2019/02/19 - 2019/02/19
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しにあの旅人さん
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下総国のヤマトタケルゆかりの神社巡り2日目です。市川の南と東を回ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
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赤丸が今日の目的地。とりとめもなく散らばっています。地図上に神社をプロットしたとき、「なんか意味があるのかな」と途方に暮れました。
行ってみるしかありません。
まず大鷲(おおわし)神社。
ナビ上では近くまで着ているのですが、アクセスが分かりません。
近くの飲み屋さんが準備中だったので聞いてみました。「車では行けないので、うちの駐車場に車を置いて歩きなさい」
ありがたい。 -
車が入らないことはないですね。
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駐車場もありました。
でも細い道を幼稚園児が散歩しています。保母さんはロープで輪をつくり、その中に園児を入れて移動です。飛び出さないようにということですね。可動式ガードレール。
歩いてきて正解でした。 -
公園もあり、地域の集会所もありました。
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周囲は一戸建ての家やマンションに囲まれており、住宅に埋没しておりました。
でもそれだけ地域に密着しているということです。 -
大鷲神社。「おおわし」と読みます
市川市 高谷2-12-20 -
拝殿。
ご祭神は
日本武尊(やまとたけるのみこと)
創建年代、由緒は不明です。鳥居に文化7年(1810年)建立とあるので、そのころでしょうか。 -
屋根は銅葺きでした。立派にメンテナンスされています。地域の方に崇敬されているのです。
住宅に囲まれていても、住民というか、氏子さん、産子(うぶこ、産土神《うぶすなかみ》の信者)さんに、手の中にそっと入れていとおしまれているような、心安らぐ神社でした。そう思うのは「駐車していきな」のおかみさんや、ロープの中の幼児のせいかな。 -
この神社に行ってみようと思う方のために。
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入日(いりひ)神社にやってきました。
千葉県船橋市海神3丁目7
この神社も分かりにくく、車を道ばたに止めて妻を車内に残し、大急ぎで写真をとりました。それでもうちの前に車を止めるなと追い出されました。前の大鷲神社のご近所とえらい違いです。
橋が高くなってゆくその橋の下にありまして、ナビの言うとおり進むと橋を渡ってしまい、「へ?」 何度も行ったり来たりして、「うちのナビ子はバカじゃあ」と諦めた瞬間、橋の下にあることに気づきました。
橋脇の細道をたどると、工事現場。「何しに来たあ? ヒマ人が」と冷たい視線をくぐり抜けると、やっと神社前の道につきました。が、駐車場なんてとんでもない。入り口の隣の不動産屋の前に停車(駐車じゃなくて)していたら、おっちゃんに「駐めないでくれる」と。それをお願い倒してのお参りでした。 -
旅のブログらしく少しは役に立つ情報を。
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狭い。
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二の鳥居の奥は覆屋です。
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覆屋の中の社。
ご祭神は、
天照大神(あまてらすおおみかみ)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
境内の碑文に由緒がありました。文字使いから、近年に作られたものです。
上総、下総のヤマトタケルゆかりの神社の由緒によくあるタイプですので、全文引用します。
「当町鎮守『式内(しきうち)元宮入日神社』は皇統代12代景行天皇の王子日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷御征討の砌り伊勢湾方面より海路を利用し先ず上総の国に上陸、次いで軍団は上総の国を出帆せられ下総の国に入るに及んでこの地に上陸された。上陸地点は現在地に当たると伝えられている。その後村人によって日本武尊の上陸を記念し且つその御威徳を偲び併せて郷土守護、五穀豊穣、豊漁の神として社を建立し崇拝して来たのが即ち入日神社である。祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)と日本武尊を祀り古くから船橋大神宮意富比神社の元宮と言い伝えられている。」
船橋大神宮意富比(おおひ)神社とは、船橋市にある大きな神社で、式内社です。ご祭神は天照大神、日本武尊が東征のおり創建したと伝承されています。その意富比(おおひ)神社の元宮ということです。事実であれば創建は10世紀を遡ります。しかし船橋大神宮のホームページによればその記載はありません。
ヤマトタケルが伊勢湾より海路上総に上陸、その後下総に上陸とありますが、記紀にその記載はなく、また東征に際し軍勢を率いておりません。特に古事記では、ヤマトタケルは天皇は軍隊もくださらず東国に行けと言ったと嘆いております。
詳しくは
「ヤマトタケルを旅する 日本書紀編その二、房総海の路・ヤマトタケルを祀る神社」
https://4travel.jp/travelogue/11423588
の冒頭をごらんください。
日本書紀にある内房、外房通過の経路を示す漢文36文字以外、往路、復路とも、このあたりを通過した際のエピソードは記紀にまったくありません。
しかし上総、下総には、ヤマトタケルが軍勢を率いてこの地を平定したという伝承があちこちにあります。ヤマトタケルは記紀が作り出したヒーローです。しかし記紀の記述を離れて、ヤマトタケルの伝説が一人歩きをしております。それほど魅力的な人物だったということでしょう。
その後、夫が4トラの旅ブログをサーフィンしていたら、「ヤマトタケルが伊勢湾から海路東征に出発したという伝承が残る神社があるそうだ」と言います。「やったぜ!」と期待していたら、ブックマークし損なって行方不明。
肝心なときに「チッ、使えねえヤツだゼ」by妻。
習志野の八剱(やつるぎ)神社にむかいます。
この神社も見つけるのに苦労しました。市原の神社も細い山道で苦労しましたが、こっちは住宅地の細い路地です。神社があるくらいですから、古くからの集落だったのでしょう。それが、車など想定していなかった時代の細い道路のまま、無秩序に宅地化されてしまったようです。都市計画の失敗、というか、都市計画などハジメから頭になかったようです。 -
ナビに従い西の方から路地に入りましたが、細い路地で脱出に苦労しました。千葉街道に車を止めて、私は車内に残り、妻が歩いて偵察しました。
その結果、神社の右手にやや広い道路があり、駐車できそう。大きく迂回してなんとか神社に近づけました。住宅地なので今度は妻が車内に残り、私は単独でお参りしました。 -
丘の上に鳥居が見えました。by妻。
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神社そのものは清々しい。
習志野市鷺沼三丁目407番地。 -
ご祭神は、
日本武尊(やまとたけるのみこと)
速素盞嗚尊(すさのおのみこと)
創建年代、由緒は不明です。 -
本殿、
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ご神木から推定するに、創建から数百年はたっているでしょう。
この神社は山の上に祀られていました。けれど住宅が山まで押し寄せてきて、この神社の最後の最後まで残った境内以外、住宅にされていました。境内の木々の間からそれらの新しい建築物を見ると、敵にヒタヒタと囲まれて、籠城しているような気分になりました。 -
王子神社にやってきました。
船橋市 八木ケ谷5-391-2 -
巨木に囲まれた小さな祠でした。
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ご祭神は
伊弉册尊(いざなみのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
誉田別尊(ほむたわけのみこと、応神天皇)
創建年代、由緒不明です。
小さいですが、きれいに掃き清められた清々しい神社でした。
町中の神社を回ってきたので、静かなこの神社は特別印象に残りました。 -
鬱蒼とした林に囲まれておりました。
周囲もここは京都か?と(ごく狭い範囲ですが)思わせるような典雅な美しいお社で、女神の中の女神イザナミのみことさまが、美少年の神様を引き連れてお出ましになるのにふさわしいお社でした。
お嬢様、奥様方にお勧めの神社です。エレガントな気分になれますよ。by妻。 -
長福寺というお寺のとなりにあります。
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この神社はナビや住所でさがしてもヒットしません。長福寺を探せば、山門のすぐ左ですからすぐ分かります。お寺の駐車場を使わせていただきました。
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諏訪神社にやってきました。
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この階段を上ってきました。
ものすごい直線、急角度の長い階段で、登りながら、いじ悪のババアが途中でよからぬことを思った故に転がり落ちるという「昔話」を創りつつ、いや宮司さんはきっと少年野球の監督で、少年たちは毎朝この階段で鍛錬しているにちがいない。となぜか市原悦子と県知事森田健作を頭に描き、いじ悪ババアにならないように、そうだガンバレ優勝だぞ!と妄想していたら、やっと着きました。
ここはスポコン好き青少年におすすめの神社です。By 妻 -
長い参道です。
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拝殿です。
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ご祭神は、
健御名方命(たけみなかたのみこと、諏訪神社の主神)
日本武命(やまとたけるのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
健佐賀足智命(たけさがあしのちのみこと、不明です)
伊波比主命(いはひぬしのみこと、経津主神(ふつぬしのかみ)と同じ)
そのほか7柱。
由緒は、千葉県神社庁によれば、
「本社は延暦年中、坂上田村麻呂が東夷出征の際、信濃惣社上下諏訪に平定を祈願、鎮定の帰途上下惣社を当所に遷置された」
境内の千葉県教育委員会の案内板によれば
「延暦21年(802年)平定がかない、都への帰路、この長作の地に立ち寄り、田村麻呂がそお礼に諏訪大社より分社として祀ったのが当社の始まりと伝えられています」
ご祭神は、健御名方命、下照姫命(したてるひめのみこと、大国主命の娘神)となっています。
境内の由緒を記した案内板では、創建の由緒はほぼ同じ、ご祭神は健御名方命、下照姫命です。
元来は日本武尊は祭神ではなかったようです。境内の由緒書きには、明治44年(1911年)、大正元年(1912年)に近隣の神社を合祀したと書いてあります。そのときに合祀されたのかもしれません。 -
高台の見晴らしのいい神社です。
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ここから千葉港の花火大会が見えるそうです。
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またやっています。お手。
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