2018/10/08 - 2018/10/08
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susuさん
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仕事の繁忙期の関係で、秋旅行は毎年11月の祝日を絡めた日程で行っていましたが、今年のカレンダーだと10月の方が都合がいい。という訳で11月に行くには寒すぎる中央アジアに行くことにしました。
アシアナ航空ビジネスクラスでアルマトイIN/OUTの特典航空券(ANA63,000マイル+諸税16,780円)を発券。復路の乗り継ぎ時間を長くしてソウル観光もしてきます。
とりあえずカザフスタンとキルギスに行くつもりだけど、可能ならタジキスタンにも行っておきたい。タジキスタンは思った以上に日本から遠い国のようで、JTBの海外航空券でもANAの特典航空券検索でも何故か行き先に出てこないんですよね。今回を逃したら今後行く機会がなかなか作れないかも。とはいえ国境が開放されていないので陸路では行けず、アルマトイから往復飛行機。ビシュケク~ドゥシャンベ間も週数便あるはずだけど、何故かいくら探しても出てこない。しかしドゥシャンベに1泊する為だけにわざわざ飛行機とビザを取るのもなあ。タジク最大の見所パミール高原に行けるだけの日数は無いし、そもそもオフシーズンだし。
3ヶ国の首都巡りをするだけならお金も手間も掛からないけど、見所が無いのでそれはしたくない。このエリアに行くなら無理してでも自然を見たい。タジキスタンは諦めてカザフスタンのアルトゥン・エメリ国立公園に日程を割こうか(が、現地発のグループツアーは日程合わず、専用車貸切は高額、しかも中継業者に問題ありで旅行会社となかなか連絡つかず断念)、それともキルギスのイシククル湖の周囲を数日かけて廻ろうか(が、湖の東と南の町が湖から意外と遠く、オフシーズンで見所が無さそう。見たい景色がある北の町だけで十分という結論に)…。
悩み続けていたある日、ドゥシャンベから日帰りできる所にイスカンダルクルという絶景の湖があることが分かりました。見所があるならわざわざ行く価値がある。早速飛行機とeビザを手配し、INDY GUIDEという旅行サイトでイスカンダルクルへの日帰り専用車を予約しました。タジキスタンに限らず中央アジアでは、郊外の観光地に行ける公共の交通機関というものが殆ど存在しないので、都市部以外を観光しようと思うとかなり高くつきます。
その後、アルマトイ近郊にビッグアルマティ湖というこれまた絶景の湖がある事を知り、この旅のテーマを3ヶ国の湖巡りにしよう!と思い立ちました。しかしアルマトイから近い割に専用車を予約していくと高いので、現地でタクシーなど手配出来たら行く事にしよう。もし駄目ならアルマトイの湖観光はサイラン湖(サイランバスターミナルの横にある湖)で済ませばいいや。よし!
そんな感じで検討しまくり、13回も旅程を組み直しました。普段の旅行の倍以上です。しかも現地で色々あってその予定の通りにいかなかったりしましたが、結果的に行きたい所には全部行けました。
10/05(金)成田~アルマトイ
10/06(土)アルマトイ~ビッグアルマティ湖~アルマトイ~ドゥシャンベ
10/07(日)日帰りイスカンダルクル~ドゥシャンベ
10/08(月)ドゥシャンベ~アルマトイ~ビシュケク
10/09(火)ビシュケク~チョルポン・アタ(イシククル)
10/10(水)チョルポン・アタ~ビシュケク
10/11(木)ビシュケク~アルマトイ
10/12(金)アルマトイ~ソウル(仁川)へ
10/13(土)ソウル(金浦)~羽田
サモンエア アルマトイ~ドゥシャンベ往復…186.07EUR(24,395円)
タジキスタンeビザ…51.25USD(5,806円)
日帰りイスカンダルクル…158USD(約17,900円)
全泊分の宿を予約してから数か月後、チョルポン・アタのゲストハウスから「冬は営業してないのでキャンセルしました」と一方的な事後報告が届き、出発前日には日帰りイスカンダルクルを予約している旅行会社から「(日帰りツアーの出発点になる)あなたが泊まるドゥシャンベのホステルが閉業したので、別の宿を予約し直してください」と連絡が来ました。えーっ!!!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8時間くらい眠ったけどまだ眠い。二度寝したら仕事でミスをする夢を見ました。ミスの内容は分からないけどとにかく私が何かやらかしたという一報が入る悪夢、怖い。二度寝するなということか。
窓の外から嫌な気配…雨降ってる!しかも本降り!
4時頃にチェックアウト。宿のスタッフに「タクシー呼ぶ?」と訊かれたけど、大通りに出たら居るだろうと思ったので断ってしまいました。
傘を差し、一昨日の夜中に通ったルートで空港へ。濡れた路面の照り返しがあるので、一昨日よりは明るくて良かった。 -
イチオシ
しかしこんな時に限ってタクシーがおらず、結局空港まで歩きました。アイニ通りではなんと既に市バスが運行している様子。空港行きのバス来ないかな~と思いましたが、空港方向から1台来ただけでした。
旅行中に本格的に雨に降られるのは久しぶりだな。私の記憶が確かなら、2016年春のリトアニア以来。 -
タクシー代というか何かあった時用にとっておいたソモニが余ったので、空港手前のスーパーでお菓子を買いました。2つで9.60ソモニ(約116円)。
一昨日と同じ女性が、物凄く眠そうな様子でレジにいました。中央アジアは24時間営業のお店が意外と多い。24/7(24時間・7日、つまり年中無休)と書いてあります。 -
4時半過ぎに空港に到着。
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明け方だというのに空港は激混み。フライトスケジュールを確認すると、私が乗るアルマトイ行きは6:50発の予定が9:30発に遅延していました。それくらいならまだ良かったけど、ふざけんなよ。まだ寝れたじゃん。
ベンチが空いていないので、壁際のパイプ(カートが壁にぶつかるのを防ぐためのもの、下の写真に写ってる)に腰掛けて傘を干す。雨除けにダウンを着たけどそんなに寒くない。傘の乾いた跡は白い斑点になりました。やっぱり大気汚染だったんだな。
座っている所から見えたツーリストインフォメーション前の案内板に、POST OFFICEと書いてあるのを発見。空港内に郵便局あるんだ、地獄で仏じゃない? しかしインフォのスタッフに尋ねると、クローズしたという。営業時間外という訳ではなく、郵便局自体が無くなったようだ。あるあるだけど残念。 -
トイレに行く為に空港内を歩き回る。ドゥシャンベ空港は建物に入って右手が出発ロビー、左手が到着ロビー。どこに行っても混んでいて、空港入場者の手荷物検査のためのベルトコンベアの上にまで人が座っていてカオス。
空いている所を求めてチェックインカウンターがあるエリア(写真正面奥)に迷い込んだら、階段の影(今いる所)にソファを発見。VIP(CIPと書いてある)用のチェックインカウンター兼ラウンジ(右の部屋)の入口のようだ。座面が深く背凭れが遠いので、背中にバッグを置いて寄り掛かる。自然とリクライニングの姿勢になりこのまま寝そう、寝たい、お腹空いた。
私がいるここは立入禁止ではないけど、ソファテーブルに新聞が置いてあったりして明らかにVIP向け。よく分からないけど、右の部屋に入る為に代表者が手続きをする間に、家族が待機する為のスペースなのかな。私が居たらダメな所だろうけど、スタッフが出てきても何も言われないので居座る。
パスワード無しでWi-Fiが使えましたが、何故かYahooが表示できない。まさかの閲覧規制? ホステルでは閲覧できたから国全体で規制してる訳ではないはず。他のサイト(ポータルサイトは見てないから分からん)は見られるから時間潰しが出来て有難いけど、Yahooメールを使っているので不便。 -
ソファ一帯は空いてて静かで居心地が良いけど、ここに居るとフライトスケジュールが確認できない。再入場出来ないのを覚悟して7時前に見に行ったら、さらに11:30発に変更されていました。マジかよ…。
この画面に表示されている1.5日分くらいのスケジュールのうち、サモンエアは7便。そのうち今のところ定刻通りの予定なのが3便、遅延が2便、欠航が2便。欠航じゃないだけマシなのかもな…。タジキスタンには機会があったらまた来たいけど、サモンエアだけは絶対やめとこう。 -
再びVIP(CIP)エリア入口のソファへ。到着・出発ロビーと違って人気が無いせいか肌寒く、ダウンのフードを被ってウトウト。たまに通りかかるスタッフに何だこいつと思われつつも、言葉が通じないだろうしということでお目溢しを貰ってたのかもしれません。
CIPラウンジは60USDで利用できるようです。プライオリティパス保持者やビジネスクラス搭乗者については書かれていないので、対象外のような気がする。もしかするとドゥシャンベ空港から出る便にはビジネスクラスが存在しないのかも。
これ以上ディレイすると今日中にビシュケクまで行けなくなるかもしれないなあ。最悪でも今日中にアルマトイには着きたい…そしたら明日チョルポン・アタまで行けるから。
とにかくドゥシャンベを出ないと。空路以外の交通手段が無いというのはなんて不安定なんだろう。陸路ならどうにか出来るもんなあ…と思ってから、陸路でもどうにもならない事があると初日の京成線で思い知らされたことを思い出しました。人に頼る交通手段は不安だ。となると私が頼れる交通手段は自転車だけだ。 -
イチオシ
9時頃にCIPエリアを出て、トイレに行くついでにフライトスケジュールを確認。11:30のままだ、よしよし。トイレから戻ってきたら、チェックインカウンター番号が表示されていました。よかったー!
しかしサモンエアスタッフは相変わらず反省の色がゼロで不愛想。チケットを挟んだパスポートを投げ返すな、クソが。 -
上のフロアの税関を通りイミグレへ。アルマトイに着いたらすぐにビシュケクへ向かうので、出国審査官に「アルマトイはトランジット?」と訊かれて頷いてしまいましたが、陸路移動の場合もトランジットに入るんだろうか。まあいいや。
キルギスのビザはあるのかと訊かれ、日本人は不要だと答えましたが半信半疑な様子。キルギスは中央アジアの中で唯一昔からビザ不要だけど、実はその対象は日本を含めた一部の国だけだったりするのかな。
賄賂要求とか係員が荷物に麻薬を入れてくるとか、調べると色々不安を煽るような情報が出てくるタジキスタン出入国ですが、全く厳しくなく普通でした。
セキュリティチェックを通ってゲートへ。ゲートは広い一部屋で、アルマトイ空港とそう変わらないけど空いてる。私が乗る便のゲート周辺は人気が殆ど無かったので、フライトスケジュールが見える位置で靴を脱ぎバックパックを枕に寝ました。手に持った眼鏡を落としそうになってハッと起きたりしたので、結構眠れたようだ。
起きたらゲートが変更になっていました。 -
やっぱり搭乗開始が遅れ11:20頃に漸く搭乗できたと思ったら、機内で出迎えるCA(若い女性)が腕を組んで壁に寄り掛かり、無言で乗客を睥睨している。校門でシメる相手を待ち伏せしているスケバンかお前は。駄目だこりゃ。
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外は相変わらずの雨。景色が見えなくて残念ですが、そもそも翼の真上の席でした。
3-3の機内は今回は混んでる。香水臭くて酔いそう。朝食を抜いていて胃が空っぽなので気が進まないけど、そのまま酔い止めを飲みました。 -
機体が上昇すると翼の上の雨水が薄く凍り、向かい風で少しずつ割れて飛ばされていきます。景色は見えないけどちょっと珍しいものが見られた。
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ピーチジュースうま。機内食は往きと全く同じかと思いきや…
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今回はツナじゃなくてサラダチキン&ピクルス。サンドイッチが普通に美味しいことが、サモンエア唯一の長所。でもよく考えると、13時間とか5時間とか遅れるならミールクーポンくらい配れやという感じですね。
時差で1時間進んで、14時半前にアルマトイに到着。機内ではやはりカザフスタンの入国カードが配られなかったので、イミグレの部屋に入るなり隅のテーブルに乗客が殺到。ほんの数枚しか置いてなかった入国カードは一瞬で無くなり、100人近い乗客が右往左往。空港職員しっかりしろや、毎日のことだろ! 結局係員から束で受け取った乗客の男性が、群がる乗客に1枚1枚配ってくれました。 -
2日ぶりのアルマトイ空港。到着ロビーの自販機で水(100Tr≒30円)を買い外へ。
出た所にある券売機でバスの切符を買おうとしたら、近くにいた係員に止められました。故障してるから別のマシン(点在してる)で買えということかと思いきや、それも違うみたい。停まっている92番バスを差しているので、運転手に直接支払うようにということのようだ。この自販機、バスの切符じゃないの?? -
私が乗るのはサイランバスターミナル行きの106番バス。バス停はこの料金所を出てまっすぐ行った辺り。
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アルマトイは雨こそ降っていませんが、天気が悪く一昨日より寒い。
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スクールゾーンみたいな可愛い標識。横断歩道の標識は、リトアニアのと同じで頭の形が円じゃない。
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バス停は空港から歩いて7~8分の所でした。
92番バスやマルシュルートカが何台もやって来ますが、106番バスはなかなか来ません。このバス停には停まるバス番号等はどこにも書いていないので不安になり、ベンチの隣に座った人にスマホの画面を見せて、この番号のバスは来ますか?と確認したりしました。
アルマトイで市バスを利用するなら「2GIS」というアプリは必須。出発地と到着地を指定してバス番号とルート、所要時間を何通りも検索できます。英語表示にしても英語とカザフ語(ロシア語?)半々だけど、まあまあ分かりやすいので使うのに支障は無し。オフラインでも使用可。
このアプリの利用が前提だから、実際のバス停には何の情報も無いのかも。ちなみにアプリにも時刻表は多分載っていません。そもそも時刻表自体存在しないのかもしれないけど、1時間あたりの本数くらいは知りたいものだ。 -
15分くらい待ち、頻発している92番バスを3本くらい見送ってから106番バスに漸く乗車。
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運転席のドア右の窓から運賃(150Tr≒45円)を支払いました。車体によって座席の配置は様々で、このバスは前の方の3~4席(左右で違う)が向かい合ったベンチ状。
地元の人は機械にカードをタッチして乗車していますが、たまにブーとエラー音が鳴ります。機械の近くに座った乗客の若者が、その度に機械を操作してエラーを解除していました。その様子を向かいに座ってボケーっと見ていたら、いつの間にか私もエラー解除の手順を覚えてしまった。
途中のバス停で若い係員が乗り込んできて、運転席のマイクを借り「今から検札しまーす」のような軽いノリのアナウンスをしてから検札を始めました。私何も持ってないけどどうしたらいいんだろうと思いましたが、対象は市民だけなのかスルー。この時は何故か貰えなかったので知りませんでしたが、普通は運転手に直接運賃を払うとその場でレシートが貰えます。検札も毎回スルーされる訳ではないようでした。
2GISで調べたサイランバスターミナルまでの所要時間は1時間40分。空港からの直線距離は20km程で、ルートもそう迂回している訳じゃないのでそんなに掛かるのか疑問でしたが、後半の幹線道路が渋滞していました。この時は1時間10分で着いたけど、混雑具合によるんでしょう。 -
サイランバスターミナルの隣にあるサイラン湖。…あれっ?! 水が無い!(爆笑)
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ええー何これ、500m×1kmくらいある広大な貯水池がほぼ空。リゾート地みたいなパラソルまであるのに。アルマトイが水不足という感じでもなかったので、時期的なものなのかな?
よく分からないけどとりあえず、湖巡りのカザフスタン代表がここにならなくて良かった。 -
交通量の多いバスターミナル前のトレ・ビ通り。
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空港か駅のように大きいサイランバスターミナル。
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何故か建物前にパンチングマシーン。今旅あちこちで路上パンチングマシーンを見ました。
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建物に入る際に、客引きらしき男性に「シムケント?」と声を掛けられました。ビシュケクだと答えると、あっち(写真奥)だよと切符売り場の方向を教えてくれました。
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背後はインフォメーションや、おそらく国内行きバスの切符売り場。キリル文字オンリーです。
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ビシュケクと、えー…タルディコルガン(アルマトイから北東200kmにある町)行きだけは専用窓口がありました。国際バスだけ分かれてるのかと思ったけど違うのか。どうしてだろう。
窓口で「ビシュケク」と告げてチケットを購入、1,800Tr(約540円)。チケットというかレシートで、奥の乗り場に出る際に係の人がちょっと破いて改札してくれます。 -
ビシュケク行きは1番乗り場。カザフ語とはいえ、乗り場に行き先が書いてあるのは有難い。
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ビシュケク行きはバン(マルシュルートカと同じ型)だけど、他は大型バスでした。
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バックパックを荷物入れに積んで貰って乗車。満席になったら出発なのか、帽子やペットボトルを置いてキープされている席ばかりで、一番後ろに1つだけ空席がありました。私が最後の1人ですぐに出発、時刻は16:20。
後から確認すると、レシートには日付と出発時刻も印字されていました。16時発って、私が切符を買った時点で過ぎてましたね。 -
乗客に外国人旅行者は見当たらず、地元らしき人ばかり。
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路上で生肉を売っているのが見えました。
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幹線道路に出ていくらも進まないうちに、車体がピタリと止まりました。私の席からは前方が全く見えなかったので何が起こっているのか暫く分かりませんでしたが、物凄く渋滞している様子。えー勘弁して、ビシュケクに着くのがさらに遅くなる。
反対車線はスムーズに動いていましたが、いつの間にかそっちも大渋滞になっていました。 -
市バスやマルシュルートカも容赦なく渋滞に巻き込まれています。2GISで所要時間を調べると、結構どのルートも距離の割に長い時間が表示されるんだけど、それだけ渋滞が常態化しているのか。
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アルマトイのマルシュルートカは、車体にリンゴをあしらったロゴが付いていて可愛い。乗る機会は無かったけど。
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1時間以上渋滞に巻き込まれてから漸くスムーズに走り出すと、周囲は広大な丘陵地帯に。
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進行方向左手、あの山脈の先がキルギス。
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アルマトイとビシュケクのちょうど中間地点にあるドライブインで休憩がありました。時刻は18:20。
トイレの使用料は50Tr(約15円)。受付で払い、1人分(20cmくらい)に分けられている紙を取って中へ。手桶で水を流すアラブ式(和式と同じ)で、汚くない。
今旅で行ったトイレは、宿以外は全てアラブ式でしたが、個室に手桶と水道があったのはここだけだったような気がする。あとは水洗だったかなあ…流さない所もあった筈ですが、汚かったり臭かったりした記憶は殆どありません。
トイレットペーパーの量は日本人の感覚だと少ないんだけど、世界的にはこれくらいが普通なんだと思う。慣れた。 -
左が私が乗って来たミニバス。国境越えの際に車と乗客は別々に入国審査を受けるので、国境を越えた先でこの車を見つけなければいけないのです。だから日が暮れてから国境越えるの嫌だったんだよなあ。
外観が分かるように写真を撮りましたが、横の車が素敵でそっちがメインのようになってしまいました。ってよく見たらナンバープレートが無くない? まさか窓に貼ってあるのがそうなのかな。 -
完全に日が暮れた20時近くに国境到着。自分の荷物を全て持ってイミグレへ。
イミグレは混んでいましたが、引っ掛かることもなくスムーズ。スタンプが押されたパスポートの他に、同じくスタンプが押された小さい別紙もくれました。 -
別紙は長い緩衝地帯の途中にいる兵士に渡します。
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キルギス側のイミグレもあっさり通過。両国とも手荷物検査等はありませんでした。セキュリティチェックくらいはあったかなあ…あったとしても相当あっさり済んだようでまるで記憶にない。
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キルギスにようこそ!
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通路を抜けるとお店があり、両替所も。営業してるか分からなくて立ち寄らなかったけど、ここで両替しておくべきでした。
さてここからが問題だ。自分が乗って来たミニバスを見つけなければいけません。一帯は暗い上に、道路のどこにミニバスが停まるのか分からない。私の出入国はあっさり済んだけど、時間がかかるとミニバスに置いていかれたり、逆にミニバスの出入国に時間が掛かって何時間も待たされることもあるらしい。事前にそれを知って、もしそうなりそうならあっさり見限ってタクシーに乗ろうと決めていました。
次々と声を掛けてくるタクシーの運転手を断って、まっすぐな道沿いに停まっている車をかなり遠くまで確認しに行く。
だいぶ国境から離れた辺りで、イミグレで見た覚えのある姉妹(親子ではないと思う。若い女性と11~12歳の女の子)に「一緒のバスだよね?」と声を掛けられました。3人で暫くミニバスを待ちましたが来ないので、タクシーで行こうと意見が一致。キルギス人姉妹のお姉さんがタクシー運転手と交渉してくれました。お姉さんに「スコーリカ・ストーイト」と運賃を尋ねると、スマホの画面に「50」と打ってくれました。ドルじゃなくてソム(以下CoM)だよね…ドルでも受け取って貰えるかなあ。
国境からビシュケクは一本道で15km程。途中お姉さんがGoogle翻訳を使って「支払うお金はありますか?」と日本語で訊いてくれました。ドルしかない、ドルで払うか駄目なら両替したいと伝えると、降りる直前に「私があなたの分も払います」と書かれた画面を見せてくれました。そんな!悪いよと慌てて引き留めましたが、「サヨナラー(日本語!)」と爽やかに降りていってしまいました。うわーさよなら、ありがとう! なんて親切、むしろ私が3人分払うつもりだったのに。 -
姉妹が降りたのはビシュケクの北を東西に貫くジベック・ジョル大通りで、私が予約しているホテルはそこからスルタナ・イブライモヴァ通りに入ってすぐ。勝利広場の近くです。
ホテル ドストゥクは旧ソ連的な雰囲気のホテル。割と有名なようで、タクシー運転手にも姉妹にもすぐに伝わりました。建物に入ると、ロビーに何故か4~5人の軍人の姿が。警備なのか宿泊客なのか、ソファに座って屯しています。
時刻は既に21時過ぎ。今日は碌にご飯を食べていないので早く出掛けたいけど、フロントで「今日じゃなくて10日の予約じゃない?」と言われてすんなりチェックイン出来ない。それキャンセルした予約だと思いますよ。いまいち情報を管理出来ていないようで、「支払い済みよね?」と私に確認してくる。 -
Hotels.comで予約して、朝食無しバストイレ付きで4,280円。
今旅初のホステルじゃないホテル!テレビあり机と椅子ありベランダありで豪華。豪華の基準が下がっている自覚はある。 -
でもバスタブありだからやっぱり豪華! 栓もあり、お湯を溜めて入れます。
旧ソ連的なホテルってバスタブ付きの部屋が多いな。キエフもキシニョウもそうだった。 -
荷物を置いたら早速出掛けました。ホテルの外にあるATMを操作すると、100CoM以下の金額では下ろせないようだ。この時の私は1CoM≒60円だと思い込んでいたので、こんな高額紙幣じゃマルシュルートカに乗れないと思い、フロントに両替を頼みに行きましたが細かいのが無いと断られてしまう。じゃあ買い物して崩そう。スーパーの場所を尋ねると、南の交差点にあると教えてくれました。
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道中は上の写真のようにローカルで暗めで道がガタガタでしたが、南の交差点は急に煌びやか!教えてくれたスーパーはモールのB1Fにあったけど、行ったらちょうど閉店するところで入れず。
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交差点から見えるあの建物はツム百貨店。というのは今地図を見直して気が付きました。数日後に行きます。
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MAPS.MEを見ると一帯にはモールやスーパーが固まっているようなので、往きと違う道を通ってホテルに戻ることにする。
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ファストフード店だ!と思って入ったら、ケーキ屋さんでした。
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何でもいいから食料が買える店を探して歩いていたら、24時間営業のビュッフェを発見。これカガナトみたいなお店でしょ! 速攻入店。
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まさにその通りなセルフサービスのお店。セルフでパンを取り、指差しでプロフを注文。手前のスープのようなものも頼もうとしたら、スープじゃなくてラグメン(皿に盛った麺にラップをかけた状態で置いてある)にかける汁だよと教えてくれました。
レジで会計しようとすると、200CoM以上してお金が足りない。ええっ?!めっちゃ高額なのかなこの店?! パンを戻せないか尋ねてレジのお姉さんに困られる。私も困りましたが、カード払い出来ることに気が付いて一件落着。 -
席で歩き方を見て漸く理解しましたが、1CoMは60円じゃなくて1.6円だ。1USD≒69.1CoMと書いてあるのを雑に見間違えたらしい。ああ~なんだ、色々な違和感がこれで全部解決しました。ATMで降ろせる最低金額がやたら高いと思ったのもそうだし、フロントで両替を頼んだ時にキョトンとされたのも、伝わらなかったかと思い「コインが欲しい」と言い換えたら通じたのもそう。このお店のレジでお金が足りないからパンを戻してもいい?と訊いて呆れられたのもそう。だってこの料理の総額は205CoM、343円ですもん。
100CoMを下ろす為に手数料が幾らかかったかは考えないようにしよう。しかし国境からのタクシー代は3人で80円くらいなのか…信じられない安さ。知らなかったら20倍くらい払っちゃうだろうな。
漸く納得して食事にありつく。パン2つとマフィンは明日の朝食用にお持ち帰り。初めからお持ち帰り前提なのか、売り場にビニール袋が置いてありました。
サモワールがあったから白湯を貰って来たけど、レジ横のティーバッグを買って淹れるのが正解だったようだ。 -
プロフはなんと醤油味?! 間違いなく美味しい。米もプリプリで最高。中央アジアの料理は基本的に味付けがシンプルなので、口に合わないという事がありませんでした。
脚が全体的に筋肉痛で、暫く座ってから立つとヨロヨロします。 -
23時近くにホテルに帰りました。ビシュケクの街というかこの辺りだけかもしれませんが、明るい所からほんの少し逸れると真っ暗。都会と田舎が物凄い近距離で入り乱れている感じ。
プレハブ小屋のような小さいお店。 -
ホテル ドストゥクは部屋数のとても多いホテルで、各階にお世話係が常駐しているようでした。エレベーターホールの近くに専用の部屋があり、通りすがりに会うと挨拶してくれます。
9階のベランダからの眺めは良さそうだけど、灯りが少ないのでよく分からない。明るい建物はホテルだろうな。
バスルームは老朽化していて、洗面台が手前に傾いており水が流れきりませんでした。老朽化っぷりもキエフやキシニョウのホテルと同じ。ソ連時代のホテルだとすると、少なくとも30年以上前に建てられてるから無理もないのかな。
久しぶりにバスタブに浸かってリフレッシュし、日付が変わった頃に限界がきて就寝しました。
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