2018年10月 タリス・ICEで行くフランス・オランダ・ドイツ・ベルギーと少しだけ深圳と凱旋門賞の旅(2) パリ凱旋門賞編

2018/10/05 - 2018/10/15

毎年恒例の凱旋門賞。日本馬が勝ってこの凱旋門賞蟻地獄から解き放してください・・・と思っても今年もダメでした。ただ今年はロンシャン（Longchamp）競馬場のスタンド改装が終わりパリロンシャン（Paris Longchamp）競馬場となりました。

第２回目の今回は、早朝パリに到着しパリではオリセー美術館と今回の目的の1つ凱旋門賞の観戦です。今年はロンシャン競馬場のスタンドの改修工事が終わり３年ぶりロンシャンに戻って来ました。新装されたスタンドとともに名前もパリロンシャン競馬場と改称されました。
今年の日本馬の参戦は武豊騎手騎乗のクリンチャー。前哨戦のフォア賞（GⅡ）６着それも最下位なのであまり期待できませんでしたが、結果はお分かりのとおり17着に敗れてしまいました。
オリフェーブル連続２着の後は好走できない状態が続いており日本の競馬ファンの一人としては残念です。早く日本馬が優勝するシーンを見たいです。

凱旋門賞の後は、15年ぶりのオランダ・ベルギーとドイツ・ケルンに訪問します。
オランダはアムステルダムと水車のある村・ザーンセ・スカンス、ベルギーはブリュッセルとブルージュに訪問。今回はザーンセ・スカンス以外再訪でした。

今回の旅行の目的
（１）香港から深圳まで開通したばかりの広深港高速鉄道に乗車。

（２）凱旋門賞観戦　パリロンシャン競馬場・芝2400ｍ

（３）国際高速列車、タリスとドイツの誇るICEに乗車。

（４）ドイツ・ケルンで定番のホーエンツォレルン橋とケルン大聖堂の夜景を撮る。

（５）オランダ・アムステルダム市内観光。

（６）ベルギー。ブルージュに泊まって中世から時間が止まった世界遺産の町を観光。


今回の旅の世界遺産
登録名：ケルン大聖堂
登録年：1996年
分類　：文化遺産

登録名：アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域
登録年：2010年
分類：文化遺産

登録名：ブリュッセルのグランプラス
登録年：1998年
分類　：文化遺産

登録名：ブルージュ歴史地区
登録年：2000年
分類　：文化遺産

-全日程-
◎が今回の旅行記

10月5日（金）　
広島駅19:31分発（のぞみ188号）品川23:22分着

10月6日（土）　
大崎25:00分発　（WILLER EXPRESS）　成田26:20分着　
成田10:40分発　（CX501)　香港14:40分着
香港駅15:00　（香港エアポートエクスプレス）九龍駅15:15分
西九龍駅16:45分発　（広深港高速鉄道）深圳北駅17:04分着
深圳北駅　（地下鉄4号線）福田口岸ー落馬洲駅
落馬洲駅　（MTR)　上水駅　上水　（エアポートバスA47）空港

10月7日（日）　
◎香港0:05分発　（CX261）　パリCDG　6:35分着　
パリCDG7:38分発　（RER)パリ北駅8:15分着
オルセー美術館を鑑賞後、凱旋門賞　観戦

10月8日（月）　
パリ北駅8:25分発　（タリス9315)　アムステルダム　11:42分着
アムステルダム観光　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

10月9日（火）　
アムステルダム　風車　　午後アムステルダム観光

10月10日（水）　
アムステルダム10:02分発　（ICE123)　ケルン駅13:15駅
ケルン観光 　 　　 　
10月11日（木）
ケルン16:43分発　（タリス9472）ブリュッセル南駅18:35分着　 　

10月12日（金）
ブリュッセル観光
ブリュッセル北駅17:00分頃　（IC)　ブルージュ駅18:00分頃

10月13日（土）
世界遺産ブルージュ歴史地区観光

10月14日（日）
ブルージュ駅9:30分発　（IC)　ブリュッセル空港11:00頃
ブリュッセル13:10分発　（CX338)

10月15日（月）
香港6:35分着　　　　　　　
香港10:30分発　（CX520)　成田15:55分着
成田空港　（京成高速バス）　東京駅
羽田空港19:15分発　（JL267)　広島20:45分着

写真はパリロンシャン競馬場（新スタンド）

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2018年10月7日（日）　
深夜の香港0時05分発　パリ行きのキャセイパシフイックCX261便に搭乗します。

機材はB777

香港からの深夜便、同日早朝にパリに着き、パリロンシャン競馬場
に向かう予定です。

去年は格安エコノミーにしたらJALマイレージのFLY ONポイントが
帰りの便が獲得できない事があったので今年はプレミアムエコノミー
にしました。

予想では往復で１万FLY ONポイント
（参考までに、成田ー香港（Y)912ポイント　
　香港ーパリ（P)4,169ポイント
　ブリュッセルー香港（P)4,075ポイント　
　香港ー成田（Y)912ポイント
　合計10,068FLY ONポイントでした）

JALのプレミアムエコノミーと違って（普通に）シートバックが倒れる
タイプのシートなので壁のある後方席を指定しました。

2回目の機内食です。
1回目の機内食はパス。キャセイのラウンジで食べたので離陸
してすぐ寝る事にしました。

２回目の機内食のメインはキャセイらしく点心を選びました。

まもなく着陸、１年ぶりのパリです。

早朝6:50分 凱旋門賞当日にパリに到着しました。

パリシャルルドゴール国際空港

RERでパリ北駅に向かいます。
7時38分発に乗車。

ここ数年凱旋門賞の日は晴れない事が多いのが残念です。

8時15分、パリ北駅に到着。

☆パリ北駅構内（GARE DU NORD）

☆パリ北駅（GARE DU NORD）

毎年宿泊するホテル ドゥ ルーロップ。

お部屋です。寝るだけなので経済性を優先。

同じホテルに宿泊している競馬仲間の友人と合流。
凱旋門を見てからパリロンシャン競馬場に行く予定でしたが、
友人夫婦はオリセー美術館に行くとの事で同行させていただきました。

メトロの切符カルネ（10枚セット）を購入。

RERを乗り継いでオリセー美術館

オリセー美術館駅に到着。

オリセー美術館
今日は第一日曜日。オリセー美術館入場無料の日です。
当然朝から並んでます。

１時間並んで入場。チケット代いらないので１時間なら良しとしましょう。

オリセー美術館に来るとは思っていなかったのでどこから
見ようか迷います。
友人の話ではオリセー美術館一部改装中なので有名な絵画が
まとめて展示しているようです。
展示してある4階に向かいます。

このように目の前で名画が見れるし、フラッシュなしなら写真撮影もできます。
印象派の殿堂と言われるオルセー美術館の名画を見てきました。

オーギュスト・ルノワールの名作「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット
の舞踏会」　（1876）

この絵画を見れただけでもオルセーに来て良かったと思える作品。

こちらはクロード・モネの「青い睡蓮」　（1916－1919）
写真で撮った「青」と実物では印象が違うのですが、
この青い睡蓮画が一番好きです。

次はフィンセント・ファン・ゴッホの名作を見ました。

「ローヌ川の星月夜」（1888年）
夜空の真ん中に見える巨大な北斗七星の向きとかいろいろ議論のある名画ですが、美しい星を見た時は実際より大きく思えるものなのでローヌ川に写るアルルの街灯りと相まって本当に美しかったのだろうと思いました。

最後はゴッホの「自画像」（1889）
たくさんの自画像作品の中で全体に淡い青色が印象的な作品。　　　　　　　　
明るい青と言われてますが、ゴッホの晩年と重なって暗いイメージ
に思えてしまう作品。

「オヴェールの聖堂」（1890）
この絵も印象に残ったひとつ。もう少し明るいタッチで描いて
いたらどんな感じになるだろうとか、いろいろと想像をさせる名作でした。

ゴッホが最後の2か月間暮らしたオヴェールでの作品。

時間の関係でゆっくり見る事はできませんでしたが、
急に行く事になったオリセー美術館。

印象派の絵画を見る事ができて良かったです。

美術館を出る頃には雨も降ってきました。
行列の長くなっていたので早い時間に入場して正解でした。

メトロ１号線でいつものようにポルト・マイヨ駅でおります。
毎年この駅でメンバーと待ち合わせます。

今年は当日の朝パリ到着だったのでパリロンシャン競馬場に直接向かいます。

この無料シャトルバスに乗ります。

初めて見る新装されたパリロンシャン競馬場。

まだ全容が見えない！

チケットはネットで購入。半額クーポンを使って39ユーロで
購入しましたが（それでも高い！）
スタンド前の一般入場は85ユーロと去年と比べても劇的に高く
なってしまいました。　

チケットの値段が高すぎると思ったのが第一印象！
少しグチっぽくなりましたが、新スタンド側に入ってみます。

以前は左右二つのグランドスタンドが1つになりました。
新スタンドになったので一度ぐらいは指定席で観戦する
のもいいかなと考えたりしました。

初めて指定席で観戦した時に日本馬が優勝なんて！
そんな夢を見ています。

１階席（自由席）席と言ってもシートは有りません。

スタンド前のパレード

今回で９回目の凱旋門賞、思えばディープインパクトからの
観戦ですが、凱旋門賞を通して競馬仲間もでき毎年同じメンバー
で同じ場所で観戦をします。

まだ日本馬の優勝シーンをライブで見てませんがいつかは見る事
を信じて毎年来たいと思います。

新スタンドの裏側を散策。

パドックです。

以前より見やすくなった印象。

新ロンシャン競馬場を散策。馬券購入窓口が極端に
少なくなったのが非常に残念。

たまにはメインスタンドから凱旋門賞を見てみたい！

ゴールド？色の奇抜なスタンド
友人は○○○色なんて言ってました。

お子ちゃま用に発馬機（スターティングゲート）が置いてありました。

自分も中に入りたかった！

デザイン優先なのか収容人員の少なそうな奇抜なスタンド

写真では大きく見えるけれど実際はかなりコンパクトなスタンドでした。

スタンド前に戻る時はチケットの確認があります。
スタンド前のチケットを持たないでスタンドの外に出てしまうとスタンド前
の区域に戻れないので注意が必要です。

今年凱旋門賞は観戦する事に集中！レースの写真は撮らないで見る事
に専念しました。

写真はレース後のターフビジョンで、ゴール前１番人気のエネイブル
に３番人気のシーオブグラスが迫ってきているシーンです。
エネイブルは２年連続で優勝しました。それも去年はシャンティイ競馬場、
今年はパリロンシャン競馬場と違う競馬場での連続優勝は光ります。

レース結果
１着　エネイブル
２着　シーオブグラス
３着　クロスオブスターズ
４着　ヴァルトガイスト
５着　カプリ　
武さん残念クリンチャーは17着でした。

１番人気のエネイブル、去年はすごかったけど2年連続の優勝もすごい！
来年は同じ名牝のトレヴが無しえなかった凱旋門賞３連覇がかかります。
２着のシーオブグラスも本当に強かった！１着2着が牝馬、
来年は秋華賞を勝ち牝馬3冠馬に輝いたアーモンドアイが参戦し
3頭名牝の激突なんて考えただけでもワクワクします。

今年は少しだけ馬連で購入。

デットーリ騎手おめでとう。　凱旋門賞６勝はすごい！
日本の騎手がこの馬車に乗れる事を祈ってます。

凱旋門賞観戦後は競馬仲間の友人夫妻と夕食。

このカフェレストランで夕食

濃厚なオニオンスープ

ビッグサイズのサラダ

ステーキのつもりで注文したのがビーフシチュー
これはこれで美味しかった。

３人でシェアしていただきました。

パリでの１日楽しかったけど少し悔しい時間でした。
明日はパリ北駅から国際列車タリスに乗ってオランダ・
アムステルダムに向かいます。

2018年10月26日 投稿

2018年10月 タリス・ICEで行くフランス・オランダ・ドイツ・ベルギー鉄道の旅(3) アムステルダム編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11415828