阿修羅様と約束の旅 2日目 ～私、会いに来ました！～

2019/02/15 - 2019/02/17

2009年 上野・東京国立博物館で初めてお会いしてひとめぼれ、翌 2010年 再会の旅に出ました。
その時の約束（2018年に中金堂が再建されたらまた会いに来ますね）を果たすため奈良へ出かけました。

2010年の旅行記はこちらです。
阿修羅様と再会の旅（初めてのひとり旅）
https://4travel.jp/travelogue/10741888

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 徒歩

2019.2.16 (土)、 2日目。
おはようございます。
7:30 の猿沢池越しの興福寺五重塔です。
お天気は今のところまずまずですが、予報ではにわか雨があるかもとのこと。

お会いしたい阿修羅様はあの塔の向こう側の国宝館にいらっしゃいます。
まずは、朝ごはんに行きます。

池のほとりで見つけました。
猿沢池の七不思議ですって。

ずらり。
大勢で船に乗っているみたい。

そうです、そうなんです。
だからおじゃましているのです。
（このノボリ欲しかった）

ならまちを抜けて行きます。
ここは草履屋さんのよう、下がっているのは“身代わり申”
商家でも民家でも沢山下がっていました。
出かけるときに さわってから出かけるのだそうです、厄払いですね。

※ならまち・奈良町：
奈良の旧市街地、特に元興寺の旧境内を中心とした一帯を指します。
古き良き生活風景と現代的な感覚が共存し、奥深い魅力を持つ町です。
ー観光パンフより抜粋ー

漢方薬のお店、ここにも身代わり申。
屋根神様もいらっしゃいます。

ちょっと寄り道、《 御霊神社 》でお参り。
旅の安全をお願いしました。

ここの狛犬さん、足にびっしりひもが巻かれています。

狛犬の足止め祈願
昔は、家出人や悪い所通いの足が止まりますように。
（悪い所ってどこだ？、賭場か？）
最近は、恋人とこれからも一緒に。
客足が遠のきませんように。

ポストの上にお堂。

朝ごはんのお店は、
《 鹿の舟 竈 》
竈・かまど炊きの炊き立てご飯がいただけるそうで楽しみ～。

店内にはここで使われている食器や調理器具

食材、調味料、奈良みやげの販売コーナーもあります。

中央にどぉーん、これが竈です。
湯気を立ててご飯が炊かれています。
この竈の周りがカウンター席、その後ろにテーブル席。

朝食のセットは、竈の朝ご飯（選べるおかず一品・卵かけご飯）と、大和の朝ごはん。
他に単品あり。
販売機で食券を買ってスタッフに渡してから席に着きます。
お水とお茶はセルフ。

大和の朝ごはん、1,050円
炊き立てつやつやのふっくらご飯、一粒一粒と目が合いそうでした。
おかわり自由です。（お隣の男性は三膳召し上がってらした）
生産農園も表示してあります。
おかずは、ナスの煮物、みそ田楽、お漬物、とろろ、ガラスの器は糸こんにゃくの酢の物。
お味噌汁は、大根・シャキシャキの長ネギ、お味噌は酸味がありました。

どのおかずも身体によさそう～、朝から元気になるご飯でした。
おかわりは迷ったのですが、後のことを考えて、ガマンガマン。
ごちそうさまでした。

お昼のセットも美味しそうでしたよ。

《 ならまち格子の家 》では

昔の暮らしが見学できます。

ここにも竈。

見上げて 立派な梁ですね。
見学無料、休憩できますし、トイレも借りられます。

清酒春鹿 醸造元では、

きき酒に心がグラッとしましたが、次は時間が決まっているのです…

飛び出すんだ！！

先を急ぎます、10時まであと25分。
間に合うのか？、たどり着けるのか？…

少し迷いましたが、着きました。
《 飛火野 》

この時期は、鹿寄せが見学できるのです。

後 10分程で始まります。
こちらは個人の鹿寄せですね。＾＾
鹿せんべい（150円）を買うと集まってきます。
催促で服を噛み切られることもあるそうです。
この方あげ終わった後もつつかれていました。
私は怖くてできないな…

10時少し前、係の方がピカピカのホルンを持って登場。
注意事項を説明されます。
鹿さんが寄ってた時にあげるものがなければ
「無いよ」と空の手のひらを見せるといいそうです。
確かお猿さんと一緒ですね。

120～130頭くらい集まるそうです。
気の早い鹿さんたちはもう来ています。

10時になりました。
ホルンを吹くと、来ました来ました、奥の鹿苑から続々と。
足取り軽くピョンピョーンとやって来ました。

圧巻！
この鹿さんたち、国の天然記念物です。

奈良公園周辺には1,200頭も生息しているそうですよ。

最後はドングリをまいてもらっておしまいでした。
今度行く時はドングリ持参しようっと。

ここでは冷えました。
トイレに一目散。(^^;)

《 書架 》で
冷えた身体を温めようとお茶にしたのですが…

カフェの《 言の葉 》は外のみだった…(>_<)

ホットの抹茶デコレーションラテ
おみくじ付き、972円

スタッフのおじさま慣れてないのか、時間がかかった…
クリーム巻いて、チョコとクッキーのせるだけなのにラテは冷めていた。

おみくじは中吉。
程よいわ。

いよいよメインイベントの興福寺へ。

この鹿さん標識がついてる。一応保護色ね。
行動調査かな？、重くないのかな？
どうして選ばれたのかな？

《 世界遺産 興福寺 》
正式名称は、法相宗大本山 興福寺

北参道から入って、

再建された「中金堂」を拝観します。
拝観料：500円

単層裳階付き 寄棟造
創建：和銅3年（710）
再建：平成30年（2018）
創建より6回の焼失・再建を繰り返し、享保2年（1717）に焼失後は財政的な問題により文政2年（1819）に規模を縮小した「仮堂」を再建。老朽化が進んだため、平成12年（2000）に解体。発掘調査後、同22年（2010）の立柱式、同26年（2014）の上棟式を経て、平成30年（2018）に再建落慶を迎え、創建当時の様式で復元。
ー中金堂パンフよりー

ちなみに中金堂を英語では、Central Golden Hall
まんまですね。

美しいです。
ここではまだ青空でした。

立派だわ。
内部は撮影禁止。
中央のご本尊は、木造 釈迦如来坐像、再建にあわせて修理され金ピカ。
四天王立像は国宝、二体の菩薩立像・大黒天立像は重文。

周囲の整備はまだ途中で、もう少し時間がかかるようでした。
トイレも完成してなくて仮設でした。
パンフには、「天平の文化空間の再構築」を合言葉に、境内整備事業を進めています。とありました。
天平か…、悠久の時を感じるわ。

国宝 「五重塔」

空が怪しくなってきました…

国宝 「東金堂」
拝観料：国宝館との共通券 900円

ご本尊 銅造 薬師如来坐像、その両脇の銅造 日光・月光菩薩立像は重文。
四天王立像、十二神将立像、他二体は国宝です。
見応えあります。でも堂内暗いの。

そして、そして「国宝館」へ。
9年ぶりにお会いした阿修羅様。
人気で言えば日本一の仏像と言える阿修羅様。
三面六臂、面は顔、臂はひじのこと。
細い、華奢、お顔が小さい（八頭身！）
身長153.4cm ← 私と同じ位なの。
でも、その存在感！！
眉をひそめた中央のお顔、唇をかみしめたお顔、思いつめたお顔。
1200年以上の時を超えて立っていらっしゃる。
しばらくの間、観入りました。周りに人は多かったのですが、阿修羅様に集中して気になりませんでした。
また、いつか会いに来ます。

興福寺を一旦はなれ、お昼ごはんへ。
東大寺戒壇院裏の《 工場跡事務室 》

ネーミングにひかれて来たのですが…
紙の地図ではこのあたり…？
グーグルマップをみると、私到着してる…
ここであってる？、あってる！

オープンしてる？
してる！

こちらは、昔むかし 乳酸飲料や食用菌類の研究・製造が行われていた工場。
その「工場跡」がカフェなのです。
建物は90年前のもの、老母と同世代だわ。＾＾
まだ留守番が任せられます、助かります。

この窓、拭くの大変だわね。

ザ・昭和ね、初期のね。

レトロな雰囲気いいです。

カフェの入り口はこちらのようです。

営業は、金・土・日・祝日のみ。

そろりそろりと入ってきました。
お天気のせいもあってか、独特な空気感。
どこから入るの？

扉を開けたら「こんにちは」
「こんにちは」＾＾

店内にはカップルが一組だけ。
まあるい灯油のストーブがたかれていました。
BGMもなくただただ静か。

お昼のセットメニューは、サンドイッチが2種類。
パストラミのパンは食べごたえのあるカンパーニュ。
ツナと卵はもちもちふんわりの食パン。

うーん、気分はふんわり食パン！
食前のひとくちジュースは、自家製ウメジュース。
美味し。＾＾

サンドイッチは、マッシュポテト、野菜、タルタル状の卵、ツナ、生ハム。
ピンクペッパーがパンチの大人の味だって。＾＾
パンの焼き具合が絶妙でした、周りだけカリッ、中はふんわりで。
見た目以上にボリューミー。

小鉢は菜の花と大根のほろにが酸っぱいの。

コーヒーとミニデザート
コーヒースプーンがステキ。

空間ごとごちそうさまでした。
1,400円

もう一度興福寺へ。
重文「南円堂」
扉が開くのは、年に一度だけ。

国宝「北円堂」は塀の間からパチリ。
4/20～5/6 運慶作の国宝が特別拝観できます。

ひっそりとした「三重塔」も国宝

阿修羅様に会えたし、中金堂も拝観したし、旅の第一目的完了！

お店を冷かしながらお茶へ。
さすが奈良のダイソーだわ。
「奈良に来たし、鹿になろう！」ですって。
でもメリークリスマスって、トナカイのも売ってる…

夕べ出会ったネコちゃんにまた会えました。
目指すカフェはあそこだ。

ならまちの細い路地にある《 キャラメル 》で一休み。
プレートデザートが美味しいカフェ。

先客は女性三人組のみ。

お好きな席へと言われ、二人掛けのテーブル席と迷ってカウンター席へ。
この後混んできたから良かったわ。
もう一つ良かったことが

この席にしたから見つけたネコちゃん♪
お向かいの二階の壁から顔をのぞかせていましたよ。

数種類のプレートデザートから
シェーンブルントルテをチョイスしました。
ウィーンのシェーンブルン宮殿のカラーを模したキャラメルクリームのケーキ
チョコムース、シャーベットはカシス、季節のフルーツ。
飲み物はアールグレイ。

プレートはみんな美味しかったです、紅茶はベルガモットの香りがしなくて残念。
850 + 400 ＝ 1,350円

他のメインはザッハトルテ、抹茶のムース、苺のタルト、リンゴとキャラメルのシブースト、チェリーケーキと種類が多くて迷ってしまいました。

お腹いっぱい。(^^ゞ

天気予報は当たり！
冷たい雨が降ってきました。
買い物しながらホテルへ戻ることにしました。

定番の奈良漬けは最古の老舗
《 今西本店 》
こちらの奈良漬けは、最低でも3年 最長19年、1年以上熟成させた酒粕をつかって漬け込むのですが、その間6～8回漬け替えるのだそうです。
日本で唯一純正の呼称を許された「純正奈良漬」
若奥様かな？丁寧に説明してくださいました。
ウリときゅうりを買って来ましたが、食べられるまで数日かかるのです…
ただいまいただく準備中です、楽しみです。

あまりにも寒いのでは早めにホテルへ帰って来ました。
夕ごはんを調達して。
《 ICHIBANYA FRUITS CAFE 》でサンドイッチ。
お昼もパンだったけどいいの！
奈良生まれのイチゴ、あすかルビーととりてりたまのサンド。
鹿クッキーのおまけつき。
イチゴの食べ比べをしたかったのですが、量が問題でした。
盛り合わせパックがあったもんね、ラッキー。＾＾
スタバのほうじ茶ラテプリンもね。

1,036+600+345＝1,981円

奈良生まれの古都華、淡雪、パールホワイト。
600円と割高でしたが、3種類いただけるのですから。
お味の評価は、作成予定の食べ物総集編で。＾＾

本日の歩数、19,073歩
寒い一日でした。お風呂で温まりましょ。
22:00 早めにおやすみなさい。
ＺＺzzz…

3日目に続きます。
＾o＾ノ

この旅行記へのコメント （2）

• Juniper Breezeさん 2019/02/22 18:24:13

  タイムリーな旅行記★

  cotton-candyさん、こんにちは。　奈良の旅行記2日目までを楽しく拝見させていただきました。
  
  実は私も再来週末に奈良に1泊で行く予定で…というか、会社の福利厚生のポイントが3月末で消えてしまうので、どこでも良いからどこか旅行行きたかった感じで、今回は奈良が良いかな～と…。　車で行けばポイントで払えるホテル代しかかからないし!
  
  奈良は、中学の修学旅行と、6年半前に1度行ったきりで、法隆寺とか興福寺とかまだ行ったことのない場所ばかりなのです。　cotton-candyさんの旅行記で事前に色々とお勉強してから旅行行きたいな♪と思います。　観光スポットだけじゃなくて、グルメも色々と楽しめそうなので、cotton-candyさんの旅行記3日目を楽しみにしてますね。
  
  これからもどうぞよろしくお願いいたします!
  
  Juniper Breeze
  

  cotton-candyさん からの返信 2019/02/23 17:55:05

  タイムリーでしたか？＾＾

  Juniper Breezeさん、こんにちは。
  
  奈良旅行記にご訪問ありがとうございます。
  再来週ですか？、少し暖かくなったいますね、羨ましいです。
  私は9年前に一度、今回は2度目でした。
  前回、定番の東大寺、春日大社、薬師寺、唐招提寺、法隆寺と回りましたので今回はほぼ興福寺のみで奈良町をグルグルしてきました。
  奈良町はかわいいカフェや美味しそうなお店がいっぱいで どこに入ろうか迷ってしまいました。
  
  3日目をボチボチ書いていますが、参考にしていただけるかな？＾＾;
  
  では、また〜
  cotton-candy