2018/12/15 - 2018/12/24
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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「性情 村人の性情に関しては,南北大いに異なるところあり。要するに南部シャム人は軽薄遊惰にして阿片(あへん)と賭博を好み,随って秋毫の貯蓄心なく,また暇を偸(ぬす)んで白昼安臥を貪れり。これに反して北部コラット以北の人民は正直勤勉よく事に堪え,星を戴いて出で月を踏んで帰り,農業に漁業に牧畜に伐木におのおのその業務に従事せり。ただ彼らは処世の道を知らず,蠢々(しゅんしゅん)機械的の動作をなして他を顧みざるに坐するのみ。」
「物産 物産は米を以て第一とす。艦材『チーク』は西北チャンマイ附近に最も多く,坊等が今回通行せし地方にはこの木なし。そのあるものは朱檀(しゅたん),黒檀(こくたん),花櫚(かりん),その他名を知らざる珍木および象,虎,豹,水牛,牛等の皮,象牙,水牛角,象骨,樹脂等にして,極北に到ればいわゆるラオス絹なる一種の織物あり。しかれども産出甚だ僅少にして産物としては見るに足らず。」
岩本千綱著「シャム・ラオス・安南 三国探検実記」(中公文庫)より
「千綱の観察は大変鋭い。コラートから北はモチ米地帯になると言っているが,まさにその通りである。彼は竹の中に米を入れ,飯を炊き上げる珍しい話にふれている。これはいまでも行われており,私も食べたことがある。炊き上がったところで竹を割ると,竹の内側の薄い皮がちょうどオブラートのようにくるまり,決してべとつくことがない。また一行がラオスに入って食事を供されたところ,吸物の中に青蛙,油虫,野菜の三品が入っていて,さすがに食べられなかったと記しているが,油虫,これは日本のゴキブリではなく,メンダーというこれとよく似た虫か,大ゲンゴロウの一種であろう。カエル,バッタなど 市場でよく売っているし,とくにラオス人はチョウやトンボなどの昆虫も食べ,これは土地の風習でしかない。
タイ北東部から山地の多いラオスは現在も貧しい地方である。千綱はここで興味ある文章を遺している。ラオス国境近くで絹織物を織っているのがそうで,これは第二次大戦後の1947年ごろ,一人のアメリカ退役軍人のジム・トムソンという人物が,たまたまタイ=ラオス国境の町を訪れ,細々と養蚕業の残っているのを発見した。これに目を付けたトムソンがバンコクで商業ベースにのせ世界に売り出したのが,いまではあまりに有名なタイ・シルクである。」
金子民雄「同書 解説」(同書収録)より
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ベトジェットエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ウドーンターニーの宿は「The ONE Residence」。
センタンやボーコーソーからほど近いところにある。 -
ダブルが一泊540THBで,エアコン・冷蔵庫つき。
ウドーンには長期滞在者向けの安いレジデンスがたくさんある。 -
宿のすぐ向かいは「タイ・イサーン市場」。
タイ イサーン マーケット 市場
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ローカル色の強い市場である。
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精肉屋台。
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イサーン名物のムーヨー(豚肉かまぼこ)やクンチアン(中華ソーセージ),ケープムーや塩玉子が並んでいる。
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こちらもイサーン名物のカイピン(焼き玉子)とカオジー(焼きおにぎり)。
カイピンは,玉子の殻に穴をあけ,そこから中身を出し,魚醤などで味つけをしてから殻の中に戻し,それを蒸してから串に差して直火で焼く,という手間のかかった一品。
ところが味のほうは,「それだけ手間をかけたのにこれか‥‥」というのが正直な感想。さらに,玉子の殻をちゃんと洗っておらず汚いのがあったりする。
日本人としては,玉子液を殻に戻したりせず茶碗に入れて蒸せばよかったんでないの?と思ってしまう(タイ人は玉子豆腐が大好きだし)。余計なおせっかいだが。
カオジーもやや苦手。もち米のおにぎりに玉子液を塗って炭火で焼いてあるのだが,表面はカチカチで,味がついていないのだ。「醤油をくれ!」と舌が叫ぶ。 -
さて,ウドーンターニーでは,地元の友人と朝食を食べに行くことになった。
連れられて行ったのは,ウドーン名物「カイガタ」の元祖の店「エムオーッ(Aim Aod)」。(Google座標「17.408708,102.790808」)
ウドーンのカイガタでは一番の老舗(約半世紀)で,コーンケーンの店もある。
カイガタは仏領インドシナだったベトナム由来の料理だと理解していたが,この店の縁起では,初代である祖母がフランス人から直接教わったものであるらしい。
すぐ近くに,同じくカイガタの有名店である「King Ocha」もある。 -
エムオーッのメニュー。読みにくいのでフード部分を上から順に列挙しておく。
カイガタ:鍋焼きの目玉焼き
カオトム・スィークロンムー:豚スペアリブの雑炊
カオトム・パー:魚雑炊
カオトム・ガイ:鶏雑炊
ママー・ロッムーサップ:インスタント麺豚ミンチ味
ママー・トムヤムクン:インスタント麺トムヤムクン味
カノムパン・ソッ・サイエムオーッ:「エムオーッ」特製ソーセージ入り棒パンサンド
カノムパン・ソッ・サイエムオーッ・プーム・ムーヨーン:上記+豚肉田麩
カノムパン・ター・ヌイ/ナームターン:割ってバタを塗った棒パン/砂糖味
同上/ノム:割ってバタを塗った棒パン/練乳味
同上/グラティアム:割ってバタを塗った棒パン/ニンニク味
カノムパン・ター・イェム:割ってジャムを塗った棒パン
カイ・ルアク:温泉玉子
ムーヨー・ヌン/トード:豚肉かまぼこ(蒸し/焼き)
クンチアン・トード:焼いた中華ソーセージ
カーオ・ムーヨー・トード:焼いた豚肉かまぼこの皿飯
カーオ・クンチアン・トード:焼いた中華ソーセージの皿飯
チュッ・アーハーンチャーウA(カイガタ,カノムパン・ソッ・サイエムオーッ,ナームソム・カン):朝食セットA(鍋焼きの目玉焼き,特製ソーセージ入り棒パンサンド,生搾りオレンジジュース)
チュッ・アーハーンチャーウB:朝食セットB(Aセット+珈琲) -
これは「エムオーッ」特製ソーセージ入りカノムパン(棒パンサンド)+ムーヨーン(豚肉田麩)。
イサーン流のバインミーないしカオチーサイクワンだ。小ぶりで可愛らしい。
見て判るとおり,バゲットではなく棒状の「パン」を使っている。 -
これが真打ちのカイガタ(鍋焼き玉子)。年季の入った鍋が趣き深い。
カイガタの食べかたは色々あるが,ぐちゃぐちゃにするのが基本である。
半熟の黄身は,スプーンですくってカノムパンにかけて食べる。あるいは,カノムパンのほうを直接,黄身のところに突っ込んで,ぐりぐりからめて食べる。
黄身以外の残りは,好みでトマトケチャップやチリソース,胡椒,シーズニングソースを(豪快にたっぷり)かけ,カトラリーやカノムパンでぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べる。カノムパンにのせて食べるのもよし。 -
ニンニク味のカノムパン。
ぐちゃぐちゃにしたカイガタをのせて食べるならこれが美味しい。 -
飲み物は,伝統的なタイコーヒー(ガーフェー・ボーラーン)。
タイコーヒーは,昔から「信じられないほど甘い」そして「信じられないほどまずい」コーヒーとして,旅の話題の定番になってきた。
最近のバンコクでは,レトロブームでガーフェー・ボーラーンが見直されているという。
これ↑は「オーリェン????????(Oliang/烏涼)」に缶詰牛乳(エバミルク)を浮かせた「ヨックロー?????(Yok Lor)」。 -
友人と別れ,ウドーンの街を気ままに歩く。
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ここでも市内観光のコーチが出ているようだ。
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ウドーンは華人の多い街だ。
街の中心部には,もろに中華な建物が並ぶ。最近建設されたものだ。 -
干支の石像も中華風。
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ボーコーソーのほうへ戻って来た。
ウドンターニ バスターミナル バス系
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ボーコーソー内には,カップ式自販機が設置されていた。
最近,東南アジア諸国では自販機を見かけることが多くなったが,カップ式のものはどうなんだろう。
害虫だらけの熱帯で,衛生的に問題はないのか?と心配になる。 -
ボーコーソーのすぐ近くで,最近タイで増殖中の「リンリン」を見つけた。
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リンリンはバブルティー(ボバ,タピオカミルクティー)の専門店である。
メニューはしっかりタイティー化している。タピオカパールを入れると+5バーツ。 -
注文が決まったら,呼鈴を押す。
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すると,店頭の電話が鳴るので,受話器を取り,壁の裏側にいる店員に注文をする。
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注文をしたらすぐに,横の小窓が開き,店員がプラスチックのカゴをにゅっと突き出して「24バーツ」などと言ってくるので,代金をカゴに入れる。
釣銭のやり取りが終わると,小窓はバタンと閉じる。
そしてしばらく待っていると,再び小窓がバタンと開き,商品を手渡される。
リンリンの創業者はすごいと思う。
この店はまるで自動販売機のようでいて,実は何ひとつ自動化されていない。
そして,どうしてこのようなシステムにしているのか,ちっとも判らない。
凡人には考えつかないのである。
そして,それが受けている。
こういうのを「アイデアの妙」というのだろう。 -
今夜のナコーンチャイエー(NCA)のバスでバンコクへ向かう。
ひとつ問題があった。
NCAのウェブサイトからチケットを買ったところ,「ウドーンターニーNCAバスターミナル」発バンコク行きしか買うことができなかった。他の選択肢がないのだ。(2019年5月7日現在では,ウドーンの「ボーコーソー2」発しか選択肢がない。)
しかし,NCAはウドーンターニーのボーコーソー1にもオフィスを構えている。
「ボーコーソー1でバンコク行きバスに乗ることができるのではないか」と考えるのは自然なことだ。
ところが,ボーコーソー1のNCAオフィスの係員に尋ねると,切符を一瞥して,「できません。ウドーンターニーNCAバスターミナルから乗ってください」と言う。釈然としないので再度尋ね返したが,答えは同じだった。
NCAバスターミナルは市街中心部から外れたところにある。 -
夜,少し早めにボーコーソー1へ行ってみた。
NCAのオフィスはまだ開いていて,昼間とは違う係員が座っている。
チケットを見せるときれいな英語で,「発車時刻は22:45,プラットフォーム1番です。しばらくお待ちください。」とこともなげに答えた。 -
チケットに記載されているウドーンターニーNCAバスターミナル発車時刻(23:00)の約20分前,バスはボーコーソー1にやって来た。
-
そして乗客を乗せて発車。チケットを渡したCA(車掌)は,バンコクでの降車場所を尋ねてきた以外,何も言わなかった。
約15分後にNCAバスターミナルで停車したが,乗客は一人しか乗って来なかった。 -
☆ウドーンターニーには,12月~2月の「タレ―・ブア・デーン」以外に見どころは少ない。ある意味,観光のことを考える手間がかからなくてよい。
☆外国人の長期滞在者はたくさんいる。長期滞在向けの宿もたくさんある。年金で暮らすにはいい街なのだろう。最近,ますます中国色が強まっているように感じる。
☆華人がたくさんいる街だが,ベトナム系もたくさんいる。名物はカイガタやベトナム系のカノムパン(バインミー),カオピヤック。
☆ガイドブックで「ナイトマーケット」となっているのは主に惣菜屋台と衣料品のエリアで,鉄道駅から西に延びるプラチャック通りを挟んで南側に大きなフードコートと露店街がある。KFCが目印。休日の夜ともなれば,家族連れでものすごい人出になる。
☆センタンにはDAISOなども入っているので,旅行中の欠損品の補給などを一気に片づけるのに便利。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ももであさん 2019/05/24 22:52:01
- 恐るべしリンリン
- 超ハイテクの人心掌握マシンですね♪
- タヌキを連れた布袋(ほてい)さん からの返信 2019/05/25 12:28:49
- RE: 恐るべしリンリン
- > 超ハイテクの人心掌握マシンですね♪
今のところ,リンリンを見かけたら100%買ってしまっています。メニュー制覇は近いかも?
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