2018/11/14 - 2018/11/23
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cokemomoさん
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バーリから出ているノルド・バレーゼ鉄道の路線にビトントとルーヴォの町があります。ビトントとルーヴォの間は電車で約20分。
バーリから遠いルーヴォにまず行って、ビトントに戻る、一日二つのロマネスク教会見学は楽勝かと思われましたが・・「なんて日だっ!」
「2ユーロ返して」のルーヴォ
「諦めたらそこで試合終了ですよ」のビトント
濃い半日を過ごすことになりました。
11月14日(水)成田空港~チューリッヒ経由でローマ・フィウミチーノ空港へ
ローマ・テルミニ駅からナポリ中央駅へ (ナポリ泊)
11月15日(木)サンタンジェロ・イン・フォルミスとナポリ市内(ナポリ泊)
11月16日(金)ナポリからイタロ(鉄道とバス)でマテーラへ(マテーラ泊)
11月17日(土)マテーラ、原罪のクリプタ(マテーラ泊)
11月18日(日)マテーラからカステル・デル・モンテそしてトラーニ へ(トラーニ泊)
11月19日(月)トラーニからバーリへ(バーリ泊)
11月20日(火)バーリからルーヴォ、ビトント(バーリ泊)
11月21日(水)バーリからローマへ(ローマ泊)
11月22日(木)ローマからミュンヘン経由で羽田へ
11月23日(金)羽田空港着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
7:54バーリ発の電車に乗ってルーヴォに向かいます。B&Bメロはその名に反して朝食はないので、近くのお店MAGDA(朝7時オープン)で朝食をとって駅へ。
クリーム入りコルネットとカプチーノで2.3ユーロ。 -
バーリ中央駅からノルド・バレーゼ線に乗ります。
(ノルド・バレーゼの駅の様子などはこちらにまとめました。https://4travel.jp/travelogue/11426955)
バーリ~ルーヴォまで電車で約45分、2.8ユーロ
ルーヴォ~ビトントは電車で約20分、1.4ユーロ
ビトント~ルーヴォは電車で約30分、1.4ユーロ
時刻表はこちらノルド・バレーゼ線のサイトから検索できます。
http://www.ferrovienordbarese.it/home -
ルーヴォ・ディ・プーリア駅
到着した時、雨は本降り。観念して折り畳み傘を開きました。
写真は戻ってきた時、雨は上がっていました。
小さな駅ですが、なんと切符売り場がありますっ!(イタリアの地方ではありがたい事なんです~) -
駅から10分弱ほど歩いてジャコモ・マッテオッティ広場。
この広場の右あたりからルーヴォの旧市街です。 -
ルーヴォの旧市街。少し迷いながら歩きます。
歩く人をほとんど見かけないのはお天気のせい? -
八百屋さんの店先に、マテーラでも食べた茸、カルドンチェッリ発見。
その隣は何だろう、アクが強そうな青菜。さらにその奥にちらっと写っているのが昨日食べたチーマ・ディ・ラーパという青菜です。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
正式にはConcattedrale di Santa Maria Assuntaといいます。
中央に高く三角屋根、両脇に斜めの屋根を持つプーリア・ロマネスク様式の建物ですが、その両脇の屋根が長くて「なで肩」っぽいのがこのドゥオーモの特徴です。
ミサをしているようなので、まず建物の周りを一周したりバールに入ることにします。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
後ろから眺めます。
ところで・・・
ドゥオーモの前に一人男性の物乞いがいました。正確には銭乞い?
ミサが終わって出てくる人が目当て=今現在ヒマ、そこにおばちゃんがウロウロとやって来たもんだから、おばちゃんをロックオン。帽子を差し出しながら付きまとうことにしたらしい。 -
<ドゥオーモのそばにあったバール>
雨に濡れながら帽子を差し出しブツブツと何事か呟き続ける彼を、気の毒に思わないでもないが、正直鬱陶しくもあって一旦このバールに入ってやり過ごすことに。
このバール、シニョーラは感じよくお手洗いは清潔、カッフェに小さなクッキーを添えてくれたりしてとてもよかったです。
「ボン・バール」と認定。おばちゃんが勝手にやってるだけですけど。その他「さびバール」「しょぼバール」「ボリバール」などあります。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
閑話休題。
銭乞い氏のブツブツを聞きながら、ファサードの彫刻を見たり写真を撮ったりします。アーチの内側に窮屈そうに並んでいる聖人たちがかわいい。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
キリストが祝福を与えている様子を表しているそうです。
ブツブツブツブツ・・・あぁもう参ったなぁ。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
福音書を手にカメラ目線の獅子はヨハネを表してます。
まだこの時は雨が降っていたので、傘を持ちつつカメラを構えて頑張ってました。下手は下手なりに向上心はあるのだ。
もっと離れて撮ろうと後ろに下がると銭乞い氏の帽子が当たったりして、本当にもうっ! -
<ルーヴォのドゥオーモ>
ファサードにあるバラ窓。ステンドグラスではないけれど繊細な模様が施された装飾があるようです。
ブツブツブーツブツブツ・・・鬱陶しいっ!! -
<ルーヴォのドゥオーモ>
龍を踏みつけている天使だとのこと、尻尾だけ彫られたのかな。
さて、おばちゃんは本当に銭乞い氏にうんざりして来ました。
正直に書きますと、哀れみでも優しさでもなく追い払いたいので、2ユーロ硬貨を渡しました。すると・・・
「足りない」と言いやがったのです!!「はぁ??」
氏曰く「フォッジアまで帰りたい。電車代がこれでは足りない。10ユーロくれ」
ブツブツは言葉に変わり、しつこさと要求がヒートアップしてる。
おばちゃんは本来穏やかな方だし(ホントよ)言葉が分からない異国では無用な誤解を避けるためにキツイ言い方はしないし出来ない。
でもこの時は
「ずめってら(やめて)」「ぶぁ~すたっ(うんざりだ)!」と声を荒げ、「なら2ユーロ返してっ」と氏の帽子に手を突っ込もうとさえしたんである。実際には取り返せなかったけど。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
むかついた気持ちのまま堂内に入りました。主祭壇はチボリオ(天蓋付き)のようです。オレンジ色の窓が目に飛び込みます。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
色の濃淡で十字を表しているこの窓、ガラスではなく光を通すアラバスターという石を使っているそうです。
ラヴェンナのモザイクで有名なサン・ヴィターレ聖堂もアラバスターの窓だったな。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
先ほどまでのイラつきムカつきが静まってきました。
落ち着いて考えれば銭乞い氏の行動は正しい、理にかなっている。
追い払おうと小銭を出したおばちゃんなら、もっとしつこくすれば更にお金を出すんじゃね?イケイケどんどん、10ユーロ!
・・まったく正しい。
おばちゃんが悪い。おばちゃんの負け。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
外から見たバラ窓を堂内から見上げる。
モノクロで表現された図柄が何を表しているか分からないけれど、シックでいいな。 -
<ルーヴォのドゥオーモ>
柱頭彫刻もかわいいものが。
にんまりしながら上を向いて歩き回るおばちゃん、背後から声がかかった。
「クリプタも見るかい?」
ひぃぃ・・トラーニに続いてのクリプタおやじ登場であった。あの夜を思い出すんだ、おばちゃん!
「え~っと、ここにクリプタがあるの?」(←学習効果なし)
「こっちこっち」
教会の隅のドアを持っていた鍵で開けてオヤジがニコニコしている。う~むむ。
ここにクリプタがあるという話は聞いたことがない、ひょっとしてすっごいレアな機会かも?例えばペーザロという街のドゥオーモでは修復の際地下に床モザイクが発見され、それが近年公開の運びとなっている。そういう類の話かも?
トラーニと違って日中だし、この教会の中でのことだし、「見ちゃおうっ!」 -
<ルーヴォのドゥオーモの楽しい柱頭>
扉のところでオヤジが「2ユーロだよ」。
あら、お金がいるんだね。ポケットから小銭入れを取り出して中を見ると2ユーロないっ!コインをかき集めても2ユーロに足らず、10ユーロ札を出すとオヤジはお釣りがないと首を振る。若さも美貌もないおばちゃんにオマケしてくれる気はないようであった。
ちくしょ~~~っ!さっきの2ユーロがあればっ!
やっぱり「2ユーロ返して!」である。
もういいや。本日のおばちゃんにルーヴォ運(って何?)はないと見た。 -
さっさとビトントに移動することにした。もともとビトントのドゥオーモの方に見たいものは多い。ルーヴォはついでだったのだ。負け惜しみじゃないのよ。
クリスマスイルミネーションかな、素朴でかわいい。
(ちなみに、後日ルーヴォのクリプタを調べてみるといくつか写真が見つかった。ごく初期のキリスト教教会の遺構という雰囲気で、モザイクや柱頭は見当たりませんでした。) -
ビトントに移動してきました。思っていたより賑やかな町です。
ビトント中央駅前からまっすぐ伸びるジャコモ・マッテオッティ通りを進みます。 -
10分ほど歩くと右手に小さな塔(Torrione Angioino)と門が見えてきます。
この門をくぐればビトントの旧市街です。 -
旧市街を入って、大きな教会の気配を探りながら歩きます。
-
<ビトントのドゥオーモ>
つい先日詳しい方から教えていただいたのだが、このドゥオーモはもともとカテドラーレ(Cattedrale)だったのがバーリ司教区との合併によって一つ格下のConcattedraleになったとか。教会の世界にも色々あるのねぇ。
ということで正式名称はConcattedrale di San ValentinoまたはParrochia di Santa Maria Assuntaだそうで、複雑すぎるのでここではドゥオーモで通してしまおう。
このドゥオーモの正面に背の低い塀があるが、これはランゴバルドならではのスタイルとのこと。ビトントにはランゴバルドの離宮が置かれていたらしい。歴史のある町なのだ。 -
<ビトントのドゥオーモ>
正面扉口上のタンパン。前日うっかりバーリのカステッロで予習してしまったものだ。これは黄泉に降ったキリストが死者を解放している場面、アダムの手を引いているそうだ。その下の帯状のところ(まぐさ石)には受胎告知やご訪問、東方三博士の礼拝などの場面が表されている。 -
<ビトントのドゥオーモ>
タンパンの脇には怪鳥が。緑色の苔がうまい具合に怪しさ度をアップさせてます。あえて掃除しないのかも? -
<ビトントのドゥオーモ>
扉口の脇柱より。ロマネスクではお馴染みの二股人魚。
喉にこれは苦しいぞ。 -
<ビトントのドゥオーモ>
聖堂内部、中央の身廊に二つの側廊をもつスタイル。こちらも後陣の窓はアラバスターがはめ込まれている。 -
<ビトントのドゥオーモ>
この聖堂で有名なのはこの説教壇。 -
<ビトントのドゥオーモ>
壇の裏側にも象嵌で模様が描かれ、刻まれた文には、この説教壇の彫刻をした聖職者ニコラ(石工でもある)の名前もあるそうです。 -
<ビトントのドゥオーモ>
説教壇の側面のレリーフが素晴らしく、ロマネスク好きには特に有名。
2018年に発売されたクレアトラベラー(雑誌)でもこの聖堂やレリーフの写真が掲載されていて驚いた。あのようなオシャレ雑誌に取り上げていただけるとは・・
右から二番目がフェデリーコ2世、左端に座っているのが赤髭公(バルバロッサ)と呼ばれるフリードリッヒ1世で、フェデリーコ2世のお祖父さん。 -
<ビトントのドゥオーモ>
さて説教壇の次はおばちゃんがとても楽しみにしていたクリプタの見学。
このグリフィンのモザイクをぜひ見たい。金沢百枝「イタリア古寺巡礼」で見たかわいらしい柱頭もぜひぜひ見たい。
ホームページで開いている時間をチェックしてやって来ました。
(木曜日はお休みです) -
<ビトントのドゥオーモ>
うぅぅぅ・・・クリプタの入り口はこんな看板一枚で固く固く閉ざされていた。
見学したければ電話をしろと。
必死で言うべきことを頭の中で作文し、蛮勇を奮って電話をかけた。
留守番電話だった。
メッセージを残したらすぐに係員がやって来るとはとても思えない・・・
そもそもおばちゃんのイタリア語が通じるか怪しいんだってば。 -
<ビトントのドゥオーモ>
なんて日だっ。
クリプタに興味がなかったルーヴォでは見る機会があったのに蹴ってしまった。
銭乞い氏に付きまとわれたせいだ。
ここではクリプタを見たかったのに閉まっている。
もう今日という日にツキはないのか(涙) -
<ビトントのドゥオーモの天井の装飾、とりどりの連続模様がかわいい>
時折観光客が入ってきては、さささっと堂内を一周して出て行く。
クリプタの前まで行ったのは二人連れ一組だけ。「電話したけど留守番電話なんです。」と話しかけてみると「pazienza(仕方ない)」と笑って出て行ってしまった。
え、それでいいの? -
<ビトントのドゥオーモ>
外が賑やかになって子供たちの声がする。聖堂のことを説明しているガイドさんもいるようだ。
これだっ!学校の社会見学のような何か。きっと堂内に入って来る、そしてクリプタも見学するんじゃないかしら。便乗しちゃうぞ。
ワクワクしながら待ってると、なんと中に入ることすらせず去ってしまった。
このような貴重な聖堂を外だけ見て終了なんて、イタリアの教育はどうなっておるのだ? -
<ビトントのドゥオーモ>
もうあきらめてバーリに戻ろう・・ツキのない日にジタバタしてもいい事はない。そう思いながらも座っていた。12:30に聖堂は昼休みに入る。誰かが扉を閉めに来るはずだからお願いしたら短時間でもクリプタを見せてくれるかもしれない。
正午近く、横の扉から聖堂に入って来たおじさん二人が関係者に見えたので突撃~。クリプタを見たいのです、電話したら留守番電話です、とても残念です、、ととにかく訴えた。
おじさんAが「彼に呼びに行ってもらうから少し待ってね」。呼びに行ってくれるおじさんBが「彼はパロッキなんとか(語尾が分からなかった)ですよ」と紹介してくれる。どうやらおじさんAはこの教会の司教さまのようだった。
まさに適任の方々と会うことができた~~。
あれ?しかし司教さまはクリプタの鍵って持ってないんだ?? -
<ビトントのドゥオーモ>
ほどなく鍵を持ったシニョーラが現れクリプタの扉が開いた。開いたーーっ!
おじさん二人に丁寧にお礼を行ってクリプタへ。
入場料3ユーロ。シニョーラが「(クリプタの隅っこにある)机の鍵忘れちゃったからチケットは出せないけどいいか」と尋ねてくる。問題ないない、紙切れなんかいらないよん。 -
<ビトントのドゥオーモ>
クリプタの奥にはこんな空間が続いていた。おばちゃんはクリプタだけだと思っていたのでびっくり。だから留守を告げる看板にLa Zona Archeologica(考古学ゾーン)とあったのか。
これだけ整備されているなら3ユーロは納得お得なお値段だね。 -
<ビトントのドゥオーモ>
色は薄いけれど古い5~6世紀のモザイクがある。鳥の絵かな。
グリフォンよりずっと昔のもの。 -
<ビトントのドゥオーモ>
強化ガラスの通路を進んだところに「あった!」。グリフォンの床モザイク(11世紀前半)。
こんなに大きい床モザイクだったんだ。一室の床を覆う大きさなのだ。
おばちゃんは1メートル四方より小さいサイズで他にも何枚かあるのだと思っていた。来て見ないと分からないもんだ。
とてもステキなモザイクでした。 -
<ビトントのドゥオーモ>
グリフォンの上、天井に穴を開けて聖堂からも覗き込めるよう強化ガラスが入れてある。
クリプタ係を待つ間に司教さまが「ここから見えるよ」と誘ってくださったーー床下が真っ暗では覗き込んだ自分の顔が見えるだけなんですよ、司教さま。
彼もそれはそうだと笑っていた。 -
<ビトントのドゥオーモ>
発掘調査で発見されたレリーフが展示されていて、それがもうかわいいったら。有翼の獅子、怖くなーい。 -
<ビトントのドゥオーモ>
グリフォン。目がいいなあ。 -
<ビトントのドゥオーモ>
耳の長い動物(まさかウサギということは…)をつっつく鳥。
これらの石片が並んでアーチ状になっていたらしい。悶えるかわいらしさだっただろうなぁ(←変質者っぽい、気をつけなくては)。 -
<ビトントのドゥオーモ>
古いフレスコ画も残っている。中央にはおばちゃんでもわかる「受胎告知」。 -
<ビトントのドゥオーモ>
そしてクリプタの柱頭。こちらも局地的に有名です。
写真はアレだが、お行儀よく正座する男子がかわいい。
お寺の小坊主さんみたい。 -
<ビトントのドゥオーモ>
動物も真似してお行儀よく、、正座はできないけどね。 -
<ビトントのドゥオーモ>
頑張ってお行儀よくしてます。 -
<ビトントのドゥオーモ>
足を投げ出して呑気なおじさん。なんだか一服始めそう。
本当に見ることができてよかった。アテもないのに粘った甲斐がありました。
安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」が浮かぶなぁ。(ちょっと古いぞスラムダンクより)
12:30少し前にクリプタを出ました。もちろん係のシニョーラも一緒にクリプタを出てすぐに施錠し去って行きました。
まぁね・・今日の午前中に訪れたのは(おそらく)おばちゃん一人。ずっとクリプタにいても仕方ないよね。 -
<ビトントのドゥオーモ>
クリプタの見学ができたので、心静かに聖堂の側面を見ていきます。
この側面は広場に面していて、大きな5連のアーチと上の細いアーチの連なりが見ていて心地いいです。そしてその細いアーチを成す柱頭がイイのです。 -
<ビトントのドゥオーモ>
人面鳥に人魚にヤンキー座りの人。 -
<ビトントのドゥオーモ>
太ってる・・ -
<ビトントのドゥオーモ>
凛々しい獅子もいいなぁ。他にもたくさんイイものが待ってます。
動物や人間の上下にある模様彫刻も凝ったものがある。
ゆっくり眺めてから、ビトントの駅に戻りバーリ行きの電車に乗りました。
たった半日、電車で20分の距離の教会を二つ見ただけなのに、ずいぶんと大冒険をしたような気分。でも見に行ってよかった! -
<PEPPO>
バーリに戻って遅めの昼食。今日はB&Bのお兄さんが勧めてくれたPEPPOというカジュアルなお店へ。もちろん宿からもすぐ近く。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187874-d12976530-Reviews-Peppo-Bari_Province_of_Bari_Puglia.html
前菜は「茄子の詰め物料理、南瓜ソース」
茄子がウチワかというくらい大きかった・・詰め物も茄子など野菜にチーズ少々で見た目よりは軽く美味しかったですよ。 -
<PEPPO>
プリモはムール貝のカヴァテッリ(小さなパスタです)。ムール貝の身が小さいのは残念だけど、ダシはしっかりパスタに絡んでいてこれも美味しい。
この二品にお水とカッフェで15.8ユーロ。こういうお店も気軽でいい。お水はペットボトルで出てきたので残った分は持って出たりして。
一人だといつもお水の大半は残してしまう。気にもかけない風でそのままにしてるけど、内心忸怩たる思いを抱える貧乏性なおばちゃんなのさ。 -
昼食の後はホテルで休憩。夕方になって散歩に出かけることにしました。
メロ通りにある大きな書店。バールも併設されてます。
料理の本を買おうとして「ネットでレシピ拾えるんだよね」
マテーラの運転手さんお勧めアーティストのCDを見つけたのに「YouTubeで聞けるし」。まったくネットは書店の敵だと思う。
何も買わなかったのに1時間近く遊んでしまった。バールで休憩。 -
バールのカウンターになぜかフィアスコナーロのパネットーネが!?
フィアスコナーロというのはシチリアの小さな町にあるお菓子屋さん、パネットーネが有名で一年中作っているほどだとか。イタリア好きで食いしん坊の方々が褒め称えるこのお店のパネットーネをバーリで(しかも本屋の片隅のバールで)買えるなんて。ポケットの中で拳をブンブン振って心でガッツポーズして、一つ買いました。18ユーロ。 -
昨日は売ることができなかったBABBIのチョコレート菓子も、無事購入できました。
メロ通りにある「Numeri Primi」というお店はお土産やちょっといい食材を購入するのに便利なお店だと思います。バーリのイータリーまで足をのばす時間がない時は重宝しそう。 -
昨日と同じお店でちょっぴり違うフォカッチャを購入。
フォカッチャ生地が今日は白い。少し大きい。
冷蔵庫に入れておいた昨日の果物の残りと一緒に気楽すぎる夕食です。
翌朝の電車でローマに戻って一泊したら、旅行もおしまい。寂しいなぁ。。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- マリアンヌさん 2019/01/20 22:31:03
- いいなぁ☆
- cokemomoさん、再び。
私が中に入れなかったルーヴォとビトント、羨ましい!
やっぱり中に入りたいなぁ。
もう一度いけるかな?…
しかしルーヴォの銭乞、よく教会の前にいるよね~
教会に来る私達の良心を量りにかけるようなその手法、いかがなものか。
そしてまたクリプタ誘いの怪しい案内もいたのね。
私も気をつけようっと!
でもビトントのクリプタ入れて良かったですね。
扉が閉まる瞬間を狙うcokemomoさん、さすがです。
まったくイタリアの教会の開館時間って書いてあっても当てにならないからね。
運をもっているかは、とっても重要よね。グリフィンのモザイク、私もみたいなぁ♪
マリアンヌ
- cokemomoさん からの返信 2019/01/22 21:07:39
- Re: いいなぁ☆
- マリアンヌさん、私もこちらからも再びです。
ビトント粘りました~!ルーヴォは銭乞い氏のせいで落ち着いた気持ちで見学できず、ビトントでは「このまま帰れるもんか」と妙に意地になってしまいました。
本当にイタリアの教会のオラリオはアテにならないですね。調べても調べても・・・(涙)。
朝早くから出て、電車で20分しか離れてない町の教会を二つ見るだけで気付けば午後1時を回ってるーー非効率すぎますよね。
マリアンヌさんもまたプーリアにお出かけの時はぜひビトントのクリプタに行ってみてくださいませ。
教会の前にいる銭乞い氏、本当に苦手です。こちらは物見遊山だという気持ちも少しはあるし。
実は私は街頭ミュージシャンには少し甘くて、たまに楽器ケースにお金を入れたりします♪そんな時に「足りない」なんて言う無礼者はいませんです。
やっぱりルーヴォの奴、腹立つ・・・
-
- maroonさん 2019/01/07 23:21:44
- 面白い!
- 各種バールのネーミングが面白過ぎ(^^♪
今度は各種タクシーにも取り組んでいただきたいです。
2ユーロに泣かれましたが、最後はビトントでは
救いの神様が現れて、良かったです。
- cokemomoさん からの返信 2019/01/08 10:35:55
- RE: 面白い!
- maroonさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
バールのネーミングーーもっとも入りたくないのは「ボリバール」ですよね。私はフィレンツェでカプチーノとコルネットに普通の4倍以上払ったことがあります。
カウンターで食べようとしたら、いいからいいからって席に連れて行かれてうっかり座ってしまったのです。不覚っ!
タクシーもいずれ経験を積んだら・・・って悪徳タクシーは経験しないに越したことはないですよね。
2ユーロと救いの手のおかげでビトントもルーヴォもとても印象深い町になりました。もう一度行くかと聞かれると困るんですけど。
それでは、またー。
-
- PuellaApuliaeさん 2019/01/07 22:26:54
- すみません、訂正!フェルトリネッリさんごめんなさい
- cokemomo様、再度お邪魔します。
ベル資本の出版社・本屋はフェルトリネッリではなくてモンダドーリでした。平にお詫び申し上げます。一緒にするなっ!というフェルトリネッリ社の声が聞こえそうです。モンダドーリは紛れもなくベルのフィニンベストグループで、この買収が大きなニュースになったのを覚えています・・から間違うわけがないのに、ああ馬鹿馬鹿。
あまりここまで見て突っ込んでくる人達がいないから良かったですが・・。
アナーニですか。世界史のアナーニ事件でグレゴリウス8世憤死しか覚えてないのですが、まだ行ったことがありません。そうなのですか、クリプタがそんなにいい物件ならばローマから近そうだし、いいですね。行きたいところばかり増えてきました。
次はピエモンテですね。南とは全く違うところですが、食事はおいしいし街はきれいだし、いいですよ。あまり中世っぽいものが残ってないのがちょっと残念です。
ピエモンテの人達って、言葉の最後に「~ネ」となぜかネを付けるので面白いです。
- cokemomoさん からの返信 2019/01/08 15:23:48
- Re: すみません、訂正!フェルトリネッリさんごめんなさい
- Fiorenzaさん、こんにちは。
おぉ、それなら次にバーリに行くときや他の街でも安心して(?)フェルトリネッリに入れます。
前にウーディネで本を買ったお店はモンダドーリでした。
ボローニャではイータリーとコープの本屋さんが一緒になってて楽しいですね。
ピエモンテ・・言葉の最後に「ネ」ってandarseneのneとかじゃなくて「(カーリング女子の)そだねー」のネのような?
南イタリアでは遠過去は分からなかったから、気づかないかもしれませんが語尾に注意してみます。
トリノではロマネスクや中世はちょっと期待薄なので遠足を繰り返すか泊まりながら移動するか、ちょっと迷うところです。もちろん最後はイータリー♪
ではでは。
-
- PuellaApuliaeさん 2019/01/06 21:48:02
- トップの写真素晴らしいです
- cokemomoさま、こんばんは。今回は一番乗りです(多分)。
ルーヴォとビトントの探検記、とっても面白かったです。ああ2ユーロ・・。
私も8月にロッサーノの大聖堂前で物乞いにつきまとわれました。始めは「貧しい子供達にお金ちょうだい」なんてウソっぽくもしおらしいことを言って来ました。「は?どこの子供によ?アンタ子供いるの?ウソでしょ」と言って相手にせずスルーしたら、翌日もまたつきまとわれて「食べるものなくてひもじいからお金おくれ」に変わりました。「ウソこけそんなに太っていて何が食べるものないだよ?」とこの日も負けませんでしたが、ずっといるんですねーこの類の人達って。疲れます。2ユーロご愁傷様です。
プーリアロマネスクのグリフォンさんや鳥さんや人魚さんたちのアップ画像はいつ見てもいいですね。私は写真撮影能力がないので、皆様の写真を見て楽しませていただいてます。ビトントのクリプタは私が行った10数年前は公開していなかったです。あんないいものが見られるとは!まあこの時はフェデ皇帝一家三代を拝みに行くのが目的だったのでした。
パネットーネを買われた本屋フェルトリネッリはベルルスコーニがオーナーの企業です。ここで余計な買い物をされなかったのは賢明なことでした(・・というのは私の価値観ですが)。ではまた!
- cokemomoさん からの返信 2019/01/07 21:36:12
- Re: トップの写真素晴らしいです
- Fiorenzaさん、こんばんは♪
面白くご覧いただけて嬉しいです。いや、ほんと・・くくぅな経験でした。「ありがとう」くらい言わんかいっ!と思いました。
ロッサーノの大聖堂の前にもいましたか。ふと思ったんですが、物乞いや勧誘して小銭を稼ぐおじさんとか、中部以北に比べると南の方がずっと多いのではないかしら。南北問題の端っこを見たような気がしてます。
「2ユーロ」の件でたくましくなったので、ローマのサンタ・プラッセーデ教会の前に必ずいる物乞いは自信を持ってスルーしました。
ビトントの地下、十数年前は非公開だったんですね。確かに考古学エリアは新しく整備された感じでしたから納得ですが・・あのグリフォンやクリプタは「必訪かと」かと(^^)
今年(になりましたね)は時間があるのでしょうからぜひぜひ。
フェルトリネッリってベルルスコーニの傘下なんですか・・あのお店気に入ったのに、なんだかそう聞くとがっかり。
でも私はCanale5は見てません。(偶々なんですけど)
ところでFiorenzaさんはアナーニの大聖堂のクリプタってご覧になられてます?先日友人が行ってきて旅行記をアップしてるんですが、想像以上に素晴らしいようで!大塚国際美術館にあったフレスコ画なんてほんの一片に過ぎないとよくわかりました。いつか必ず行こう・・
https://4travel.jp/travelogue/11436827
お時間のある時にでも見てやってくださいませ。
旅行記はあとローマでのことを書いたら終わりなんですが、もはや心は次の旅行先へ~。あちらの掲示板でのピエモンテのトピを貪り読んでます♪
では、またー。
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