2019/05/01 - 2019/05/04
104位(同エリア1304件中)
ぶんさん
2019年のGWは10連休!(といっても、毎年谷間の平日に有休を取るので、いつもこのくらいの連休になるのですが・笑)
ただ、チケットの手配で後手を踏んでしまい、関空からテヘランまで6フライト、内4フライトがLCCという本題に入る前から躓いたような旅になる予定だったのですが、香港~ロンドン間で利用予定だったスカンジナビア航空のパイロットのストライキの影響でまた躓いてしまい、旅程を大幅に見直す事を余儀なくされました。
タイトルに「again」と入っているのは、2015年のGWに同じようにイラン&コーカサス二ヶ国(アルメニア&ジョージア)を周ったため。
今回はイランをメインに、アルメニアに代わって未訪問のアゼルバイジャンへ。トビリシoutという点は前回と同じです。
【前回イラン編】https://4travel.jp/travelogue/11031148
【前回アルメニア前編】https://4travel.jp/travelogue/11035369
【前回アルメニア後編】https://4travel.jp/travelogue/11052074
【前回グルジア編】https://4travel.jp/travelogue/11035371
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(トルコ・イラン国境越え編からの続き)
イラン側の入国手続きは、荷物の中身を少しチェックされただけ。
ビザはパスポートに貼られるタイプではなく、別紙にプリントされるタイプのもの。そこに出入国スタンプが押されて、出国時に回収されてしまうので、パスポートにはイランに入国した痕跡は "一 見 "残りません。公に認める事は決してありませんが、世間ではアメリカのESTA条件への対抗策とされています。しかし陸路で国境を越えた場合、隣国のスタンプは問答無用で押されてしまうので、もし仮にESTAの認証が下りて、ビザ無しでアメリカに飛んでも、入管で「トルコからどこへ行った?」なんて突っ込まれたりしたらまずアウト。
大人しくアメリカビザ取ろうかな。 -
入国審査を通過すると早速、ヤミ両替人から声を掛けられました。
先方の提示は1USD=12万イランリアル(以下リアル)。当方の想定が10万だったので即決してしまいましたが、最終日にテヘランの空港の両替所をチェックすると14万だったので、こういう場合はレートを知らなくても、一応こちらからも吹っかけてみれば、もっと良いレートを引き出せたかと思います。
両替を終えると今度はタクシードライバーが寄ってきて、最寄りの大きめの規模の街オルーミイェまで80万リアルの提示をこれまた即決。 -
国境から1時間ほどでオルーミイェのバスターミナルへ。
下りるなり近寄ってきた客引きに連れられ、もうすぐ出発するというテヘラン行きバス会社のオフィスでチケット購入。 -
たっぷりリクライニングの1人掛けシートに車内食のサービスがついて、テヘランまで70万リアル。
距離にして約700km、10時間ぐらいかかるんですが、5、6ドルって・・。
さっきのタクシー代といい、旅行者にはありがたいですが、経済制裁の影響は深刻そう。 -
出発してしばらくはオルーミイェ湖を突っ切る道を通ります。
私の席の窓ガラスだけ水滴がびっしり付着していて、眺めイマイチ(>_<)。 -
朝の5時すぎにテヘラン・アザーディバスターミナルに着くと、タクシーでいったん国内線専用のメフラーバード空港へ寄りました。
今回イランで行く予定だった場所が、パキスタン国境寄りのバム遺跡と、イスファハーン西方のサルアガセイエッド村という、どちらも空港のある街(バム遺跡ならケルマーン)から結構遠い所。テヘラン入りが丸二日遅れてしまい、どちらもほぼ絶望的な状況の中、朝のうちに飛べればどちらかはと思ったのですが、イスファハーン行きは朝6時台の2便しかなく、ひとつは時間切れでもうひとつは満席、一方ケルマーン行きは8時発があってキャンセル待ち。
残念ですが両方断念して、メトロでジョヌーブバスターミナルへ向かって、まずはカシャーンを目指す事にしました。 -
ターミナルじゅうイスファハーン行きのバスだらけの中、なんとかカシャーン行きを見つけ出して、こちらからドライバーに声を掛けると、こんなところに放り込まれてしまいました( ̄O ̄;)。おそらく、満席になって、さあ出発というタイミングだったんだと思います。
ここに 3時間ほど閉じ込められ、なおかつスナックなどの車内サービスは(座席数の分しか積んでいないと思われるので)無し。 30万リアル徴収されたけど、ディスカウントしてくれてないだろうな(むしろボられた?)。
それにしても夜行長距離バスのドライバーさん達、こんなところでよく寝られるなあと思います。 -
バスを降りた所に待ち構えていたタクシーをチャーターして、豪商邸宅とフィン庭園そしてアブヤネ村と周ることになりました。
まずは、16世紀に建てられた元公衆浴場「Sultan Amir Ahmad Bath House」へ。
誤っていろいろ消去してしまい、残った館内の写真はこんな暗い写真一枚のみ。 -
採光窓が無数に並ぶ屋上。
日差しはかなり強いです。 -
ハマムから徒歩5分ほどの、ガラス商人の邸宅アッバースィー邸。
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なかなか繊細な彫刻が施されていました。
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莫大な富をつぎ込んだことがうかがえ、結構見ごたえがありました。
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アッバースィー邸から歩いてすぐの、絨毯商人の邸宅タバータバーイー邸。
ここは池の噴水が稼働しているので、アッバースィー邸の池よりも水がきれいでした。
ここまでの三館共通の入場券が48万リアル。 -
池の先にあった建物の中は、壁じゅうに鏡がはめ込まれていました。
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上の階から見た中庭。
この日は木曜日。今朝テヘランで通勤ラッシュにカチ合っているので、休日では無いはずですが、休みの人も多いのか、ローカルの観光客で混んでいました。 -
両邸宅とも美しいステンドグラスが主な見どころなのですが、そういう所は見物客であふれ返っていました。人を撮っているような感じになってしまうので、カメラには収めませんでしたが。
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ローカル向けっぽいレストランでランチ。カバブだけは理解できたのでオーダー。この内容(飲み物も込み)で約2USD。
缶入りの飲み物はレモンフレーバーのノンアルコールビールとのことですが、飲んでみた感じは苦みも全く無く、見た目だけビールっぽく見せようとした炭酸飲料。
作った人はビールなんか実際に飲んだこと無いでしょうからね(たぶん)。 -
世界遺産フィーン庭園。
奥の建物(離宮)を中心に、水路が張り巡らされています。 -
離宮内部には大きな池。ここから水が湧き出ているのかも?
それにしてもこの混雑。カシャーンで訪れた所は、どこもローカルで結構込み合っていましたが、このフィーン庭園が一番の混雑っぷりでした。
「世界遺産」の肩書に、イラン人も惹きつけられるんですね。 -
思えば、入場券窓口から結構カオスだったのですが、ドライバー氏が「オラオラ~、外人様だぞ!」と言わんばかりに人混みをかき分けてチケットを買ってきてくれました。
ドライバー氏によると、そういうのが普通に許されているようですが、ローカルの何十倍も高い入場料(金額は失念)を払っているとはいえ、何だか複雑な気分にはなります。 -
ただ、庭園の隅っこの方は空いていました。
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空いていれば、こうしてのんびりして居られるのですが。
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浴場もあるので見に入ってみましたが、こちらもかなりの混雑っぷり。
次々と人が押し寄せてくるので、腰を掛ける場所が確保できなければ、ゆっくり見ていられません。 -
最後に約80km先のアブヤネ村へ向かいます。
このタクシーのチャーター条件は、アブヤネ村からカシャーン戻りなら20USD、イスファハーン送りなら35USDという内容。どちらにするかは、この時点ではまだ決めていません。 -
道をそれてアブヤネ村に向かう道中、立派なお城が見えました。
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村の入口にあるチェックポイントで入村料(10万リアル)を支払って、車でさらに5分程進んだ所に観光エリアがあります。
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吊るされているのは住民の洗濯物ではなく、お土産用の民族衣装。
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こういう所にもお土産店。
入村料など徴収するぐらいなので、少々ツーリスティックになってしまうのは、仕方のないところ。 -
谷の斜面に建つ集落なので、こんな階段が多く見られます。
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ドライバーとの待ち合わせ時間は1時間後なので、少し急ぎ足で周りました。
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集落の端の上の方は、完全に廃墟になっていました。
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リフォームされたお家もあるようで。
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約束の1時間はあっという間に過ぎました(2時間は必要なかったですが)。
最後に村全体を見渡せるビュースポットに寄ってもらうのを忘れたのが心残り。 -
結局カシャーンには戻らず、イスファハーンまで行ってもらう事にしました。
アブヤネ村からイスファハーンまで2時間弱。
途中、道沿いにあるウラン濃縮施設を教えてもらいましたが、車からでも撮影は不可との事。何だかややこしそうなので撮っていません。 -
宿に着いたのが9時頃になりましたが、ライトアップを目当てに、宿から南へ2kmほど下ったスィー・オ・セ橋へ行ってみました。
照明もなく暗い河川敷に、敷物を敷いて飲み食い(もちろんお酒はナシ)をするグループが、こんな時間にもかかわらず結構たくさんいました。 -
休日前夜ですが、変な酔っ払いとかいないので、歩いていても安心です。
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イマーム広場にも寄ります。
建物自体はライトアップされているものの、広場全体はほぼ真っ暗。それでもこれだけの人出。 -
トルコからほぼずっと移動続きだったので、今日はここまで。明日、日中にまた来ます。
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宿に戻るのが11時頃になりましたが、まだまだ人通りも多く、賑わっています。
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翌日は実質イラン滞在最終日。午前零時半にはホメイニー空港に着いておきたいので、遅くても18時までのテヘラン行きバスに乗りたい。ですが、見どころが広範囲に散らばっている訳では無いという事も考慮して、ゆっくりめにチェックアウト。
泊まっていたのはOrchidというホテル。昨日カシャーンでチャーターしたタクシーのドライバーに直接連れて来られました。ホットシャワー、トイレ、エアコン、冷蔵庫、テレビが備わったツインルームのシングルユースが朝食付き1泊160万リアル(外貨払いなら12USD or 10EUR)。場所はタフティという交差点の近く。パッカーでない欧州人のツーリストも結構利用していました。 -
まずはザーヤンデ川に架かる橋巡り。
昨夜は途中で引き返したスィー・オ・セ橋を渡って、 -
南側は綺麗に整備された河川敷。この日は金曜日なので、ピクニックにやってきた家族連れなど人出がわんさか。
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遊歩道もよく整備されています。
イランとこういう景色がまったく結びつきませんでした。地元にはこういう場が無いので、羨ましいです。 -
遊具かと思ったら、運動器具でした。
ただ跨っているだけの人もいれば、真剣にエクササイズする人も。 -
スィー・オ・セ橋の東隣には小ぶりなチュビ橋。
小ぶりなだけあって、ここはひっそり。 -
この数週間前に国内の広範囲で大雨による水害が発生したそうで、その事が関係しているのかどうかは知りませんが(もしくは水源域の降雪量が例年より多すぎたか)、この時期にこれだけの水量がある事は滅多に無いらしい。
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さらに東隣は、二段構造のハージュ橋。
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橋を渡ったところでレザという男性に声をかけられました。英語教師をしているらしく、とにかく英語を話したいそうで、手当たり次第に外国人に話しかけていた。
街を案内するという事なので、ちゃんとしてそうな人なので付いて行く事にしましたが、果たして私なんかで良いのか。もっとちゃんと英語の話せる人がいるだろうに・・。 -
とりあえず、また日中に来てみたかったイマーム広場へ。
ここでレザ氏と話していると、「ウチに招待したい」という話になりました。面白そうなので、お邪魔することに。 -
そうと決まれば即行動。時間に限りがあり、名残惜しい感じもないので、ろくに観光もしないままですが、帰り際にこの一枚だけ撮って、急いでレザ氏宅へ向かいました。
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宿に戻って荷物をピックアップしたのち、手配してくれたタクシーでレザ氏宅へ。2階部分はご両親の居住スペースだそうで、日頃は滅多に交わることは無いらしい。とはいえ、1階部分だけでもウチよりかなり立派。
宿から北西に10分ほどの所で、タクシー代は5万リアル。ようやく知った、イランの真の物価水準。 -
一人娘ちゃんと戯れつつ、お茶や軽い食事を頂いていると、レザ氏から「日本で働きたいので、ビザのサポートをして欲しい。」などと切り出された。なるほど、どうやら目的はこれ。
単にサポートといっても、ただ手続きの手伝いをするだけでなく、何らかの保証もしなければならないはず。ついさっき初めて会った外人に、そんなことをお願いするとか、ちょっと甘いわな。
スマホの待ち受け画像がオペラハウスだったり、話していてもどうもオーストラリアが大好きそうな人なので、「日本よりオーストラリアに行くべきでしょう。」と突き放し気味にお断りしました。
結局2時間程滞在したのち、手配してくれたタクシーでカーヴェバスターミナルへ。 -
北部方面行きカーヴェバスターミナルからテヘランへのバスは頻発。しかし、ホメイニー空港から最も近いジョヌーブターミナル行きを探すも、出発便案内のディスプレイを見ると、なぜか市中心部近くのベイハギターミナル行きばかり。
チケットカウンターで「テヘラ~ン!」と呼び込みをしていたこのバスもアザーディターミナル行き。
メトロが終わった時間に着くので、空港までタクシーになるなら、わざわざバスターミナルまで乗らなくても、適当に途中で下りてタクシーを捕まえた方が有利なので、このバスにしました。 -
たしか「T B T」とかいうバス会社だったと記憶しているのですが、かなり新しい「当たり」のバスでした。
基本死んでる事の多い座席モニターのUSBポートが生きていたので、あれこれしっかり充電。モニター横に置いているのは車内サービスのスナック類。もちろんVIPバスなので3列シート。これで東京~名古屋ぐらいの距離を乗って39万リアル。NYの市バスとほぼ同額だったりする。
途中のコムで渋滞に巻き込まれ、出発から6時間近く経った午前零時前に、テヘランのどこかの、ハイウェイ上のバスストップらしきところで降ろされる。そこから、待ち構えていたタクシーでホメイニー空港へ。 -
午前2時半発のブタ航空でアゼルバイジャンのバクーへ。運賃は32USDと激安ですが、オンライン・チェックインしなければならなかったのを知らなかったので、カウンターで10USD徴収されてしまいました。とはいえ、空路でバクー入りすると、日本人はアライバルビザが無料で取得できるので、ここは陸路より空路がお得。
アゼルバイジャンのLCCとの位置づけらしいですが、サンドイッチと水のサービスがありました(水以外の飲み物は有料)。
(アゼルバイジャン編に続く)
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