2018/02/20 - 2018/02/20
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コゲメシ☆徘徊録さん
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R60★亀(亀次朗)であります。
お招きを頂いて宮城県の温泉宿に行ってきました。さあいよいよ南三陸に向かいます。本当ならJRを乗り継いで向かいたい処ですがまだ未開通の箇所があるので乗り合いバスに乗って出かけます。
この記事は2018年(平成30年)2月20日のものです。
ずっと仙台国分町や家具町界隈の居酒屋ばかり書いてきたけど、そもそもこの旅のきっかけは宮城県の「湯あたり軍団」という観光キャンペーンに駄目元で応募した事なんです。キャンペーンは「湯あたり軍団」と銘打って石原軍団をモチーフに県知事も参入するノリであります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
応募した事などすっかり忘れて数か月が経ちました。
鶴亀家を襲った悪性インフルエンザがようやく過ぎ去り溜りに溜まった新聞や郵便物の中に温泉宿一泊二名様の招待券を発見したのは1月下旬になっていました。 -
勿論自宅から温泉宿までの交通費は自腹です。
んなもんで仙台前泊し国分町家具町での裏路地居酒屋彷徨に深くのめり込んでしまいました。
確かこの宿を決めたのは南三陸に向かうバスの始発バス停に近いって事が決めてだったんです。たまたま国分町や家具町がすぐそばだっただけなんだけどなあ。 -
ともあれ一日四便しかないバスに乗り込みましょう。仙台のビジネスホテルの朝ごはんをしっかり食べて朝8時10分の仙台発の路線バスに乗って出発です。
-
県庁前バス停を始発起点に次の停車は仙台駅前です。
県庁前ではまばらだった乗客ですが、次の仙台駅前ではかなりのお客さんが待っていました。やはり県庁前バス停付近の宿にして正解だったようです。
宮城交通バスの回数券は二枚一組。一人で往復でも、片道二人で使ってもOK。帰路には別ルートを考えている老夫婦には使い勝手の良い割引乗車券です。 -
路線バスではありますが大型の観光バスの車体です。
二人掛けシートはゆったりふかふか。震災後復旧された高速道路をびゅんびゅん飛ばして南三陸を目指します。 -
東日本大震災から七年が経ちました。
ブラジルまで公費で行って「完全にアンダーコントロール出来ている」などと大法螺吹いたうわべ捏造氏の事はともかく、大震災から七年経ってどうなっているのか、僅かな時間ではありますが実際にこの目で確かめてみようというのが今回の旅の最大の目的であります。
老夫婦の乗った仙台からの路線バスは途中お手洗い休憩も含めて凡そ1時間半かけて志津川町のバスターミナルに到着しました。 -
バスを降りるとそこは寒風に砂ぼこりが吹きすさぶ広大な工事現場でありました。
大型トラックが通れる程度に簡易舗装されているのは幹線だけ。脇道はまだまだ未舗装です。バス停からさんさん商店街までの短い距離には短菅パイプとクランプを使って一応の歩道が設えられていますが、ここだって未舗装。タンピングランマーで圧設してあるのがせめてもの歩行者対策なのです。 -
同じバスでやってきた乗客の内、地元の皆さんはバス到着に合わせて迎えに来た自家用車で去っていきました。
残りの乗客はさんさん商店街に向かって歩き始めました。
道中バスの中で耳に入った会話では「志津川でバスを降りたらさんさん商店街で早めのお昼ごはんを食べて次のバスで他の地に行く」という方々が多いようです。
わしらは予め用意してきた地図を頼りに海を眺めに歩き始めました。復興の礎が始まっているといえば聞こえが良いのですが周囲360度全部が作業現場です。既に完成している大きな橋には歩道も設置されていますが、それ以外は簡易舗装された仮設道路脇の石ころだらけの狭い処を一列になって進むしかありません。
膝関節を傷めている鶴弥にはとてもつらいウォーキングだったようです。m(__)mなさい。リハビリだと思ってください。 -
途中一軒だけお店がありました。
暖簾を出していたので営業が始まったのかなって思っていたんですがまだ準備中でした。 -
お店の前にはかつて昭和35年の大津波の注意喚起が建っていました。
その当時、見上げる程の高さの津波を記憶に残そうと建てられた物でしょう。
そのモニュメントの最上部まで爪痕のように大きく傷つけた今回の津波の大きさが思い知らされます。 -
膝の悪い鶴弥、腰の悪い亀次朗が足元の悪い道を3~40分もかけてやってきたのは、かつて大賑わいしていた「サンオーレそで浜」という海水浴場でした。
渚には子供用の遊具が設置され、海岸から直ぐにある小島には頑丈な渡橋が掛けられて、この浜をかつてのような明るい海水浴場になって欲しいという切な気持ちがたまらなく伝ってきます。 -
老夫婦は美しく澄んだ静かなビーチを時間をかけて眺めて過ごしました。
再びあのような大きな津波が襲い掛かってこないように願うばかりです。 -
大震災から七年が経ちました。
復興のシンボル的存在だった志津川町のさんさん商店街にやってきました。
まだ二月の平日午前中とあって観光客の姿はまばらです。火曜日というのは飲食店にとってお客さんが少ない曜日なのでしょうか。それとも土日の多繁期の後にお店を休みのに火曜日が一番適しているのでしょうか。
そういえば鎌倉の観光地でも火曜日お休みのお店は多いです。
(もっとも鎌倉では「金曜日から月曜日まではお休み」というお店もあります) -
帰りの仙台駅に行けばトラック10台分もお土産が買えるんでしょうけど、せっかくここまで来たんだからお土産は此処で買って宅配便で自宅に送る算段です。
「焼きほぐしセット」四種類の海の幸がコンパクトにラミネートされて1000円ならお買い得。宿の部屋呑みのお供にしてもいいし帰りの新幹線で缶ビールと共に味わうのも良さそうです。
鶴弥は「女子会」(=高齢者婦人会)のお茶請けに買い込んでいました。 -
息子どもにはこれが一番評価が高かったんです。これ持って横浜隼人の応援に行こうかな。
-
わっ何だ!
これ?
「モサガン」!?
大人の握りこぶし二個分くらいの大きさの茶色い物体です。周りにあるのが「じねんじょ」とか「しょうか漬け」だったから何か畑で採れる植物なのでしょうか?
怖くって買ってこなかったけど、後で調べてみたら「和菓子と言うより、新食感の菓子パンの部類」だというんです。お菓子だとしてもこのボリュームで210円。
老夫婦二人で喰っても腹一杯になりそうです。 -
大人にはこっちだな。
「鮭白子燻製」
いかんいかん、コレステロールが上がりそう。 -
こういう類の変わり酒は亀次朗の守備範囲では無いのですが数本まとめてお買い上げ。ご近所のお土産にお配りしましょう。
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さんさん商店街の海寄りにあったモアイ像。決して観光目的で建てられたのでは無いそうです。
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遥か地球の裏側、南米チリを襲った大地震で発生した大津波が広い広い太平洋を渡ってリアス式海岸で一気に狭められ高さを増して南三陸の寒村を襲ったそうです。
「絆」というには余りにも悲しい絆です。 -
吉村昭著の「三陸大津波」を読んで以来どうしても行ってみたかったこの地を訪れる事ができました。
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買い物を終えて遅いお昼ごはんを頂きましょう。
お昼時を外したのに意外や数少ない食堂は大盛況でした。 -
「寒鱈鍋御前」限定15食。
美味そうです。
でも残念、とうに売り切れていました。じゃやっぱり「はらこ飯」にするかな。 -
鶴弥は「牡蠣のなべ焼きうどん」を狙っています。
-
鶴弥が注文した「牡蠣のなべ焼きうどん」が先にやってきました。
大ぶりな土鍋にあふれんばかりに饂飩が載っています。
でっかい牡蠣が六個も入って880円とはお得です。 -
やや遅れて亀次朗が注文した「はらこ飯」がやってきました。
ごはんだけかと思っていたらご飯と同じ大きさの器にお惣菜が伴ってきました。 -
海鞘にワカメの卵とじ、大きいサイズの蟹シューマイ。どれも三陸自慢の海の幸を使った酒の肴です。
ここから先はバスで10分程で宿に着けるから安心して燗酒を楽しみましょう。 -
たっぷりの海の幸をちりばめた「はらこ飯」。
大量のイクラの他、貝や蛸なども盛りだくさんのお得な一品でした。
どれ、宿に向かいましょう。 -
【おまけ】鶴弥、南三陸「さんさん商店街」で美脚スラックスを買う
南三陸復興のシンボルと位置付けられ行政の期待を担って開設された「志津川町さんさん商店街」ですが、老夫婦が訪ねた日は生憎の平日火曜日とあってお土産屋さんと一部の飲食店に観光客が集中しているものの全体的には人出の少ない日でありました。
地元の皆さんは自家用車で隣町の大型スーパーに出かけて日用品や食料品を調達しているそうです。最早「さんさん商店街」は観光客の立ち寄り場所になってしまっているのでしょうか。 -
そんなさんさん商店街で鶴弥が見つけたのが「30%OFF!」の赤いポップでした。
「暖かアウター」
「値下げ中!」
老婆にとって心躍る言葉が誘っています。
しっかし姫さま、たった二泊の旅行に新たに着替えなど買い足さなくっても良いとは思いませんか? -
果たして老婆は店外に並べてあった「美脚スラックス」を端から端まで熱心に調べ始めたのであります。
確かに一本500円ですからお買い得といえばお買い得であります。それも南三陸の海からの強烈な寒風に耐えうる分厚い起毛素材です。んでも姫さま、(この時点では)二月下旬ですぞ。もうすぐ春になるではありませんか。
結局、姫さまは予定していたBRTバスの発車時間ぎりぎりまで品物を見繕って二枚の美脚スラックスをお買い上げになりました。
「去年同じ美脚スラックスを巣鴨地蔵通り商店街で一本1000円で買ったけど此処では一本500円だった」とのたもいます。
一本持っているんだったら余分に2本も買わなくってよさそうなもんだと思うのは爺ぃの勝手でしょうか?
ちなみに「美脚スラックス」とは「もんぺ」の現代語訳であります。
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