2018/10/24 - 2018/10/24
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AandMさん
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石垣港発の現地ツアーで西表島と由布島を訪問しました。由布島は小さな島ですが浅瀬で西表島と繋がっています。ツアーではフェリー、バス、遊覧船、水牛車などを次々と乗り換えて、島の見所を効率よく案内して頂きました。亜熱帯でしか見られないマングローブやサキシマスオウノキ、蝶が飛び交う蝶園などを見学しました。水牛車に揺られて浅瀬を渡ったところにある由布島には、欄やハイビスカスの花が咲いていました。
観光客を乗せた重い車を引いてくれた水牛さんに感謝し、美しい花々に感動しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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ツアー集合場所の石垣港待合所です。20~30人程が集まっていました。これらの方々と一緒に出発です。
安栄観光 乗り物
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フェリー乗り場に移動して、船に乗り込みました。これから西表島に向かいます。1時間程の船旅ですが、途中、竹富島、黒島などを眺めているうちに西表島港に到着しました。
石垣港離島ターミナル 乗り物
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船を降りて、波止場で待っている観光バスに移動します。
大原港 (仲間港) 乗り物
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波止場の待合所にあった西表島の観光案内です。島内の主な見所が写真付きで紹介されています。観光客にフレンドリーです。
西表島観光案内所 名所・史跡
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波止場で待っていたいりおもて観光のバスです。複数ツアーの相乗りで、仲間川のボートツアーの波止場に向かいます。
バス (西表島交通) 乗り物
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観光バス横の絵は西表ヤマネコでした。国の特別天然記念物に指定されている島を象徴する動物です。生息数が減少しており、ガイドさん説明では、地元の方でも目撃することは殆どないそうです。
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バスは数分の走行で、仲間川の波止場に到着しました。ボートに乗り換えて川の上流に向かいます。亜熱帯の川沿いに茂るマングローブ群の見学が、ツアーの見所です。
仲間川 自然・景勝地
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確かに仲間川の流域にマングローブが鬱蒼と茂っていました。マングローブは複数の種類があるそうで、仲間川流域には4科6種のマングローブが生い茂り、原始の姿をそのまま残している日本最大級のマングローブ林になっています。船頭さんが丁寧な説明をしてくれます。
仲間川遊覧船 乗り物
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川沿いで見たマングローブの一種です。根が水面から盛り上がっているのでマングローブだと分かります。ただ船頭さんが説明してくれた4科6種のマングローブの区別まではできません。マングローブにも微妙な種類の違いがあることを、初めて認識しました。
仲間川遊覧船 乗り物
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マングローブの群生林を眺めながら30分程川を遡ると川幅が狭まっている場所があり、船着き場がありました。ここで下船です。
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船着き場から群生林に向かう箇所に「サキシマスオウギ」の案内標識がありました。この道に沿って1-2分進むと、周囲を見学ルートに囲まれた大きな木がありました。
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サキシマスオウギです。根が板状に盛り上がった、珍しい形状の樹木です。樹木の高さ18 m、板根の高さ3 m、で推定樹齢400年の日本最大のサキシマスオウギで、平成15年に「沖縄の銘木百選」に選ばれています。
サキシマスオウギは硬くて丈夫な樹木で、板根は船の舵に使われていたそうです。納得させられる説明だと思いました。なかなか強烈な印象を感じさせてくれる樹木です。 -
板根の形状と色合いは独特で、芸術的でもあります。見事な板根で、確かに一見の価値があります。仲間川ボートツアーの主要見学対象になっていることも納得できました。
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船に戻って、出発した波止場に戻ります。カヌーでマングローブの林を見学しているカップルとすれ違いました。カヌーツアーも楽しそうです。
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仲間川の下流に架かる橋が見えてきました。波止場は直ぐ近くです。
仲間川 自然・景勝地
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波止場に船が到着しました。下船して再び観光バスに乗車します。
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バスの目的地は、由布島への入り口の駐車場です。
道路沿いに「西表ヤマネコに注意」の標識が出ていました。西表ヤマネコは夜行性で、昼間に行動することはないそうです。従ってこの表示は夜間に車を運転する人への注意、もしくは昼間にバス観光で移動する観光客に対する宣伝、ではないかと思います。 -
由布島入り口にある駐車場に到着しました。これから水牛車で島に渡る、とガイドさんから説明がありました。
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浅瀬の向こうに見えるのが由布島で、浅瀬を水牛車が行き来しています。数名の観光客が水牛車に乗っているのが分かります。
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我々も少人数のグループに分かれ、水牛車に乗り込みました。車を引く水牛の大きさや力に応じて、人数の調整が行われているようでした。
我々の牛車には8名程が乗りました。最も力のある水牛の「裕次郎」が、ゆっくりと車を引いてくれました。牛車を頑張って引いてくれましたが、重さと苦労を考えると「裕次郎」をかわいそうに思いました。
遠くから眺めると、水牛車での移動は情緒的で趣がありますが、間近で見ると水牛に同情させられます。動力車での移動でも良いのではないかと感じました。 -
由布島に「水牛之碑」が建てられていました。昔は農耕用に、そして最近では観光用の水牛車などで水牛が大貢献してくれていることに対する島人の感謝を表したものです。
亜熱帯植物楽園由布島 自然・景勝地
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由布島ビジターセンタには、水牛の系統図が掲示されていました。3系統の水牛が由布島で現在も活躍していることが分かります。
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初代の水牛「大五郎」の角の現物が展示されていました。水牛は由布島の人々にとって特別な存在です。
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由布島の人口は以前は多くて、島に小中学校もありましたが、人口減で廃校になっています。閉校は昭和45年と書かれています。昭和44年の台風で島が水没したことが理由で廃校が決定されたようです。
学校跡地の表示です。亜熱帯植物楽園由布島 自然・景勝地
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学校跡地にあった井戸です。
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かっての学校校舎跡のようです。
現在由布島は観光地になっていますが、以前はこの島で生活を営み、学校などの公共施設があったことが分かります。この島の人は、殆どが隣接する西表島に移り住んだとのことです。 -
島の東海岸で、前方に見える島は小浜島、さらに向うにあるのが石垣島です。
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浜辺に昼顔の花が咲いていました。
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島に蝶園がありました。由布島は亜熱帯で暖かいので、年間を通して蝶が見られます、
亜熱帯植物楽園由布島 自然・景勝地
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蝶園は温室状になっており、所々に説明パネルがありました。アカサギマダラの説明があります。園内には複数種の蝶が飛んでいましたが、アカサギマダラが最も大きくて目立っていました。
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花の蜜を吸っているアカサギマダラです。
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羽の白黒模様が美しい蝶だと思います。
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白い花に止まっているアカサギマダラは、判別に注意を要します。
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蝶も見事ですが、色鮮やかな花々も目立っていました。名前は分かりませんが赤色の綺麗な花です。
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同じような赤色の花ですが、花びらの形が少し違います。
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欄もありました。
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ナリヤラン(成谷蘭)と説明が付いています。
この欄は八重山諸島に自生し、沖縄島中部でも見られる種類だそうです。 和名のナリヤランの「成屋」は、西表島の内湾にある小島、内離島にあった成屋集落に由来すると言われています。この地を代表する欄で、とても美しい欄だと思います。 -
ミキーマウスツリーの説明パネルがありました。黒くて赤い部分が、ミッキーの耳や鼻のように見えます。南アフリカに分布している低木で、正式な名称はオクナ・セルラタと呼ばれますが、通称のミッキーマウスツリーの方が記憶に残ります。
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これがミッキーマウスツリーの花ですが、実が黒色ではありませんでした。熟すると黒色に変色するようです。面白い花だと思います。
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黄色の花ですが、名前は分かりません。
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ハイビスカスです。種々の色合いのハイビスカスがありますが、この花は赤色とピンクの組み合わせがとても美しいと思います。
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蝶園でアカサギマダラが止まっていた赤い花と同種ですが、赤色が濃い感じです。
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紫に白の縁取りがある花です。藤の花の色どりと似ている感じです。
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色違いのハイビスカスです。中心部にある五角形状の赤色模様が印象的です。
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黄色い花の蕾群です。
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深紅色のハイビスカスです。由布島には沢山の種類のハイビスカスが栽培されています。
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こちらの赤い花も、赤の色合いと花弁の形が微妙に異なる多種類がありました。
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黄色の花で、多分、これもハイビスカスの一種だろうと思います。
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ハイビスカスは、やはり赤色が似合っています。熱帯に咲く、情熱を感じさせてくれる赤い花の代表だろうと思います。花中央部からグーッと前に突き出した花芯もこの花のアピールアクセントです。
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浜辺に咲いていたピンクの花ですが、ハイビスカスに比べて大人しい印象です。
10月半ば過ぎでしたが、由布島には蝶が舞い、そして様々な花も咲いていました。流石に亜熱帯にある小島だと思いました。 -
水牛が島の水場で遊んでいました。牧歌的でのんびりとした雰囲気を感じさせてくれます。ガイドさん説明では、まだ訓練が十分でないために水牛車を引けない水牛だとのことですが、この水牛君は幸せそうでした。
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島からの帰りも水牛君が引く乗り物のお世話になりました。御者のおじさんが島の歴史などを説明してくれました。現在は多くの観光客が訪れる亜熱帯色豊かな由布島ですが、台風やマラリアなどの風土病で苦労した時代もあったようです。
現在、島は整備され、島の環境を生かした蝶園、水牛の池、亜熱帯の植物などを見学することができる観光地になっています。最近の20-30年で、島の姿が大きく変化しています。
色とりどりのハイビスカスやマングローブなどの亜熱帯樹木が印象的な西表島や由布島ですが、この地に住んできた人々の暮らしは容易ではなかったことも今回の訪問で知ることができました。現地を訪れて見学をし、地元の人の話を聞くことの大切さも感じました。
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