2017/06/12 - 2017/06/16
42位(同エリア74件中)
monkさん
オーレスン三日目はスンモーレ博物館へ徒歩で行きました。
スポーティなアクティヴィティに感じるかもしれませんが、私がただ単にケチでバス代を払いたくなかったからです。
スンモーレミュージアムというオーレスンを始め、南モーレ地方の郷土野外博物館となっていて、
展示物のある室内に入れなければ、無料で見物できる公園なので、
そこを散歩するだけでも十分満足の行くものでした。
夜はお財布を心配する私に気付いたのか、Jのアパートで手作りの北イタリア料理でディナーを。
以前、オーレスンに3泊もするのは時間がもったいないと言われたことがありましたが、
街中の散歩だけでも一週間は楽しめそうで、元々滞在型の旅を楽しむ私にはただの日常を、こんなにきれいなところで送れるということに幸福感で一杯の日々でした。
- 交通手段
- 徒歩
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トレッキングにはあいにくの曇りがちな日ですが、
いろいろな表情が見えるから、ある意味ラッキーです。
Jが出勤の準備をする時間と被らないよう、
ゆっくり起きて、身支度を整えてから出発。
朝ごはんは昨日サンドイッチ用に買った雑穀パンとリンゴで済ませ、
Jが愛飲しているオーガニック緑茶をいただきました。 -
まずはアスクラ山へ階段を使って上る。
ビューポイントである周囲をガラスでガードしてある突き出た一角で一枚。
ガラスの強度はあるのだろうけど、怖くて一歩が踏み出せない。
そして、この時点で既に疲れてしまう。
この辺までは少し早い夏の休暇で訪問した観光客もいますが、
そこから東方面のトレッキングコースに入っていくと
毎日の散歩を楽しんでいる地元らしき人がまばらにいるだけ。アクスラ山 山・渓谷
-
結構歩いて景色が変わってきました。
山の木々の間を歩いていると、湿った空気と緑の香りでリラックスしてくる。
出発したときは肌寒かったのに、気が付いたら汗が止まらなくなっていた。
所々に開けた場所があり、雨よけの屋根付き休憩所で休みながら進んでいく。 -
30分くらい山の中を彷徨った後、最初の集落に着く。
ここには大きなキオスクがあるので、友人は大好物のソフトクリームを購入。
どっかの地方にありそうな田舎のダサいキオスクに郷愁を感じる。
ここは近所の小学生が無駄遣いをしにきたり、
中高校生が夜に友達と連れ添って立ち寄ったりする
この集落にはなくてはならないお店だと思う。
店員さんはソフトクリームを注文するとよほどうれしかったのか、
トッピングをサービスしてくれたと友人が言っていた。 -
オーレスン工科大学のロビー。
ここでトイレを借ります。
先ほどのキオスクから近いところにあり、お店にはトイレがないらしいので
大学で借りたらどうかと提案されたそうだ。
新しい大学の構内は清潔で、時期的に学生らしき姿もほとんどなく、
しばらく校内を見学させてもらった。 -
学食でも開いていれば、そこで昼食を摂っても良かったが、
見つけることが出来ず、自販機の品物と価格をチェックしてから
何も買わないことにした。
いくつか教室を覗いてみたが、パソコンだらけの部屋やコンセントタップがやたらとある机など、工科大学っぽくて面白い。 -
スンモーレ博物館。
カトリック教会近くのバス停で友人と別れて一人行動を始める。
友人Cは習慣となっているプールでのエクセサイズをしに、
バスで更に内陸部へと向かって行った。
待ち合わせは5時にカトリック教会で。
それまで3時間程度ある・・・ってオーレスンを出たのは午前中なので、
大学で随分と道草を食っていたのが分かる。
教会からフィヨルドに架かる橋を渡った対岸にある博物館で、
道沿いに歩いて行くと簡単に着くことができる。スンモーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
何の前触れもなく、木で作った小さな家?倉庫?が連なる通りに出る。
奥には博物館のチケットセンターもあり、
観光バスが止まっていた。
閉館時間が近いのでチケットを買っても見る時間が少なくて
もったいないと思い、しばらく近くをフラフラしながら無料で見物できそうな場所を探していた。
様子を伺っていると、どう見ても博物館に来ているとは思えない
スポーティな人たちが奥へと走っていく。
犬を連れた人もいたので、もしかしたら野外は入場無料かもしれないと
チケットセンターへとインフォメーションを聞きに行くと既に閉場していた。
多分、外にある展示は公園みたいに誰でも入れるようです。 -
チケットセンター脇の水辺には木造の船が展示されていた。
奥には対岸からここに来るまでに歩いてきた橋が見える。 -
小さな灯台。
ここには小さな港があったのだと思う。
右ての赤い三角屋根はチケットを買った人だけが入場できる
船の展示があった。
入り口に注意書きの張り紙がしてあったので入場することはしなかったが、
車のガレージのように完全に開いているので外から見ることが出来た。
まあ、お金を出していないのでほどほどにしておいたが、船マニアでもないかぎり近くで見なくてもいいかなと思った。
そして、この辺にベンチがあったので、
あらかじめ購入しておいた胚芽ビスケットとリンゴでお腹を満たす。 -
奥へと進んでいくと、赤い木造の建物がいくつか見えた。
中は台所みたいになっていて、入り口のドアは閉まっていた。
この一角には似たような建物が4棟程建っていて、
宿泊施設なのか、キャンプ場のようになっていた。 -
こちらはガイドブックで見かけた建物。
ここで伝統食であるジャガイモ入りの薄焼きパン“レフセ”の実演試食が行われるらしい。
チケットを買った人限定で参加できるような感じかな? -
博物館の奥にある教会。
博物館との境界が曖昧なので、歩き続けていたらこんなところに出てしまった。
この教会はギシリャ十字プランで中央に塔が付いている。
三角屋根が連なり、その頂点には何等かの装飾があって興味深いので
近づいてみることにした。 -
塔のデザインは北方ゴシックなのに木造で、どこかスタ―ヴ教会を連想させるような文様が見られる。
屋根の頂点には北欧神話的なデザインの彫刻が付いている。
丁度何かのセレモニーのリハーサルが行われていたようで、
数人の家族連れが教会前室で自分の出番を待っているようだった。
ここで興味深くドアのレリーフを見ていたら、かなりの時間が経っていたので
急いでCと待ち合わせしているカトリック教会へと戻る。 -
教会裏手にあるマリア像。
焦って30分ほど早く付いてしまったので、教会の周りをウロウロ。
教会の横にある建物には、司祭が住んでいるので少し気を付けながら歩いてみると
何だかステキな聖母像の見守る小さな広場があった。
夏のお天気の良い日はここでミサをしたり、結婚式を挙げたりするのかもしれない。 -
もう少し奥に進むと、ボート小屋発見。
この辺は誰かの敷地なのかもしれないが、海藻生い茂る水辺と緑が美しくて
何だか夢心地。
オーレスンの風景は私にとって妙にノスタルジーを感じさせる。 -
ミサが終わったら、今度はオーレスン市街に戻るため、
また地獄のトレッキングが待っている。
ミサで知り合った人の中には車で市街まで帰るという人が何人かいたが、
私たちも乗せてくれとは言えない。
歩いて帰る私たちには自然から素晴らしい景色のご褒美があったので
まあ、いいか。
晴れて向こう側には氷河が見える。 -
海っぺりに見える建物がオーレスン市街の端っこに当たります。
疲れたけど、ここまで来ればゴールは近い。 -
アパートに戻ると、Jがリゾットを作ってくれた。
食べ物をおいしく食べるには旬の物を使うことという彼女は
アスパラガスのリゾットを一皿目にしてくれた。
ミラノに長く住んでいたというJは米料理が上手らしい。
そして、糖質の摂取量にこだわりがあるのでお米よりアスパラの方が多いかもしれないとっても贅沢な一品だった。 -
メインディッシュはパクチー入りのスーパー穀物入りハンバーグと
オーガニックのミックス葉っぱサラダ。
こちらはオーブンで温めただけの冷凍食品と袋入りサラダ。
イタリア料理らしく、きちんとコース料理にしたかったと
昨晩から考えてくれていた。
ブルーベリーマフィンのデザートも付いていて、久しぶりの真面目な食事に感動。
Cと私はナポリ出身(ともいえるほど長く住んでいた)ので、
トマト味のパスタ料理や油ギッシュな野菜炒めやレモン風味のサラダになれているので、
ミラノのヘルシーごはんは少々外国籍料理のような感覚がある。
今日は歩き通しで本当に疲れたけど、明日こそはオーレスンをもっとディープに散歩したいと心に誓い眠りに就いた。
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