アルザス・ワイン街道を行く18　オットマールスハイム

2017/05/21 - 2019/05/05

オットマールスハイム/Ottmarsheimがあるのはミュルーズの近くドイツ国境からすぐのところで、ワイン街道からは外れるのですが、ここにはちょっと見逃せない教会Abbatiale Saints Pierre et Paulがあります。
ここはもとは11世紀にルドルフ・フォン・ハプスブルクにより建てられたベネディクト派の修道院で、その八角形の聖堂はアーヘンにあるシャルルマーニュが建てた大聖堂のコピーだそうです。

エリア フランス

• 旅行の満足度: 3.5

オットマールスハイムがあるのはドイツからライン川を渡ってすぐのところ

オットマールスハイムって名前がもうモロにドイツ語です

ここは街並みは平凡な田舎の住宅地って感じで、散策して楽しむ場所じゃないですね

町唯一の名所である教会、Abbatiale Saints Pierre et Paulのすぐ近くに駐車場がありました

ここ、ちょっとした芝生の広場になっていて子供がかけっこしてましたよ

奥にちらっと見えている八角形の屋根が教会です

教会の横にイイ感じのレストランがあったので、まずはこちらへ

L'etape Romaneです

天気がいいので外の席に座りました

ここ、食事のメニューはサラダなど軽食がメインで、ランチタイムのみ2~3種類のメニューを用意しているようです
日曜も営業している貴重なお店です

飲み物リストにワインが載ってなくて？と思いつつも「ワインは何があるんですか？」と尋ねると、
お姉さん：「ここ、教会の横でしょ？だからお酒は表立っては扱えないの」
私：工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工
お姉さん：ちょっと小声「でも、メニューに載ってないだけであるのよ」(^_-)-☆

というわけでリースリングをこっそりと(^^♪

この時あったランチタイムのメニューの中からウチの夫が選んだ牛肉のなんたら
付け合わせのパンとサラダが意外なくらい美味しかったです

私はベークドポテトにサワークリームがかかってるのがちょっと苦手で・・・
肉はスープで煮込む調理法だったと思います

私はクイーンズ・パステーテ　これ好きなんだよね～(^^♪

アルザス名物といえばタルトフランベなんですが、南の方に行くとメニューにないことが多いんですよね
やっぱりここにもなかったです

デザートが欲しいので、ショーケースを見てみることに

一部だけでこの充実ぶり・・・さすが田舎とはいえフランスは違うわ～

で、私が選んだのがパリブレスト

ヤツが選んだのはエクレア

ではそろそろ目当ての教会へ

側面に回ってみると一部修復工事中のようです

Abbatiale Saints Pierre et Paul

正面から見ると、入り口の高い塔が強い印象を与えます

入口に花弁がまかれていましたが、いつものことなのか、何か儀式でもあったのかは不明

Abbatiale Saints Pierre et Paul

中に入ると縦に高い(20mあるらしい)空間で、アーチと柱のせいか古代の神殿のような印象も受けます

柱を透かして・・・

壁画が残っているのが見えます

ドーム部分はこのようになっています

壁伝いに時計回りに歩いてみます

あまり華美ではないんですが綺麗ですね

ここは・・・

付属の礼拝堂ですかね？　かなり薄暗かったんですが、ステンドグラスが綺麗でした

見学らしき子供たちがたくさん入ってきました

シンプルな祭壇です

この辺りの天井はよく壁画が残っていました

こちら側にも小さな空間が

このキリストのステンドグラスの下には「われはよき羊飼いである」とドイツ語で書かれていました

この天井画はかなり綺麗に残ってますよ

う～ん綺麗だ

教会の名「Abbatiale Saints Pierre et Paul」の聖ペテロと聖パウロですね

入口まで戻ってきました

教会の前は大きな広場になっていて、ここに町役場も立っています

木組みの建物は先ほどのレストランです

これが町役場

大戦時の戦没者を悼むモニュメント

教会のそばに別の教会もあるようです

入れるのかな？

中に入ると、先ほどの教会とは違ってぐっと庶民的というか・・・実際に使われている雰囲気が伝わってきます

グー様マップのほうに名前が載っていなかったので、どういう教会なのかわからなかったです

オットマールスハイムを出て、運河沿いの小さな道をのんびりとスイスに向けて走っていたときに迷いこんだ小さな村の教会です
モチロン名前はわかりません(￣▽￣;)

普通の教会だとは思うんですが・・・

天井画の雰囲気なんか好きだな～

ひょっとして、教会の名前は聖マルティヌスかも

教会の裏には墓地が

ピラミッド型のは初めて見ました

この後、やっぱり下道は難しいということで高速道路で帰りました

2019/5/5、Abbatiale Saints Pierre et Paul
久しぶりの再訪です

前回来たときは工事中だったのですが、もうすっかりキレイになったようです

では中へ

美しい歌とギター演奏が出迎えてくれました
練習中だったのかも

季節の花が飾られていました

あ、ここもキレイになったんだ～

前回はかなり薄暗かったんですが、随分キレイになりました

これは聖母マリアの少女時代だよね？