スイス・ミュージアムに行こう32. レマン湖畔の小さな家

2018/09/27 - 2018/09/27

近代建築の父ともいわれるスイス出身の建築家ル・コルビュジエの作品は世界各国にありますが、その中からフランス、スイス、日本、ベルギー、ドイツ、アルゼンチン、インド７カ国にある17軒が、近代建築運動に大きな影響を及ぼした代表的な作品として、2016年に世界文化遺産に登録されおり、レマン湖畔の小さな家、Villa Le Lac/ヴィラ・ル・ラクもその一つです。

このヴィラ・ル・ラク（湖の家)が立つのは美しいレマン湖のほとり、ヴヴェイ郊外はコルソー/Corseauxというところ。
1923年から1924年にかけ、コルビュジエが年老いた両親のために建てた小さな、そしてとても機能的な家で、残念ながら彼の父親は一年しか住んでいませんが、母親は100歳(！)の誕生日までここで暮らしたそうです。
（そのためか通称も「母の家」といいます）

この「小さな家」は現在ミュージアムとして一般に公開されていますが、開館しているのはおよそ3月~８月末までで、土曜日曜の午後2～5時(2018年時）のみでしたので、もし見学を希望される際は必ず事前に開館時間のチェックをしてください。

エリア ヴヴェイ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5

ヴヴェイ駅前に巨大な写真が飾られています
実はこの時は「Festivai Images」というアートイベント期間中(8~30/9/2018）でして、ヴヴェイ市内を中心とした広い範囲に様々なアート作品が設置されていました

今回の目的地「Villa Le Lac/ヴィラ・ル・ラク」は、本来見学できるのは八月末ごろまでなのですが、このアートイベントの会場の一つとなっていたおかげで、今日見ることが出来るわけです

ヴヴェイ駅 駅

駅前からバスに乗ってVevey, Bergèreで降ります
ちなみに目の前に立っているのはネスレ本社ですよ

トンカチ・・・(￣ー￣;)

Villa Le Lac/ヴィラ・ル・ラクへはネスレ本社前の道を一直線に進むだけです
ググ様によると徒歩8分だそうです

駅前から歩いても15~20分程度だと思いますよ

レマン湖が見えました

お、あれに見えるは・・・

Villa Le Lac/ヴィラ・ル・ラク到着～(^^)/

レマン湖畔の小さな家 博物館・美術館・ギャラリー

ちなみに中に入っても、庭とあの屋上は立ち入り禁止でした

Villa Le Lac/ヴィラ・ル・ラクの入り口に立っている緑色ののぼりと看板はアートイベント「Festival Images」のものです

Villa Le Lac/ヴィラ・ル・ラク
この出入り口は施錠されていて、ベルを鳴らすと案内の人が出てきて入れてもらえるようになっていました

ホントなら外観をぐるりと回ってみたいとこなんですが、庭に立ち入るのは禁止されていて残念

では中へ・・・

中に入ると簡単な受付があって、入場料など払うようになっています
この辺の棚は後付けなんかなぁ？　う～ん聞けばよかった

あちこちに飾られている写真はFestival Imagesの参加アーチストのものです

正直言って写真のほうは全然注意を払って見なかったわｗ
だって～建物そのものが主役なんだもん

玄関からすぐ大きな部屋にでます
この部屋(居間かな?)の左右に寝室やバスルームなどが一直線につながっているのですが廊下はなくて、目隠しのような可変壁があったりするだけなので、小さな家なのですが狭さはあまり感じないようです

このレマン湖を望む大きな窓がいいわ～

ペパーミントグリーン色の壁は居間で、白い壁は寝室です

この流しが隠せるようになってるんだわ～
扉の内側が鏡になっている優れもの！

寝室の反対側の壁は濃いブルーです

椅子の上に描かれていた絵

寝室

寝室から庭へ出られるようになっています

庭は立ち入り禁止でしたが、本来の公開期間中は庭の立ち入りもできるようです

このベンチの配置、すごい考えられてるな～
写真でも伝わってるでしょうが、湖面から反射する光もあって、この庭、夏場は特にめっちゃ暑い＆眩しいと思うんですよ
で、あの厚いコンクリの壁が日差しを遮って、窓から気持ちのいい風は通すんだと思うんです
しかも冬は逆に、湖岸の冷たい風を遮って、柔らかなお日様を浴びることが出来るんじゃないかな

やべぇｗ　ここ住みたいｗｗ

庭

ここにも何やら落書きが・・・巨匠の手によるものですよね？

寝室から居間を見たところ

居間の隣の部屋、書斎かな？
ところでこの家に置かれている家具は全て、コルビュジエが母親のサイズに合わせて設計して作られたオーダーメイドなんだそうですよ！

この奥にバスルームがあります

右にバスタブがちらっと見えていますが、正面にある扉を閉めると隠せるようになっています

バスタブ

ちなみに湖側は寝室を除いてほぼ全て窓になっています

窓外の風景

窓外の風景

建物の外に出ました

窓から公開されていない部分が少し見られました
これはキッチンですか

こっちは掃除や洗濯用のスペースかな？

( ´ー｀)ﾌｩｰ．．．いぃな～この家、めっちゃ住み心地よさそう
あ、日本人的にはお風呂はちょっと改善の余地ありですけど

湖岸を歩いてヴヴェイ市街に移動中・・・

お、「小さな家」が見えました

白い家の背後にワイン畑の斜面が見えています

う～ん、宝くじが当たったら・・・こんな家が欲しいですｗ

この旅行記へのコメント （5）

• けーしちょーさん 2021/05/12 18:15:47

  ネスカフェのラベルの意味を知る。

  お久しぶりです。こんにちは。
  
  ゴールデンウィークがヒマだったのでちょっとだけ旅行記を作りましたが。
  早速、気づいてくださってありがとうございました。
  嬉しかったです。
  
  先日、会社でインスタントコーヒーの空き瓶を大量に捨てたのですが。
  ラベルをはがしているうちに、ネスレの鳩の巣の意味は知ってたのですが
  「スイス　ヴェーヴェー　って何？」って思ってました。
  本社のある地名だったのですね。
  
  「東京　銀座　資生堂」みたいな。
  それが解って面白かったです。早速、明日、会社の人に言います。
  言いたくて仕方が無い。
  
  けーしちょー拝

  kawakoさん からの返信 2021/05/12 19:26:51

  Re: ネスカフェのラベルの意味を知る。

  こんにちは～、久々のけーしちょーさんの旅行記面白かったです！
  
  GWか～ いいですねぇ。
  スイスでもイースターからちょこちょこ祝日のある時期なんですが、私の仕事(ネット通販関係)はすでに繁忙期に入っていて、祝日はおろか土曜まで潰れる始末で。どうやら昭和に異世界転生したらしいです。

  けーしちょーさん からの返信 2021/05/12 19:47:14

  Re: 大流行。異世界転生！！！

  スイスに暮らしてらっしゃるのに異世界転生とは！！！
  
  悪役令嬢として断罪イベント発生したのでしょうか。心配です。
  最近、異世界に転生する主人公が多すぎて困ります。
  ですが。転生した先で溺愛されるというフラグも。。。
  うふふ。期待したいところです。
  
  最近の一番のお気に入りはSPY×FAMIRY
  けーしちょー拝
  

  kawakoさん からの返信 2021/05/13 23:48:43

  残念ながら…

  異世界「昭和」のモブに転生中です。悪役令嬢になって「今は令和やぞ」と言い返したいものです。
  
  ところで今はインターネットのおかげで、スイスに暮らしていても簡単に漫画が読めますね。
  日頃のささくれた心の癒しとなっています。
  KindleがGWセールをしていたので、いそいそと作品を撰んでポチったら、「今回のセールは国外からは利用できません」の無情な文字がwww
  
  最近した大人買いはDr.ストーン一気買いです。（半額セールでですが)

  けーしちょーさん からの返信 2021/05/15 18:39:50

  RE: 残念ながら…

  モブ転生中のkawakoさん、ごきげんよう。
  
  
  > ところで今はインターネットのおかげで、スイスに暮らしていても簡単に漫画が読めますね。
  
  ホント、驚きました。スイスに住んでるハズなのに、転生ブームをご存じなんて！
  しかもDr.ストーン一気買いとか！！
  インターネットってすごい。アマゾンってすごい。
  改めて思いました。
  
  こちらのコメをチラ見してアマゾンに漫画を見に行きました。
  半額セール、終わってた。。。ぐすん。
  
  けーしちょー拝