2019/05/02 - 2019/05/09
34位(同エリア136件中)
cokemomoさん
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この旅行記のスケジュール
2019/05/04
-
電車での移動
トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅8:15発
-
車での移動
ブッソレーノ(Bussoleno)駅8:58着 タクシーに乗車
-
ノヴァレーザ修道院9:25頃到着
-
徒歩での移動
11:30過ぎ、ノヴァレーザ修道院を出発、歩いてバス停へ
-
バスでの移動
ノヴァレーザバス停12:45ーースーザ駅13:00着
-
電車での移動
スーザ駅13:09発ーートリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅14:15着
2019/05/05
-
電車での移動
トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅7:30出発 アオスタ駅9:48到着
-
電車での移動
アオスタ駅12:28出発ーートリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅14:35到着
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この旅行記スケジュールを元に
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
トリノから北西に進んでフランスとの国境近く、スーザの谷と呼ばれる地域がある。ロマネスク好きの友人から「この辺りにいい物件あります」と教えてもらったのがここ。おばちゃんもこれは見たいっ!日程を合わせて一緒に出かけました。
翌日は一人でトリノからアオスタへ、ドゥオーモにある床モザイクを見に行きました。とても可愛いモザイクなのに近づけない切なさーーー。
どちらもトリノからの半日遠足です。
5月の
2日(木)羽田からフランクフルト経由でミラノへ ミラノ泊
3日(金)ミラノからスイス・ツィリス へ日帰り、トリノへ移動トリノ泊
4日(土)ノヴァレーザへ遠足 トリノ泊
5日(日)アオスタへ遠足 トリノ泊
6日(月)トリノ観光、午後ピアチェンツァへ ピアチェンツァ泊
7日(火)ボッビオへ遠足 ピアチェンツァ泊
8日(水)ミラノへ移動、夕方リナーテ空港より出発
9日(木)羽田空港着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅からノヴァレーザにある修道院に向かいます。
トリノからスーザ駅まで鉄道で1時間10分、スーザ駅からノヴァレーザの集落まではバスで15分、そこから1kmと少し歩きます。
修道院にあるこの美しい礼拝堂見学にはいくつかのハードルがありまして
ガイド付き見学のみ
見学は土・日曜の10:30と11:30からの2回で10分前集合。
(夏は少し機会が増える)
スーザからノヴァレーザへ行くバスは日曜日は運休
ということで土曜日の午前中に行くことに決定。 -
しかし土曜日の午前中、バスはノヴァレーザ着が8:30か11:30の2便しかない。
前者では人里離れた修道院で2時間待ちぼうけ、後者だと修道院に着く頃にはガイドツアーは始まっていて参加できない。
8:30着のバスに乗るためにトリノ発6:45の電車・・・早い出発の挙句に修道院の前で2時間待つってつらすぎる~~。ノヴァレーザは地図で確認すると小さい集落といった感じだし朝8時半から町歩きといってもねぇ。
スーザ~ノヴァレーザのバス時刻表はこちらで。
http://www.sadem.it/media/6296/000286.pdf -
<車窓より見上げるサクラ・サン・ミケーレ聖堂>
なんとかならんかとスーザのツーリストインフォメーションにタクシーの紹介を依頼するとBussolenoという隣町の個人営業タクシーのアドレスを教えてくれた。つまりスーザの町にはタクシーがない。
タクシーさんに連絡を取りつつ隣町の駅を調べると、Bussolenoは路線が分岐する駅なのでスーザで降車するより便利だと分かった。
(トリノ~スーザは1時間ごと、トリノ~ブッソレーノは30分ごとに電車があった)
そこでブッソレーノからタクシーに乗ってしまうことに。
紹介してもらったタクシーは連絡迅速、時間正確、良かったです。
http://www.taxialdo.it/index.html -
<ノヴァレーザ修道院>
ということで、8:15にトリノを出発、ブッソレーノ8:58着
駅前で待ち合わせたタクシーに乗ってノヴァレーザ修道院へやってきました。タクシーは片道だけ頼んで20ユーロ、駅から20分もかからず9:30前に到着です。
修道院自体は9:30から開くとありましたがすぐに入ることができました。 -
<ノヴァレーザ修道院>
お目当の礼拝堂のガイドツアーの時間は前記した通り、
土日曜の10:30と11:30。それぞれ10分前にポルティネリアに集合とあって、それはどうやら中庭のこの辺りだった。一回のガイドツアーは約50分で参加人数は25名まで、雨や雪の日は中止とのこと。
http://www.abbazianovalesa.org/visite_turismo.htm
まだおばちゃん達以外の見学客はいないようだが、10分前にどどっと25人来たら大変!先着順とは書いてないが優先権を主張すべく、すれ違う修道院の人たちに元気よく挨拶したりして印象に残るよう努める。涙ぐましい努力・・・
ちなみに、この中庭からお手洗いに行くことができます(利用してないので快適度は不明)。 -
<ノヴァレーザ修道院>
この修道院で作っているものもあるのだろう、飴や蜂蜜や保存食品などを売るお店があった。絵葉書や書籍などもありました。 -
<ノヴァレーザ修道院>
聖堂を見学したり -
<ノヴァレーザ修道院>
考古学的博物館(小さい)なども見学してガイドツアーの始まりを待ちます。
ちらほらと見学希望者がやって来て、同じようにあちらこちらを見学しながらウロウロしていました。 -
<ノヴァレーザ修道院>
10時半近くなった頃に団体さん登場!
「うそでしょ~」「20人くらいいるんじゃない」「あたし達見学できるよねぇ」
「小さい礼拝堂なんでしょ。人多すぎてゆっくり見られなかったらイヤだね」。
結果、このグループは別でガイドツアーを出したらしく一緒になることはなかった。
おばちゃん達は個人で来ていた少人数で一室にまとめられ、まず礼拝堂のビデオをバックにガイドさんから立て板に水の説明を受けた。もちろん説明の内容は不明だ。 -
<ノヴァレーザ修道院>
説明が終わっていよいよ礼拝堂へ向かいます。この門の鍵が開けられていざいざ。
修道院の裏庭(裏山かな)に礼拝堂はあるようです。 -
<ノヴァレーザ修道院>
こんな修道院の脇道のようなところを歩いて行きました。 -
<ノヴァレーザ修道院>
最初にサン・ミケーレ礼拝堂が見えました。ここは素通りです。 -
<ノヴァレーザ修道院>
次いでサン・サルヴァトーレ礼拝堂。ここも立ち寄らないので通りすがりに後ろ姿を見ただけ。ちょっと残念。 -
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
じゃじゃ~~~ん!
トリノを出発してから3時間余り、ついにたどり着きました。
本当に小さな礼拝堂でおばちゃん達5、6人でも狭く感じたほど。25名だとギチギチじゃないかしらん。
この礼拝堂に名を冠しているのは聖エルドラドさんと聖ニコラさんのお二方。
前者は9世紀にこの地で生まれ、色々と善行を積んで(おい、この端折った書き方はなんだ!)この修道院の院長になった人。
後者はあのサンタクロースのモデルとなった方。バーリのドゥオーモもこの聖人を冠していたなぁ。バーリのドゥオーモにはトルコから持って来た(穏やかな言い方をしている)聖ニコラの聖遺物があるのだが、のちにフランスの十字軍がその一部を持ち帰り(これも穏やかな言い方)、道中さらにその一部をこの地に残した・・という由来らしい。 -
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
堂内に入ると写真のような世界が広がる。事前に知ってはいてもやはり「わぁ・・」と声が漏れる。ガイドさんが点けてくれた明かりと小さな窓からの日差しでフレスコ画がはっきり見える。
後陣に描かれたアーモンド型の光背と玉座に座るイエスがまず目に入った。パンクラトールと呼ばれ、ビザンチンの影響が色濃く残るスタイルです。 -
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
地色の濃い緑も人の姿も鮮やかに残っている。
この礼拝堂のフレスコ画は、11世紀から12世紀初めに描かれたそうだが以来一度も修復されたことがなくオリジナルのままだそうだ。
少なく見積もっても900年以上この状態を保っているわけで、信じられない思いがする。この地の気温や湿度、礼拝堂に入る適度な隙間風がフレスコ画を守ってきたんだとかーーー。 -
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
天井の中心には主を表す白い鳩。
4つの区画には聖エルドラドの物語が描かれている。
畑で働く、財産を売り払って(彼は裕福な家の出身)巡礼者になる、修道士になる(茶色の衣装を与えられているところ)、この修道院と彼、、
を表しているそうです。 -
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
こちらは聖ニコラといえばサンタクロース、貧しい人にお金を施すお約束の場面です。とても入れやすそうです。 -
<ノヴァレーザ修道院・サン・エルドラド・エ・サン・ニコラ礼拝堂>
同じく聖ニコラ。
これがよく分からないのだが、サイトの解説をグーグル翻訳さんに訳してもらうと、
金曜日には教会の教えに忠実であるために、母親の授乳を拒否したというエピソードらしい。なんで??そうなの??可愛げがないぞ~~。 -
礼拝堂ではガイドさんは見学者を見守りつつ質問があれば答えるといった風で、それぞれ自由に写真を撮ったり歩いたりできました。
急かされることもなく、楽しく美しい世界をゆっくりと楽しむことができました。
やって来てよかったなぁ!
この美しい礼拝堂を教えてくれた友人に感謝です。
頃合いを見計らってガイドさんが礼拝堂を閉じ、みんなで来た道を戻って門を出たところで流れ解散となりました。
スタートが遅れたので終了も遅れ修道院を出た時は11:30近かったと思う。
ノヴァレーザの集落に続く道を歩いて行きます。 -
<ノヴァレーザ修道院>
振り返ると修道院の姿。 -
清流にかかる橋を渡ります。
-
ノヴァレーザの集落。
とても感じのいい町並み。
多分バール兼レストランが2軒あるだけの小さな町で、バス停近くのバールでは「バスの切符はない。もう一軒へ行け」と言われた。イタリアあるある・・
そのバールをなぜか見つけることが出来なかった。友人の「多分バスで買える」という意見を信じて、元のバールに戻って時間をつぶす。 -
<ノヴァレーザのバス停>
後ろにある建物はトイレと水汲み場。自転車乗りさんにも格好の休憩場所になっている様子。ここはスーザ~ノヴァレーザのバスの折り返し地点でもある。
バスは定刻少し前にやって来ました。 -
友人の言う通りバスでチケットを買えました~!
片道1.9ユーロ。
12:45にノヴァレーザを出発し13:00前にスーザ駅前に到着です。
スーザはこの地域の中心的な街でドゥオーモやサボイア門、ローマ劇場跡などあるし、レストランなども数があるようだった。
歴史があっていい街だよとタクシーの運転手さんも勧めてくれた。
しかし・・なんとなく「まぁいいよね」という気分でスーザ観光はせずそのままトリノに戻ることに。
そうと決めたら忙しい。トリノ駅への電車は13:09発なのです。
鉄道駅に有人窓口はなし・券売機は有り。おばちゃん達は隣接するバールで電車の切符を買いました。 -
翌日の日曜日、朝早くからおばちゃん一人でアオスタへ日帰り遠足です。
トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅7:30発
イブレア駅(ここで乗り換え)8:31着、8:46発
アオスタ駅9:48着
電車代は9.45ユーロ、素晴らしい定刻運行♪イブレアでの乗り換えは跨線橋を使ってのホーム移動がありますがスムーズでした。
ちなみに・・トリノ駅では電車はアオスタ行きと表示されていたので乗り換えなしでラッキーと思っていましたが、やはり乗り換えは必要でした。 -
<アオスタ駅>
アオスタがあるヴァッレ・ダオスタ州はフランスがもうすぐそこ。
イタリア語とフランス語が公用語とされている。
クール・マイヨールという町が有名でモンブランやシャモニーなどへのアクセスがいい・・という非常にあやふやな知識しかないおばちゃん。
雪を頂いた岩山がすぐそこに迫っていてアルプスが近いんだなぁ感じた。 -
<アオスタ駅>
この町で生まれ育った人は、山の見えないロンバルディア(ポー)平原にあるような町に引っ越したら寂しく思うだろうなぁ。
そんな感傷をぶっ飛ばすような強風が吹き荒れていた。トリノから北に約100km、この日は気温も低く、ものすごーく寒く感じた。
おばちゃんはアオスタの大聖堂にある床モザイクとサントルソ教会のキオストロ(中庭の回廊)を見たくてやって来ました。 -
<エミレ・シャヌー広場と市庁舎>
街の中心的な広場、名前がフランス語っぽい。 -
<ドゥオーモの鐘楼>
調べると、
ドゥオーモは12:00~15:00が昼休みで入れない。
サントルソ教会は昼休みなし
とあったので、まずドゥオーモに向かいます。 -
<ドゥオーモ>
ファサード(正面)。
もともと4世紀頃にこの地に聖堂が置かれたが、現在の姿は19世紀に入ってからの物。そうだろうなというお姿。
入る前にドゥオーモ広場にあるバールでトイレタイム。寒いから暖かいカプチーノも飲んだ。トイレの快適性はなかなかだったがカプチーノが1.8ユーロもしてびっくり!カウンターで飲むカプチーノが1.5ユーロを越えるとは~~。 -
<ドゥオーモ>
それはさておき、白っぽいファサードの入り口を抜けて教会へ入る扉の上部の装飾が珍しくて可愛らしかった。入り口のアーチの上部「まぐさ」と呼ばれるあたりにテラコッタの人形達。
三角形の部分は聖母マリアの被昇天の場面、それを使徒達が見上げているのだそう。 -
<ドゥオーモ>
中に入るとミサの時間のようだった。が、何か感じが違う。
人が溢れんばかり、中でも白っぽい衣装で着飾った子供達が多く目立つ。
入り口の行事表で確認すると、この日この時は初聖体拝領(Prima Comunione)の儀式が行われていたのだった・・・あぁ。
門外の徒だから詳しくはないが、赤ちゃんの頃に洗礼を受けた子供達が10歳頃に改めて自分の意思でキリスト教徒になる儀式。神父さんが子供達の名前を一人ずつ呼んだりして通常のミサよりはるかに時間がかかるのだ。
う~~~む、モザイクは主祭壇の床にあるらしいので、接近するのは不可能だ。 -
<ドゥオーモ>
ドゥオーモの側面入り口近くにこのような看板が。
宝物館とフレスコ画見学の案内です。宝物館はともかく、フレスコ画見学はしたかったのだが・・・ -
<ドゥオーモ>
これから行かれる方のために時間表を貼っておきます。
宝物館は毎日15:00~17:30
フレスコ画は土曜日の15:00~17:30のみ。
天井裏に11世紀のフレスコ画が残っていて、土曜日の午後だけそこに上がって見ることができるとか。このことは事前に知っていたがノヴァレーザの礼拝堂やその他の都合を勘案して諦めた。。。 -
ドゥオーモはしばらく見学できそうにないので、サントルソ教会に行くことに。
ポルタ・プレトリア通りです。
日曜日でも開いているお店はかなりありました。
歩く人の姿もみな寒そうで・・・風が冷たいよ。 -
暖かそうなお店その1
イートインもできる食品店のようでした。扉の持ち手がかわいい。 -
暖かそうなお店その2
毛糸屋さん。毛糸や手芸用品だけでやっていけるとは凄い。このあたりでは編み物をする人が多いのかな。 -
<プレトリア門>
古代ローマ時代のものだが、まだまだ現役。
ここまで歩いていたポルタ・プレトリア通りはこの門をくぐるとサンタンセルモ通りと名を変えます。 -
<プレトリア門>
門をつなぐ部分には飲食店が入っていたり、反対側にはアオスタのツーリスト・インフォメーションがありました。 -
<サントルソ教会>
プレトリア門を抜けてやって来ました。
だが、しかし!!こちらでも初聖体拝領の儀式が行われていた・・・
多くの信者がひしめいて祭壇が見えないくらい、そして香炉をブンブン振り回したのかとても煙い。はぁ・・・
ため息ついでに後日わかった事を備忘録をかねて書いておく。
この教会は11世紀に建てられたが15世紀末に天井の下にもう1つ新たに天井を作ったため、天井付近のフレスコ画が隠れてしまっている。誰かに頼めば(今後調べます)天井裏に上がってそれを見せてもらえるそうだ。ドゥオーモのフレスコ画ツアーと同じようなものなのだろう。
今更だが見たかった・・・ -
<サントルソ教会>
おばちゃんにとって幸いなことに、中庭を囲むキオストロ(回廊)への入り口は別にあった。教会の正面を見て右側にあります。 -
<サントルソ教会>
こじんまりとした回廊で、柱の数や太さはバラバラなのだがロマネスクの柱頭が楽しめる。しかも全体的に低いので近くに見ることができて嬉しい。 -
<サントルソ教会>
左側の文字がヤコブと読めるので、天使と格闘するヤコブの場面だと思う。
仲良しな雰囲気しか感じないぞ。
この回廊にある柱頭は黒い塗料を塗られていたようだ。ところどころ剥げて石の地色が見えているものが多かった。 -
<サントルソ教会>
何かを咥えている・・・山羊? -
<サントルソ教会>
おばちゃんでもはっきりわかる「降誕」。ミイラ巻きのイエスをロバと牛が覗き込んでいる。 -
<サントルソ教会>
エジプトへの逃避の場面。ロバの顔が大きすぎ、でもかわいい。 -
<サントルソ教会>
キオストロを見学しても初聖体拝領の儀式は終わっていなかった。
ならばとまたドゥオーモに行ったら、そこも終わっていなかった。
またまたサントルソ教会にやって来たら、儀式が終わって人々が退出し始めていたのでやっと内部を見学できました。この教会には障壁(信者席と祭壇を区切る三連アーチの物がそれ)があるんだね。
しかしまだ煙いぞ。 -
<サントルソ教会>
主祭壇の床、一箇所にガラスがはめ込まれていて下にある床モザイクを覗きこむことができます。
「ライオンを退治するサムソン」です。ガラスに明かりが反射して残念・・・
このモザイクは12世紀あたりのものと考えられていて、その後教会を改修する時に新しい床で覆われてしまったのだろう。発見されたのは1999年だそうで「つい最近だね」と思ってしまう昭和のおばちゃん。他にもモザイクあるんじゃないかなぁ、それも見たいなぁ。
(モザイク目当ての方へ、これだけです!) -
<サントルソ教会>
キオストロでは儀式を終えた子供達が神父さんと記念撮影をするようだ。
寒くても子供達は元気にはしゃいでいた。白のワンピースとタイツの女の子たちが愛らしい。比べると男の子は白い大きな襟のようなものだけでお手軽だね。 -
<プレトリア門>
2時間の間に行ったり来たり、この門を何度くぐったことか・・・
この日3度目のドゥオーモに向かうよ!
この時点でもう11:30。通常12時に閉めてしまうらしいが今日はどうだろう?
「モザイク見せて~~っ!」 -
<ドゥオーモ>
主祭壇にいる儀式を受けた子供達を激写するご両親親類縁者の皆様。
家族の元へ向かう子供達と入れ替わりにおばちゃんは前に進みます。
内陣の左右に主祭壇に近づけるよう階段がありました。(この日は右側は立ち入り禁止でした) -
<ドゥオーモ>
これ!このモザイクを見たくてやって来ました!
12世紀以降の改築の時に製作されたと考えられているそうだ。1年の寓意を表現した床モザイクで円の中心に「一年さん」が「太陽」と「月」を持っています。
その「一年さん」を囲む小さな12個の円が「各月さん」です。
それぞれの月を象徴する行事や労働を描いていて・・・ -
<ドゥオーモ>
例えば両手に何かを持っている絵(中央)は1月を表しています。古いものと新しいもの、あるいは閉まる扉と開く扉を同時に持っています。
その下の絵は2月で火に当たっているところ。寒いからね(←おばちゃんの感想) -
<ドゥオーモ>
3月は剪定作業。
床モザイクを左後ろの離れたところから覗き込んでいるので、逆からしか見ることができない。写真はうまく撮れないし肉眼でもよく見えない月もあってもどかしい。正面から、いやせめて右側からだけでも(階段はあるのだから)見ることができたらなぁ・・・ -
<ドゥオーモ>
そして円の外側の4隅の絵は、天国に流れる4つの川をそれぞれ表しているそうだ。 -
<ドゥオーモ>
堂内ではあちらこちらで記念写真撮影をしていて、フラッシュもバシバシ焚かれていた。祭壇の正面階段を大胆に使って集合写真を撮るツワモノ達が写っているが、その家族の後ろに回り込んでモザイクを正面から見る勇気は出なかった。。。
手前にもう1つモザイク。ちょうどおばちゃんの足元あたりになる。 -
<ドゥオーモ>
このモザイクもすごく愉快でかわいい!
だがしかし奥の方はちゃんと見えない(涙)。普段の日には反対側の階段にも上がれるのだろうか。切ないなぁ。
川や不思議な動物(怪物)達が描かれているようだ。手前の川はチグリス川みたい。じゃぁ反対側にはユーフラテス川があるのか??? -
<ドゥオーモ>
オウム頭に蛇のような尻尾の怪物。
キリンのような上半身に太った魚の下半身、しかも横縞。
亀の甲羅を着けた鳥??
どれもかわいい。 -
<ドゥオーモ>
左側はなんだろう?夢見る乙女のような仕草ととぼけた顔がおばちゃんの好み♪ -
<ドゥオーモ>
文字からキメラだとわかる。
ギリシャ神話のキマイラが元になっているのだろう。
キマイラはライオンの頭にヤギの胴体そして毒ヘビの尻尾を持つ生き物だが、このキメラは猛犬にインパラの頭って感じ。どうせ顔が2つあるならインパラは後ろを見ればいいのにね。
おばちゃんのキメラのイメージはハゲワシの顔+Uの字の体に羽がついたモンスター。そう、昔ドラクエをやり過ぎたせいです。 -
12時を過ぎると人が少しずつ立ち去って「さあさあ閉めますよ~」というムードが濃厚になって来た。
本当に短い時間しか見ていられなかったし、絵柄がわからない部分がたくさんあったし、何か絵葉書や資料を売っているかもわからないままスゴスゴと退出。
寒風吹き荒ぶ中、通りを行ったり来たりした割には「やり残した感」いっぱいでグッタリ・・・
ドゥオーモの横に州立考古学博物館がある。係員に中にモザイクの展示があるか尋ねると「ない」とのこと。
この博物館に加えて古代ローマ劇場やその他色々、見るものがあるのは承知だが、「今はこれまで!」 -
今回は下見だったことにして(←なんの言い訳?)トリノに戻ることにしました。
「次は土曜日の午後を含めて一泊する。それまでにサントルソ教会の屋根裏のことも調べておく」とノートに書いています。
次っていつだろう?
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この旅行記へのコメント (2)
-
- PuellaApuliaeさん 2019/06/04 22:48:57
- 行きたい見たい、しかーし・・・
- cokemomoさま、続編お待ちしておりました。
ノヴァレーザ修道院のフレスコ画、素晴らしいです。これは感動しますね。行きたい・・でもこの面倒さは何でしょう。世俗の者に余り来て欲しくないのかな・・。
トリノは大都会ですが、ちょっと離れるとこの州は交通機関がやや不便ですよね。私も行き損ねが多々あります。
このあたりの渓谷は実はワルド派が多かったところなのですが、こんな修道院も残っているんですね-。驚きです。
そうそう、私のプロフ写真はご指摘のようにムッジャの大聖堂です。ファサードの曲線がオストゥーニの大聖堂みたいで気に入っています。
- cokemomoさん からの返信 2019/06/05 15:07:06
- Re: 行きたい見たい、しかーし・・・
- Fiorenzaさん、こんにちは~。いつもありがとうございます!
サン・エルドラド礼拝堂のフレスコ画は本当に良かったです。ノヴァレーザまで行って良かった~と心から思いました。修道院にはショップもあるくらいなので拒否ってこともないでしょうけれど公共交通機関でと思うとえらく面倒になるんですよね。多分あの朝も車じゃなかったのは私たちだけです・・
ワルド派は知らなかったので少し調べてみました。縁が深い地域だったんですね。それを知ると余計に「よくぞ残ってくれて」という気持ちになります。
ピエモンテにはまだ気になる物件がいくつか残ってるのですが、おっしゃる通り交通機関がちょっと不便なところが多くて、さらに見学できるのが土日だけ、金土日の半日ずつ、第1、3日曜日の午後だけ・・というところがあって、1週間と少しの旅行では「土日が全然足りない」状態です。
見学者が少ないのだろうから仕方ないんですけどね。
やっぱりムッジャのドゥオーモでしたか。オストゥーニ?と写真を確認してなるほど納得です。オストゥーニのドゥオーモって他の建物が近すぎて全景が撮れないんですよね。
北のフリウリもまた行きたいし、プーリアはいつでも行きたいし、しかしどの州も行きたいわけで困ったものです。
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旅行記グループ 2019年春、おばちゃん北伊古寺巡礼入門
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