2018/11/23 - 2018/11/23
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この旅行記のスケジュール
2018/11/23
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レンタカーの旅 スタートは伊予国分寺
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タオル美術館ほか
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西条郷土博物館ほか
この旅行記スケジュールを元に
西条で泊まった三日目は、今治から西条の間辺りをあちこち。愛媛県内の四国八十八か所霊場は、松山市の近郊とこの辺りが集中しているエリア。難所として知られる60番札所、横峰寺を除けば比較的効率よく回れます。
一番のお勧めは、仙遊寺でしょうか。西条の市街から瀬戸内海を見渡す眺めの良さに周囲の紅葉の見事さも加わって、程よいドライブ&札所巡りの醍醐味が味わえます。合間にちょこちょこ名物のスイーツを確認するのも札所巡りの定番。星加のゆべしも外せない名店です。
観光スポットとしては、今やすっかりメジャーな観光スポットとなった今治タオル美術館に、今治の愛媛文華館や西条の愛媛民芸館も秀逸。瀬戸内海の文物の行き来が育んだ文化の厚さを証明しているように思いました。
今日は、5日間の旅の中日。つなぎ的な位置付けと思っていましたが、意外に内容は豊富。造船やタオルの産業と来島海峡を控えた交通の要衝だったという歴史の今治に対して、石鎚山の山すそに開けたというイメージだけの西条でしたが、予想以上に充実の一日になったように思います。
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今日は、西条から今治にかけてのエリア。早朝、まず八十八か所の札所巡りから開始です。
伊予国分寺は、天平13年(741年)、聖武天皇の詔によって建立された国分寺の一つ。 -
駐車場から少し路地を入った先。街中にある札所です。
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本堂はじめ建物にはさりげなく菊の御紋が入っていますが、現在は、四国八十八か所霊場の第五十九番札所。平地にあるので参道の険しさとかはありません。
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少し高台に建っていますが、境内は何のことはない平らなスペース。ちょっとあっけない印象すら受けるかもしれません。
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イチオシ
続いての仙遊寺は、四国八十八か所霊場の第五十八番札所。なかなか人気の札所のようですね。
中腹にあるこの仁王門の姿もちょっとしゃれていますよ~ -
けっこう高い山にありますが、上まで車で上ることができて。山あいの溜池から瀬戸内海まで見渡せる景色は、これも人気の理由の一つでしょう。
先ほどの仁王門から上ることも考えましたが、そこからでもけっこうな距離。やっぱり車で上がるのが正解でしたね。 -
ちょうど紅葉の季節が始まっていて、周囲はかなり美しい眺め。
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いい感じで古びた本堂の前では早咲の山茶花も白い花をつけていて、
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これも心を和ませてくれるよう。
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ここでも人気の霊場であるという理由を納得。私もすっかり気分がよくなりました。
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朝日が上りだして、裏モミジがとってもきれい。
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ちょっと写真タイムも楽しみました。
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少し移動して。
栄福寺は、四国八十八か所霊場の第五十七番札所。 -
イチオシ
始まりは、嵯峨天皇の勅願によって空海が海難防止を祈願し、阿弥陀如来を本尊として祀ったというもの。
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駐車場から少し歩くと本堂ほかが集まる境内。
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規模としては比較的こじんまりした印象です。
石垣を積んだ少し高い場所に建つ本堂は、ここもやっぱり屋根瓦が立派。菊間の瓦を使っているのだと思います。 -
武田屋 八幡饅頭は、栄福寺に行ったついでといった感じの場所。お遍路の順路にあたっています。
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八幡饅頭という名前は京都の石清水八幡宮との関連があるようですが、それはそれとして。
ここの八幡饅頭はとっても美味。今できたばっかりですみたいな熱々をいただきましたが、フカフカの皮にすきっとした餡子の甘さは非の打ちどころなし。これならいくらでも食べれますね。栄福寺に行ったら、ここに寄らない手はないでしょう。 -
次の泰山寺は、四国八十八か所霊場の第五十六番札所。
平地に位置する寺なので、アクセスは容易ですが、駐車場から向かうと、周囲を立派な石垣で囲った城みたいな構え。 -
その上にけっこうな広さを持つ境内が現れます。
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境内の正面には本堂と
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それに連なる客殿・庫裏の大きな構え。
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その対面に比較的小さな大師堂とか鐘楼がありますが、空いたスペースがかなりあって、言葉は悪いですがスケスケですね。
始まりは、弘仁6年(815年)。空海が梅雨期に当地を訪れた際、氾濫していた蒼社川の堤防を築き、土砂加持の秘法を行ったことだとか。村人の感謝の気持ちが伝わっているように思います。 -
今度は、今治市の山手側。奥の方に向かいまして。
今治市玉川近代美術館は、今治市の名誉市民で実業家の徳生忠常のコレクションをもとにした美術館。 -
ただ、施設はそれなりに立派。コンクリート打ちっぱなしの館内は、落ち着いてゆっくりと鑑賞できるスペースが確保されています
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「須田国太郎と独立美術協会の画家たち」展を拝見しましたが、黒と赤。影の部分にも色を見分けて巧みに表現する須田国太郎のすご技はこれだけ一連の作品を見て初めて実感することができました。
ほか、所蔵品の黒田清輝や特に松本竣介の作品も質のいいもの。私は、松本竣介のファンなので、これもけっこう楽しませてもらいました。 -
ここから札所めぐりに戻って。
延命寺は、四国八十八か所霊場の第五十四番札所。 -
始まりは、聖武天皇の勅願を受けて養老4年(720年)に行基が不動明王を刻み堂宇を建立したもの。その後、空海が嵯峨天皇の勅命によって再興しました。
駐車場からまず古びた仁王門を通って、再び山門。この山門は今治城の城門の一つであったというものです。 -
イチオシ
そして、その先に一直線の参道と本堂が正面に現れる。本堂がけっこう見どころ。近づくと初めて実はかなり豪華な屋根瓦であることに気が付きます。
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本堂から少し上がった先。大師堂にもちょこっと寄っておしまいです。
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ここから昨日見れていない今治市街のスポットを訪ねます。
その移動の途中。マルズミ製菓は、町はずれの小さな和洋菓子店。 -
あんまり見た目はパッとしませんでしたが、まあまあの品数。
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あまざけ万十というのがあって、それをいただきました。うーん。これもやっぱりパッとしない。皮も餡子もなんというか。これでは評価はできません。
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愛媛文華館は、今治城のすぐ近く。昨日はもう閉館してたんですよね。やっぱり気になるので、再訪しました。
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こちらは、今治市在住の二宮兼一という個人が長年収集したコレクションを展示する美術館。
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特に中国の古陶器は漢、隋・唐、宋、元、明、清のバランスもいいし、最終的な美の極致である清の紛彩のシリーズは目を見張るもの。
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もしかしたら、戦争のどさくさみたいなものもあったのかもしれませんが、これだけのコレクションはもうこれから集めようとしても無理でしょう。この素晴らしい内容には脱帽するしかありません。
今治では、昨日の今治市河野美術館とここが双璧ですね。どちらも迫力ある本物中の本物といったコレクション。今治に来て、この二つを見逃したら話になりません。 -
今治市街の海岸部に移動して。
これは、テクスポート今治。今治タオル本店に併設された大きな販売場です。 -
広々した内部に上質なタオルが並んで、これは美しい。
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一角にタオル製造の機械展示室もあって、デモンストレーションもやっていました。色鮮やかな繊維が印象的です。
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続いては、ちょっと気になっていた日本食研の宮殿工場。この日は内部の見学はできませんでしたが、その外観と敷地内の庭園の見学は可能ということで入ってみました。
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テレビで見ていた建物はその通りなんですが、実物を見るとそのスケールはなかなか圧巻。
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イチオシ
細部の造りはさすがにやや粗さもなくはないですが、全体としては豪華な宮殿の雰囲気があるので、こだわらなければそれなりに楽しめます。
なお、帰りに焼肉のたれをお土産にもらいました。 -
すぐ近くにある清光堂は、みかん大福のお店なんですが、ロードサイドの小さなビルに入っていて、ちょっと分かりにくいかなあ。
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さて、みかん大福の方は、宇和島産というみかんの瑞々しさもあって、確かにうまい。見た目の鮮やかさもいいと思います。
ただ、この大福は帰りに松山空港内でも見かけたので、ここまで来れない人は空港でどうぞ。 -
ここから、タオル美術館の方に向かいます。
その途中。伊予桜井漆器会館は、国道沿いの立派な施設。昨日、今治地域地場産業振興センターでちらり拝見していましたが、こんなところだったんですね。敷地も広いし、堂々とした建物です。
松山に住んでいた時でも、伊予桜井漆器なんて聞いたことなかったけどなあと思いつつ。。 -
イチオシ
しかし、この漆器の垢抜けたデザインやその高級感は半端ではない。地方の漆器の土臭さとかがまったくないですね。ルーツは、輪島、山中、越前、会津、海南の漆器。そこから招いた職人たちの技法をミックスしたというもので、まずどう売れる商品を作るかという視点で開発したとのこと。伊予商人のしっかり合理的な考え方も土台にあっての伝統工芸だと思います。
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国道をさらに少し進んで道の駅 今治湯ノ浦温泉。
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入口のところに目立つように出ていたのが「ホットジンジャー」。
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生姜味を加えたみかんの飲み物なんですが、うーん。これはどうでしょうか。生姜とみかんって、ちょっとミスマッチのような。それでも体にいいってことなんですかねえ。
どっちにしても。。紙コップみたいなのに入れて出されて、これでは気分が盛り上がらない。名物にしたいならもっとちゃんとやってもらいたいです。 -
さて、けっこう移動してタオル美術館に到着。ここは、今治タオルの一大テーマパークで、愛媛県としてもけっこう宣伝しているメジャーなスポット。車じゃないと行けない場所ですが、これだけのスケールの施設を作るのは容易ではなかったでしょう。
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お土産物の販売コーナーを抜けて順路をどんどん進んだ先が
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タオル美術館。
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タオルやお土産物の販売所も広いですが、展示館も延々と続きまして。
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製造工程の
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デモンストレーションから始まって、
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今度は常設展の「ムーミンの世界へ」のエリア。
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かなり大きめのキャラクターたちが
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ムーミンの世界を再現しています。
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で、ここからはタオル。
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大きさからするとバスタオルみたいな感じですが、
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イチオシ
色鮮やかで
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絵画を見ているような感覚です。
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ここからは、「キャシー中島の世界 ハワイの風をあなたに」。
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キルトもタオル地で出来たもの。
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こちらも絵画のような美しい色彩は確かに素晴らしいですが、結局、我々が使うとしたらやっぱりバスタオルとしてくらい。これを飾って楽しむというのは、あまり気のりはしないでしょう。タオルとしての需要を考えると限界は大きいような気がします。
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ここから四国霊場ではないのですが、気になる寺へ。
西山興隆寺は、今治市たその近辺を代表するモミジの名所なんだそう。 -
といっても、自然が豊かな四国。
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そこまでのものなのかという感じもしなくはなかったのですが、これはやっぱり別物。
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駐車場から仁王門、
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イチオシ
石段の続く長い参道を上りますが、
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周囲はモミジの大木。
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見上げると杉木立の空いたスペースに、思い切り枝を伸ばして空を覆っている。
この気持ちのいい光景はなかなかあるようでない。確かに一見の価値ありのモミジです。 -
伽藍のエリアに到着すると
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三重塔に
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本堂、
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鐘楼。
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険しい石垣を積んだ
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山岳寺院の雰囲気もかなりのもの。
札所に入っていないのが不思議なくらいでした。 -
天気がイマイチだったのが、少し残念でした。
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また、少し移動して。
とくのやは、丹原町の老舗菓子屋。 -
丹原まんじゅうというのが看板商品です。小さな二つの団子を繋げた形。それが二段腹みたいというのも話題性みたいですね。
いただくと、これは葬式まんじゅうのような炭酸饅頭。パサパサしたのがあんまり好きじゃないんですが、お茶と一緒にいただくと、すっと溶けるように消えていく感じ。さわやかな味わいに早変わりして、なるほどなかなかの名物まんじゅうです。 -
香園寺は、四国八十八か所霊場の第六十一番札所。
始まりは、用明天皇の病気平癒を祈願して聖徳太子が建立したもの。境内には窓のない巨大なコンクリート製の箱型本堂。四国八十八か所霊場にあっては、ちょっと異様です。 -
脇の階段を上って本堂に入れます。本尊の黄金の大日如来を囲むように席があって、これも近代的。どうかすると都会的な雰囲気もありました。
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めしや菓舗の名物は「よしの餅」。
もう夕方だったので、既に完売していました。 -
求肥で餡子をくるんだ小さなお菓子。予約していたお客さんが何人かそれを取りに来ていました。
仕方がないので、私は干菓子とゼリーの小さな包みを購入。
ここは八十八か所の遍路の途中。こんな人気店があるのもうなずけます。 -
宝寿寺は、四国八十八か所霊場の第六十二番札所。
境内に入ろうとするといきなり撮影禁止の張り紙。たぶん、あまりにも境内が狭いので、写真を撮ろうとするとどうしても参詣者が写ってしまうといったこともあるのではないかと思います。 -
ちなみに、始まりは、聖武天皇の勅願によるもの。道慈律師によって、伊豫國一宮大明神の法楽所として建立されました。
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大師堂では、たまに大師立像を拝見できる日があって、この日はまさにそれ。小さな像ですが、私も拝見させてもらいました。
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吉祥寺は、胎蔵院と号し、四国八十八か所霊場の第六十三番札所。入口に象の像があるのはダジャレでしょうか。
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本尊は毘沙門天という珍しいもの。
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空海が光を放つ檜から、毘沙門天ほか刻んで祀ったと伝わります。
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街中にあって、入口の山門辺りは立派ですが、境内は限られた広さ。駐車場は契約駐車場に止めるので、料金がかかります。
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そして、もう一つ予てから楽しみにしていたのが、こちら。
慶応三年創業 名物元祖 星加のゆべしです。 -
いただいたのは看板商品の丸柚餅子。
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これです。
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イチオシ
ちなみに、丸柚餅子は柚子をまるごとくりぬいて、中に米のお餅を詰める。それを蒸して、乾燥させる。秘伝の技で完成するまでには何か月もかかるので、その間に、じわじわと醗酵・熟成する奥深い味わい。食べ物としてみても最高峰のものでしょう。薄く切って少しづついただきましたが、柚子の香りと柚餅子のコクがすばらしい。極端かもしれませんが、これを食べるとそれだけで長生きできるような感覚。家族で分け合って、大事にいただきました。
なお、丸柚餅子は輪島の中浦屋が一番有名。あとは、岡山県矢掛の佐藤玉雲堂。いずれも秘伝の技で伝統を守ります。 -
札所めぐりに戻って。
前神寺は、四国八十八か所霊場の第六十四番札所。
霊峰石鎚山の麓にあって、駐車場からだんだんと山懐に入る感じが、ちょっと期待感をもたせてくれますね。 -
始まりは、石?秉蔵王権現の加護により石鎚山の頂上にたどり着いた役の行者がその尊像を彫って祀ったというもの。
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本来は山岳寺院だったのですが、江戸時代以降、ここに降りてきたよう。本堂と本堂から左右に延びる廻廊のデザインが独特の景観です。
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保国寺は、名勝に指定された庭園が見どころ。本堂裏にあって、拝観を申し込むと見せてもらえます。
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まずは、意外に立派な藁ぶき本堂の構えに
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広い境内を確認して、庭園へ。
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本堂の裏手にあるこの庭園は、永享年間(1429年~41年)の作庭。
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池泉鑑賞式で正面築山上に三尊石、その下の枯滝の石組みなど立石を多用して力強い。庭全体の起伏はありませんが、それを補って余りある躍動感もあると思います。
ただ、この寺へのアクセスはかなり問題。カーナビで行くとゴルフ場の脇を通り抜けて行くけもの道。本道でも途中は急な勾配の車が落ちそうな細い場所があって、冷や冷やもの。かなり覚悟をもって訪ねる必要がある寺です。 -
西条の市街に戻って。
加茂川は石鎚山系に源を発し、西条市を流れ瀬戸内海に注ぐ二級河川。今治方面から西条に入る手前で、広い河川敷のこの川を越えて行きます。
西条には、名水百選にも選ばれた湧水がありますが、その源泉にも関係する川。母なる川と言われる所以です。 -
西条市考古歴史館は、西条市街を見下ろす山の上。立派なアクセス道を上って行った先です。
建物が奮っていて、高床式住居を模した巨大なビル建築。ちょっと途方もないものを建ててしまったという感じですね。 -
まあ、最上階からは西条市街が見渡せるので展望所としての役割も兼ねているのでしょう。
一方で、展示の方はちょっと浅いかな。遺跡の出土品とかもありますが、僅かなもの。特に貴重なものでもないし、正直、あまり興味は湧きませんでした。 -
ここから、西条市街中心部の散策です。
西条藩陣屋跡は、愛媛県立西条高等学校の敷地内。 -
土手の中腹に説明板がありまして。
それによると、伊勢神戸城主、一柳直盛が西条に転封になった際、赴任の途で病没。代わって後を継いだ長男、直重がこの陣屋を築造。三万石の小大名だったので、陣屋でも仕方なかったこと。 -
ただ、周囲は一応お堀も巡っているので、館としての体裁はあったものと思います。
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そのエリアに建つ愛媛民芸館は、同じ建物を西条郷土博物館と半分ずつ使っていますが、こちらは有料。
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さて、民芸の博物館はあちこちありますが、
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この博物館も展示の美しさはさすがといった感じ。
これは地元の磁器のようですが、 -
焼き物の大半は九州かな。
私の感じだとこのはっきりさ加減は嬉野の窯風だし、 -
これも福岡の高取焼とか小石原焼っぽい。どっぷりと掛かった藁灰釉が美しいですよね。
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刷毛目の文様が美しくて、ちょっと小鹿田焼っぽいけど、もう少し前衛的で自由な感じも受けますね。
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これは、多分九州ではない。昔の瀬戸焼のような気がしますが、どうでしょうか。
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また、染物、土人形から木工家具類までバランスよく配置されています。
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こういう作品は、作品のレベルもありますが、展示の仕方でずいぶん印象が変わってくる。館長のセンスもとても重要です。
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イチオシ
ほか、二階にちょこっと展示されていた河井寛次郎の戒めのシリーズも面白いと思いました。
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隣りの西条郷土博物館は、明治の傑物、地元出身の田中大祐氏によって収集されたコレクションを展示する施設。無料ですが、その内容はなんだか途方もない。焼き物から鉱物資源、生活道具類などジャンルを問わず、目についたものにはなんにでも興味をもってとにかく集めまくったという感じ。それでも乱雑になることなく、一応の体裁を保っているのはこれを引き継いだ西条市の努力もあってのものでしょうか。その努力にも深く敬意を払いたいと思います。
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これも同じような敷地の中にある五百亀記念館。大正7年生まれで西条出身の彫刻家、伊藤五百亀の作品を展示する美術館です。
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伊藤五百亀といってもピンときませんでしたが、あの三条大橋のたもとにある高山彦九郎皇居望拝之像の作者と聞けばなるほどという感じ。あの像は少し極端なところはありますが、いずれにしてもデフォルメを通じて内面に迫るという志向がはっきりしているでしょう。
ただ、所蔵の作品は写実を基本としていて、そこから高山彦九郎の像に想像を膨らませるのはちょっと難しいかもしれません。 -
さて、今日はここで、もう晩飯タイム。
地元の人気店、マルトモ水産を訪ねます。あまりアクセスはいいとは言えませんが、夕方になると一気に店内は満員に。 -
イチオシ
海鮮丼をいただきましたが、ネタのそれぞれがきちんとしたうまさ。鮮度もあるんでしょうが、組み合わせもなんかいいような。カンパチのこりこりした食感とか最高でした。
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ただ、もう一軒気になっていたうどん茶屋志道へも行ってみます。ロードサイドのお店で地元の人気店ですが、
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このでっかい器はなんでしょう。すごいインパクトですよ。
温玉のぶっかけをいただきましたが、これもうどんはコシの強いというか、堅めの仕上げ。強烈にいろいろアピールしている感じですが、そこまでしなくてもいいような。。評価は少し微妙です。 -
今日の泊まりはビジネスホテルMISORA。国道11号線から川沿いに少し入ったところで、橋のたもとのその入り口がちょっと分かりにくいかもしれませんが、そこを間違えなければ大丈夫です。
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低層のビルで、受付から通路、部屋等すべてがすっきりシンプル。一定の清潔感もあるし、スタッフもしっかりしていると思います。
明日は、四日目。実質的にはレンタカーの旅の最終日。住友のルーツ、別子銅山の産業遺産がとっても楽しみです。
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