栃木の定番を楽しむ2泊3日　前編

2019/02/05 - 2019/02/07

仕事の都合で休みや生活時間帯がすれ違いがちの我が家。
通常であれば月に4、5日は休みが合うけど、夫婦共に疲れてぐったりするだけで終わる休みばかりだったので、日頃の労を労うべくお出かけする事にしました。
ワイフに希望を聞いた所「星野リゾートに泊まってみたい」と。なんでも会社の方が北海道の星野リゾートに宿泊し、良い経験だったからだそうな。

いくつかある星野リゾートブランドの中でも『界』ブランドで、できれば関東圏内、そして予算以内。
色々調べましたが、最終的には空室状況の関係で『界 川治』になりました。

久々の温泉旅行、2泊3日の旅にGO!

エリア 川治温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

慣れない早起きをして千葉を脱出します。
牛久を通過時に牛久大仏様に旅のご加護をお願いしましょう。
車中からで失礼致します…。

牛久大仏 寺・神社・教会

久々の夫婦遠出でご満悦、ワイフ様愛車を運転する著者近影。
「帰りは私が運転するねー♪」と言うワイフ様でしたが、往復私が運転しております。

宇都宮を通過した辺りから風景がいっきに変わりますね。
もともと都会とは言えない地域に住んでいるのですが、この辺りになると日常を脱してきたぞ！と言う気分になります。

何ヶ所か鬼怒川に掛かる吊り橋の内、名前のないつり橋の一つで小休憩。
小学生の集団とすれ違いましたが、むこうから「こんにちは！」と挨拶してきていいなぁ (*´∀`*)

中岩 自然・景勝地

名もないつり橋だったけど眺めは最高！
写真ではうまく表現できていないけど、水の色が息を飲むほどきれいだった… 。
この辺りは少し下流にある中岩ダムのダム湖みたいになっているので、鬼怒川の名前からは想像できない程に静かな水面。

中岩 自然・景勝地

やってきました川治温泉！
こちらの看板から実際の温泉郷まではまだちょっと距離があり、「着いたー！」と言うテンションのピークを保てぬまま宿到着（笑）

本日のお宿、『星野リゾート 界 川治』でございます。
到着するとすぐに番頭さん（？）が車までお出迎えに来てくださいました。

界 川治 宿・ホテル

ウェルカムドリンクの梅ドリンクを頂戴しながらチェックイン。
梅の酸味が気持ちをシャキッとしてくれます。朝食前とかに飲んだらよさそう。

立ったままカウンターのチェックインではなく、ソファーに座りながらリラックスしてのチェックインなのが良いですね。
ビジネス利用の場合はカウンター、レジャーであれば座りながらが個人的な好みなのでナイスプレイ。

界 川治 宿・ホテル

お部屋は5階、こちらの二人には広すぎるお部屋。
実際にウェブでは最大4人部屋として販売されていましたが、4人にしたら足の踏み場がなくなるんでないかな？

界 川治 宿・ホテル

大きなごろ寝に適したソファーが気持ちいいですね。
窓に向いているので新緑や紅葉の時期には素晴らしいのでしょうが、落葉完了しているこの時期は渓谷挟んで対岸の景色を楽しむまでもなく…( ;´･ω･`)

界 川治 宿・ホテル

『渓流和室』と名付けられたお部屋ですが、残念ながらこのシーズンの眺めはイマイチ。
対岸は工事中とブルーシートでワイフ様曰く「工事現場ビュー」(笑)

界 川治 宿・ホテル

お部屋にあった茶菓は『日光の雅』。
求肥？で胡麻餡を巻いた和菓子で結構美味しいね。

界 川治 宿・ホテル

館内は至るところに瓢箪をモチーフにしたデザインがちりばめられています。
界川治は色々と栃木を全面推ししているから瓢箪も栃木と関連があるのかな？

界 川治 宿・ホテル

界ブランドがいいなぁ、と思った理由の一つが「寝食湯」以外にも宿での滞在の中に『ご当地楽』と名付けた土地の文化体験エンタテイメントを作っている事。
ただの宿泊施設ではなく、宿に滞在する事自体に楽しみを持たせてくれます。

こちらでは四種類の大豆から好きな物を選び、自分できな粉挽きが体験できます。

界 川治 宿・ホテル

私もワイフも石臼できな粉挽きをするのは初めて。
いくつか違うサイズの石臼があるので好みの物（もとい、誰も使っていないもの…結構大盛況です）を選んでチャレンジしてみましょう。
大豆の種類によって味に特徴があるようです。

界 川治 宿・ホテル

できました！

ゆっくり挽いた方がきめ細やかなきな粉ができるようですが、夫婦共にせっかちなのか、ちょっと粗目のきな粉が完成。

界 川治 宿・ホテル

完成したきな粉をくずもちにかけてその場で楽しめます。
初めてのきな粉づくりにしてはできは上々で美味！

・きな粉挽き体験
　毎日　15:00~20:00

界 川治 宿・ホテル

続いて体験したのが和紙作り。
こちらは烏山和紙と言う種類で、その歴史は奈良時代まで遡るとか！

流石に樹皮を採取し煮たり叩いたりする工程まではしませんが、紙漉きの体験です。

界 川治 宿・ホテル

うーむ… (-"-;)
どうしても枠の外周近辺に和紙の繊維が集中してしまい思うように漉けませんでした。
漉き終わったらあとは乾燥させる必要があります。
一晩寝かせてチェックアウト時に引き取りましょう。

・紙漉き体験
　毎日　16:00~17:00
　15:00から整理券を配っており先着順

界 川治 宿・ホテル

夕食は17:30からか19:30から。
今日は夕食後に予定があったので早い時間を選択しました。

温泉に浸かる時間はなかったので、一先ずは足湯で温泉気分を味わいましょう。

界 川治 宿・ホテル

そろそろ夕食の時間ですね。
ロビーくつろぎエリアの照明にも瓢箪が(ﾟ∀ﾟ;)
瓢箪をくりぬいて透かし彫りの装飾を施しているのが可愛いですね！

界 川治 宿・ホテル

19:30、夕食のお時間でございます。
お腹ペコペコなので時間と同時にお食事処へ行きましょう！

界 川治 宿・ホテル

席に着いてメニューを見ましょう。
界川治では一泊目の食事、二泊目の食事と言うルーティーンで献立が決まっているようなので、我々のように連泊してもちゃんと違う献立が出てきます。

界 川治 宿・ホテル

・先付け　あわもち

名前の通り粟でできた餅です。
粟は千葉でお留守番してくれている我が家のインコちゃん達のお食事でもございます(笑)

界 川治 宿・ホテル

「うむ、美味なり」

一瞬我が家のインコ達を思い出し、おセンチになりましたが、食べ始めると共に元通りのワイフ様の図。

界 川治 宿・ホテル

・お椀　南京のすり流し
　　　　大根餅の揚げだし
　　　　棒蟹　絹さや

和風カボチャスープですが、ポタージュのようなこってりさはなく、するりと完食。
大根餅と言うと台湾で食べる点心を思い出しましたが、このような和風テイストは初めてですね。

界 川治 宿・ホテル

・宝楽盛り
　八寸　鯛の棒寿司
　　　　蟹と菊花の砧巻き
　　　　フォアグラ干し柿
　　　　鮭煎餅アーモンド
　　　　松笠慈姑
　　　　鴨燻製とりんごの串
　　　　花野菜の梅おかか
　　　　なまこポン酢
お造り　お造りの取り合わせ
酢の物　胡瓜とめかぶ長芋のすり流し仕立て

和食版満漢全席かいな。
どれも美味しいのですが、少しづつしかないのでもっと欲しい！と思う反面、少しづつじゃないと完食できない量(笑)

界 川治 宿・ホテル

・揚げ物　蒟蒻香煎揚げと野菜天婦羅

なんか駕籠のような面白い器に乗ってきました。
ワイフ様は蒟蒻があまりお好きではないので私が失敬。
一方、野菜は大層お気に召したみたいでしたが、何の天婦羅だったっけかな？

界 川治 宿・ホテル

・蓋物　穴子と湯葉の炊き合わせ

海のない栃木で穴子は取れませんが、湯葉は栃木名物なのだとか。
要所要所で土地の食在を入れてきますね！

界 川治 宿・ホテル

・台の物　牛ロースの土手焼き
　　　　　特製落花生味噌
　　　　　野菜と茸
　食事　　白飯　香のもの

いやぁ、この土手焼きの味噌だれがたまりません。ご飯が進む事うけあい！
お茶碗が小ぶりだったとは言え、計4杯もご飯を頂戴してしまいました。
肉や野菜一切れで一杯いけます。そして最後に残った味噌だれで二杯いけます。
そして鍋に入った野菜が栃木名物かんぴょうって言うのがニクい！
なんてったって栃木が全国に誇る生産高全国一のかんぴょうですから（情報源・U字工事）

界 川治 宿・ホテル

ご飯を4杯も食べ、栃木出身のスタッフさんまで失笑する中、デザートまでたどり着きました。

・甘味　界川治特製　苺と花豆のミルクムース
　　　　冬のおすすめ　林檎のデザート

二者択一だったのでワイフとそれぞれひとつづつ。
ワイフは苺に軍配、私は林檎のプディングに軍配。
恥ずかしながら私の誕生日近辺だったので豪華な飾りつけと金箔があしらわれての登場です！
スタッフの皆さま、お心遣いありがとうございます。

界 川治 宿・ホテル

時間が許せば土手焼きの味噌だれでもう二杯ほどご飯を食べたかったのですが、次の行程の時間が迫っていたので泣く泣くご馳走様です。

ホテルの外に出るとバスが待っておりました。
さぁ、出かけましょう！

界 川治 宿・ホテル

バスに揺られる事約30分、やってきましたは『湯西川温泉かまくら祭』会場。
今年の日光・川治界隈は雪があまり降っていない、との事で心配しておりましたが、無事開催されているようです。
会場近辺で見かけたのはレリゴーなオラ…フ？

湯西川温泉 かまくら祭り 祭り・イベント

なんと言ってもかまくら祭のハイライトは『沢口河川敷のミニかまくら』。
無数のミニかまくらがびっしり並んでいる風景は幻想的（ ´∀｀*）

湯西川温泉 かまくら祭り 祭り・イベント

無数のかまくらから灯りが放たれていますが、早めにこないと灯りが消えてしまったかまくらもちらほら。
日本夜景遺産にも認定されているようで、会場は大盛況。

湯西川温泉 かまくら祭り 祭り・イベント

うーむ、正にインスタ映え(笑)
残念ながら私の撮影技術ではこの真価をお届けするには至りません。
修業あるのみですね…。

湯西川温泉 かまくら祭り 祭り・イベント

河川敷とは少し離れた所に『平家の里』と言う時代村があり、こちらが湯西川温泉かまくら祭の本会場。
界川治からここまでのバスは無料でしたが、平家の里に入るには入場料がいります。

平家の里 名所・史跡

平家の里、の名前通り、ここ湯西川には源氏に負けて逃げ落ちた平家が暮らしていたとされています。
その逃げ落ちた平家の生活様式を再現した屋外博物館ですね。
源氏に見つからないように、ひっそりと息をひそめて生活していたそうで、端午の節句でも鯉のぼりをあげない等の独自の習慣を保ったそうです。

平家の里 名所・史跡

当然、かまくら祭なのでここにはミニではなくフルサイズのかまくらが！
かまくらを見るのは秋田旅行以来だね。
寒いけどかまくらに出たり入ったりと夫婦年甲斐もなくはしゃいでおります。

平家の里 名所・史跡

残念ながらこちらも灯りが消えてしまったミニかまくらがチラホラありますが、雰囲気までは消えていません！
送迎バスの時間が迫ったので、残念ながらじっくり見学する事ができませんでしたが、なかなか本格的な展示みたいなので次に来る時はじっくりと見学したいものですね。

平家の里 名所・史跡

と、言う訳で湯西川温泉かまくら祭を楽しみ宿に戻ってまいりました。
ここの辺りは全然雪がないですね。
運転する側にしては大変助かりました！

界 川治 宿・ホテル

そうそう、宿の入口をくぐるとこの様な生け花が出迎えてくれます。
母が趣味でフラワーアレンジメントをやっておりますが、和風フラワーアレンジメントの生け花もまた美しいですね。
ちょっと見入ってしまいました。

界 川治 宿・ホテル

さて、温泉宿に来ておきながら温泉に入らない手はありません。
部屋で着替えの浴衣等一式を持って温泉に入りましょう！

界 川治 宿・ホテル

雪と戯れ冷えた体を温めてもらいましょう。
湯上りには無料アイスキャンディーも完備している行き届き！

温泉が利用できる時間は5:00~11:30と15:00~25:00で24時間ではないのでご注意を。

界 川治 宿・ホテル

そしてストレッチがてらのヨガもできるスペースのようです。
生憎私は筋金入りの身体の硬さを持ち合わせている為、ヨガとは程遠い立ち位置なので「ほほう、こんなスペースもあるのか」で終了( ；∀；)

界 川治 宿・ホテル

身体は硬いですが、部屋に戻ってお酒を飲みながらぐにゃぐにゃになりましょう。
上司からもらったスパークリングワインを頂戴しながら旅行初日を終えるのであった…。

界 川治 宿・ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2019/05/02 22:58:55

  贅沢～(´艸｀*)

  こんばんは、ムロろ～んです。
  川路温泉へ行かれた旅行記を拝見しました。
  
  って、界リゾートで泊まられたなんて良いなぁって思ったんです。
  でも、部屋からの眺めが工事現場ビュー？！残念過ぎる(◎_◎;)？！
  でも部屋が快適そうって思ったんです。２泊での滞在はさすがって思いました(^_-)-☆。
  かまくら祭りも雪が少なかったようですが、実施できたようで何よりです。
  そのために夕飯を早くしたのも納得できました。
  タイだと雪景色なんて見られないからこそ、ワイフさまは感動！旅行記からわかりますよ。
  
  今年のＧＷも国内でちょっと贅沢な旅をしてきました。
  けれど、国内旅行をしているの？って思うようなところが？？？
  でも、やっぱり旅って止められません。
  
  
  ムロろ～ん(-人-;)←日本人はどこにって思うような所へ旅してきた一人

  Salaamさん からの返信 2019/05/02 23:34:14

  Re: 贅沢～(´艸｀*)

  ムロさん、いつもありがとうございます。
  
  ファーストクラスは国内線だったのですね！
  そして国内旅行しているのか疑問になる所。
  私の推理では、羽田→福岡をJALのファーストで行き、そこから対馬、でしょうか？
  
  ワイフ様の疲れを癒す事が目的だったので２連泊になりました。もともと界ブランドに宿泊する事が前提で、界安蘇や界出雲もよかったんですけど満室で断念しました…。
  我々が旅行した時は旧正月の時期だったからか中華圏の方が多く、我々も「ここ日本？」となるタイミングが何度か(笑)
  
  ワイフ様は日本に来て既に長いので差ほど雪にははしゃぎませんが、タイ在住の親戚は「今度日本に行く時は冬の北海道！」と雪を見たがっているようですね。問題は雪が降る＝寒いと言う感覚がイマイチで、防寒具をファッション的に着たい(防寒目的ではなく、可愛いモフモフの服を着たいの！みたいな)方が多く、真冬の日本に来ても果たして楽しめるのかな？と思案するばかりです(笑)
  
  日本国内の海外旅行記、楽しみにしています！
  Salaam