるなんて意外です。そのお店行ってみたいですが、トリノ料理は重くて食べるのが大変です。
市場には行かれなかったんですね。それはちょっと残念。欲しいものだらけですよー。
- cokemomoさん からの返信 2019/05/26 23:58:49
- Re: おもしろ過ぎるエピソードです
- Fiorenzaさん、こんばんは~!
いつもありがとうございます。
すごい出来事でしょう!?
笑っていただけたら、もうもう本望でございます。
どうしていつも何かやらかしてしまうのか、今回、発端は友人の貧血でしたが歌ったのは自分ですものね。
なんで私まで歌っちゃったかなぁ・・コンプリメンティ!と褒めておけばそれで良かったものを。
書き漏らしてますが、歌う女性は友人を診てくれたお医者さんのテーブルにいた人だったんです。お医者さんと話す様子を見ていたから近づきやすかったのかも?
お店はAntiche Sereといいます。機会があったらぜひ。私は次に行くことがあったら前菜の盛り合わせを一人分全部食べて、プリモは半分にして、パンナコッタを食べようと思ってます。
市場行きたかったです。最初はトリノにもう一泊して最後にパヴィア一泊の予定で、市場に行ったりトリノ観光をもっとするつもりでした。でもボッビオという町に面白いモザイクがあることを知ってしまったので予定を変えてしまいまして。
次にトリノに行く時は市場とAntiche Sereが必須要件です。
-
- mistralさん 2019/05/26 19:52:04
- 忘れがたきトリノ!
- cokemomoさん
こんばんは。
お昼ごろ旅行記を拝見して、コメントしたかったのですが
所用があり、今頃になりました。
先日話題になっていたのがビチェリンでしたか?
お写真で拝見できて良かった。
あ~これなのね、と納得しました。
お土産も着々とゲットしながら旅は進むんですね。
確かパネットーネもすでにご購入済み。
さてさて、忘れがたきトリノでの出来事、
旅の途上、体調が悪くなることはたまにあったとしても
(翌日はお友達は回復されたのかしら?)
ワカレタヒトニ~のデュエットをガイジンさんとするなんて
あり得ない体験でしたね。
這う這うのていでの退散、お疲れ様でした。
エジプト博物館のフィギュアコーナー、
行ってみたい~
mistral
- cokemomoさん からの返信 2019/05/26 23:32:19
- Re: 忘れがたきトリノ!
- mistralさん、こんばんは。
お忙しい中コメントをありがとうございます。
とても嬉しいです。
あのトリノの夜・・自分でもあり得ないだろうと不思議で、夢のようです。なんて書くと素敵な一夜のように響きますね~?
人柄も含めたお店の良さが良いお客さんを惹きつけるのか、とても親しみやすくてあたたかい雰囲気に溢れてました。ペコペコと退散する私たちに笑顔で手を振ってくれた人もいましたよ。
友人は翌日はまだ本調子ではなさそうでしたが、翌々日にはミラノからピアチェンツァ、ボッビオと遠足をするなどかなり復活していました。今は別行動でも時折LINEなどで様子を確認できるのがとても便利でありがたいです。
「ミラノに移動してホテルでゆっくりしてる」など状況が分かると(放置しておいてナンですが)やはり安心です。
エジプト博物館のフィギュアコーナー、本当に面白かったです。人気はなさそうでしたが(><)
いつかエジプトに行ってみたいのですが、実現したら彼の地のお土産屋さんできっとあのコーナーを思い出します♪♪
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