2018/11/14 - 2018/11/23
5位(同エリア135件中)
cokemomoさん
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- 旅行記83冊
- クチコミ7件
- Q&A回答4件
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マテーラからカステル・デル・モンテを見てトラーニへとやって来ました。
どちらもずっと憧れていた場所です♪
しかしながら、いつもながら、おばちゃんの旅行は滑った転んだが付き物で今回も軽くつまづいております。大怪我しなくて何よりでした。
11月14日(水)成田空港~チューリッヒ経由でローマ・フィウミチーノ空港へ
ローマ・テルミニ駅からナポリ中央駅へ (ナポリ泊)
11月15日(木)サンタンジェロ・イン・フォルミスとナポリ市内(ナポリ泊)
11月16日(金)ナポリからイタロ(鉄道とバス)でマテーラへ(マテーラ泊)
11月17日(土)マテーラ、原罪のクリプタ(マテーラ泊)
11月18日(日)マテーラからカステル・デル・モンテそしてトラーニ へ(トラーニ泊)
11月19日(月)トラーニからバーリへ(バーリ泊)
11月20日(火)バーリからルーヴォ、ビトント(バーリ泊)
11月21日(水)バーリからローマへ(ローマ泊)
11月22日(木)ローマからミュンヘン経由で羽田へ
11月23日(金)羽田空港着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
プーリア州に行くのは3度目です。前2回とも行きたいと思いながら先送りにしていたのがカステル・デル・モンテとトラーニの街でした。
トラーニの大聖堂の鐘楼の修理も終わっているし、そろそろ行こうではないか!
しかし南イタリアで常に頭を抱えるのは交通機関の不便さである。そしてこの日は日曜日で不便さにさらに拍車がかかる・・・さらにカステル・デル・モンテに行くバスはオフシーズンに入って休業です。
地図を眺めるおばちゃんの心に「車使えば半日で楽勝じゃん。時は金なり、金は力なり。時間を買うんだよ」と悪魔が囁きます。
「いや、でも、もったいないよ。春になればバスだってあるんだし。贅沢すぎるよ」と堅実なおばちゃんが抗ってはみたものの、
「春は北に行きたいんでしょ?75kmの位置まで来てるのに先送り?ビトントやトラーニと一緒にエリアの宿題を片付けるべきじゃない?この先何があるか分からないのに?」
ーーーうだうだ悩むこと一週間ーーー
おばちゃんは立ち上がりました。
「車だ!運転手を探せいっ!!」
堅実なおばちゃんが「バーリのホテルは安いB&Bに変更しようね」とため息をつきました。 -
<カステル・デル・モンテの駐車場>
アーモイタリアの佐藤さんを通じて車をお願いしました。
https://amoitalia.com/matera/taxi.html
長時間の移動になることから、コースを事前にしっかり伝えられること、料金が明確なこと、さらに運転手さんが日本人に慣れている方がいいだろうと考えました。見積もりはおばちゃんの想定額とほぼ同じだったのでお願いしました。
運転手のジャンヴィトさんはとてもいい方で、楽しくタメになるドライブだったのでお願いしてよかったと思ってます。
お願いしたのは
9:00マテーラのB&Bに迎えに来てもらう
(約75km)
10:10カステル・デル・モンテで約1時間の待機
(約35km)
11:50トラーニのホテルで下車
240ユーロでした。 -
<カステル・デル・モンテのすぐ近くにあるバール兼タベルナの入り口という意味のない写真>
マテーラからカステル・デル・モンテ、トラーニと道中の写真が一枚もありません。良い風景の中を走ってきたのに、おばちゃんは写真どころではなかった。
拙いイタリア語でジャンヴィトに挨拶して出発すると「イタリア語話すんだね?」と尋ねられ「勉強中なの。でも難しい。特に話す機会は日本では少ない」と雨だれ式に答えたら~~
親切で面倒見の良いジャンヴィトはイタリア語個人レッスンの講師と化したのでありました。ゆっくりと聞き取りやすいように話してくれ、おばちゃんの言葉を聞き、間違いを直してくれ、単語を教えてくれ、慰め励まし、イタリア語を聞き取りやすいミュージシャンを勧めてくれました。おばちゃんはノート片手に「あ、そうか」なんて。
遠くの丘に白くカステル・デル・モンテが見えた時もカメラは間に合いませんでした~~。
楽しかったけれど脳みそは煮えました。 -
<カステル・デル・モンテ>
ぺったりと平らな土地が続くこの辺り(ムルジャ平原)で唯一の丘にたつ城です。
言わずと知れたフリードリッヒ2世が建造させたこの城(1240年頃)は、その美しさと独特な構造で有名です。外壁も内壁も中庭も八角系、8つの角に作られた塔も八角系。こだわるなぁ・・・
フリードリッヒ2世ファンとしてはいつか「行かねばならぬ」城にやっと来ました。
この城が何のために建てられたのかは謎のまま、鷹狩りの時の居住という説が通っているようですが(ジャンヴィトもそう言っていた)、フリードリッヒ2世が1250年に亡くなるまでの間に使われたかどうかも不明だそうな。
何にしてもカステル・デル・モンテは美しかったです。
金沢百枝「イタリア古寺巡礼」では「イスラーム直輸入の数学と、シトー会の精緻な建築技術を駆使して造られた知の結晶」と表されていました。
あぁ、さすがフェデリーコ2世だわ(←ばか)。 -
<カステル・デル・モンテ>
さっさと入場すれば良いものを、まずはぐるりと一周。 -
<カステル・デル・モンテ>
駐車場から入ってすぐ見える面(2つ上の写真)の反対側が見学者の入り口です。
入場料は10ユーロ。チケット売り場は入り口を入ってすぐのところにありました。
いよいよ中に入ります♪ -
<カステル・デル・モンテ>
まずはショップです。(内部は巡回できるので帰りでも買えます♪)
書籍からマグカップまで色々なものがありましたが、おばちゃんは特に欲しいものがなかったので何も買わず。 -
<カステル・デル・モンテ>
15ユーロで売っていたTシャツ。
この絵は局地的に有名で、フェデリーコ二世と愛妾ビアンカ・ランチャの仲睦まじい様子の絵です。プーリアのジョイア・デル・コッレという美しい名前の街に彼女ゆかりの城が残っています。フェデリーコ二世に不義密通を疑われたビアンカはこの城に幽閉されました。彼女は身の潔白を示すため自らのおっぱいを切り取ってフェデリーコ二世に送ったなんて壮絶な話も伝わってるのですがーーー。 -
<カステル・デル・モンテ>
中心の八角系の建物は吹き抜けで中庭のような空間になってます。カッコイイです。 -
<カステル・デル・モンテ>
見上げると八角系に切り取られた空。
おばちゃんの撮る写真は相変わらずのクオリティである。
真っ青な空を切り取るはずが見事な曇天!でも雨でなくてよかったよ。 -
<カステル・デル・モンテ>
サラミの断面のような石材とフェデリーコ二世。サラミ感を出している赤紫の石、この色は古代ローマ以来皇帝の色とされていたそうだ。 -
<カステル・デル・モンテ>
こんな色の石材ってあるのだろうか?着色かなぁ、、? -
<カステル・デル・モンテ>
周辺の八角形の建物は上階に上がることが出来ます。窓の手前に座るのにちょうど良い石が。彼も在りし日にここから自分の領土を眺めたに違いないーーのでおばちゃんももちろん座りました! -
<カステル・デル・モンテ>
ちょっと無粋な景色の写真ですが・・・
赤い屋根の建物がトラットリア兼バール、ジャンヴィトが車を停めた駐車場があります。白いテントはお土産屋さん。この後団体客を乗せた大型観光バスがやって来ました。 -
<カステル・デル・モンテ>
暖炉かな、本当は全然違うかもしれないが、石作りで底冷えのする城の中では暖を取る設備は絶対必要だと思う。円錐形の煙突がイスラムっぽいな~。トプカピ宮殿でこんな形の煙突を見たことを思い出した。
フリードリッヒ2世はアラビア語ができ、シチリアでイスラム教徒と身近に接してその文化を理解し敬愛していたというので尚更そう思ったのかも。 -
<カステル・デル・モンテ>
上階から八角形の空間を見下ろす。
本当にスッキリあっけらかんとした空間だ。ドローンがあったら真上から八角系の写真が撮れるのに。 -
<カステル・デル・モンテ>
ほんの少し、床に装飾の跡があった。 -
<カステル・デル・モンテ>
13世紀に建てられた城は、今でもモダンで美しくカッコイイものでした。
ひっそりと静かに哲学的な何かを考えているようでもありました。
フェデリーコ二世は「王座上の最初の近代人」と評されることもある。この建物でもそれを納得してしまう。
そしておばちゃんとしては「ただ作ってみたかったんだろうな」と思いました。
来ることができて本当に良かったです!
さあ、ジャンヴィトの個人レッスンとともにトラーニへ向かいます。 -
<トラーニの大聖堂>
予定通り到着しジャンヴィトの車を降りました。
アドリア海に面したこの街にやってきても天気は冴えず冷え込んでいます。
それもそのはず、この数日はバルカン半島の方から冷たい風がずっと吹き付けていてプーリア州は凍えていたのだーー、、
曇天と灰色の海も風情があるけど、やはり一度は青い空と海を背景にこの大聖堂を見たかった。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
大聖堂の隣に瀟洒なホテルがあり、いつかトラーニに行く時はこのホテルのバルコニーから日がな大聖堂と海を眺めてみたいと憧れてました。車代を奮発した、ついでに「やっちまえ」、泊まることにしたのです。
希望通りの部屋で、入口の上のバルコニーの部屋に泊まりました。(この写真は夕方に撮りました) -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
すっきりとモダンな部屋です。このホテルを知った時はもっとクラシックな(古びた)感じの部屋だったので、最近改装したのだと思う。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
おかげで水回りは新しく快適です♪
湯沸かしポットがなかったことが残念。スリッパや厚手のバスローブがあったけど、おばちゃんにはポットの方がポイントが高いのだ。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
この一泊だけはおばちゃんのバルコニー!
一泊朝食付きで150ユーロ。今回の旅行で一番高いホテル代となりました。 -
あぁ寒い。十分な寒さ対策を怠った自分が悪いんだけどさ。
海っぺりに立つ大聖堂とホテルには遮るものとてなく、雨まじりの冷たい風が遠慮会釈なく吹き付けてくるのでした
しかしバルコニーに出なければ損である、勝ち負けで言えば負けである。
おばちゃんは厚手のバスローブにくるまっては何度もバルコニーに出ました!ま、しかしながらバスローブは防寒着ではないのだよ、、 -
ホテルに荷物を置いたら、海辺の道を少し歩いて
-
猫を追いかけて
-
<オンニサンティ教会>
後陣が海に面している小さな教会、12世紀のロマネスク様式のものです。
正面に回ってみよう。 -
<オンニサンティ教会>
がーーん、、、開いてない!
事前に調べて土日の9:30~12:30なら開いている(かも)ということで、急いで来たのになぁ。
道路に面した鉄の門扉から教会の入り口はポルティコになっている。教会内に入れなくても、せめて入り口近くの柱の柱頭彫刻を見たかった、残念。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
大聖堂も昼休みに入っているので、おばちゃんも昼食をとる事に。
ホテルのレストランは評判が良いようなので(便利だし)フロントに頼んで席を予約してもらいました。
メニューを持ってくるよう頼むと「今日はない」。は??
前菜は生魚のカルパッチョと言うが、おばちゃんは旅行中に生の魚や貝は食べたくない。他に出来るものはないか尋ねると厨房に尋ねてくれ、結果がこちら。
「蒸した塩タラとなにか」 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
プリモ(パスタ)も告げられたものは好きでなかった。
前菜と同じことを繰り返して、ショートパスタに落ち着く。
おばちゃんは機嫌が悪くなった。仮にもホテルのリストランテでこの対応はないだろう。この日、レストランの半分以上を使って盛大な会食パーティーが催されていたため、一般客には手間も気もつかってはいられないという雰囲気だった。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
こんな事ならチェックしておいた街中のトラットリアに行けばよかった・・・
そんな風に思いながら食べるご飯はイマイチ君である。
(が、写真のデザートのピスタチオのセミフレッドは美味しかった)
さらに会計で少し揉めた。
伝票を頼むと不機嫌な女性係員は「お部屋につけておく」と持ってこようとしない。
「それでいいけど、サインいるでしょ?」
「部屋につけるから」わかってないの?オバハン?って感じを出してくる。
「明日まとめて払うけど、いくらなのか知る必要があるでしょ」と強く言うと渋々持って来た。35ユーロ。自分のノートに35とだけ記入して伝票を返してしまった。
トラーニ、なかなか波乱の幕開けである。 -
食後の散歩がてら駅まで行ってみることにした。
車で大聖堂前広場=ホテルまで来てしまったので、街の感じや駅までの道が分かってない。明日は駅まで歩き電車でバーリに向かうつもりなので偵察です。
感じのいい通り。 -
日曜日なので閉まっているお店は多いが、適度に賑やかないい街だという気がした。次にトラーニに来るときは大聖堂と海にこだわらず、このあたりに泊まるのが便利でいいかも。
海まで歩いても大した距離じゃない。 -
<トラーニの大聖堂>
16:00になったので大聖堂へ。
正面の入り口は閉まっていて、クリプタに続く下の入り口から入る。
入るとすぐにこのような注意書きポスターがあり、写真撮影はダメだとわかる。
数年前までは写真OKだったのに~~。
見学客の様子を見ていると稀にスマフォやiPadで写真をそそくさと撮っている人はいた。「カメラじゃな~い」「携帯電話で話してるんじゃな~い」って頓知か? -
<トラーニの大聖堂>
外観も美しいが内部も美しかった。天井が高く大アーチと小アーチが連なっている。
主祭壇の近くには床モザイクが少し残っていた。
鐘楼に登ることにして(5ユーロ)上階に上がり、振り返ってこっそりと1枚・・
写真中央に見える緑色のドアは、もともとは聖堂正面入り口のものでビザンツ風の浮き彫りが有名です。実際の入り口にはレプリカが取り付けられていました。 -
<トラーニの大聖堂>
鐘楼のアーチ窓の柱にも柱頭彫刻。 -
<トラーニの大聖堂>
上階に進むにつれて窓は大きく柱は増えていく。 -
<トラーニの大聖堂>
紫色に染まったトラーニの街が見える。
鐘楼を降りて堂内に戻って青銅の扉を眺めていると、おじさんに声をかけられた。
「大聖堂は気に入ったか?」
「はい、とても美しいですね」
「教会が好き?」
「中世美術・・古い教会が好きです」 -
おじさん改めオヤジはさらにこのような事を言うのだ。
「近くに古くていい教会がある。とても重要な教会でキレイなフレスコ画もサン・ニコラのお墓もあって、クリプタも見せてあげるよ。5ユーロで案内するよ」。
クリプタ!ロマネスク好きにはなんと甘美なる言葉。
クリプタというのは地下にある聖堂で古いものが多い。教会がゴシックやバロック様式でもクリプタには古い床モザイクやフレスコ画、ロマネスクの柱頭彫刻の柱が林立してたりするのだ。どんなクリプタなんだろう?
怪しいよなぁと思いながらも、近い・古い・珍しいにコロリと負けた。
オヤジについて行くことにしたんである。
念のためにスマホで道中の写真を撮りつつ、「スマホ取り上げられたら終わりだな」。 -
古そうな教会に到着した。灯りがともっている。
入り口にオヤジの仲間3人がニコニコ顔で待っている。他に人はいないようだ。
「ありゃー、これダメだわ」瞬時に我にかえった。
案内オヤジに5ユーロ渡し「もう行くね。バイバイ」とダッシュでその場を去りました。もしかしたら、本当に素晴らしいクリプタがあったのかもしれないけど、「こりゃダメだ」の直感は大切だ。
おばちゃんの豊満な肉体が目当てーーなワケはないのでお金ですよね。
それが、オヤジ4人で楽しく飲める程度の金額だったのかそれ以上だったのかは不明のままである。
しかし、、おばちゃんはいいトシをして何をやっているんだか。
「知らない人について行ってはいけません」は5歳児だって知っている。
昨今人気の5歳児は何でも知ってるしね。 -
<トラーニの大聖堂>
大聖堂まで無事戻ってきました。やれやれ、5ユーロで済んでよかった。
古寺巡礼入門も大概にしなければ。こんな間抜けな話は恥ずかしくて人に言えやしないーー旅行記に滔々と書いておいて何を言う。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
おはようございます。昨夜は「古い教会詐欺」に引っかかってしまったおばちゃんですが、今日はどんな日になることやら。
ホテルの朝食は素晴らしいものでありました。
ケーキはどれもおいしそう、ヨーグルトはこだわりのものらしい瓶入り、さらにカットフルーツが彩りも美しく小皿に取り分けられています♪ -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
もう一つのカウンターには生ハムや卵料理、チーズもハードタイプの他にハーブ入りのリコッタやストラッチャッテラ(ブッラータの中のもの)にモッツァレッラと種類が豊富。
さすがいいホテルの朝食は素敵ね~。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
昨日の昼食時の不機嫌な女性係員とは打って変わって、可愛らしく感じの良い女性が一つ一つケーキの説明をして切り分けてくれました。
果物の真ん中オレンジ色のものはこの季節よく見かけるサボテンの実です。
細い三角形のピスタチオのタルトが大変大変おいしくて、ご機嫌な朝食となりました。 -
雲が重くたれこめる港は寂しそうです。
-
屋台の魚屋さんには美味しそうな魚が並んでます。このピンク色の魚、白身で脂が上品で美味しいんだよね、食べるところが少ないのが欠点。
ボラに似た魚に鯖、穴子なんかもいました。ここで暮らしていたら通ってしまいそう。 -
大聖堂の後ろ、防波堤が長く長く伸びてます。
相変わらず風は強いけど突端まで歩いてみよう。犬の散歩をする人が2、3人。お天気が良ければ絶好の散歩コースーーーというわけで、この堤防は犬の落し物がたくさんある、ご注意願いたい。 -
堤防から振り返ってみる港町。
-
<トラーニの大聖堂>
正面から見る姿も美しいが、後ろ姿はもっと美しい。後陣に高さがあるのでほっそりと洗練された姿に見える。側面のアーチ柱が優雅さを添えているようだ。
トラーニ産出の石はその時々で色を変える。今日は空に溶け出しそうな色。
青空の下白く輝く姿も見たかった、。って11月に来たくせに何を言う。 -
大聖堂に並んでいるのはカステッロ・ディ・トラーニ 。
こちらもフェデリーコ二世によるもの。生涯で200を超える城を手がけた皇帝なので、あちらこちらにある、ファン活動は大変である。
しかし今回はこの城に入る時間がなかったので、いつかの次回に。代わりと言ってはナンだが、バーリのお城には入るからね。 -
<トラーニの大聖堂>
再び大聖堂へ。昨夕は暗くてよく見えなかった持ち送りや、ファサードの彫刻を見ます。 -
<トラーニの大聖堂>
持参のミニ双眼鏡で眺めます。いるいる、かわいいねぇ。どれも少しずつ違っているので見飽きない。
もう少し低いところにあると助かるんだけど。 -
<トラーニの大聖堂>
角には、罰として見張り番をさせられているおじさん。これはキツイぞ。
イタリアのロマネスクらしく雑に作った感じが実にいい!
ものの本によれば、こうした苦行をすることで救済を得られるというメッセージを民衆に示しているという考え方もあるのだそう。 -
<トラーニの大聖堂>
レプリカの銅扉です。(本物は内部に展示されている) -
<トラーニの大聖堂>
青銅の扉の彫刻は作者がバリザーノとわかっている。
この巡礼者聖ニコラ(十字架を抱えてローマに向かう途中この地で倒れたギリシア人の若者)の像の足元に跪く自分の姿と署名を小さくだが入れているのだ。
謙虚なのか出たがりなのかーー後者に一票。
ちなみに大聖堂の正式名称はこの巡礼者聖ニコラにちなんで
「サン・ニコラ・ペッレグリーノ(巡礼者)聖堂」です。 -
<トラーニの大聖堂>
天使とたたかうヤコブ(下の部分)。その上にヤコブの梯子と続いている。それはちゃんと撮れてなかった…
天使の顔が風変わりであんまり可愛くないと思う。この脇柱の図象は「モワサックなど南西フランスの影響が指摘されている」と金沢百枝「イタリア古寺巡礼」に、同じようなことが池田健二「イタリア・ロマネスクへの旅」でも指摘されていた。なるほど~。 -
<トラーニの大聖堂>
からまる蔓草から逃げ出したいよぉ。 -
<トラーニの大聖堂>
おばちゃんの目には「雄山羊の開き」または「ガニ股悪魔」。 -
<トラーニの大聖堂>
聖堂を一回りしたところで、あら?上の正面扉が開いてる。しかも中から凄まじいモーター音が聞こえてくる。業務用掃除機を何台も使って掃除してるのかな。
そっと覗くと、なんと!天井の高い堂内をドローンが飛んでいた!! -
<トラーニの大聖堂>
3人組の一人がドローンを持ってます。
昨夕鐘楼に上る時お金を払った係のお兄さんに「カメラはダメでドローンはいいの?」と聞くと、テレビの取材だから特別というような話だった。なるほど。
お兄さんは「鐘楼に上ったら?」と言い出した。
「昨日もう上ったよ」
「もう一回上りなよ、今日は無料だよ」と。
そういうことは昨夕行って欲しかったな。 -
<トラーニの大聖堂>
さて、テレビの人はどこの国でも傍若無人のケがあるらしく、大きな音を立て大声で話しながらドローン以外の機材も運び込もうとしていた。係のお兄さんは対応に忙しいし、、これはチャーンス??
こっそりとやってしまいました。 -
<トラーニの大聖堂>
やっちまった2枚目は床モザイクです。下はアレキサンダー大王で、上はアダムとイブを誘惑するヘビの絵。
驚くほどオートラントにある聖堂の床モザイクと似ている。
このアレキサンダーは双頭のグリフォンに乗って、お肉を持った両手を上げている。
それを食べたいグリフォンは上へ上へと飛ぼうとし、結果アレキサンダーを乗せて飛んでいるという場面を表している。
これはおばちゃんの珍説ではなく「アレクサンドロス物語」にあるエピソードだそうだ。 -
<トラーニの大聖堂>
やっちまった3枚目。
失われた部分が大きいし、どんな絵だったかも分からなくて本当に残念。 -
<ホテル:Palazzo Filisio Regia>
思いがけず大聖堂で写真を(こそっと)撮れた。気分良くトラーニを出発しましょう。
ホテルのロビーではクリスマスツリーの飾り付けを始めるようだ。
チェックアウト、支払いの際に昨日の昼食代を見ると40ユーロになっていた。確認した時は35だったはず、、しかし伝票を見せてもらうと40になっていた。
故意というよりは、コペルトや水代の記入忘れを追加しただけのような気がするが、なんだか面白くない。
昨日の時点でちゃんと写真を撮っておけば、こんな微妙な気分にならなかったなあ。
「古い教会詐欺」に続く5ユーロの教訓であった。 -
<オンニサンティ教会>
駅へ向かう道すがらオンニサンティ教会の前を通ると、開いてる!
スーツケースを抱えて突進。 -
<オンニサンティ教会>
こじんまりとした教会だけど、灯りがともされた内部はとても美しい。
トラーニの石が光をやさしく反射させている。中に入ろうとして、神父さんの姿に気付いた。彼は勝負服とも言える(ホントか?)白い僧衣をまとい蝋燭に火を灯している。んん?
もしかしたら大聖堂にいた取材陣がこちらにも来るのかも。
大切な来客の前の来客(おばちゃんのこと)は迷惑なものであろう、会釈をして外から写真を撮るだけにした。 -
<オンニサンティ教会>
しかし外側の写真は遠慮せずに撮らせていただきました。
ロマネスクのお約束、植物にからまる人や動物。大聖堂のものと比べても遜色ないと思う。 -
<オンニサンティ教会>
欠損部分が大きいのがとても残念。どんな話が表されていたのだろう。
周辺のトンボ玉をつないだような彫刻も細やかで美しいから、余計に惜しく思う。 -
<オンニサンティ教会>
柱頭彫刻。天使の翼に両頬を挟まれて固まったおじさんがかわいい。
右の天使はドラゴンの口に剣を刺しているから大天使ミカエルなのかな?かわいいミニドラゴンだから気の毒、、、 -
カステル・デル・モンテからトラーニの一泊二日は、いろいろとあって「濃かったなぁ」と思う。
トラーニには他にもロマネスク教会があり、そのひとつは元はシナゴーグだったのだとか。「古い教会詐欺(推量)」オヤジと歩いているときにユダヤ人地区の表示を見かけたような気もする。もう一度トラーニに行ったらあの謎の教会を探してみよう!
そして青い空と海に立つ大聖堂を眺めよう。
でも「クリプタもあるよ」には要注意。
さあ、電車に乗ってバーリへと移動します。バーリでは2泊して一日はビトント、ルーヴォにロマネスク教会遠足です。
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この旅行記へのコメント (10)
-
- maroonさん 2018/12/25 21:40:08
- ロマネスク詐欺
- cokemomoさん
マテーラのレストランのおやじさんとの対決には大笑い。
でも、ロマネスク詐欺はちょっとハラハラさせられました。
海外にいると、妙な警戒心と気が緩む瞬間と交差しますね。
でも、ご無事で良かったです。
- cokemomoさん からの返信 2018/12/26 15:35:07
- RE: ロマネスク詐欺
- maroonさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
妙な警戒心と気が緩む瞬間・・・本当におっしゃる通りです!
時には警戒しすぎて、ただ親切だったかもしれないのに・・と後で気になってしまうこともあります。
このトラーニの件は案内で5ユーロと言っていたんだから親切とは違いますよね。
マテーラのオヤジさんのお店はよかったですよ。
最初はちょっと迷惑そうな顔でしたけど。
他のお店でもですが、旅行中に入るのは大抵初めてのお店だから、最初は緊張します。入ってしまったらもう引き返せないーー。
イタリアは夜お店が開くのが遅いですよねぇ。
それなりにちゃんと食べると時間もかかるので困ってしまうことも多いです。
お昼にちゃんと食べる方が身体にも気分的にもいいと思うんですが、お昼にお腹いっぱい食べると動くのが面倒になって昼寝→気づいたら観光する時間がなくなったということも多々あります。
今回のロマネスク詐欺は笑い話で終わって本当によかったです。
-
- mistralさん 2018/12/24 22:20:51
- 直感。
- cokemomoさん
こんばんは。
今年も残すところあと僅かとなりましたね。
先日は講座の急な休講のお知らせなどいただき、
ありがとうございました。
さて、マテーラからトラー二までの旅
良いこと、もしかしたら危なかったかもしれない?こと
満載で、中身も濃い旅行記でしたね。
道中、タクシーのドライバーさんとの個人レッスン
ひとり旅ですと、当然一人でお相手を務めなくてはならず
ぼんやりと揺られていくこともできず大変!
でも日頃のイタリア語のレッスンの成果が発揮できますね。
その国の言葉でやり取り出来ることが何よりなことと
思いますので、羨ましいです。
クリプタを見損ない、戻ってきた折のトラー二大聖堂のお写真、
夜空にスックと立ち、かっこよかったです。
cokemomoさんの心情も反映していたのかも。
旅していて直感は大切ですね。
自分の身を守るのは自身ですものね。
今回もロマネスクの可愛らしい生き物たち、
楽しませていただきました。
mistral
- cokemomoさん からの返信 2018/12/24 23:57:32
- RE: 直感。
- mistralさん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。
クリスマスの後は怒涛の勢いで一年が終わってしまいますね。mistralさんはどのようなクリスマスをお過ごしになったのでしょう。
私はイタリアで買ってきたパネットーネを食べてささやかに終わりました。
モモ先生の講座、めったにない機会だったのでご挨拶できなかったのが残念です。先生のツィッターを拝見すると退院されるようで、それは良かったです。
運転手さんとの個人レッスン、おっしゃる通り、一人じゃなく誰か一緒ならもう少し気楽に景色を楽しめたのに。
日頃のレッスンの成果なんて、とてもとても・・・恥ずかしくて。
あとから「こう言えばよかった」と反省することばかりです。つっかえながらノロノロと喋るので、運転手さんは聞くのも疲れたと思うのですが、その気配をおくびにも出さずありがたい限り。本当にいい方でした。
あのロマネスク詐欺教会の前からずっと早足で大聖堂を目指したのですが、細い通りの向こうにまず鐘楼が見えた時は本当にほっとして頼もしく感じました。かっこよかったです。
それでは、またー。
-
- tapiocaさん 2018/12/24 04:03:07
- ボーっと生きてんじゃねーよ!
- 古い教会に釣られて知らないオヤジについて行くなんて、チコちゃんじゃなくても叱りますよ~
とりあえず事なきを得て良かったです。何ならむしろネタが出来て羨ましいとさえ思ったり。
トラーニ大聖堂、高いところも可愛いのがいっぱいいますよねー。私もミニ双眼鏡持参で頑張って見たけど、ホント、もうちょい低ければいいのにと思ったものでした。誰に見せるためにあんな高いところに作ったんでしょうね。
波瀾万丈?のビトント・ルーヴォ編も楽しみです!
- cokemomoさん からの返信 2018/12/24 23:37:57
- RE: ボーっと生きてんじゃねーよ!
- tapiocaさん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。そして何よりも適切なツッコミを頂戴しまして感謝です〜。
いやはや、ぼーっとしてしまいました。
この年齢になると見目麗しいイタリア男性(ぷっ)には1mmも心は動かないのに、クリプタ、フレスコ画という言葉だけでコロリとは・・・随分遠くに来てしまったと感じます。
tapiocaさんもミニ双眼鏡持参なんですね。ほんと高い所にいますよねぇ。自分の実力を忘れて「いいカメラがあればもっと良く撮れるのに」と思ったりして、危険な誘惑と戦っています。
ロマネスク詐欺(未遂だけど、、5ユーロ払った時点で未遂ではないのかしら)に比べれば小粒ですが、ビトントの聖堂で「なんて日だ!」とお笑い芸人のように呻きました。
それでは、またー。
-
- マリアンヌさん 2018/12/24 02:10:54
- 危機一髪
- cokemomoさん、再び~
カステルデルモンテ、トラーニ懐かしいなと拝見しました。
トラーニ2度行きましたが、鐘楼には登れていません。
タイミングがあるんですよね。
オニサンティも覗けたなんて羨ましい。私は柵の隙間から写真とるのが精一杯でした。ちょっとあったけど、ホテルも奮発しましたね。
が、何といってもロマネスク詐欺、私も気をつけなくちゃ!
クリプタ・フレスコなんて聞いたら行ってしまいそう。
夜、オヤジ仲間…危ないとこでしたね。
Chiesa San Giacomo私もチェックしちゃいました。歴史深い地区ですからね。
良さそうな教会です。
私が中に入れなかったルーヴォとビトント、楽しみにしています。
マリアンヌ
- cokemomoさん からの返信 2018/12/24 23:25:45
- RE: 危機一髪
- マリアンヌさん、こんばんは。
こちらにもコメントをありがとうございます。
ロマネスク詐欺、ぴったりの言葉ですね。古い教会詐欺より語感もいいし、これからは私もそう呼びます!
〜ってこんな事はもうない方がいいんですけど。
ロマネスク詐欺を仕掛ける方としては、カモを見つけるのは簡単ですよねぇ。マリアンヌさんも同じだと思うのですけど、普通の見学客よりも長〜〜く教会にいて、首を休めながら上の方を見てうろうろ、床モザイクを探して俯いてそろそろと歩くとか・・・
でも本当について行っちゃうマヌケは私くらいです。
サン・ジャコモ教会、落ち着いてネット上の写真で見ると良さそうですよね。トラーニは大聖堂だけじゃなく、歴史のある、興味を惹かれる地区があるんですね。シナゴーガ通りという名前一つでもそれを感じます。
私もまた行って、今度は市街地にある小さな教会など尋ねてみたいです。もちろんアレも。
その時は分相応なお宿にして、気取らない美味しいお店でご飯を食べます。
憧れのホテルは「気が済んだ」という感じです・・・
それでは、またー
-
- PuellaApuliaeさん 2018/12/23 01:23:51
- 私もついていったかも・・
- cokemomoさま、こんばんは(今深夜です)
フェデ様のお城巡礼、はまると次々に行きたくなりますよ。私は行きやすいところはほぼ制覇したのであとは面倒なところばかりになりました。しかし大先輩のP様とS様にはまだ及ばないのです。難関は死没地でして・・。
カステル・デル・モンテは私もただ建てたかったのだろうなと思います。どう見ても軍事的な意図ではないですもんね。後に子孫達の牢獄として使われたというのは悲しい話です。
教会あるよ詐欺(?ひょっとして追いはぎ?)、これは笑えません。私も引っかかったかもしれません。もちろんぎりぎりで我に返って駆けだして逃げると思います。その教会はどれでしょう。地図でみると何となく聖クレア教会という英語表示があるところでしょうか。クレアってイタリア語で何だよと思ったらなーんだ、Chiaraなんですね。
寒々したトラーニ。私は真夏にしか行かないし、写真で見るのは夏の太陽の下での姿ばかりなので、冬空の大聖堂は新鮮でした。
ホテル・レージャのバルコニーの部屋は私も泊まっています。改装前だったのでレストランはまだありませんでした。ホテル併設レストランはやはりイマイチのようですね。港付近の店はおいしいところばかりでした。
ではビトントとルーヴォのアップをお待ちしています。Ci vediamo dopo!
- cokemomoさん からの返信 2018/12/23 23:41:21
- どこの教会だったか分かりました。
- Fiorenzaさん、こんばんは。
いつもありがとうございます♪♪
Fiorenzaさんでもついて行ったかも、に救われる思いですよ~。ガイドブックなどに載ってなくてもイイモノがあるという経験をすると、ついつい・・・です。
あれはどこだったのか、今更ですが真面目に調べました。道々撮った写真のvia s.martinoの表示と途中でebraicoという単語を見たという記憶でシナゴーガ通りこの二つからストリービューで辿って。
え~、Chiesa San Giacomoでした。写真をあれこれ見ると確かにフレスコ画があるしクリプタらしきものの写真もありました。夜の暗さとオヤジグループと猜疑心でちゃんと見えてなかったけれど、昼間の写真を見ると「あら、悪くない」。
今度トラーニに行ったら昼間普通に見学に行こうかな(案外開いてなかったりして)と思います。
その時はあの夜のことを思い出して苦笑いがこみ上げそうです。
フェデリーコ2世のファン活動ーー次はメルフィかなぁ。公共交通機関利用でロマネスクやモザイクもとなると、本当に進まないです。先日レンタカー利用で縁の地をという方がQ&Aにいらっしゃいましたね。羨ましかった~。
トラーニのホテルはレストランのせいで随分印象が落ちてしまったんです、朝食だけにしておけば良かったです。
そういえばお昼にやってた大宴会は夕方6時過ぎてもまだ盛り上がり中でした。イタリア人タフだなぁと。
バーリ編とビトント・ルーヴォ編に分けるつもりなのですが、後者はもうテーマは決まっていて「2ユーロ返して・あきらめたらそこで試合終了ですよ」です。本当に一筋縄ではいかない南イタリアでございます。
それでは、またー。
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