2017/06/12 - 2017/06/16
37位(同エリア75件中)
monkさん
オーレスンに来たら、絶対行きたい近郊の島々。
海底トンネルを通ってギスケ島を散歩し、木造灯台のあるゴッド島のアールネスへと行きました。
壮大な自然に言葉を失い、畏れすら感じる空気、まるで臨死体験して天国を覗いてきましたといった感じの風景があります。
オーレスンバスターミナルからギスケ島行のバスに乗り、まずはギスケ教会へと向かいます。
そこから島を半周して、白い砂浜のある橋付近へ。
ゴッド島行のバスが通る停留所が近いのでゆっくりしすぎて一時間の一本のバスの逃し、
アールネス灯台で待ち合わせしていたJが丁度車でオーレスンを出るところというので、
途中で拾ってもらい、最終目的地へと行きました。
その後、車でオーレスン市街から5キロほど離れた教会へと行き、ミサに参加。
帰りはトレッキングコースを歩いて戻り、クタクタになりながらも
フィッシュ&チップスの店で夕食を摂り、
昨日同様、オーガニックカフェで一杯飲んで一日を終えた。
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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オーレスンのバスターミナル。
ここからギスケ島行のバスに乗ります。
対岸の街へ行くフェリー乗り場もすぐ近くにあります。
オーレスンは細長い地形なので、どこからでもすぐ海に出ることが出来、
街の近郊に向かうバスだけでなく、
西ノルウェーのフィヨルド沿いの長距離バスもこのターミナルから出ています。
ギスケ島にはギスケ行きとゴッド島行のバスでも行けますが、
空港のあるヴィグラ島行のバスに乗り、
イッテルランドという島のターミナル駅のような停留所で降りて
徒歩で橋を渡るという行き方もできます。
今回は丁度、ギスケ行きのバスが来ていたのでそれに乗りましたが、
切符代は片道で600円ほど。 -
ギスケ教会。
別名大理石の教会とも呼ばれていて12世紀に建てられた。
この地方で有力だったギスケ一族のプライベートチャーチとして使われていたそうだ。
歴史の古い教会で、中世建築美術史ファンにはたまらない北方ロマネスク様式なのだが、
内装は18世紀ごろに作り替えられているそうで、
説教台や祭壇にカラフルな装飾が施されている模様。
今回で3回目となる訪問も私の計画性のなさから、
中を見ることはできませんでした。
いやいや、外側を拝めるだけでも十分満足です。
教会の敷地内には沢山のお墓がありますが、ギスケ姓がずらりと並び、
この地方でどれだけ名が知れていたかと思います。
芝生の緑と白い教会と静けさに一瞬、心が無になります。 -
教会の入り口。
あきらめきれない友人Cは、人を見かけると片っ端から声をかけて
教会の鍵を持っている人がいないか聞いていた。
ここには夏になるとドイツ人の観光客がガイド付きで来ることが多いそうだ。
運よくギスケ市役所の職員が通りがかるも、
この日は鍵を持ってきていないと言っていた。
今回はノルウェー人である彼女が同行してくれて良かったと思った
というのも、この辺りの人は英語をしゃべり慣れていないのか、
私の英語では通じないことが多く、サバイバルで身につけた簡単なノルウェー語も
ニ・ノシュクと呼ばれる方言のなまりがきつくて、聞き取れないので、
ここに来るたび、バスを乗り間違えたり、目的地まで行けなかったりしたことがあったので、
今回は母国語である彼女がとても頼もしく感じた。 -
ギスケ・スピレットという夏に行われる島の歴史を野外劇場で上演するお祭りがあるのだが、その実行委員会が置かれている建物を発見。
残念ながら無人。
諦めて、教会の近くで持ってきたサンドイッチを食べて、
島を散歩しながら、バスの発着が多いイッテルランドまで歩くことにした。 -
ギスケ・スピレットが行われる野外劇場。
半円形の舞台はバイキング時代の家屋が再現されており、
囲炉裏や機織り機、偶像などが設置されている。
土地の段差を利用したすり鉢型の客席があり、古代ローマやギリシャの劇場を思い起こさせる。
ちなみにこの劇場には上演時間でなければ、勝手に出入り出来てしまう。 -
バスがぎりぎり通れる細い一本道を歩きながら、
牛さんがくつろいでいるのを発見。
馬さんも放牧されているようだった。
のどかで牧歌的な風景に癒される。 -
ビーチに到着。
島の端にある教会から徒歩で15分くらい。
曇り空なので、水の色が薄いアクアグリーンをしているが、
天気が良ければ、南の島のような緑を帯びた青く深い色をしていて
思わず泳ぎたくなる。 -
水温はそれほど低くはなかったので、膝まで浸かってしばらく歩いた。
見ての通り、透明度が高く、友人は水着になって
かなり遠くまで泳いで行った。 -
水を漂う海藻。
波が作った砂の模様や水の反射がとてもきれいで、
もう少し気温が高かったら泳ぎたかった。
友人も水の中が見渡せるので安心して泳げる上に
誰もいない海を独り占めできて、最高だと言っていたが、
やはり泳ぐにはまだ早く、海から上がった後は寒いと言って震えていた。 -
砂浜からバスの停留場へ。
緑の向こう側がロータリーになっていて、
そこから次の目的地となるゴッド島へと繋がる海底トンネルの入り口があり、
その手前がバスの停留所となっているのだが、
10分後に来るはずのバスがなかなか来ない。
オンタイムのノルウェーでこれはおかしいと二人で言い始めるが、
結局10分遅れでバスが通過、つまり私たちはバスを停車させることが出来ず、
二時間に一本ほどしかないバスを逃してしまったのだ。
停留所はコンクリートで出来ていて、ベンチも付いている。
そこに座って待っていたので、運転手からは私たちが見えなかったのか、
それとも、この地域は車道に立って乗車したい意思を主張しないと停車しないという地域性があったのかもしれない。
Jは半日勤務なので、車で後から来ることになっていたため、
電話を入れると、丁度オーレスンを出たところだという。
運よく、Jに拾ってもらって、そこからアールネス灯台のあるゴッド島へと向かったのだった。 -
アールネス灯台のカフェ。
Jの運転する車で海底トンネルを抜けてゴッド島へと着くのだが、
灯台のあるアールネス地区は島の岩山の向こう側にあるので
また長いトンネルを通る。
トンネル内には信号があり、一方通行になっている。
信号無視する人はいないと思うが、対向車が来たら確実に衝突するような狭さで運転になれているJもかなり慎重に車を走らせていた。
灯台には大型バスが数台泊まれるような駐車場があり、
そこに車を止めて、カフェへと入っていく。 -
アールネス灯台のカフェはコーヒー、紅茶は300円程度でお代わり自由。
ノルウェーに浸透しつつあるエスプレッソマシーンはないので、
カプチーノみたいなオサレメニューはなかった。
コーヒーの味も懐かしい伝統的な酸味のキツイ薄いコーヒーで、
ブラック派の私でも砂糖をいれなければ、一杯を飲み干すのが大変だった。
お代わり自由でも二杯目は飲めそうもない、紅茶にしておけばよかった。
カプチーノ派のCもカップの中身をほとんど牛乳にして飲んでいた。
この日は午後に会合でもあるらしく、広いカフェの一角が予約席になっていて
そこで振舞われるであろうスープの鍋や皿などが近くに設置されていた。 -
カフェは灯台の足元にあるので、そこから階段を数段登って灯台へ。
以前に訪問したときには、アールネス灯台、及びギスケ島に行く際にはトイレの問題が付き物だったが、ここにカフェが出来たことでその問題は解消されて良かったと思う。
ただ、海と山と誰もいない灯台というだけで神々しかった雰囲気は少し変わってしまったかもしれない。 -
結構大きな灯台。
ありがとうと言いたいしばしの晴れ間。
ノルウェーに来てから灯台の景色が好きになってしまった。
赤と白の木造灯台で、夏の2か月間だけ入場することができたけど、
いつもシーズンオフに行くので中に入ったことはない。
多分、灯台の中にあったカフェやお土産物屋さんは先ほどの新しいカフェにその機能が移されたのではないかと思う。
窓の中を覗くと、ノルウェー古民家みたいな木目の内装が見えた。 -
灯台カフェから岩だらけの波打際へ向かって歩いてみる。
一人で着たときは白い砂浜があったけど、潮の関係からか今回はひたすら岩が転がっているだけだった。 -
海側から灯台を見る。
砂浜があるはずとかなり遠くまで歩いてしまい、
気が付いたら灯台からずいぶんと離れたところまで来てしまった。
なるほど、赤のラインが結構目立つ。
灯台手前にある黒い平べったいのがカフェです。
前回は6時半のオーレスン行最終バスを逃してはいけないと、
自然の偉大さに畏れをなして抜けてしまった腰を引きずりながらバス停へと
向かい、焦った思い出があるが、今回は車を出してくれたJがいるのでゆっくり見られて良かった。
5時にはミサがあるので敬虔なカトリック教徒のCは、参加するので帰ろうと提案、Jが車で送ってくれて、オーレスンで一番行きたかったアールネス灯台とギスケ島の訪問を終えた。 -
オーレスンのカトリック教会。
市街地から5キロ離れたところに建てられた新し目の教会。
ノルウェーではルーテル派のプロテスタント教徒がほとんど(といっても、若者の教会離れは進んでいますが)なので、カトリックの教会はポーランドや南米、ベトナム系の多い大都市でもないと町中にあることは珍しいと思う。
なので、この地域でも街から離れたところに建てられている。
そんなところでも平日のミサに10人以上の信者が来るのだから、移民の受け入れが進んでいるのを感じさせられる。
ちなみにノルウェー人は2~3人、南アジア風の夫婦と東南アジア系らしき女性一人、あとはポーランド人らしかった。
自然に囲まれた教会の裏手には、新しく出来た集落があり、道の駅のような大きなスーパーもあったので新興住宅地なのかもしれない。
ミサの後は、オーレスンに徒歩で戻ろうということになり、
恐ろしく長くて急な上り坂を上って山の中のハイキングコースを進んでいく。 -
オーレスン市街の外れにある落ち着いた集落。
この景色が見えると、あと少しで到着となるが、5キロ程の距離を山の中を通るので、平坦な道なら15分もあれば着くところ、道に迷い、休憩をしながら山道を歩いたので2時間近くかかってしまった。 -
アパートからも見える景色と同じもの発見。
岬のようなところに黄色い建物が建っていて、オーレスン市街の至る所から見える目印みたいな建物。
雲で山の上の部分が見えない。 -
オーレスン市役所前の広場。
無事、オーレスン市街に付いて一安心。
これからJおススメの店でフィッシュ&チップスをいただきます。
本当はタイ料理の店に行くことになっていたが、
お店の営業時間がなんと7時までだったので、
魚が食べたいという二人とジャガイモが食べたい私の意見で
両方を食べられる海辺のダイナーに行きました。
そこはオーレスンに到着したての私たちが朝食をとった店で
かなり新鮮な魚を使ったフライが本当においしいらしいです。
ノルウェーは魚文化があるので信用できますが、
私はフライドポテトにかけるフレーバーソルトが2,3種類置いてあるのが嬉しかったです。
燻製塩とかレモンソルトとか、酢やケチャップも用意してあり、
ノルウェー人の二人は魚をメインに食べたいと付け合わせのチップスを私にくれた為、
この日の夕食はただ飯になりました。
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