2018/11/27 - 2018/12/02
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tono202さん
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晩秋から初冬の南九州を駆け抜ける5泊6日の旅です。
まずは、宮崎に入りここから日南海岸を南下することにします。
とりあえずの青島 → 鵜戸神宮の2つの神社をめざします。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは青島に向かいます。
この日は朝から強い雨。しかし、青島に近づくと小降りになりました。
青島の入口を通り過ぎて広い無料駐車場に車を入れて参拝へ向かいます。 -
まずは、温室公園をめざし
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その中のレストハウスを通り抜けるついでにお手洗いも済ませます。
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この空間はくつろげる雰囲気。帰りにも寄って休息しました。
お勧めポイントです。この前も無料の駐車場になっていました。 -
海沿いに青島へ散策路が伸びています。
そして、青島との間にかかる弥生橋も見えます。 -
弥生橋を渡って振り返ると、山には厚い雲
風は強く、波も白波が立つ荒れ模様の天候です。
でも、雨は小降り。
参拝客は朝早いせいかこんな感じです。 -
朱鮮やかな門をくぐる境内の中へ
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参拝し振り返ると、さきほどの門があり、その向こうには荒れる海が見えます。
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右手に小さな朱の門が開き、その向こうはジャングルのトンネルのよう。
行って見ましょう。 -
亜熱帯性の植物の中を真っ直ぐに進むと、小さな祠が見えてきます。
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これが元宮
。
青島神社の源は、ここで行われた航海安全の祭礼にあったようです。 -
奥には祭礼跡が・・
日向は、瀬戸内海と南からの人と物の交流地点で古代から活発な会場活動を行っていたことが分かっています。海上交易に活躍した人たちが航海の安全を祈り、儀式を行った場所なのです。
玄界灘で言えば沖の島にあたるのかもしれません。 -
深い森の中で行われた儀式は、どんなものだったのでしょうか。
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洞窟のような森の中の社殿から出てくると、明るい海が広がります。
青島を一回りしてみます。 -
潮が引いた海岸には、鬼の洗濯岩が遠くまで続きます。
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その先に、白い燈台。
白波が足下を洗っています。 -
強い南風に吹かれて逃げるように岬を回り込みます。
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北側の海岸には風で曲がった木々が、お辞儀をするように並んでいました。
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青島を一周して弥生橋に帰ってきました。
やって来たときに広がっていたこの辺りの洗濯岩は、もう海の中に消えています。 -
そして、さきほどの温室に併設されたレストハウスで一休みして・・・
今度は鵜戸神宮を目指します。 -
荒れる日南海岸を見ながらのdriveでやって来たのは鵜戸神宮駐車場。
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車の中では雨が降るのですが、降りると止みます。
私たちの日頃の行いの良さなのでしょう・・・ -
鳥居や門をいくつか抜けて北の断崖を目指します。
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青島神社もそうでしたが社殿の朱色が鮮やかです。
そう言えば、九州の神社は朱へのこだわりがあるような気がします。 -
朱の参道に色を添えていたのが、黄色い花・・
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ツワブキです。
この時期、海岸沿いにはこの花がどこにも見られました。
今回の旅行で、最も出会う回数の多かった花です。 -
さて、朱橋までやってきました。
ここで振り返ると・・・ -
こんな光景が広がっていました。
日向灘に突き出す半島に鎮座する神社であることが分かります。 -
ここで手を洗い、心を清めます。
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ここは海への祈祷所でもあったようです。
常世の海から神が現れ、岡上がりした場所かもしれません。 -
そのそばにはこんなものも・・・・
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そして、北端の洞窟に到着。
社殿はあの洞窟の中です。 -
ここまでやって来れたことに感謝して礼拝
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拝殿前には、こんなものが供えられていました。
都城でキャンプを張るカープは、毎年ここへ参拝しているようです。
そして三連覇。
霊験あらたかなようです。 -
「お乳岩」を探して、社殿の裏側の洞窟奥に入って行きます。
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ここには岩からしみ出す聖水があるようです。
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それが「お乳岩」伝説になっています。
確かに、岩を伝って雫がしたたり落ちてきます。 -
今は神社になっていますが、もともとここは修験道の行場でした。
岩に籠もり、行場を何度も周ること(廻行)をする修験者達のいわばトレーニング場だったのです。
鵜戸神宮そのものが大洞窟の中で、行道は大洞窟の上をめぐって山を一回りしています。 -
ここからまだ北にある浪切神社も、もともとは浪切不動です。ここからそこまでちょっと海の中に入らなければならない場所がありますが、行道は続いていました。
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そして、岬の果てで祈りを捧げたのです。行者達の聖地のひとつだったのです。
ここでも光明真言が響き渡っていた時代があったのでしょう。 -
海の向こうは四国、足摺岬。空海が室戸や足摺岬で行っていた行道をここでも行っていた行者がいたのです。
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中国の団体客がかわらけを注連縄で囲まれた的に向かって投げ入れ、願掛けをしていました。これは、彼らにとっては何の違和感もないでしょう。
中国の道教寺院では、同じような「儀式」がどこにもあります。
神社の中に残る道教的な風習のひとつかもしれません。 -
境内を出て、もうひとつ立ち寄りたいと思っていたところを目指します。
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このお不動さんにお会いしたかったのです。
一見すると磨崖仏には見えません。
状態も非常に良いようです。
これが残ること自体、この神社が修験者の山伏寺の系譜を引くことを示しています。
神仏分離から廃仏毀釈への明治の嵐の中で、よく無傷で残ったと思います。 -
忿怒の表情よりも悲しみの表情にも見えてきました。
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参拝が終わるのを待っていたかのように、また雨が降りはじめました。
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朱鮮やかな洞窟の社殿と荒ぶる白波、そしてツワブキの黄色が印象的な神社でした。
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