2019/01/24 - 2019/02/02
65位(同エリア383件中)
松太郎さん
今日は4日目イズミールのホテルを出て90Km,バスで1時間20分、世界遺産のエフェス遺跡へやって来ました。そのあとパムッカレへ行き石灰棚、ヒエラポリス遺跡を見学します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
4日目
ウインダム・イズミール・オズディレクホテルの朝食会場です。 -
サラダもタップリ。
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チーズもタップリ。
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蜂の巣のハチミツもあります。
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ドネル・ケバブかと思いましたが少し取って口に入れてみると甘くて干し柿のような感触です。ドネル・ケバブのような肉ではないようです。
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パンの種類も豊富です。
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こんなパンもあります。
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オリーブの実もいろんな種類があります。
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果物も南国と違い日本の果物と同じリンゴやみかん、梨、キューイ、パイナップルなど丸ごと置いてあります。その他ひとくちづつの味見でも食べきれないほどの種類の料理が並んでいました。
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はじめに持って来たのはサラダです。レタス、トマト、白アスパラガス、ニンジン、ナツメグ、ハチの巣などです。皿の中央にあるのはロクムとと言うトルコの伝統菓子で日本の柚餅子(ゆべし)のような菓子です。
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次には魚の煮物、ニンジン、セロリ、スクランブルエッグ、白いんげんの煮物、ミルフィーユ、焼きそば、ふつうに日本でも食べてるものです。
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いつも必ずあるスープ、レンズ豆のスープ(メルジメッキ・チョルパス)です。おいしいです、毎回食べました。
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ヨーグルト。日本の明治やブルガリアヨーグルトと同じに感じおいしいです。
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蜂の巣の蜂蜜。蜂の巣は柔らかくそのまま食べてもとろけて違和感はありません。蜂の子は入っていません。
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各種チーズとオリーブの実。私とってオリーブは普段食べる機会のないものです。そこで毎朝、全種類を1~2個づつ食べてみました。日本の梅干しの感覚なのかな。これでオリーブの実とはどんなものか実感できました。やっぱり日本で言うところの漬物ですね。皿の左側のオレンジ色のものはサーモンです。
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フルーツです。ブドウのシロップ漬け、バナナ、クルミ、杏、キューイ、みかんなどです。
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朝食を終え、荷物をまとめて廊下に出てきました。円形タワーですので廊下もドーナツ状になっています。
サァ チェックアウトして出発です。 -
バスに乗ると毎朝、水のペットボトルを1本もらえます。ホテルの部屋にあるのと合わせて、毎日2本のペットボトルがもらえます。時々ペットボトルの無いホテルもありますが・・・。
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イズミールの街をエフェソスへ向かって走ります。冬ですが街路樹が青々としています。その中にミカンなのかオレンジなのか沢山の実をつけた木もあります。
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路側にこんなに沢山の実をつけた木が植えられています。朝のビュッフェにもたくさん出てくるはずです。果物を豊かに育む気候、土壌に恵まれているのでしょう。
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途中、皮製品専門店に寄りながら、やって来ました、エフェソス遺跡。
南側入口のチケット売り場です。入場料金はツアー代金に含まれています。 -
入り口を入ってすぐの所にヴァリウスの浴場跡が現れます。2世紀に造られた床下暖房のローマ様式の風呂です。見学通路は板張りで歩きやすく整備されています。
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イオニア式の石柱の建ち並ぶ通路を進んでいきます。ローマ帝国時代の街の中を歩いている気持ちになってワクワクします。
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音楽堂のオデオンです。1400人収容ですが、屋根も付いていたようで300人位の代表者会議や、コンサートに使われていたそうです。
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このようなイオニア式の柱や建物跡があちこちに建ち並ぶ通路を進みます。
紀元前300年ギリシャから移り住んだイオニア人が建てたであろう神殿や、ローマ帝国時代にはエジプトから避暑に来たアントニウスとクレオパトラが歩いたであろう道を自分の足で実物を歩くことが出来るなんて思いもよらなかった事で、非常に気分が高揚します。 -
コリント式の柱の一部も通路の脇に転がっています。
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勝利の女神ニケのレリーフです。ナイキのマークがこの女神をモチーフにしていることは有名ですね。
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2000年前の大理石の石畳の向こうにケルスス図書館が見えています。両側に建物の並ぶクレテス通りをどんどん図書館の方へ下って行きます。
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コリント式の石柱もあります。
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トラヤヌスの泉です。ローマ帝国の領土を最大化したトラヤヌス帝(在位98~117)に捧げられた水場です。ここは104年に完成していますから、トラヤヌス帝の生存中に造られたのですね。絶大な権威のあった皇帝なのでしょうね。
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ハドリアヌス神殿です。ここは138年に完成しています。ハドリアヌス帝は在位117~138ですので、亡くなって神格化される前から作り始めたのでしょうね。この14代ハドリアヌス帝は先のトラヤヌス帝の養子で、トラヤヌス帝と同じく五賢帝の一人です。気性が荒く恋も仕事も情熱的でしたので周りが苦労したそうです。映画テルマエ・ロマエでルシウス(阿部寛)にテルマエの建設を命じる皇帝ハドリアヌス帝、市村正親が演じている、あの皇帝です。
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公衆トイレ。下に下水が流れ水洗トイレになっています。当時のローマ人はパンツという下着は着けていなかったので、上着をちょっと持ち上げて座るだけだったので並んで用を足しても違和感は無かったんでしょうね。
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ケルスス図書館まで来ました。2世紀の初頭ローマ帝国の時代にエジプトのアレキサンドリアに次ぐ2万冊の蔵書があったと言われています。当時の建物の外観をほぼ残す、または修復されていてその威容が偲ばれます。
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近づいてみると入り口の壁には4体の女性像が見えます。知恵、運命、学問、美徳を象徴するそうです。
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コリント式の柱の上の大理石の天井にもレリーフが施されています。本物は凄いです。
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ケルスス図書館の正面の知恵の彫像です。
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ケルスス図書館の正面の運命の彫像です。
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ケルスス図書館の中から入り口側を見た風景です。図書館の中は何もないガラーンとした空間でした。
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ローマの兵隊のヘルメットを彫った石板も通路の横に置かれています。発掘修復中であることがよくわかます。
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ケルスス図書館から大劇場へ向かう、マーブル通りの敷石に刻まれた娼館の広告です。足の絵が面白い。これより大きな足の人でないと中に入って遊べない、足の大きさ測定用の足型と言う説もあるそうです。要するに子供は入っちゃダメよ。という印なんでしょう。ツアーの皆さん興味を持って覗き見ていました。話題としてはインパクトのある、面白い世界遺産です。
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石積みのアーチです。素晴らしい建築技術だと思います。石の文化の遺跡にあるアーチやドームなどの建築物の美しさにはただ感服するのみです。
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大劇場です。山に沿って、アレキサンダー大王のヘレニズム時代に造られたそうです。その後ローマ時代に拡張されて24000人も収容できたそうです。2300年前のトルコでこんな大規模な施設が作られていたなんてビックリです。日本ではまだ縄文から弥生時代なるかという時代です。国も統一される前の話です。
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アルカディアン通り、通称クレオパトラ通りです。クレオパトラがアントニウスとエフェスに来た時はこの通りの先500mに港があり、そこから上陸して街にやって来たのだと言われています。
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エフェソス遺跡の北口を出て、バスに乗ってすぐのアルテミス神殿跡に来ました。世界7不思議のひとつです。物凄く大きな神殿があったそうです。ギリシャのパルテノン神殿の2倍の大きさの神殿です。ギリシャの神様、豊穣の女神アルテミスの神殿です。神殿の絵を描いた看板が立っています。立派なイオニア式の柱が8列に並ぶ立派な神殿の絵です。
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ところが現実には野原に1本の柱が立っているだけです。神殿のイメージはありません。
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チョット、気抜けした2人です。
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昼食の時間です。レストランにやって来ました。団体様専用食堂のようなところです。
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スープは、いつも通りのレンズ豆のスープ(メルジメッキ・チョルバス)とおいしいパンです。
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塩味の飲むヨーグルト、アイラン。脂っこい肉料理によく合う飲み物です。薄い塩味があり、酸っぱ味はあまりありません。美味しいわけではありませんが飲みやすいです。
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煮物料理が出てきました。カリフラワーと茄子とキノコが煮込まれています。ガイドブックで該当する料理を探すと肉抜きの、野菜のムサカが該当するようです。特に美味しいというわけではありません。日本の家庭料理に出てきそうな料理です。
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出ました! シシケバブ。前ぶれなく地味な出され方をしたので、何だか定食屋の焼き鳥のような印象です。しかし正真正銘アツアツのシシケバブです。串に角切りマトンを刺し、根元には脂身の肉がちゃんと刺さっています。特別な味ではありませんが、一般的に串に肉を刺し焦げ目が付く位に焼いたものは旨いです。しかしもうちょっと大きな肉塊のものかなと思っていました。
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デザートの牛乳プリンのようなものです。
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昼食も終わり次はパムッカレへ向かってバスは走ります。車窓からの景色を見ると街は美しく、ゴミが散らかったりしてません。この辺はインドの街と違います。イスラム寺院のドームやミナールはよく見ます。日本で言うとお寺や神社のように町内に1軒や地区に数軒という感覚で町や村のあちこちに建っています。
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パムッカレにある紀元前190年に始まる都市遺跡ヒエラポリスに来ました。入場口から最初に通る南ビザンツ門です。遊歩道はきれいに板張りされて歩きやすいです。
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進んでいくとドーリア式の柱の遺跡がポツリ、ポツリと建っているのが見られます。
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ヒエラポリスの遺跡は広範囲に散らばっているようで、遥か遠く丘の手前に建物が見えます。大劇場のようです。
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近づいて、望遠で写すと劇場です。ハドリアヌス帝により2世紀に造られた15000人を収容する大劇場です。
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遊歩道を先に進んでいくと石灰棚の所に来ました。
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靴を脱いで温泉の流れる石灰棚を歩けるようになっています。でも温泉は冬と云う事もあるのかも知れませんが、ぬるいです。水に近いといえます。背後ではこの季節では珍しく熱気球が上がっていました。
この石灰棚は、所々ヌルヌルしていて滑りやすい所があります。私の目の前で中東系の女性が滑って顔面を石灰棚にぶつけてしまいました。ひどく顔面をぶつけていて鼻を手で押さえていました。見ると鼻が大変高くとんがった人でした。私はその時思いました。私が同じように滑って顔面をぶつけたら、鼻ではなく、おでこをぶつけただろうと、東洋系の顔立ちだったらきっと鼻が地面に当たる前に、おでこが先に地面に当たるだろうなと素朴に思いました。 -
溝にある温泉の流れに足を入れて足湯を楽しむこともできます。流れは大気にあまり触れずに流れているので、いくらかは暖かいです。
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ここの大きな棚にも温泉のお湯が溜まっていますが、あまり暖かくはありません。景色は雪の世界にいるようで綺麗ですよ。
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石灰棚を出て丘の方へ行くと南大浴場があります。
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南大浴場の中にヒエラポリス博物館がありますが、閉まっているようでした。
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道のそばで倒れている石柱の断面を見ると、そこには嵌合用の凸凹が削られています。前から私の疑問として柱など石を積んだだけでよくズレて倒れないのかと不思議でしたが、やはりズレたりしないような工夫がしてあるのですね。古代の職人さんは凄いです。
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今夜のホテルに来ました。リーカスリバーホテルにです。部屋はシンプルで必要最低限のものは揃えてあるという感じです。別に不便なことはありません。
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洗面台です。アメニティーも最小限。シャンプー、石鹸はありません。もちろん歯ブラシやかみそりもありません。トイレットペーパーの予備が何故か洗面台の横に並べてあります。
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バスタブはあります。シャワーカーテンでは無く、透明プラスチックの仕切り板がありますが、下の部分に隙間があるためシャワーを使うとそこから床へお湯がこぼれます。これは設計段階からミスっていると思います。・・・か、 私の使い方が悪いのか分かりません。
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トイレはトルコ仕様の手動ウオシュレットです。このあたりで使いこなせるようになりました。
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クロークです。このあたりは非常にシンプルです。
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夕食はホテルでバイキングです。食堂は広く席も沢山あり、日本人、中国人、韓国人、インド人、トルコ人などいろいろな人種の人でいっぱいです。
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料理は庶民的な雰囲気で大皿に盛ってあり、鶏唐揚げ、ポテトサラダの大盛が目立ちます。その他にもサラダ、煮物、焼き物、揚げ物が沢山大盛で並べてあります。それを沢山の人が群がって取り皿に載せていきます。なんだか社員食堂か合宿の食堂を思い出します。
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鶏唐揚げの争奪戦の夢の跡。
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ポテトサラダの争奪戦の合間。なぜ取りスプーンが赤いプラスチックなのか、今までのホテルと雰囲気が違いました。中国内陸部観光地のホテルのような感じです。きっと中国資本のホテルで中国方式のサービスなのだろうと勝手に納得しました。
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私の皿です。サラダを取って来ました。ドレッシングは持参のキューピーのシーザーサラダドレッシングです。
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鶏唐揚げ、カリフラワー、ピーマンの肉詰め、水餃子、ゆで卵、チーズです。ヤッパリ中華料理っぽいですよね。
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ビールは定番エフェスビールです。
今夜も疲れて、ホテルの温泉プールにも行かず、部屋に帰って風呂入って荷物まとめて寝てしまいました。また海パンと水泳キャップはスーツケースの中に入ったままです。
4日目はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました。つづきは「オスマン帝国とザクロジュースを求めて トルコへ GO !!」(5日目)です。コンヤに行ってメヴィラーナ博物館などを見ます。 お楽しみに!
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