2018/11/27 - 2018/12/02
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tono202さん
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快晴の空の下、午前中は指宿の神社めぐりを終えて、宿に帰って温泉に入り一休み。昼からの予定は・・・未定。
温泉の中で予定を考えて、少し足を伸ばして知覧の武家屋敷めぐりをすることにします。途中で、寄り道をしながら知覧をめざします。
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まずやってきたのは、開聞岳の北に鎮座する「ひらきき神社」。
開聞岳と池田湖の間に鎮座し、少し前までは、「かいもん神社」と呼ばれていましたが、正式には「枚聞神社」のようです。 -
北に向かって鎮座するので、本殿の向こうに開聞岳があります。
頂上にこの神社の末社・御嶽神社が鎮座します。
このロケーションからすると、元々は開聞岳を御神体とする信仰があったように思えてきます。
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朱の社殿が鮮やかで、快晴の青い空の下で映えます。
これまで参拝してきた九州の神社は宇佐八幡・青島神社など朱色が鮮やかです。
沖縄や台湾の神社や道観に通じるものがあるのかなと思えてきます。 -
帰り際に何気なく入った「宝物館」にあった仮面たち
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ここで奉納される能や舞踏に使われていたものなのでしょう。
渋く味わい深いものを感じます。 -
こちらは見透かされているような・・・
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12月初冬ですが鳥居の上のもみじは。今が見頃です。
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池田湖に上がっていって湖畔に車を停めます。
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南には開聞岳が頭だけを見せてくれます。
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ここでもこの山が主役のように振る舞っています。
絵になる山です。
古代の人々が、神が宿る山:甘南備山として祈りを捧げてきたのが分かる気がします。 -
一台も対向車と合わなかったスカイラインを、
気持ちよく飛ばしてやって来たのは知覧。
まずは、おやつにおそばをいただきます。 -
知覧の武家屋敷への東の入口付近のおそば屋さん。
地元の人たちが多いような感じでした。 -
美味しいおそばを食べて武家屋敷歩きスタートです。
おそば屋さんの前の橋を渡り、狭い坂を登る無料駐車場がありました。
すぐ近くの森庭園で参観券を購入できます。
これで全ての庭園が参観可能になります。 -
ここの庭園には実際に水が流れています。
全て枯山水と聞いていたので、少し驚きました。 -
一番東にあり山からの谷水をひき混みやすいという点もあったのでしょう。
そして、ここも泳いでいるのは錦鯉です。
鹿児島で訪れた庭園庭では黒鯉がほとんど。
薩摩人のこだわりを見る思いがします。
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私のここでの注目点は、主屋の樋。
竹が割られて樋として使われていました。 -
そのための工夫が至る所に見受けられた家屋でした
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屋敷を出るとまっすぐに東西に道が屋敷群を貫きます。
屋敷の玄関から、次の家の玄関まで長くて遠い。
一区画が途方もなく大きい屋敷があります。
最初は、重役の家屋だろうと思っていました。 -
開放された玄関から入り・・
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屋敷を見て・・・
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庭先から庭園に入っていく
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そして屋敷の前に広がる庭園を眺める。
庭園はほとんどが枯山水です。 -
ひとつひとつの屋敷それぞれに特徴があって、飽きることなく楽しめます。
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屋敷は高い生け垣で囲まれていて、外からはその様子を窺うことは出来ません。
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庭園は江戸時代の18世紀後半から各屋敷で競うように造築されたようです。
武士の屋敷に庭が造られ、現在に至るまで受け継がれていると思っていました。 -
しかし、明治という激動期を越えて家屋と庭がなぜ受け継がれたのか?
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ここは大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなったようです。
確かに、電柱も看板もないしロケ地としては最適でしょう。 -
12月、平日の午後。
「西郷どん」ブームで、人が多いのを覚悟でやって来たのですが、人はいません。
庭を独り占めできました。
ここでも、縁台に座り、のんびりと庭を眺めます。 -
屋敷には現在でも人が住んでいる所が多いようです。
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庭の素晴らしさを愛でながら、広大な屋敷の構造に次第に興味が移っていきます。
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屋敷の中で草抜きをしていたおじいさんに、話をきくことができました。
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Q どうして屋敷の敷地がこんなに広いのですか?
A 私らの祖先は武士ではありません。郷士です。刀を差すのは非常時で、普段は、鍬や鎌をもっていたのです。心は農民です。土地を耕していたのです。屋敷の敷地の中にも畑が有り、自給自足の生活を送っていたのです。
いまは屋敷の中の畑は茶畑です。 -
グーグルで見えた芝生のグリーンに見えた屋敷内の広場は茶畑でした。
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武士でなく郷士であったために土地との結びつきが強く、
そのままこの地にとどまった人たちが多かったようです。
普通の城下町の武士とは土着性の強さがちがったのでしょう。
それが、この光景を現在まで残した一つの訳なのかもしれません。 -
知覧あるきでも、私の印象に残ったのはこの花
ツワブキです。 -
知覧から指宿へ帰り、再びこの山に祈りを捧げ
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ここでコリトリ
みそぎです。 -
海岸から湯気が沸き立っています。
砂湯です。
指宿は、いろいろな温泉があって楽しませていただきました。
以上 おつきあいありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- mom Kさん 2019/04/13 18:52:45
- あの頃は見る目が・・・。
- 特攻隊の基地として気になり、はるか昔の20代で訪れ、石垣の記憶のみ。
竹の樋のお写真ありがとうございます。これは素晴らしいなあ。手入れが度々必要な材を使い続けるところに暮らしや家屋の意味を考えさせてくれました。
郷士の生業も分かりました。知覧茶は全国区ですね。
知覧という地名の響きに想像をめぐらします。
大洲の臥龍山荘行かれましたか?
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