2015/04/29 - 2015/05/01
8位(同エリア41件中)
ぶんさん
2015年のGWは当初イランから陸路トルクメニスタンを通ってウズベキスタンへ抜ける予定で、前年の6月頃にカタール航空の関空~マシュハド片道特典を押さえてありました。
しかし出発の3か月ほど前になって、当てにしていたトルクメニスタンのトランジットビザの代理申請が不可になったと判り、観光ビザに高いお金を払うぐらいならと別の旅行を企て、ダメ元で経由地のイスタンブールの領事館でビザの申請をしてみるも敢無く失敗。予定の変更を余儀なくされました。
結局、既に取得していたウズベクビザを捨てる形になってしまうものの、最も追加出費が少なくて済む、イランから陸路アルメニアを通って最後グルジア(ジョージア)のトビリシoutという風になりました。
トルクメへ行くにしろ、コーカサスへ行くにしろ、もともと今回のイラン訪問はマシュハドのみの予定で、(前回の大統領選の前に外国人観光客が締め出されたのと、アメリカで政権が替わったあと対イラン政策がどうなるか分からないので)なるべく近いうちに再訪するつもりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- イラン航空 カタール航空
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約12時間のトランジットを終え(他社特典利用につきトランジットホテルのサービスが受けられず)QR492便でイランのマシュハドに向け出発。
今回は沖止めではなくボーディングブリッジからの搭乗。ハマド国際空港 (新ドーハ国際空港) 空港
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シートは近距離仕様。
マシュハドまで2時間強なので、これでじゅうぶん。 -
ウェルカムドリンクのミントウォーター。
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飲み物と食事のメニュー。
アルコール類も一応メニューには載っていたけれども、どうやら積んでいない様子でした。 -
ナッツとまたまたまたまたオレンジジュース。
この24時間で何杯飲んだことか(^_^;)。 -
アラブ風の前菜。
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メインはビリヤニで。
無難なチョイス(だと思う)。 -
食後のデザートはアイス。
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最後にチョコレート。
この4個はカカオの含有率が異なります。 -
飛行時間およそ2時間でマシュハド空港に到着。
ビザは事前に取得済み。入管ではイスラエルの出入国スタンプに全く見向きもされず何も質問される事無くあっさり通過。
どの空港のどの係官もみんなこんな調子だったら、イスラエルのスタンプがあってもアライバルビザが取れそうな…。(イスラエルのスタンプがあるとアライバルビザが取れないというのがもっぱらの噂で、実際に発給を拒否された人もいるとか。) -
この街ではVali's Homestayというお宿で1泊。
昨晩着いたのが遅かったせいかドミトリーがフルだったのでバルコニーが寝床。
ドミ1泊朝食別で10USD(朝食2USD)と、この手の宿がこの街にはここぐらいしか無いからなのか価格設定が少々強気。 -
こちらが2USDの朝食。これにプラス卵料理。
ちなみに時間の都合で食べられなかったけど、5USDで夕食も付けられる。 -
この宿にはトランジットビザでトルクメニスタンへ向かうユーラシア横断などの長期旅行者が、ビザ待ち&ピックアップのためにやって来る場合がほとんど。
以前はこの宿でトランジットビザの代理申請もしていた。
(トルクメのトランジットビザはテヘランの大使館で申請して、1週間後にマシュハドの領事館で受領するのが一般的。その間パスポートはホールドされない。)
ちなみに左側にチラッと写っているオランダ人の男性は、車で(たしか北京まで)ユーラシア横断中で、この日から1週間トルクメのビザ待ちらしい。 -
朝食後、今晩の航空券の手配とイマーム・レザー廟(ハラム)見学のため外出。
一応地下鉄が走っているぐらいの規模の街なので、車の通行量もやはり多め。 -
目と鼻の先に聖地があっても、また別にモスクもあり。
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イラン航空のオフィスからハラムへ向かう途中にあったグランドセントラルバザールという所に寄ってみました。
この街で有名なバザールレザーとは違う所。 -
ショッピングモールのような感じでした。
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それからまた少し歩いてついに、イスラム教シーア派の聖地ハラム・エマームレザーに到着。
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ハラム内はカメラの持ち込みは禁止。でもなぜかスマホでの撮影はOK。
入口横の男女別に分かれたクロークに荷物を預けて入場。 -
入口から係員の案内でとある場所に案内され、すぐ横で行われていた礼拝が終わってすぐに、シーア派やハラムか何かについてのビデオレクチャーの様なものを鑑賞。
観ていて眠たくなってきたので内容はほとんど覚えていません(^_^;)。エマーム レザー廟 寺院・教会
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異教徒のハラム見学にはガイドの同行が義務づけられています。
(ガイド無しで周れたという話もちらほら見かけますが。)
手前に写っているガイド氏の引率で、後から追いついてきた同宿のフランス人のマダムとともに見学開始。エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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博物館にも立ち寄ります。
エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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エマーム レザー廟 寺院・教会
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1時間ちょっとの見学を終えて、出口の真ん前までガイド氏がしっかり付いてきて(異教徒が勝手にウロウロして入っちゃいけない所に入り込んじゃマズいんでしょう)そこで解散。
また来る機会があれば今度は夜に来てみたい。エマーム レザー廟 寺院・教会
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ハラム見学を終えて30分ほど歩いて宿へ帰還。
するとトラベラーのMARIELさんがトルクメニスタンからすでに到着済み。
着いてまだ1、2時間ぐらいしか経ってないはずなのに、3日ぐらい前から居るみたいにもうすっかりみんなと打ち解けてるご様子。さすが!
MARIELさんと旅先でお会いするのは実は今回が2回目で、前回は2011年のGWのヴィクトリアフォールズからのチョベ日帰りツアーの時。
最初にMARIELさんを見かけた時、たしかツアーのドライバーか誰かと話をされていて、それを見て日本人かそうでないかという以前に普通にアメリカ人だと思ったぐらい、英語のスキルはネイティヴ「並み」を通り越してもうネイティヴそのもの。
当時自分はまだトラベラー登録してなくて4トラ自体もあまり見ていなかったので、その時はお互い「たまたま同じツアーに居合わせた日本人」ぐらいの話でしかなかったけど、今回はどちらも今年のGWにトルクメ訪問を計画していたこともあって、ビザの件で何度かやりとり(何のお役にも立てませんでしたが)をしている中で上手くいけばマシュハドでクロスする可能性有りという事が判っていました。
結果、MARIELさんがわりと早い時間にアシュハバートを出られたのと、先にも書いたようにこの手の宿がここぐらいしかないので、2時間ほどでしたがご一緒する事が出来ました。
ありがとうございました(^^)。 -
フライトの2時間前を目安に宿を出て、タクシーでおよそ20分で空港の国内線ターミナルに到着。
丁度よい時間に着いたと思ったけど、まだカウンターがオープンしてなかった。マシュハド国際空港 (MHD) 空港
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テヘラン行きイラン航空。
乗った瞬間に「うわ、ボロッ!」って思ったぐらいの超オンボロ機。(機種はMD80)
経済制裁で新品の機体はおろか部品すらまともに入手できない状況だけにやむを得ないのかも。
テヘランまでの料金が50USDと距離のわりにLCC並みに安いのも納得。 -
ちゃんと機内食が出ました。
チキンとサフランライス、ヨーグルト、ジュースにお米のデザートっぽいやつ。
そういえば暑さで食欲が出ず、昼食を食べていなくて少しお腹がすいていたので
何とか食べられました。 -
メフラーバード空港から西バスターミナルまでは歩けそうな感じしたので、
白タクの勧誘を振り切って歩いて行ってみました。
さて、何分で行けるやら。 -
空港から2kmぐらい歩いたところでアザーディータワーが見えてきました。
バスターミナルはすぐ近くにあるけど、ここからが結構長かった。 -
まずこの信号の無い通行量の多い道路を何度か横断しないといけない。
ローカルにくっついていけば簡単ではあるけど、ローカルがなかなか近くにやって来ない。
最後は車のドライバーを睨み付けてタイミングを計りながらどうにか渡りきった。 -
道路を渡り終えると、今度は広大なバスの駐車場を通り抜けてようやくターミナルへ。
結局、アザーディータワーが見えたあたりから30分近くかかってしまった。
タブリーズを通るバスは結構頻発しているようで、チケットを購入してすぐ乗れました。
料金は横3列のタイプのバスで10USDぐらいと格安。 -
5月1日
テヘランを出て7、8時間ぐらいでタブリーズに到着。
乗ってきたバスはタブリーズが終点ではないようで、バスターミナル近くの
道路上で降ろされました。 -
バスターミナルからそのまま国境方面へ向かうことも考えたけど、せっかくなので明るくなってからタクシーで中近東最大規模といわれるバザールへ。
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そういえばこの日は金曜日。どのお店もお休み…。
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イランのバザールにはモスクや神学校、宿泊施設などバザールに関わる人たちの為の施設が必ず付設されていて、それらをひっくるめた複合施設としてここのバザールが世界遺産として認定されているとのこと。
なので少し楽しみにしていたのですが…
仕方ないので先を急ぎます。 -
アルメニアとの国境Noordouzまでは、途中の街ジョルファまで鉄道で行ってあとはタクシーで行くつもりだったのが、鉄道駅へ着くとジョルファ行きの列車は30分前に出たとの事。
そう言ってきたのがタクシードライバーで当然タクシーで行く事を打診してきたので少し怪しかったけど、駅に列車の出発待ちをする乗客が見当たらなかったのと、国境までの約200kmを30USDという値段も悪くないと思ったので乗っかる事にした。 -
タブリーズから1時間ぐらい走ったところで朝食タイム。
銀色の丸いプレートにのっているのは玉子焼きのようなもの。
右端のピクルスが美味しかった。
結局今回、イランらしい料理を全く食べずに終わってしまった。
でもまた再訪するつもりでいるので、次回こそはちゃんと何か食べよう。
(ペルシャ料理ってあまり美味しくないらしいですが) -
さらに1時間走るとアゼルバイジャンの飛び地領ナヒチェバンとの国境の街ジョルファに入った。
鉄道駅の前を通ると、駅からたくさんの人が出てきていたのでタブリーズからの列車が着いたところだった模様。
こういう国の列車の速度なんてそんなに速くないはずなので、ドライバー氏が言ってたことはおそらく正しかったんだろうと思う。
ちなみにナヒチェバン側の街の名前はジュルファ。
ここジョルファ(タブリーズも)があるのは東アゼルバイジャン州という所。 -
ジョルファから先はイランとアゼルバイジャン(本土、ナヒチェバン共)&アルメニアとの国境となっているアラス川沿いを東の方向へ向け走行。Noordouzまではあと約60km。
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向こうに見えている街はナヒチェバン領。見えていないけどその手前にアラス川。
道中何度もアゼルバイジャンの電話会社の電波を拾う。 -
この辺りまで来ると車窓の風景がもう全然中近東じゃない。
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むしろこれから行くコーカサスっぽい。
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お花見スポットなのでしょうか。
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アルメニアとの国境検問所まであと10分ぐらいの所。
ここまで来ても川の対岸(左側の崖)はまだナヒチェバン領。
イランとアルメニアとの国境線の長さはほんのごくわずかで10kmぐらいしか無いらしい。 -
タブリーズを出ておよそ3時間、アルメニアとの国境Noordouz検問所に到着。
遠くに見える街はアルメニア領のAgarakという街。 -
こういう国の国境検問所だけに写真を撮ったりするとややこしそう、ということで
スマホを耳にあてて電話をしているフリをしながらの撮影。
出国審査は、入国スタンプが滲んでいたので入国地点を聞かれたのみ。
次の訪問国はイランとは全くカラーの異なる国アルメニア。
国境を越えた途端ヨーロッパなのか、それとも…。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ムロろ~んさん 2015/09/24 23:30:22
- バルコニーで1泊\(◎o◎)/!?
- ぶんさん
こんばんは、ムロろ〜んです。
イランに行かれた旅行記を拝見しました。
マシュハドでお世話になった宿がバルコニーということに驚きました。
外ですよねぇ〜。
風邪ひいたりしないかなぁと気にしてしまいました。
というよりもしっかり宿代払っているのに、冷遇されてない?!って絶対愚痴りそうです(汗)。
それでも文句言わず、旅されるぶんさんの温かさに尊敬してしまいました。
まだまだ未熟なムロろ〜んでした(-人-;)
- ぶんさん からの返信 2015/09/25 01:17:34
- でもエアーはビジネスです(汗)
- ムロろ〜んさん、こんばんは。
QRのビジネスで来てバルコニーで寝た旅行記を
ご覧いただきありがとうございます(笑)。
意外と寝られましたよ〜。
明け方に相当冷えるかなーと思っていたのですが、
QRのCでもらえたパジャマが大いに重宝しました。
ただ、ベッドにくらべて明らかに条件が悪いのに
ディスカウントを要求しなかったのは自分の未熟な
部分なんだと思いましたね。
ぶん
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- たぬき2号さん 2015/09/13 22:55:13
- 昨日はありがとうございました。
- ぶんさん
こんばんは。
昨日は、宮城ではなかなか聞くことができない関西弁の方と
お話できて非常に楽しかったです。
マシュハドにも行かれていたのですね。
しかもMARIELさんにもお会いになっていたとは!!!
実はこの時、私はギアナ3国を訪問していまして
旅先からすでに旅行経験のあるMARIELさんに
メールで質問したりしていたのです。
スリナムとイランでのメールのやり取りから
オフ会に参加させていただく流れになったのですが。。。
なんか4トラの皆さんとは不思議なご縁を感じますね。
また機会があればオフ会にも参加させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
たぬき2号
- ぶんさん からの返信 2015/09/15 00:47:35
- 今後とも宜しくお願いします!
- たぬき2号さん、こんばんは。
先日は大変お世話になりました。
こちらこそ気兼ねなく(キツく感じられてしまわないかやはり少し気になるので)関西弁でお話ができて楽しかったです。
イランは実はマシュハドだけなんですよね〜。少しだけタブリーズも覗きましたが。
MARIELさんとは実は当方がトラベラー登録する以前の2011年のGWに、
たまたま同じ日のヴィクトリアフォールズ発ボツワナのチョベ日帰り
ツアーに参加していたという縁もあるんです!
旅行記もupしているのでご覧になってみて下さい。隣の席に座っていたので
似たような写真が何枚か載っていますよ。(比べられると少々恥ずかしいですが…)
当方、一度お会いした事のある方のブログをフォローに加えるように
しておりまして、勝手ながらではありますがたぬき2号さんのブログも
フォローさせていただきました。
今後とも宜しくお願いします。
ぶん
-
- MARIELさん 2015/07/26 22:40:31
- 良い思い出になりました♪
- ぶんさん、
こんばんは!
結構早かったですね〜、旅行記UP。
登場させていただき光栄です。
このヘンのメンバーは海外オフなんて普通だと思いますが、イランの、しかもマシュハドなんて言う旅好きな人じゃなきゃ知らないような町でお会いできたのは、とても嬉しかったです。
1回目はボツワナだし(笑)。
あのテラスで1泊されたのにはオドロキです。
アルメニアへの陸路入国も面白そうですね。
国境に近付くにつれ、どんどん景色がコーカサスぽく変わっていくのが分かり感動しました。
次回は日本でしょうが、またいつか地球の裏側でお会いしましょう。
Mariel
- ぶんさん からの返信 2015/07/27 03:36:45
- また世界のどこかマイナーな所で!(結構実現性が高そう・笑)
- MARIELさん、こんばんは!
UKの旅行記が完成間近だったのと、カタールがトランジットだったのでわりと早くup出来ました〜。それでも旅行後3か月近く経っているので、自分としては時間が掛かってしまったほうです。
しかし最初がボツワナで今回がイランですか(笑)。
なのでご登場いただくにあたってボツワナの件も少し触れさせていただきました。
イランの中でもマシュハドなんて外国人観光客があまり行かなさそうだし、「歩き方」でも詳しく触れていないような街なので、自分も結構ワクワクしましたし嬉しかったです。
アルメニアへ行くなら出入国のどちらかを必ずイランとの国境越えでと決めていました。
欲を言えば、イラン側にもそれなりの規模の街があればアルメニア側との雰囲気の違いを比べられて良かったのですが、アルメニア側もエレヴァンの手前まで300kmぐらいほぼずっと絶景だったので拘ってよかったです。
自分はなるべく歳をとる前に交通インフラの整っていないしんどそうな国を先に行っておこうと思っているので、未訪問国がそういう国ばかりになってしまったMARIELさんともう一回ぐらい旅行先がカブるような気がしています。その時はまた宜しくお願いします(笑)。
ちなみに、今度のSWに香港からSAで飛んでレソト、スワジ、モザンビークを周ってエーゲのゴールドを一発でゲットするという計画もあったのですが、エーゲのルールが変わったのを受けて、もっと休みの長くなるGWにもう1か国加えたいと思ったので一旦ボツになりました。
(エーゲうんぬん関係無しで、復活する可能性も少しはありますが)
それでは、MARIELさんの旅行記も楽しみにお待ちしております^^。
ぶん
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