2018/10/23 - 2018/10/25
3796位(同エリア5734件中)
AandMさん
- AandMさんTOP
- 旅行記241冊
- クチコミ2603件
- Q&A回答95件
- 701,319アクセス
- フォロワー22人
10月下旬に日本最南端の有人島である波照間島を観光するために、羽田⇔石垣の航空便で石垣島訪問しました。石垣市のホテルに2泊して、現地発のツアー参加で波照間島などを見学しました。このときレンタカーを借りて石垣島も一周してみました。天気も良く暖かで、道路も混んでおらず、島の珍しい景色を楽しみました。
ハイビスカスの花、マングローブ群生林、ヤシ群落などの珍しい亜熱帯植物を鑑賞し、島の突端にある平久保崎灯台、御神碕灯台、観音崎灯台など見ごたえのある灯台を見学しました。古いお寺や観音堂などもありました。小さめの島ですが、石垣島はとても変化に富んでいると思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
羽田からトランスオーシャンワールド便(JTA)で石垣空港に向かいました。飛行時間は3時間程です。
-
石垣島と東京の時間が機内表示に出てきました。同じです。ちなみに石垣島の隣の台湾と日本標準時には、1時間の時差があります。羽田から飛行機で3時間以上も離れていますが時計の針を合わせなおす必要もないので、時差無しは歓迎です。
-
飛行機の翼の先に動物が描かれています。トランスオーシャンワールド(JTA)のマスコットなのでしょうか?
-
JTA便の機材は新しく、席も広めで快適でした。
-
石垣空港に到着しました。小さな島の空港としては、とても立派な空港施設だと思います。この空港は、香港や台湾などからの航空便も離着陸する国際空港でもあることを知りました。
新石垣空港 (南ぬ島石垣空港) 空港
-
空港の外には、タクシーやバス乗り場があります。飛行機の到着に併せて待機していた通常の路線バスを利用して石垣市まで移動しましたが、途中のバス停を経由したため50分程もかかりました。
少しだけ時間待ちして、ホテル専用バスを利用した方がホテル到着が早まったのではないか、と少し反省しました。 -
今夕のホテルは、アートホテル石垣島です。ロビーは広々しています。チェックインしてから夕食です。
アートホテル石垣島 宿・ホテル
-
石垣島の地ビールで乾杯です。飲みやすくて、味わいがあると思いました。夕食には沖縄料理を含めて様々な種類の食材が準備されていました。家内は、珍しい、美味しい、といって次々に口に運んでいました。少し食べすぎました。
-
食事が終わるころ、ホテルロビーで民謡の生演奏がありました。石垣島の初日は、美味しい食事と民謡演奏で、とても楽しい夕べとなりました。
翌日は石垣島発のツアーに参加して、西表島や波照間島を訪問しました。今回の旅の一番の目的は日本最南端の波照間島の訪問でしたので、ほぼ目的達成です。でもせっかく石垣島まで来ていますので、レンタカーを借りて島を一周することにしました。 -
石垣島空港までホテル巡回バスを利用して戻り、レンタカーを借りました。トヨタレンタカーのプリウスです。390号線を走って、島の北に向かいます。
島の北東部の海岸にある玉取崎展望台です。駐車場に車を置いて、展望ポイントに向かいます。付近は整備された美しい公園になっています。玉取崎展望台 名所・史跡
-
ハイビスカスの花が咲いていました。彼方に湾曲した浜辺があり、なかなか良い眺めです。
-
別種のハイビスカスの花です。複雑に分離した赤色の花びらが見事なハイビスカスだと思います。このような花が公園内のあちこちに咲いていました。
-
展望台から陸側に目を転ずると、穏やかな山が見えました。標高154 mの金武岳です。
-
展望台から見た石垣島の北方向です。島がくびれ状に細くなった部分の先に小高い山が見えます。島の先端部まで行ってみることにしました。
-
車を走らせて、島の北端岬に到着しました。白い灯台がありました。平久保崎灯台で、石垣島の最北端に立つ灯台です。
平久保崎 自然・景勝地
-
灯台の先に小さな小島(大地離島)があり、その先は青い海が広がっています。この場所には、もともと海上交通の監視を目的とした「平久保遠見台」が設置されています。琉球王朝時代の異国船の侵入監視が目的で、遠見台は「大番盛」とも呼ばれていたそうです。
石垣の主要部から遠く離れた岬で異国船監視にあたっていた琉球王国の担当者は、不便な生活を送っていたであろうことが想像されました。 -
駐車場から平久保崎灯台に至る通路は整備されていました。駐車場スペースは、車が10台程で一杯になるほどの狭さですので、車でこの灯台を訪れる場合、ご注意下さい。駐車場にはトイレと飲み物の自動販売機があり、整備されています。
-
206号線を南に進んでいると、「サビチ洞入り口」の表示がありました。石垣島にある鍾乳洞の一つです。行ってみることにしました。
伊原間サビチ洞 自然・景勝地
-
サビチ洞は石垣島が2億7千万年前に海底から浮上して出来たときに形成された鍾乳洞、と説明されていました。入場料は大人1250円です。
-
鍾乳洞内は黒っぽい鍾乳石が垂れ下がっていました。洞内の通路は整備され、足元を仄かな照明が照らしています。この洞は海岸まで繋がっていました。
-
鍾乳洞から見た海岸への出口です。出口の直前が海岸でした。
-
出口右側には砂浜があり、ゴツゴツした岩が点在していました。数十メートルほど砂浜を進めましたが、行き止まりになっています。景色の良い浜辺です。人は誰もいませんでした。
-
こんな表示も出ていました。
-
左手には歩道が整備され、少し進むと浜辺がありました。人も少なく、静かで美しい砂浜です。
-
鍾乳洞に戻って、元来た洞内通路を通り、出口に到達しました。サビチ洞は、鍾乳洞と海岸のきれいな光景の両方を楽しめる、珍しい鍾乳洞だと思います。石垣島の観光スポットとして、訪問価値があるように感じました。
-
石垣島の東海岸を走る79号線を南下していたら、橋の脇に表示が出ていました。「吹通川マングローブ群落」と書かれています。吹通川のヒルギ群落は石垣市指定文化財/天然記念物に指定され、付近にあった説明パネルには、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなどがあると書かれていました。
ヒルギは熱帯から亜熱帯に分布する双子葉植物で、大部分のマングローブがヒルギ属だそうです。吹通川のヒルギ群落 自然・景勝地
-
石垣市の教育委員会が準備した説明パネルです。木々の種類や分類なども記述されており、極めて教育的です。日本語の他に英語と中国語でも説明がありました。
-
マングローブが茂っている川沿いを見学することができました。自然のままの状態が保存されているように思います。見学者は我々以外にはいませんでした。
吹通川のヒルギ群落 自然・景勝地
-
米原のヤエヤマヤシ群落です。ヤエヤマヤシは石垣島と西表島だけに群生する珍しいヤシで、昭和47年に国指定の天然記念物にされています。ここでないと見ることができないヤシですので、見学することにしました。入場料はありません。
米原のヤエヤマヤシ群落 自然・景勝地
-
整備された林の中の小径を進むと、ヤシの林がありました。結構な高さのヤシが群生しています。
-
ヤシの葉の下の幹は普通の木のようです。ハワイなどでみかけるヤシ類とは幹の形状や形が違っています。確かに、珍しい種類のヤシだと思います。
米原のヤエヤマヤシ群落 自然・景勝地
-
環境省が設置した立派な説明版がありました。国指定の天然記念物ですので、国の機関である環境省が準備したのでしょうか?先に見た「吹通川マングローブ群落」の石垣市教育委員会が設置した説明板に比べて、遥かに立派な説明版です。英語、中国語、そして韓国語の説明もあります。
-
ヤエヤマヤシ群落がある場所の海岸の米原ビーチです。水遊びを楽しんでいるカップルがいますが、ビーチはガラガラ状態です。
米原ビーチ ビーチ
-
逆方向を眺めても、人の姿はパラパラと少な目です。遠浅で広い砂浜ビーチで、水の透明度も良好です。
-
石垣島の有名な観光スポットの川平湾にやってきました。川平湾は日本百景にも選ばれている景勝地で、さすが観光客も多めです。砂浜と青色の水がきれいな湾には観光船やボートも浮かんでいます。
川平湾 自然・景勝地
-
観光船に乗り降りする観光客です。白い砂浜とブルーの水の色のコントラストがとても美しい湾だと思います。
-
湾沿いの川平公園に厳かな感じの観音堂がありました。17世紀の中頃に造られた歴史ある観音堂です。島の歴史を感じさせてくれます。
川平公園 名所・史跡
-
公園前の通りには、遊覧ボートのチケットを売る店、お土産店、レストランなどが並んでいました。近くには有料の大型駐車場もあり、数台の観光バスが停まっていました。川平湾は、石垣島を代表する観光地で、訪れる観光客数はとても多いと思います。関連施設も充実していますので、一日中楽しめるようです。
-
海岸沿いの細めの道路を通って、御神碕に到達しました。突端に白い灯台がありました。御神碕灯台で、昭和58年に建造された比較的新しい灯台です。
御神崎 自然・景勝地
-
灯台の先に観音像が建っていました。昭和27年(1952年)にこの場所の沖合で八重山丸が遭難し、乗客が亡くなっています。この像はその慰霊碑だそうです。
-
小さな半島の先端から振り返って見た御神碕灯台です。
御神崎 自然・景勝地
-
観音崎灯台です。昭和28年に、当時沖縄を統治していた米軍が建設したものです。
観音崎灯台 名所・史跡
-
灯台の手前にある石柱には「琉球観音崎灯台」と漢字で書かれていました。米軍統治下で日本人の島民が建てたものでしょうか?
観音崎灯台 名所・史跡
-
灯台が建つ高台から見た光景です。この付近は砂浜でなく、ゴツゴツして岩の海岸です。
-
観音崎灯台の近くに唐人墓があります。中国風のデザインで鮮やかな色合いの装飾が施された記念碑です。1972年に建設されています。
1852年にこの地で起こった米国奴隷貿易船のロバート・バウン号事件の中国人犠牲者の慰霊碑です。ロバート・バウン号積み込まれた中国人がこの付近を航行中に船内で反乱を起こし、結果的に米国や英国の軍人に多くの中国人が殺されたそうです。知りませんでした。唐人墓 名所・史跡
-
石垣市にある「宮良殿内」で、歴史建造物です。
-
宮良殿内の説明には、この建物は琉球王国の地頭の住居で、庭園が国の重要文化財に指定されていると書かれています。見学料は200円でした。
-
元来の家屋姿である茅葺から瓦葺きに変わっていますが、琉球王国時代の建造物がそのまま保存されていました。石垣島の昔の人の生活が想像されます。
-
石垣市にある桃林寺で、八重山諸島で最初に建てられた仏教寺院です。建設は1614年だそうで、今から400年も前になります。
-
桃林寺の本堂です。
桃林寺 寺・神社・教会
-
お寺の門には仁王像があり、像は重要文化財に指定されています。1737年に造られた像だそうです。
桃林寺仁王像 寺・神社・教会
-
桃林寺の隣に1614年に建造された権現堂も残されています。様式は、反った形の艶やかな色どりの中国風ではなく、直線的で地味な色合いの和風です。
石垣市内に残る宮良殿内、桃林寺、そして権現堂は、いずれも日本固有の歴史建造物で、島で日本文化がしっかりと伝承されてきていることを示しているのではないか、と思います。権現堂 名所・史跡
-
石垣市の郊外の高台に建つ天文台です。
石垣島天文台 名所・史跡
-
入り口部分に国立天文台「石垣島天文台」の表示がありました。英語表示(NAOJ, National Observatory of Japan)も国立の施設であることを示しています。国の施設は、表示も含めて概して立派です。
石垣島天文台 名所・史跡
-
天文台から見下ろした光景です。夕方で靄がかかっており、鮮明ではありませんが、名蔵湾を一望できる場所に天文台があることが分かります。
-
東京に戻る航空便へ搭乗する時間になりましたので、石垣島空港に戻ってきました。レンタカーを返却して、搭乗手続きをします。石垣島空港から羽田空港まで3時間程かかりますが、国内便ですので夕食サービスはありません。
新石垣空港 (南ぬ島石垣空港) 空港
-
空港で夕食を済ませることにしました。石垣島空港ではセキュリティーチェックを過ぎた場所にレストランはありません。チェックインカウンター脇のビュッフェレストランを利用しました。セルフサービス方式でした。
-
羽田便は定刻(19:10)の出発で、羽田空港には夜10時過ぎに到着しました。
石垣島は小さめの島ですが、様々な亜熱帯植物が茂り、岬には白亜の灯台があり、歴史あるお寺やお屋敷もありました。美味しい地ビールや石垣牛を味わうこともできました。とても変化に富んだ楽しい島だと思います。新石垣空港 (南ぬ島石垣空港) 空港
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
58