知らないうちに真田巡り（其の四）ついに本陣上田でお館様とご対面

2018/04/28 - 2018/04/29

真田の城がある上田には、機会があったら行こうかなと思っていたら同僚に、「行きたいと思うときに行かなきゃダメよ」と言われた。そうだ、もうまもなく前期高齢者。目が見えるうち、足腰がたつうち、耳が聞こえるうち、行っとかなきゃと思ったのが上田真田まつりの２日前。

前回上田に行きたい衝動の時に調べたら、上田はバスが安くて便利。バスを調べると、真田祭り恐るべし。全部満席。でも一旦決めたらそんなことでは諦めない、上田が満席なら近くまで行くバスに乗ればよい。ということで席があった小諸行きのバスをさっさっと予約。日帰りはできないので、宿も予約。

行くぜ上田！　殿、待っててね　うふ♪(*￣ー￣)ｖ


◎（其の壱）九度山から始まるミラクルの旅 そして茶臼山
https://4travel.jp/travelogue/11354814

◎（其の弐）本陣に迫る別所温泉
https://4travel.jp/travelogue/11355580

◎（其の参）天空の城下町沼田でポケモンgo!
https://4travel.jp/travelogue/11444526

◎（其の伍）最終章　黄泉から導かれて墓参り
https://4travel.jp/travelogue/11450244

エリア 上田(長野)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスタ新宿から小諸行きのバスに乗ります。JRバスで片道2,470円。安！

小諸に到着しました。
帰りにわかったことですが、小諸駅前には飲み屋はあるけどコンビニはありません！
ちょっと歩けばあるかなと思って歩いてみましたが、まったくない。売店もない。飲料の自販機のみ。食料は買えません！

ここでしなの鉄道長野行きに乗換えます。５駅400円。

ほんの３ヶ月前に来た上田駅。
そう、新幹線でやってきて、上田をスルーしてこのエスカレーターを駆け上がり、別所線に乗ったのだった。

上田真田まつりの雰囲気満々。幸村様はいないけど、幸村パパはパレードに登場予定とのこと。

上田のまちなか循環バスがありますが、お城までは徒歩で15分ほどなので、歩きます。主だった観光名所は徒歩圏内です。

私が欲しかった六文銭の手ぬぐいはないかな～と、駅前のお土産屋さんを覗いてみたら、六文銭のボクサーパンツがあった。友人（♀）が一時愛用していたと言っていた。

上田城の到着しました。無料ガイドツアーがありました。
これは真田石と呼ばれる大きな石で、真田お兄ちゃんが松代に転封となった時、父の形見として持っていこうとしたところ、ビクとも動かなかったという言い伝えが残っています。

西櫓に向かっていく道。きれいに整備されています。

ここ真田井戸は、藩主館や北方に繋がっていた抜け穴であるという言い伝えがあるそうです。真田の物語には、忍者やら抜け道やらがいつも散りばめられているみたい。

「真田おもてなし武将隊」の武将劇が始まりました。
TwitterやらHPやらがあるこのおもてなし隊ですが、イベントのある時だけでなく、いつでも上田の街にいるようです。この後、平日に上田に行ったのですが、しっかり市役所付近を警備しておられました。
市役所観光課の方が扮しているのでしょうか(･_･?)

西櫓から見た上田の街です。真田一族もこの方角から街を臨んでいたのだと思うと、ちょっと感激。

西櫓の下で、明日行われる時代劇のリハーサル中でした。

明日がんばってね！

iPadの充電ケーブルを忘れてきてしまい、どこかで買わねばと思っていたら、この向かい側にショッピングモールがあるのを発見。

徒歩５分程度のところにあるショッピングモールで、100均ケーブルを無事ゲット。ついでに信州名物の「みすゞ飴」もここで買いました。

ここから市内循環バスに乗って、真田信之（お兄ちゃん）の妻、小松姫の墓がある芳泉寺に行ってみました。
立派な六文銭の扉。

沼田にも墓があったけど、分骨したんでしょうか。

ここからバスに乗って、古い町並みがある柳町に行ってみます。

宿場町の風情です。

造り酒屋あり、フレンチあり、おまんじゅう屋ありとこの一角はおしゃれな雰囲気。

酒屋さんで「亀齢（きれい）」という純米吟醸をいただきました。
信州の水が良いのでしょう。食道を清流が下りていくようでした。

ここから宿まではバスもないので歩きます。

20分以上歩いて着いたお宿は急坂を上った上にありました。結構疲れた。
「ホテル上田山荘」
２日前でも空いていました。きっと昔は大勢団体さんとかが泊まったんだろうなぁという風情。

シングル１泊3,500円程度。部屋はきれいでした。
坂を下ればファミレスもレストランもたくさんあるのですが、帰りはまた急坂を登らなければならないので、部屋食にするときは最初からなにか買ってくるのをお勧め。

ここはトロン温泉の大浴場があります。
昔の温泉場。きれいかと言われたら、う～ん。。このお値段だからねぇ。

翌日は真田まつりの本番。ホテルから会場までは徒歩15分程度と宿の方から聞いたので、歩きます。

街のあちこちには真田十勇士のモニュメントがあります。
こちらは霧隠才蔵。

これも人数分。

上田城前の物産館には猿飛佐助。

パレード会場に着きました。
今年は東京ディズニーリゾート35周年スペシャルパレードもあるとのことで、普段より多くの観客がいるとの地元情報。市役所そばの交差点のあたりに陣取りますが、

２列めに肘掛け付きの大きな折りたたみレジャーラウンジチェアに座った野球の野村監督夫婦を彷彿とさせるご夫婦がいて、これが傍若無人。ノムさんは「おい、座れ！見えないだろう！！」サッチーは「前をとおんないでよ！こっち来ないでよ！あっち行きなさいよ！！」と腕をブンブン振る。

似たもの夫婦だわ、この人たち。

まわりにいる人たちも眉を潜めながら顔を見合わせる。
私が着いたときは２、３列だった人垣が５列６列になり、歩道は満杯状態。後ろから「そこ、詰めてくださいよ」としきりに声がかかる。後ろからみると、この大きなラウンジチェアふたつ分のところがぽっかりと空いているように見えるらしい。

「大きな椅子に座っている人がいるんですよっ！」

上田市役所観光振興課に進言したい。
まつり見物の際は、大きな肘付き折りたたみラウンジチェアは禁止した方がいいと思う。

だが、この椅子のおかげで私はパレードが良く見える状態だったので、私にとっては、まぁいいか、だったのですが。

最前列の一家はレジャーシートを大きく広げた上いっぱいに荷物を置いて、子どもたちは寝そべって遊ぶ。荷物を膝に置いて、子どもたちがちゃんと座ったら、もっと大勢の子どもたちが最前列でディズニーパレードを見られただろうにね。

でも、この一家は座ってくれていたのでまだよかった。

お神輿もやってきて

歩兵の行進から始まり

いよいよ草刈お館様の馬上パレード！

あのNHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲が華々しく鳴り響くと歩道の人たちから歓声が。

と、最前列に座っていた女性４名、一斉にスタンダッ～～～プ！！！！！

キャー♪☆彡(ﾉﾟ▽ﾟ)ﾉ☆彡ﾍ(ﾟ▽ﾟﾍ)☆彡(ﾉﾟ▽ﾟ)ﾉ☆彡きゃー♪
　　きゃーｲ♪☆彡(ﾉﾟ▽ﾟ)ﾉ☆彡ﾍ(ﾟ▽ﾟﾍ)☆彡(ﾉﾟ▽ﾟ)ﾉ☆彡キャー♪

ふんぞり返って座っていたノムさんの前に壁となって立ちはだかる。ノムさん、真田の奇襲攻撃にあった徳川家康のように呆然自失 Σ(ﾟÅﾟ)

ノムさんがなにか言おうとすると、パレードが始まるまで静かに座っていた女性たちがいきなり立ち上がって大きな歓声をあげるという鮮やかな奇襲攻撃に苦笑したサッチーから「アンタ、セクハラって言われるわよ」と諭され、言葉を引っ込める。しかたなく立つノムさん。チェックのシャツがノムさん。

けけっ、ざまーみろと思ったけど、

私の前もこのようになり、私もまったく見えなくなってしまった。。。

一番前の人は座ってほしいな。

まったく見えません。見当をつけてカメラを上げて録画。

しかしながら、お館さまのベストショットは逃さなかった。

さすが真田昌幸、すっごいオーラ！！

あたり一面「おやかたさま～～～！！おかえりなさいませ～～～～！！」町民の歓声が。

そうか、「お帰りなさいませ」なんだね。

町民たちにうなづく殿。

「ないき～、ないき～！」の歓声が。
nikeではありません。真田一族に使え、大阪夏の陣で幸村と一緒に討ち死にした高梨内記であります。

「きゃ～！だいすけ～～！かわいい～！」

は幸村のご嫡男、真田大助。

彼は後から張り切ってこの旗をブンブンぶん回して、壊してしまったそう。

奥方さまたちも行進。そばにいた方のお知り合いらしく、大きく手を降っておられました。

この日はとても暑くて、「カワイ薬局」と書いてある側に直射日光が真正面から当たり、観客がきつそうでした。

さて、午後からは場所を西櫓下の原っぱに移し、真田劇と鉄砲隊の演舞がありました。信州だけではなく、大阪城、紀州九度山などの砲術演武が見られます。

早めに行って、勝手知ったるケーブルを買ったショッピングモールでお菓子などを仕入れ、場所取りをしたのですが。

ここでも開始直前に一番前に座っていたおじさんが、背の高い椅子に座り、さらに日よけのジャケットを頭から被ったので、結局このようなことになってしまいました。。

火縄銃の実演はとてもよかったのですが、解説のおじいさまがう～ん。
女性の鉄砲隊の解説で何度も「美人だ、美人だ」を繰り返す。
ご本人たちを持ち上げて褒めているつもりなのでしょうが、ここまで何度も「美人だ」を連呼すると、もはや飲み会の席で横にすりよってきて、すきあらば体にタッチしようとするセクハラオヤジを彷彿とさせるものがある。大体射撃に美人は関係ないでしょう。本人たちも喜んでいないと思いますよ。

ということがわかっていない昭和の方でした。

どうしても美人だと言いたかったら、一回だけにしましょ。

きっとお昼は混むだろうと時間をずらしてやってきた、信州蕎麦の草笛 上田お城前店。口コミがよかったので楽しみにしていたのですが。

蕎麦はコシはないですが、するするっと喉越し良く、これはこれで美味しかったのですが。

信州蕎麦の草笛 上田お城前店 グルメ・レストラン

蕎麦定食1,300円で、天ぷら３種とありますが、カマボコ１枚、ピーマン1/8、レンコン一切れです。それに小皿に盛ったさほど美味しくもない煮物と小さなクルミのおはぎ１個。これだったら普通のもりそば650円と春の山菜天ぷらを別注文で頼んだ方がよかった。

この蕎麦屋の隣は物産館。さまざまなお土産が１階に、２階には真田丸にちなんだ衣装などが展示してあります。
この毛皮はドラマで真田昌幸が着ていたものですね。信州は寒いから必要だろうな。

ここの衣装はただいま使用中です。

真田幸村騎馬像。
なんで兜に鹿の角を飾ったのかな～と思って調べてみました。
鹿の角を兜にコーディネートしたのは幸村だけではなく、いろんな武将がしていた人気のモチーフだったそうです。

時間があったので、「真田太平記」作者池波正太郎の記念館に行ってみました。

きれいな展示館で、駅からも近い。物語を読んでみたいけど相当長そうなので、リタイヤ後のお楽しみにします。
ここは上田市のメインストリートのようです。

この他にもたくさん買ってしまった真田グッズ。デザインもステキで普段使いもできそうなものが多かったです。
このポーチは海を超え、フランスに行きました。

お時間のある方はこちらへどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11388217

で、偶然だの奇跡だのはどうなったのと気をもんでおられる方。
はい、ここまではプロローグだったのですよ。

本番はこれからだ！

知らないうちに真田巡り（其の伍）最終章　黄泉から導かれて墓参り

ご期待くださいませ♪