2018年の夏、友人たちとサハリンに行こうと思い立つ。今年からビザ条件も緩和されたしね。<br />普通に行くのも面白くないので北海道から船で行きたいな、って思って旅行の計画を立てた・・・のに・・・北海道サハリン航路が2018年の運行を断念と発表！えぇーーー！！！<br />流石に断念かなぁ、って思ってたら一転運航するって発表があって一安心・・・なのにまた運航開始日が延期されて・・・。欠航続きの日もあって、本当に乗れるのか、当日まで気が気ではありませんでした笑　そんなこんなで予定が二転三転するロシアクオリティ(？)に振り回されつつ、当日を迎えました。<br /><br />ここではロシアビザの取得方法(eVISA)からフェリーのチケットの確保、そして乗船までをまとめます。もし行かれる方いたらご参考にしていただけると。<br /><br />●ロシア eVISAの取得方法<br />●北海道サハリン航路のチケット予約<br />●北海道サハリン航路への乗船方法<br /><br />【ロシアVISAの取得方法】<br />地球を駆けるテクニックvol1 | ロシアビザのいろはにほ～通常VISAとeVISAどっちも個人で取ってみた話～(https://4travel.jp/travelogue/11436553 )<br /><br />【旅行記】<br />地球の駆け抜け方4～北の大地のその先へ、サハリン紀行～<br />●Vol1 フェリーで行くサハリン！eVISAの取得から乗船まで。<br />(↑本ページ)<br />●Vol2 コルサコフ観光、列車でユジノサハリンスクへ。<br />(https://4travel.jp/travelogue/11434599 )<br />●Vol3 ユジノサハリンスク-サハリンの「今」を探る-<br />(https://4travel.jp/travelogue/11434604 )<br />●Vol4 最終日、コルサコフ稚内フェリーを使って帰京。<br />(https://4travel.jp/travelogue/11434605 )<br /><br />クリスマスの極東ロシア(ウラジオストク・ハバロフスク編)もどうぞ<br />→(https://4travel.jp/travelogue_group/9838 )

北の大地のその先へ、サハリン紀行～Vol1 フェリーで行くサハリン！eVISAの取得から乗船まで(地球の駆け抜け方4)

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2018/09/14 - 2018/09/17

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エリア

ユージノサハリンスク(ロシア)

サハリン行く！とは行っても近くて遠い国がロシア。
まず手配しなければならないのは交通手段とVISA。前者はどこ行くにもそうだけど後者はメンドクサイ・・・。だってロシアビザってパスポートとバウチャーと旅行確認書と申請書を書いてロシア大使館にいかなきゃだし・・・。って思ってたわけですが、極東ロシア(ウラジオストク、ハバロフスク、サハリン、カムチャッカ等)は2017年(？)よりeVISAなるものが導入されてかなり楽になりました。
感覚としてはカナダのeTAとかアメリカのESTAみたいな。ただそれよりも個人的には楽だったなと思ってます。

ただこのeVISA、条件があって行けるのは1エリア(1都市)のみ。ウラジオストクとハバロフスクに行く、みたいな旅行はできない。ってのと、往復共に同じ国境検問所を通過しなければならない(現在は違うのかも？)。ってところ。それさえクリアできればなんと自宅でVISAの発行が可能に！これは使わない手はないっしょということでチャレンジ！

取り方はまずロシア連邦外務省のeVISA申請サイト(http://electronic-visa.kdmid.ru/index_jp.html)にアクセスして、画面の指示に従って入力するだけ。写真はアップロードするといろいろ言われるので指示に従ってトリミングなりした記憶。。。

英語で名字、名前の順で記入して、生年月日やパスポートの有効期限等は日/月/年の順番で記載する。自宅と職場/学校の住所と電話番号とメールアドレスも英語で記入する。住所は英語での書き方検索してその通りに入力しました。目的はTourist、訪れたいロシア連邦の地方は今回はSakhalin Oblastを選択。

こんな感じで流れに乗って申請していけば大丈夫でした。
詳細は↓
地球を駆けるテクニックvol1 | ロシアビザのいろはにほ～通常VISAとeVISAどっちも個人で取ってみた話～(https://4travel.jp/travelogue/11436553 )

※2018年9月1日より滞在先ホテル名、住所等の記載も必要になったらしいです。私が8月末に、同行者が9月頭に申請したのですが、滞在先の項目が追加されていたとのこと。宿が決まってからVISAを申請する形になりますね。
申請して48時間後に登録したメールアドレスにこのようなPDFファイルが送られてきます。ロシアから送られてくるので迷惑メールとかに入るかも・・・。
実際は右上と左下にQRコードとバーコードがあってあとはいろいろ書かれてます。
Surname(姓) Given name(名)とかパスポート番号とか間違ってたら入国できないので十分注意してください。

申請は20日前から4日前まで。ただ入国日は発行日から1か月、のような書き方をされるので、申請した入国日とは一致しません。

・・・なので実際に記入した日程じゃなくてもいいのかもしれません。実際に同行者の一人が申請忘れて出発直前に送られてきたVISA(2日前申請)で入国できていましたので。VISA申請忘れてた！ってなってもチャレンジしてみる価値はあります！ただおすすめはしません(汗

あとはこれを印刷して現地に行くだけです。
印刷しなくても大丈夫ですが、ホテルの滞在登録等でeVISAとパスポートが預かられるので、印刷することをお勧めします・・・。
次に稚内～コルサコフのフェリーの手配。
来年運航されなかったらまとめる意味ないなぁ、なんて思ってるけど運航されることを信じて笑

代理店を介した予約のみで受け付けているようでしたので、
北海道サハリン航路のHPに記載されていました代理店、ノマド様を介して確保致しました。

購入の旨のメールを送って、パスポートデータを送付して、お金を振り込んだら迅速に写真のようなeチケットが送付されてきました。
大人往復30000円。青年割引だと20000円。
座席指定でしたが実際は自由席、というか座席が指定されていることにロシアついてから気づきました笑

そんなゆるい感じ。

あとはホテルを手配(これは宿のHPより)して出発を待つのみとなりました。
9月14日金曜日。定時で業務を終えてサハリン旅行に出発！
海外旅行なのにスタートは国内線ってなんか変な感じ。札幌行の全日空最終便で羽田を発ちます。特に遅れることなく、新千歳空港には定刻で到着。
新千歳空港のトヨタレンタカーで車を借り、同行者と合流して一路稚内を目指します。金曜日夜の飛行機で飛んで土曜朝に稚内にいなければならない・・・ってなると千歳に飛んでレンタカーで稚内、っていう何とも大変な旅程になってしまうのですよね・・・。同行者と代わりながら運転しました。札幌23時に出て普通に走って稚内6時すぎには到着。せっかくなので宗谷岬に立ち寄ります。間宮林蔵が眺めるはサハリン！テンションが上がってきました！
朝食を日本最北のすき家でとり、近くのセイコーマートで非常食を調達し、稚内駅のレンタカー屋に車を返却。8時から営業開始でしたが7時30分くらいに返却を受け付けてくれました。感謝感謝。
稚内駅からは歩いても行ける距離なのですが、荷物も多かったのでタクシーで。700円くらいだったかな。利尻行がちょうど出る時間らしくて運転手さんに時間大丈夫？って聞かれました。そこで国際線っていうと驚かれました笑
稚内港国際線フェリーターミナルは国内線の向かい側にあります。国内線の方が立派な建物・・・そりゃそうか。
でも建物自体は新しい感じ。入ってみるとサハリンに行く人たちが結構いてびっくり。今日は三連休初日ということもあり40～50人くらいの乗船があるらしいです。日本人ロシア人はもちろん、中国人？韓国人？も見かけました。
画面中央が乗船受付。ここでパスポートと乗船券とVISAがチェックされます。問題なければ、入国カードが渡されて記入することになります。空路で入ると印刷されて出てくるらしいのですが今回は手書き。
記入方法はカウンターで教えてくれますし、記入台には記入例もあったので特に苦戦することはありませんでした。書き損じたら最初からですけどね笑
左側は両替所。途中で金庫が開かなくなるトラブルが発生！数十分両替が止まりましたがなんとか再開・・・。
ここでのレートは2.1円/Rub、東京より格段に良いです。ちなみにサハリン渡るとコルサコフのATM事情が残念な感じなのでここで少額でも両替して行く事をお勧めします。
出国検査を終え、パスポートにWAKKANAIと記載されたスタンプが押される。荷物検査あったっけ？記憶にない・・・あったとしてもすごく適当。液体物も無制限に持ち込めるし。出国検査終わった後に免税店があり、駅のKioskくらいの品ぞろえ。特に買うものもなかったのでパスして外へ。
今回お世話になる船がこのペンギン32。元々はシンガポール船籍の船だそうです。乗組員も東南アジア系の方々が多め。思った以上に小さい船。これはかなり揺れそう・・・。
ちなみに車掌さん(？)のロシア人(だと思う)のおじさんが水とか毛布を配ってくれました。かなりノリのいい方で面白かった笑
乗ってみるとこんな感じ。なんか知らないけどずっとテレビからAKBが流れていました。座席は指定されているものの実際は自由席。我々はマットレスがあったのでそこに横になることにしました。枕と毛布があるので寝るには十分。
札幌から車で夜通し来ているので乗った瞬間にお休みモードとなりました。

続く
地球の駆け抜け方4～北の大地のその先へ、サハリン紀行～Vol2 コルサコフ観光、列車でユジノサハリンスクへ。
(https://4travel.jp/travelogue/11434599 )