12月の紅葉　初冬の京都1泊2日旅　下賀茂／南座編

2018/12/08 - 2018/12/09

改修を終えた南座で、師走恒例の顔見世興行歌舞伎を見る旅。
12月に入り、紅葉の季節もピークを過ぎ、観光客がだいぶ少なくなった京都で、まだまだ紅葉を探します。

前半は紅葉の見頃が多いと聞く、下鴨神社の糺ノ森へ。
そして、ミシュラン2つ星の懐石料理と歌舞伎を楽しみます。

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

京都駅からバスに乗って、下賀茂神社で下車。
赤い鳥居に赤い紅葉。12月中旬でも、落葉していません。よかった。

気温は低いのですが、天気が良いのが幸いしました。青空に赤い紅葉が映えます。

下賀茂神社は広くて、本宮の他にたくさんの神社があるのですね、
井上社の横にあるみたらし池では、みずみくじに一喜一憂する女子たちが。

せっかく来たので、重要文化財の大炊殿が見学できるチケットを買いました。
森のような裏の回廊を通って大炊殿まで行くのですが、途中、北門から本宮を参拝できます。
通常お参りする本宮の裏側から拝むことになるわけです。ここがすごいパワーを感じる場所でして。パワースポット巡りが好きな人には超おすすめです。

ここが重要文化財指定の大炊殿です。
神様にお供えするお食事をつくる場所です。

どんなものをお供えするのかなど、詳しい展示も興味深かったです。

大炊殿の横には、装飾が見事な牛車も飾ってありました。
平安時代にタイムスリップしたみたいです。

井戸の前には水の神様が降りてこられる御降臨石があります。ここもパワースポットです。

下賀茂神社の境内には、他にも超有名な石があります。
君が代に歌われる「さざれ石」です。

ここは誰でも見ることができます。

本宮をお参りしたら、糺ノ森に向かいます。

下鴨神社の本宮に向かう参道が糺ノ森です。
紅葉の黄色と赤、そして緑と錦絵のような風景が続きます。

これは見事な紅葉ですね。12月第2週で、この紅葉はめっけもん。
京都全体が紅葉のピークを過ぎているので、観光客もそこまで多くありません。

糺ノ森の入り口に位置する、河合神社です。

この神社、やたら女子の姿が目立つ…と思ったら、きれいになれる絵馬で有名が神社でした。

大炊殿の共通券で入れる、鴨社資料館です。
下賀茂神社の神職、浅田家の家を改築し、社家の日常が垣間見れる資料が展示されています。

体が冷えたので、糺ノ森すぐ近くにある「ラ・クラシック」でお茶＆ケーキをします。

この店は昨年惜しまれつつ閉店した「オーグルニエドール」で長く修行されたパティシエさんが開いたお店。
甘すぎず、風味豊かなモンブラン、絶品です！
中心から離れた場所にもかかわらず、次から次へとお客さんがやってきていました。

焼き菓子にも惹かれます。
レモンケーキが目玉商品のようで、お土産にしましたが、レモンの酸味と香りがしっかりとあり、他にはない味。とても美味しかったです。

お茶をした後は、バスに乗って、四条河原町に戻り、ランチタイム。
京都が誇る名店「菊乃井」のセカンド店「露庵」の予約が運良くとれました。
目に美しい八寸。

どのお皿も美味しい。華やかさがあります。
ぐじのかぶら（聖護院大根）蒸し。あんで冷えた体が温まります。
複数の素材が織りなすハーモニーは口福の極み。

メインは鴨鍋。寒い京都の冬を乗り切る熱々メニューです。

食事が終わって、夕方。南座に向かいます。

初めての南座観劇です。
耐震工事のために約3年間、クローズしていました。
今回のリニューアル工事で、3階までエレベーターで上がれるようになったそうです。

ロビーには竹馬と呼ばれる、贔屓の役者さんにへのご祝儀目録がお披露目されています。
これは、いわば花輪と同じようなもの？
京都ならではの風習ですね。歌舞伎座では見たことがありません。

昭和4年に建てられた建物は、アールデコのインテリアが素敵。優美な曲線を描くデザイン技術は、今では職人さんがおらず、同じものを作ることができないのだそうです。

観劇が終わり、夜の南座。
ライトアップされて綺麗です。

しかし、歌舞伎って長いですよね。
途中休憩もありますが、夜の部はみっちり5時間。

明日は嵐山方面に向かいます。続きます。