ポルトガル。ユーラシア大陸最西端、未知の国。沈黙の音が聞こえる街モンサラーシュ⑤

2017/09/09 - 2017/09/19

ポルトガルで最も美しい村モンラサーシュ。
沈黙の音が聞こえる街…そんな言葉を聞いたら、行って見たい。どんなに素敵な街なんであろうか。

行きたい。行ってみたい。
最初の予定を変えて、オビドスの代わりにモンサラーシュを行くことに決めた。
オビドスも行って見たいが諦め、沈黙が聞こえる街に行って見よう。
本当に聞こえるのであろうか…。


モンサラーシュは行き方が大変。不便なところにある。
バスがあるかがわからない。
まずは、エヴォラまで行き、そこからバスに乗り換え、レゲンスモンサラーシュまで行く。さらにバスを乗り換えやっとモンサラーシュに着く。
レゲンスモンサラーシュからモンサラーシュまで通学バスとして走っているようだ。今の時期は学校が始まっているかわからない。
もしだめなら、レゲンスモンサラーシュからタクシーで行けば２０ユーロぐらいのようなので、タクシーで行ってもいいかな。

エリア モンサラーシュ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0

• 旅行の手配内容: 個別手配

７時ごろホテルを出発。
地下鉄に乗り、jardim zoologico駅まで行きます。
バス停がわかりずらい聞いていたが、予習をしていったので、迷わず行けた。
地下鉄の改札を出て、Bus表示に従い、エスカレーターに乗り地上に出る。
何もない広場に出るが、右に進むとオレンジ色の塔があり、エスカレーターを上るとバスターミナルがあります。

エヴォラまでの切符を購入。
乗り場の番号に印をつけてくれたので、すぐに乗る場所もわかった。

結構広いバスターミナルで、バス乗り場を確認。

朝食も食べていないので、バスターターミナルにあるスタンドでパンを買う。

パンは半分づつ分けて食べます。
ガラオンはおいしい。（ミルクコーヒー）

バスは８時に出発し、９時半に到着。
まず荷物を預かってもらう。１ユーロであったが、９５セントしかなく、まけてもらった。

次に向かうレゲンスモンサラーシュまでのバス時刻を聞くと、１０時半、次は１１時でそのあとはわからないから、バスの運転手に聞けと言われる。
なんでわからないの～。
まあ、頻繁に出ているような感じなので、少しエヴォラまでの街を散策するか。

街は白で統一され、黄色でふちが塗られている。

エヴォラ大聖堂が見えてきた。

12～13世紀、ロマネスクからゴシック様式へと移行する時期に建てられたらしい。
だからロマネスクとゴシックが入り混じっている。重厚な石造りの建物。

塔に上ってみよう。

エヴォラの街が見渡せて、眺めがいい。

回廊も一回りしてみる。

中庭

厳粛な感じ

祭壇に向かって、左側上部にパイプオルガンがあるが、これは、天正遺欧少年使節の4人、伊藤マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティノが、演奏を聞いたという。
こんなところでも日本と由来があるのですね。

少年使節団は九州のキリシタン大名として、ローマに派遣され１５８４年９月にエヴォラを訪れ、大司教の歓待を受けたといわれている。

歴史地区の中心に建つディアナ神殿は修復中のため幕がかけられ、全く見られない。残念。
いがいと小さいな。

アズレージョが素晴らしいというロイオス教会。

入った途端、わあ、すばらしいわ～。

一面素晴らしいアズレージョ

青色のアズレージョがとても美しい。

アズレージョは１８世紀初期のもの。

このアズレージョは、ロイオス修道院に影響を与えた聖ローレンスの生涯を表しているようだ。

ロイオス教会

素晴らしいアズレージョ

祭壇。

サンフランシスコ教会。
１５世から１６世に建てられたゴシック様式の教会。

ここには人骨で埋め尽くされた人骨堂があり、入ってみたい気もしたが、やっぱり怖いのでやめた。
入口には”私たちはあなた（骨）を待っています”と刻まれている。
これはキリスト教の教えから、人間は必ず死を迎えるという人間の摂理を表し、死を恐れるなということらしい。

一度バス停に戻ってバスの時間を聞いてみるが、とても感じ悪い～。

１３時だというのでまだ時間が１時間ぐらいある。
気を取り直してランチの店を探しに行くか。
カフェっぽいお店があったので、サンドイッチを注文。

野菜もたくさん入っていて、おいしかった～。

バスターミナルに戻り、どこから乗ればいいかきくが、またしても感じ悪い～。

13時発のバスでレゲンコスモンサラーシュまで行き、ここからまた、バスを乗り換える。
運転手の人はとても感じがいい。ちゃんとどのバスにのるか教えてくれる。

途中で学生さんたち（ちびっこ）がのってきて、運ちゃんと楽しそうに話している。やっぱりいい人だ～。
途中で子供たちを降ろしながら、１時間ぐらいで着いた。

この門をくぐっていくと、モンサラーシュの街だ。

わあ、真っ白だ。すべてが真っ白。

道が石畳でごつごつしていてスーツケースを運ぶのが大変だ。

ホテルもわかってよかった。

真っ白でかわいい。

部屋も清潔な感じ。

なかなかいいね。

テラスからはいい眺め。

ひろ～い！

素敵なロビー。

ホテルの方はとても親切。
明日、朝一でリスボンに戻り、ナザレまで行くので時間を調べてくれた。
パソコンで調べていたが、ずいぶん長くかかった。

バスは６時４５分か８時だ。紙にリスボンまでの乗り継ぎの時間を書いてくれた。

街に散策に行こう。

どこもかしこも真っ白な街。ミコノス島に似ている。
３０分もあれば回れてしまうほど小さい街。

スペイン国境に近い場所に位置するモンサラーシュ。

広大な平原がずっと続いている。

素晴らしい眺め。

ショ～シュ～リキ～のコマーシャルのロケ地でもあるモンサラーシュ。

あまり人は歩いていませんね。
本当に沈黙の音が聞こえる？
いやいや人の気配はしてガサガサ音は聞こえる。
猫の鳴き声は聞こえる。

周囲を城壁に囲まれ、小高い丘の上にある街

少しメイン通りを外れると素敵な光景に出会える！

オレンジ色の屋根と真っ白建物。

湖の向こうはスペインかな。

この道をまっすぐ行くと唯一の教会がある。

奥まで行くと城の一部が残っている。

ここは現在は闘牛場となっている。

城壁の上からも一面見渡せる。
ポルトガルで最も美しいといわれるモンサラーシュ。
まさにその通りだ。

標高３３０mから見下ろすどこまでも続く大地。

本当にすばらしい。

果てしなく続く大地。

お～い、と叫びだしたくなる。

壮大な景色。

同じような写真を何枚も撮ってしまいます。

メイン通りを外れると、入り組んだ細い路地を散歩するのも楽しい。

どこも真っ白。

あまりお土産屋さんもレストランもない。

ちょっと外れるとこの景色。

いや～、いいな。

こんな景色を見られてよかったです

どこまでも、どこまでも続いている大地…。

ちょっと疲れたので、行く予定にしていたカフェに行って見るが、休みだった。
見つけたカフェで休憩。

ちょうど、眺めがいい場所があった。
日中は暑い！

ガラオンとチョコムース。
チョコムースがやたらと甘い。食べきれなかった。

ちょっと疲れたので、ここでのんびり。

最高の景色。

このカフェからの景色も最高。

7時前になったので、お目当てのレストランへ行って見ることにする。

日も沈んできた。レストランが開くまで少し時間があるので近くで待っている。
時間になってもなかなか開かない。
しびれを切らして、行って見ると今日は団体予約でいっぱいのようだ。
こんなところでもいっぱいなの？

他のレストランを探してみたがあんまりない。
しかたがないので、さっき言ったカフェに戻る。

田舎のレストランが休みのところも多いし、あんまりレストランがないので、ほとんどの人がここにくる。
モンサントの時も休みのレストランが多かったな。

さっき座っていた眺めのいいテラスはもう人がいっぱいで店内になってしまった。

スープ。

サラダ。

タコ料理。
中からタコがまるまる１匹出てくる。

そろそろ日が暮れてきた。

お城のライトアップ。

街もすっかり灯りに照らされ、静かに日が暮れている。

沈黙の音…聞こえなかった。
猫の声、時たま、人のガタガタいう音がする、

でも、素敵な街だった…。