4度目の長崎　キラキラ煌めくランタンフェスティバルと外海の世界遺産巡り　2019　後編

2019/02/08 - 2019/02/10

1年ぶり4度目の長崎♪
春節にあわせて開催されているランタンフェスティバルで長崎の街はどこもキラキラ☆彡
昨年、世界遺産に認定された外海の教会巡りでは、潜伏キリシタンの歴史に思いを馳せて…
そしてもれなく美味しい長崎グルメも満喫してきました♪

エリア 長崎市(長崎)

２日目の朝、起きると外は雨でした( 一一)
週間天気予報では旅行期間中ずっと雨予報だったので、曇りや薄陽が差すだけでも良しとしなければいけないんですけどね…

朝食付きのプランだったのでホテルのビュッフェ朝食♪
朝食の口コミに辛口意見があったのでどうかなと思っていましたが、至って普通、個人的にはサーモンがあったので◎かも(^^ゞ

今日は１日定期観光バスを利用します。
集合場所の長崎駅にはタクシーで行きましたが10分もかからず時間を持て余す（笑）
駅にはお土産屋さんが充実していて、朝から真剣に品定め。

外海の世界遺産をまわる定期観光を利用します。
世界遺産の教会を見てまわりたいなと思いましたが、アクセスが悪く、
レンタカー（←坂道＆路面電車で自身ナシ）
路線バス（←本数が少なく時間のロス）
定期観光（←結構好き(^^ゞ）
選択肢の中から定期観光バスがピカ一です。

バスに乗ったら、地元産のお茶と飴が配られて至れり尽くせり♪
ガイドさんもベテランさんで◎
参加者は８名。

長崎駅を出発していくつか山を越えて40分、ここもまだ長崎市だった！
初めに訪れたのは「潜伏キリシタン文化資料館」
松川さんという館長さんが自費で運営されているようです。
有名な方で、長崎の潜伏キリシタンのテレビや取材には必ず出てくるお方でした。

20分ほど、潜伏キリシタンについてのお話を伺いました。
潜伏キリシタンと隠れキリシタンは違うのだそうです。
そして禁教時代はもちろん、今も脈々と受け継がれていることに驚きでした。
「写真？どうぞどうぞ」と勧めてくださったので、遠慮気味に何枚か撮らせていただきました。
この観音様に似せたマリア像も誰が持っていたものかで価値があるそう。

当時のロザリオ。
私はクリスチャンではありませんが、大学がカトリック系だったのでかなりどっぷりと、興味津々です(^^ゞ

hayaseさんと通った高校は仏教系でした(*_*;
何事も百聞は一見に如かずです。

雨がどしゃぶり(*_*;
ホテルで傘を借りてきて良かった！
資料館のすぐ近くにある「黒崎教会」

マリア様はいつもお優しい。

ガイドさんが「この教会だけは写真が撮れます」というので撮らせていただきました。
でもその後、シスターに怒られました((+_+))
「この教会だけは許可が出ていて、写真いいって言われてるんですよ」とガイドさん。

立派な教会で、祭壇も神々しく大きかったです。

ステンドグラスも素敵。
晴れていたら陽の光が差し込んできれいでしょうね。

この辺りの集落には潜伏キリシタンが多く住んでいたそうです。

教会の隅にオメダイがストラップになって売られていました（無人）。
時間がない中で選りすぐり、自分用とカッコさん用に購入☆

バスで移動、ガイドさんはパンプスをスニーカーに履き替え！
山の入口でさっきの松川さんが用意してくれた杖をお借りしてぞろぞろと山に入ります！！

「祈りの岩」
この大きな1枚岩の下に入っておらしょ（お祈り）を唱えたそう。

そしてこれはお墓。
お墓の上にはいくつもの小さな石が無造作に置いてあります。
それをこうして十字架に並べてお祈りしたそうです。
そしてまた帰る時には石をバラバラにして何事もなかったかのようにして…こうして信仰が守られてきたのですね。

枯松神社
日本に３つあるキリスト教の神社です。

今も年に1回はここでミサがおこなわれるそうですが、周囲は険しい山で、ここに神社があることも不思議ですが、あえてここに造ったのでしょう。

またバスで移動して、「出津教会」

ちょうどいくつかのバスツアーの団体さんと重なりましたが、みなさんさらっとお帰りになりました。
残った私たち8人に特別にボランティアさんがお話をしてくださいました。
ロ・ド神父様とこの辺りに住む民との交流のお話。
もっと聞いていたかったし、お話ももっとあったようですが、時間がなく15分位で終了。

「ロ・ド神父様記念館」

こちらがロ・ド神父様。
生まれは貴族のご子息だったそうですが、神父として日本へ渡り、外海にやってきたそう。
貧しい民の生活をどうにかしたいと、農作業やそうめん・パスタ作り、織物産業など民に教え、暮らしが少しでも豊かになるようにと導きました。
母国へ帰国することはなく、長崎で亡くなり、外海に眠っているそうです。

「旧出津救助院」

ここでそうめんやパン、マカロンまで作られていたそうです！
それを長崎に売りに行き現金収入を得たそう。
少し前に、NHKの特集でここが紹介されているのを観ました。

2階は作業をしていた女性たちの宿舎だったそうですが、今は小さなチャペルになっていました。
フランスから運ばれてきたオルガンをシスターがご紹介くださいました。

ランチはこちらで…

「ヴォスロール」というお店です。
ヴォスロールはロ・ド神父様の生まれ故郷。

日替わりランチをいただきます。
ツアーについていた昼食だったので、正直期待していなかったけど、どれもすごく美味しい！
普通の家庭のご飯という素朴さがいいです♪
にゅう麺で体が温まりました。

セリ？の入ったリゾット。
写真に撮っていませんでしたが、手作りパンもモチモチで美味しかったです☆

デザートはバナナケーキ♪
もちろん手作り。

量が少なそうな感じでしたが、パンをたくさん食べてお腹がふくれました(^^ゞ
女性１名で切り盛りされているようで、秋にヴォスロールを親善訪問したときの写真をみせてくださいました。

この地で採れた野菜をお料理に使っているって言ってたけど、このお隣の畑かな？

hayase「このサラダ菜、絶対そうだよ！」
WALA「お魚の下に敷いてあったものね！」

食後は資料館を自由見学しました。

遠藤周作さんの記念碑が海に面したところに。

雲は多いですが、雨がやんで晴れてきました。
「沈黙」の荒々しい描写が、まさにここで起こったことではないかと目に浮かぶようです。

「大野教会」
出津教会が遠くて来られないこの地の信者のために、ロ・ド神父様が建てられた小さな教会です。

海からの風雨にも耐えられるようにと頑丈な石の壁です。

老朽化のため中には入れませんが、窓が開放されていました。

中は質素なチャペルです。

カッコさんがいたら絶対喜びそうな、優しいマリア様でした☆

教会の周囲は椿の花と水仙が見頃を迎えていました。

そしてマイクロバスで行けるところまで行き、バスを降りてまた山道へ…

ツアーじゃなかったら絶対近づけないな…

「バスチャン屋敷跡」

バスチャンという日本人伝道師がここに住み、藩の役人から逃れたそうです。
数百年の禁教時代を経て、信仰が守られてきたことに感慨を覚えます。

バスの中からロ・ド神父様が眠るお墓。
本当は山の上の十字架の下にお墓があったそうですが、年老いてもお参りできるようにと山の下に移されたそうです。
いかに民に信頼され慕われていたかがわかります。
当時だけでなく、今もなお慕われていることが、お話を聞く中から伝わってきました。

最後は「遠藤周作文学館」。

館内はグレグリオ聖歌が静かに流れ、遠藤さんの足跡が紹介されています。

「アンシャンテ」という遠藤さんの奥様が建てられた休憩室。
ここからの海の眺め、晴れていれば夕陽が絶景だそうです！
静かに物書きをできる場所でもあります。

hayasesさんと自販機のココアを飲んでツアーのアンケート（笑）を書きました(^^ゞ

「道の駅　そとめ」

地産の野菜やお土産品が並んでいます。
今日買えるなら、色々買えたけどね…
ロ・ド神父様のそうめんやパスタなどもあります！

長崎へ戻って定期観光バスツアーは終了。

この「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産は建物が世界遺産なのではありません。
禁教下で密かにキリスト教を信仰し、言い伝えてきた歴史そのものが遺産なのです。
ここ外海だけでなく、島原や五島列島もいつか訪れてみたいです。

長崎へ戻り、出島の近くでバスを降ろしてもらいました。
予約していた「DEJIMA ASA」へ♪
昨年訪れて気に入ったので予約しました。
1週間前に連絡したら、時間限定で最後のお席！
今日は夕食後も予定あるので、お店に迷っている時間ないので(^^ゞ
まだ時間も早くお腹も空いていませんが。

昨年と同じカウンター席。
店員さんがテキパキ気持ちの良い対応です。

お刺身盛り合わせ♪
新鮮！

お薦めのごぼうサラダ

出島ハトシ

ハトシって長崎の郷土料理です。
エビのすり身にパンが巻かれて揚げたお料理。
どなたかが、ここのハトシが一番と口コミに書いていたので♪
エビ好きなので美味しい！

出汁巻きたまご

熱々ふわっふわっで美味☆彡
最近、出汁巻きたまごにはまっているhayaseさんも合格点！

ささみ明太揚げ？だったかな。

カレーパイ

お腹空いていないと思ったけど、結構がっつり食べました☆
ご馳走様でした！

そして夜は稲佐山の夜景ツアーに参加！
昼間と同じツアー会社でしたが、こちらのガイドさんははっちゃけた感じのガイドさん(^^ゞ
英語は堪能で、日本語と英語を交互にアナウンス！

夜景はうまく写真に撮れませんね(^^ゞ

長崎は世界三大夜景のひとつですね☆

ここはテレビ塔です。
季節によって色が変わるそうですよ。

展望台に行くのは無料！
自由に出入りできました。

ホテルでバスを降りて、今夜も爆睡☆

３日目の朝。

今朝はエッグステーションでオムレツを焼いてもらいました♪
洋食を意識してみましたが、一部中華(^^ゞ

ホテルでもらった無料クーポンを使ってグラバー園を散策♪
600円だけど、無料はやっぱり嬉しいです！
貧乏性なので(^^ゞ

去年は夜だったので、昼間の長崎港を眺めるのは久しぶりです。

当時の洋館がたくさんあります。

海を眺められて素敵なテラス♪

私はこの洋館の雰囲気が一番いいなぁとお気に入り♪

中も豪華！

こんなところに住んでみたいなぁ♪
テラスで海を眺めてお茶とか(^^ゞ

ゆっくりしすぎたら時間がなくなってきた！
絶対あそこは行きたいもの！急ごう！！

大浦天主堂♪
昨年は外壁工事中でしたが、すっかり出来上がり白亜の教会に☆彡

昨夜のガイドさんが、世界遺産になって入場料が300円から1000円になったのでどうしても興味がある方はどうぞと冗談のように言っていましたが、絶対入るでしょう！

こちらでも優しいマリア様に迎えられます♪

昨年はなかった資料館も見学できるようになっていました。
これで1000円ならむしろお安いような…

そして時間ないのに、売店にも寄る(^^ゞ
不思議なオメダイを購入しました♪
レジ担当のシスターに「不思議なオメダイの伝説ご存知？あなたにも、差し上げる方にも幸せが訪れますように」と言われました。
シスターに言われたらそうなる気がします（←単純）。

最後はホテルへ戻りながらお土産を買って…チェックアウトして、
タクシーと高速バスをロスなく乗り継ぎ、

空港価格のちゃんぽんを食べ、福砂屋のカステラを大人買いして長崎旅行を締めくくりました。
そうそう、長崎で買う福砂屋のカステラは東京工場のものとは味が全然違います！
重いので持ち帰るには限界がありますが、絶対間違いのない一品☆

１年ぶりの長崎ではまた新しい発見がありました。
潜伏キリシタンの歴史は奥が深いです、そして感動があります。
これはまた再訪だな…
そして、ランタンフェスティバルも最高だった！
食事も美味しいし、長崎大好き！

旅行記をご覧いただきありがとうございました☆彡