2018/12/15 - 2018/12/24
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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「全土での人民蜂起の後,最終的に1975年8月23日,ヴィエンチャン市民が蜂起してヴィエンチャン市の権力を奪取し,その勝利の祝賀集会を開催した。1975年11月末には各県から人民代表がヴィエンチャンに派遣されて,全国人民代表大会が開催された。同大会は連合政府と政治協議会の解体を要求するとともに,スパーヌヴォン同志と私をルアンパバーンに派遣し,シーサヴァーン・ヴァッタナー国王に対して,国王を退位し,一般の人民となる旨の宣言書に署名するよう求めた。」
「シーサヴァーン・ヴァッタナー国王はルアンパバーン人民の抗議集会を前に国王退位宣言書に署名し,ヴォン・サヴァーン前皇太子をヴィエンチャンに派遣して,全国人民代表大会において国王退位と王政廃止の宣言書を代読させた。
上記のことは,アメリカ帝国主義者とその手先がいかに裕福,強大であろうとも,いかに完璧かつ精緻な術策を図ろうとも,結局はラオス,インドシナ,そして東南アジアから退却せざるを得なくなったことを如実に示している。ラオス国王がいかに石頭であろうと,頼るべきアメリカ帝国主義者とその手先がいなければ,国王を退位し,一般の人民とならざるを得なかったのである。これらのことが党と人民の力に対する確信をいっそう高め,ひいては革命勢力の勝利とわが祖国の明るい将来を確かなものにした。」
「上記の全国人民代表大会は全会一致で首相,全国政治協議会議長の辞任と国王の退位を承認し,ラオス王国制の廃止とラオス人民民主共和国の樹立を全会一致で決定した。ラーオ語を国語とし,王語は作詩,文芸著作の場合を除きその使用を廃止し,3頭象の国旗も廃し,革命時に使用した図柄の旗を新体制下の国旗とし,国歌は,曲は旧体制のものと同一とするも,歌詞は新たに作詞することとなった。そして,資本主義の発展段階を経ることなく直接に社会主義に進む政策をとること,スパーヌヴォン同志を国家主席に任命し,シーサヴァーン・ヴァッタナー前国王を国家主席顧問に任命することを決定した。」
「ラオスはこの世界で最も強大な帝国主義者であるアメリカ帝国主義者を打ち破り,完全独立を達成したことにより,資本主義制度の発展段階を経ずに直接に社会主義に移行することが可能であろう。なぜならば,われわれは帝国資本主義の不正な統治制度を打破したのであり,(中略)勝利の革命を正しく指導してきたわがラオス人民革命党の指導の下に発展していくからである。」
「今日までのわれわれの成果は,ホー・チ・ミン国家主席を指導者とするインドシナ共産党以来のわが党の路線が正しかったことを明確に示すものである。」
「われわれはホー・チ・ミン国家主席の教え子であり,ヴィエトナムの同志たちの緊密な友朋としてマルクス・レーニン主義に心から忠誠を示し,共に学びつつ任務を遂行してきた。」
プーミー・ヴォンヴィチット著/平田豊訳「激動のラオス現代史を生きて 回想のわが生涯」(めこん)より
ビエンチャン逍遥~その2:ビエンチャン食べ歩き
https://4travel.jp/travelogue/11494206
ビエンチャン逍遥~その3:ラオスからタイへ鉄路国境越え
https://4travel.jp/travelogue/11494773
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ベトジェットエア
-
バンコク・MRTサムヤーン駅前の「Too Fast To Sleep」というネットカフェで夜行バスの時間を待つ。
サムヤーン駅 (MRT) 駅
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天井が高く,とても快適な空間だ。時間潰しには最適。
チュラ大の学生の姿を多く見かける。 -
夜遅く,大手バス会社ナコーンチャイエー(Nakhonchai-air,NCA)のバスターミナルへ。
今回乗るのは,23:00発ウドーンターニー行きである。ナコンチャイエアー バスターミナル バス系
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NCAのチケットはウェブで容易に予約(座席指定)・購入が可能。支払いをセブンですれば,感熱紙のチケット引換レシートをくれるので安心だ。
今回はバンコクのNCAターミナル利用なので,あらかじめクレジットカードで支払いをしておいて,ターミナル内のキオスクでチケットを出力した。(地方都市のターミナルにはキオスクがないことがある。)
バンコク-ウドーンの運賃はゴールドクラス(後述)で約460THB。(1THB=約3.5円)
LCCと違って手荷物料金が追加されない。一応,規定上は20kgまでのようだが,厳格に計量しているのは見たことがない。 -
NCAのバスには,1-2の3列シートである「ファーストクラス」のバスと,2-2の4列シート「ゴールドクラス」のバスの二種類がある(2018年12月現在)。
車内サービスはほぼ同じ。CAが飲用水のペットボトル,ジュース,菓子パンかサンドウィッチ,スナック菓子の袋を配る。消灯前にはブランケットも配付される。翌朝,さらに豆乳と紙おしぼりをくれる。
車内にトイレがあるので,途中のトイレ休憩はない。
記憶があいまいだが,ファーストクラスではイヤホンのサービスがあったかも知れない。 -
バスはきっちり定刻に出発。まずCAが下車する場所を尋ねてくる。
ビエンチャンへ行く場合は,ウドーンのセンタンの隣にあるボーコーソー(バスターミナル1)で乗り継ぐことになるから,「ボーコーソー」と答えておけばよい。
バスは,北バスターミナル(サーラー4),ランシットを経由して,一路北上する。 -
翌朝7時過ぎ,ウドーンのボーコーソーに到着。
ウドンターニ バスターミナル バス系
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すかさずビエンチャン行き国際バスの切符を購入する。
08:00発の切符を買うことができた。国際バス バス系
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バスは7割ほどの乗客で定刻に発車。
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09:10頃,ノンカイのタイ側イミグレに到着した。
バスに手荷物を置いたままでタイの出国手続を済ませる。時間はかからない。 -
またすぐにバスの乗車して,
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ラオス側イミグレへ。
この窓口でラオス入国税を支払う。外国人の金額は次のとおり。
月~金曜日(祝日を除く)の08:00~16:00/1000LAK
上記以外/12000LAK
決して記載間違いではなく,時間内か時間外かで税額に12倍の開きがある。 -
支払いはタイバーツでも可能。
この日は土曜日だったので,12000LAKか50THBかということだった。
領収証書はラオスキップ建てになっている。一緒に「ONE WAY TICKET」というカードを渡された。 -
その後,まずはイミグレ窓口でラオスの入国手続。
ここはイミグレカードが不要なので,パスポートを渡すだけでよい。 -
イミグレを通ったら,さっき渡された「ONE WAY TICKET」のカードを,「ONE WAY TICKET」と表示されたレーンの自動改札機に通して完了。
その先に国際バスが待っている(だろう)。 -
バスは10時頃に国境を出て,40分くらい走ってビエンチャンのタラート・サオのバスターミナルに到着した。
空港バス(Aバス),Bバス,14番バス,国際バスの発着場所 by タヌキを連れた布袋(ほてい)さんビエンチャン タラートサオ バスターミナル バス系
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ビエンチャンのトゥクトゥクは,不当に高い外国人料金で有名である。
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よって,市内の移動は徒歩か,我らが「京都市バス」(乗降口は右側へ改造済み)を利用することになる。
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ワッタイ空港まで行くAバスの運賃は,一回の乗車ごとに5kLAK(空港発着のみ15kLAK),ITECCまで行くBバスは4kLAKである。(1kLAK=約14円)
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それでもトゥクトゥクのローカル料金より割高なようで,Aバス,Bバス共に市民の利用はごく少ない。
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まずは,歩いて行けるビエンチャン・センター(万象中心)へ。
ビエンチャン センター ショッピングセンター
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館内のフードコート。
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一応ラオス文字は併記されているが,
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ラオスの存在感はまったくない。
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ビエンチャン・センターの隣では,さらに巨大なショッピングモールを建設中。
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ノンチャン市場の周辺へ行ってみる。
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ここにはラオスならではの産物もあって,
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とても楽しいのだが,
(写真は水牛の皮。炙って食べる。) -
いつもと何かが違う。
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犯人はこいつだ。
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ビエンチャンでは,タイの銀行主導でQRコード決済を浸透させようとしているようだった。
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本当に必要とされているのだろうか。
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Bバスに乗ってITECC Mallへ。
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ここのスーパーは,暗くていまいちだった。平日に来たのがまずかったか。
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フードコートは厨房設備が調っていないようで,何だか大学祭の模擬店のようだ。
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上階には,チェーン系のカフェや菓子店などが入っている。客の入りは…。
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ひと気のないラオス証券取引所を横目に,バスで来た道を戻る。
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タ―ト・ルアンの近くに,オープンしたばかりのショッピングモールがあった。
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最新のモールだけあって,スーパーは充実していたが,
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テナントの入りはガラガラだった。
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何だか,色んなものがうまくかみ合っていないように見えるのだが,セーターティラート王よ,ラオスは大丈夫でしょうか?
『もちろん,大丈夫だ。』ビエンチャンを都と定めたラーンサーン・ラーンナーの王 by タヌキを連れた布袋(ほてい)さんセーターティラート王像 モニュメント・記念碑
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『もちろん,大丈夫よ。』
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『もちろん,大丈夫だよ!』
ビエンチャン逍遥~その2:ビエンチャン食べ歩き
https://4travel.jp/travelogue/11494206
ビエンチャン逍遥~その3:ラオスからタイへ鉄路国境越え
https://4travel.jp/travelogue/11494773光り輝く寺院。市内Bバス利用で。 by タヌキを連れた布袋(ほてい)さんタート ルアン (ビエンチャン) 寺院・教会
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この旅行記へのコメント (2)
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- takogutiさん 2019/05/19 20:06:44
- 初めましてたこぐちと申します。
- ラオスの気になっていたことを深く調べていただいて、ありがとうございます。
一帯一路のルートになっていることくらいは知ってましたが、もうすでにトンネルが多数掘られているとは・・・
いえ、ラオスが発展することはうれしいのですが、バスで北上していた時に見た看板、鉱山やら湖の近くなどは、すべて漢字の表記でした・・・。
マレーシアではかろうじてマハティール首相が食い止めているようですが、ラオスは押し切られているようにしか見えません。
港を99年貸与せずるを得なくなったスリランカのようにならなければよいのですが・・・・
- タヌキを連れた布袋(ほてい)さん からの返信 2019/05/20 10:29:27
- コメントをありがとうございます。
- たこぐちさま,初めまして。よろしくお願い致します。
私も同感です。中国とベトナムのいいようにやられてしまっているような気がします。
歴史に「もしも」はありませんが,ラオスが赤化することなく「森の王国」であり続けていたなら,タイとの関係もずいぶん違っていたでしょうし,今のようにはなっていなかったのかもしれません。
スリランカのハンバントタへも行ってきました(港は立入り禁止でしたが‥)。旅行記をUPするのはもうしばらく先になりそうですが,またよろしくお願いします。
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