2017/06/15 - 2017/06/18
37位(同エリア74件中)
monkさん
オスロ滞在があまりにも緩いので、ちょっとハード(私には)だったオースレスン滞在の話を。
オーレスンは西ノルウェーの沿岸部にある町で、鉄道が通っていないので
オスロからはバスか、途中まで電車で行って、そこからバスに乗り換えるか、飛行機で行くかという選択肢となる。
私は今回、飛行機で行くことで、ここに上げた3つの方法全てを試したことになるのだが、どのルートで行っても“人生とは?”と問いかけたくなるような素晴らしい景色を楽しめます。
嬉しいことに、オーレスンにはオスロの翻訳学校で知り合ったJが住んでいるので、
そこでお世話になることにして、近郊の島に行ったり、長い距離を歩いてスンモア博物館に行ったりと
たった3泊でかなりアクティブで運動量の多い日々となった。
もちろん、オスロで私の面倒を見てくれる友人Cも同行です。
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- ノルウェー・エアシャトル
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オスロのガーデモエン空港、制限エリア内にあるシーフードレストラン。
ブルーの明るい色調にオレンジ色の照明が良い雰囲気なので撮ったが、
私の食べるものはなさそうだ。
今回はノルウェーのLCCで、欠航が多いと言われている航空会社、
ノルウェージャンエアでオーレスンへ。
出発が朝の6時50分だったかな?
飛行機でノルウェー内の移動はしたことがないので、
心配だった私は朝一番のバスで市内から空港へと向かった。
電車の始発だと6時頃に空港到着になるので、間に合うのだろうけど
自動化の進んだ空港だけに、機械の操作が簡単に行えない場合に備えて
夜中の3時半に出るSASのバスを使った。
金額は深夜料金が加算されて電車の二倍もした上、
停留所が多くて一時間くらいかけて到着した。オスロ空港 (OSL) 空港
-
窓からの景色。
チケットは想像通りの自動発券機のみの対応、
操作に手間がかかった。
同行した友人は人に聞くのが一番早いと、SASのCAさんを捕まえて
やり方を簡単に説明したもらって無事に発券できた。
去り際に「私はSASの職員ですけどね。」と言って去って行った。
チケットの予約は友人がスマホから行っていたので、
パスワードが見つからずに大変な思いをしたが、何とかなって良かった。
以前、イタリアからノルウェーに行く際にはライアンエアを使っていたのだが、
自分でEチケットを印刷してから、カウンターでパスポートチェックを受けるという方法で飛行機に乗っていたことを思うと
かなり簡略化(無人化)されているのが分かる。
飛行機内は3-3の座席で隣には図書館職員というオッサンがご機嫌に会話に応じてくれた。 -
一時間弱でオースレンに着き、飛行機からタラップで降りて
徒歩で空港施設内へと入っていく。
オーレスンの空港はヴィグラ島という島にあり、
そこからバスで市内へと向かう。
主にフィッシュアンドチップスを売りにしているダイナーにて、
泊めてくれる友人Jから返信が来ないので、
まだ寝ているのかもしれないと、海辺のダイナーで朝食をとるのだが、
友人Cはソフトクリームを、私はフライドポテトを食べるという
子供が夢見る朝食を摂ったすぐ後に、Jから電話があり、
彼女の家へと向かった。 -
オーレスン在住のJは、ユーゲンスタイルの建物にアパートを持っていて、
階段の手すりや踊り場天井にもそれらしい模様が見られる。
彼女とは5年ぶりだろうか?
イタリア語で話せるので気が楽だ。
着いてすぐ、お茶を入れてくれて私たちが夜中に出発したことを知ると
すぐに部屋を用意して、休憩が取れるようにと整えていてくれた。
彼女は仕事があるので、午後に会いましょうということで
合いカギを置いて行ってくれた。 -
アパートの近くにあるカフェ。
折角用意してくれたベッドも、オーレスンに着いた興奮で目がギンギンになり
これからの三日間、どうやって過ごすかCと話をしながらお昼になってしまった。
アパートの前にはJが行きつけのカフェがあり、
Cはそこでお昼を食べたいというので、付いて行く。
金額とクオリティーは釣り合っているのだろうが、
私はノルウェーでの外食には期待をしてはいけないと思っている。
それでも、カフェの内装に興味があったので行くことにした。
結構オシャレにリノベートしてあるカフェで、
居心地が良い。
段差のあるテーブル席が多いのが少々気になったが、
車椅子でも十分にくつろげるよう配慮はされているようだった。 -
友人が注文したシチリア風サラダ。
オリーブとトマトとヤギのチーズ入りで、
バルサミコ酢とサワークリームのドレッシングが付いています。
トーストしたパンが二切れ付いて、金額は2500円越え。
量的には2人で一つと言った感じ。
親切にも私に食べろと取り皿をもらってきてお裾分けしてくれた。
ちなみにこの友人Cはコーヒー依存症なんじゃないかと思うくらい
コーヒーを飲むので、一緒にいるとカフェに立ち寄らない日はない。 -
ユーゲンスタイルセンター界隈のメイン通り。
旅行中だというのに、友人に臨時の電話通訳の依頼が来て
その間私は一人で街をブラブラ。
オーレスンは3回目なので、どこで何を見たいかは結構明確あって、
運河沿いを歩きながら、久しぶりのユーゲンスタイル建築を楽しむことにする。 -
運河の奥の方は最後に行ったときは閉鎖され、工事中だったが、
道は舗装され、新しい建物がいくつか作られていた。
お天気は曇りがちで、時折雨がパラつく。
この陰気な感じも妙にオーレスンにハマっていて
散歩をしながらゾクゾクするほどの美しい景観と空気感。 -
住宅だろうか?
ガラス部分がやたらと多いのは、光を取り入れるためだと思う。
建物の間には特に境界線もなく、くつろげる木のベンチとさびた鉄アートの
つい立てみたいなものがあった。
まだ疲れていない私はここでは座らない。 -
今度はフェリー乗り場から灯台、木造家屋の多い地域を見に行く。
あちら側には確か、教会があったはず。 -
そろそろCの通訳が終わった頃だろうと、
アパートへと戻る途中、私を探しに来たCと丁度良く会った。
巨大だけど薄っぺらい銅像がある広場は、元ミッション教会の建物があり、
その一階が先ほどの高額なサラダをいただいたカフェ。
ノルウェーのチェーン展開していない個人のカフェは
知っている限り、自動ドアや開放している入り口はなく、
中の照明もほどほど、人の入りも少なく
イタリアのバール並に入りにくい。 -
アスクラ山からの眺めたオーレスンの街。
スーパーで少し身の回りの買い物をした後、
Jも仕事から戻ってきたので、車でアスクラ山へと向かった。
もちろん徒歩でも十分に登れる山と言うより丘だけど、
丁度足の手術をして、まだリハビリ中でトレッキングは無理だというJは
折角来たのだからと、わざわざ車を出してくれた。
山頂には展望台とカフェがあり、そこからオーレスンの不思議な地形や
近郊の島々が見えて、何だか現実世界からかけ離れているような気分になる。アクスラ山 山・渓谷
-
翌日に予定しているギスケ島は多分、この平べったいやつだと思う。
全長数キロという小さな島は端から端まで歩いても一時間もかからない。
それにしても、この曇り空、抒情的に表現するなら
水色を帯びた灰色の雲と海なんだろうけど、
この地方に来るたびに哲学者になった気分にさせられる。
この不思議な感覚にはドキドキする。
前回までは一人で周り、ユースホステルに泊まっていたので、
誰とも言葉を交わさずに過ごすが故、どうしても感傷的になっていたのだが、
今回は友人が一人同行し、宿泊先も友人宅だというのに
オーレスンはいつでも私に何かのインスピレーションを与えてくれる。 -
展望台から下りた後、夕食には早い時間だったので、
車を置いて、街を散歩する。
先ほど来た灯台が青い空気に包まれていて幻想的だった。
霧が発生していたわけでもないのに
雲の厚さや光の角度で違う景色に見えるからすごい。 -
そして、くつろぎたいというJは
先ほどのカフェでカプチーノを飲もうと提案。
友人はなぜかファンタを注文し、瓶で出てきたので半分私に分けてくれた。
自分がケチで恥ずかしい・・・。
コーヒーは日本と同じくコンビニで安くて悪くないものが飲めるので
それで十分です。
写真には収めていないが、
6時をまわった頃、郷愁漂う中近東系のオッサンが焼くピザ屋に行き、
1500円出しておいしいベジタリアンカルツォーネをいただく。
期待していなかっただけに、結構おいしくて中身の野菜も多く
満足の行く食事だったが、カードの暗証番号を忘れてしまった私は
少ない現金で払うことになり、オスロに戻るまで経済的に心配。
平日の夕方なので、お店のお客さんも私たち3人と、後からもう一つのテーブルが埋まる程度で、経営を心配する。 -
目抜き通りにあるオーガニックカフェのソファー席。
まだ夜にならない街を散歩したいというJは
旧市街ともいえる目抜き通りに面したオーガニックカフェで
食後に一杯(紅茶)をいただくことに。 -
アンティーク家具のくつろぎスペースと、
レストランとして食事をするテーブル席があり、
ここではセルフサービスではなく、注文を取りに来る方式だったのが
ノルウェーでは斬新だった。
オーガニックカフェなので割高だけど、
ヴィーガンメニューもある。
そして、それは高い。
ハーブティーやフレーバーティーの種類も多く、
二人はブルーベリーのジュースとミルクティーを注文していた。
メニューのヘルシーさに惹かれて
翌日のランチはここで食べようということになった。 -
散歩中、Jはここに引っ越してきてから、まだ親しい友人がいないため
仕事と家の往復ばかりしていたので、
私たちの訪問は嬉しいのだと言ってくれた。
ちなみにJは街の歴史的地区の景観を保つ仕事をしており、
歴史的建造物の修復や地方の廃寺になった古い教会を買い取り
保存するという活動をしている。
地方紙でもコラムが掲載されたり、取材を受けるので
この辺では知られた存在のようだ。 -
二回も行ったので、もういいかな?
なんて思っていたオーレスンだったが、
こうして縁があって、また訪問できたことを嬉しく思う。
6月の中旬で夜半まで、まだまだ明るい街を歩きながら
少しずつ灯されていく窓辺の灯りを後目に
アパートへと戻って、翌日の予定を立てるのだった。 -
民泊をしているJのゲストルーム。
まだ眠れそうもない私は
Jにカフェインレスのルイボスティーを入れてもらって
日が昇り始めた午前3時頃、やっと眠りに付けそうだった。
明日はギスケ島とアールネス灯台を訪問するつもりです。
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