2018年夏～スイス登山鉄道とレンタカーの旅９日間～４日目②カートレインでツェルマットへ

2018/09/15 - 2018/09/23

「フィルスト展望台ハイキング」の続きです。

午前中ハイキングをし、２泊したグリンデルワルド を出発。
ツェルマットに向けて出発です。

エリア ツェルマット(スイス)

とうとうグリンデルワルド を出発し、ツェルマットに向かってドライブです！

ナビで見ると、２時間40分とありますが、ツェルマットは車の乗り入れが禁止なので、手前のテッシュという街で車を預け、電車で移動です。
また、テッシュに向かう途中、車が通れないところがあるので「カートレイン」という列車で車を運びます。
迷わず行けるか心配…

ここで初めての給油。

先にガソリンを入れてから、レジで給油した番号を伝えて、支払いをします。

入れるガソリンの種類は車種によるので、借りるときにいつもカウンターで教えてもらいます。

今回は「bleifrei95」という無鉛ガソリンです。
リッター1.63CHF。

トゥーン湖が見えてきました！

48キロ平米もある大きな湖。
インターラーケンの街を挟んで、右がブリエンツ湖。左がこのトゥーン湖。

以前一人で来た時は、この湖畔をサイクリングしました。ものすごくステキな思い出です。

思い出に浸っているのも束の間、パトカーが止まり、二人のお巡りさんがこっちへ…

何とここは「駐車禁止」とのこと。
停めることに夢中で気付かなかったケド、確かに「駐車禁止」の看板が…
でも、この道路に設けられた駐車スペースは一体何なの？？
って聞くと「緊急車両用」なんですって。

あ～もう少し見ていたかったけど出発です～。

何気ない風景だけど、どこも絵になる～
車窓からも、何枚も写真を撮りました！

カンデルシュテーク(kandersteg)駅に到着。

ここからゴッペンシュタイン（Goppenstein）駅までカートレインに乗ります！

チケット(27CHF)を購入し、信号で停車。

ここのチケットは片道のみの販売で、しかもハーフフェアカードは適用にならず…

１時間に２本くらいあるようですが、行ったばかりなのかな？
車はまだ一台も待っていません。
ここで停まってていいんだよね？

待つこと数分。だんだん仲間の車が増えてきました。

信号が青になり、列車の方へ。
列車の最後部から乗り込み、最前部につめて停車します。

私たちの車が一番乗り！
何十台停められるんだろ？ものすごく長い！

ようやく先頭に。
ここで車を停めて、エンジンも停止します。

ずっとずっと車が連なっています！
いつの間にこんなに車がいたんだ？

カートレインは、車を運ぶだけの貨物車。
車に乗ったまま出発です！

このカートレイン、1913年から列車が運行しているそうです。100年以上も前から！？
ユングラウ鉄道といい、スイスってホントすごい！
まさに「鉄道大国」です！

出発してすぐに、全長14.6kmのレッチュベルクトンネルの中へ。
先頭だったので、少し灯りがついていましたが、トンネル内はほぼ真っ暗。
車内のライトをつけている車もチラホラ見かけました。

15分後、ゴッペンシュタイン駅に到着すると、車は乗り込んだ順に最前部からホームに降ります。
…でも、先頭の私たちは、前に停めすぎちゃって少しバックが必要。
なのに、もう後ろから車がジャンジャン出て行きます。
何とか合間を縫って脱出！
先頭で停めるときは、少し前に余裕を持って停車する必要かあります～

ゴッペンシュタイン駅はかなり山の上。
ヘアピンカーブをクネクネ曲がって麓まで降りて、また登って高速に乗ります。

ゴッペンシュタインから30分程度でテッシュに到着。
ここで、２泊車を預けます。
テッシュ駅直結に、公共の「３階建て巨大駐車場」があって、とても便利なのですが、そこよりも周辺の駐車場の方がお安い。
駅の斜め前にある民間の駐車場に停めました。
ここからは荷物を持って、ツェルマットへ移動です。

テッシュ（Tasch）駅

「マッターホルン ターミナル テッシュ」って書いてあるのを見て、「マッターホルン」という言葉に心が踊ります！

ツェルマット行きの列車は頻繁に出ています。

ボックスシートの窓際についている飲み物などを置くことができるテーブル。
周辺のアルプスの山々の地図が載っていて、なんだかワクワク！

「ホテル ホリデー（Hotel Holiday）」

ツェルマット駅から歩いて15分。山を少し登ったところにあるので、スーツケースを持ちながらの移動はちょっと疲れました…

フロントのお兄さんは、とってもフレンドリー！
とっても親切に、ホテルのことはもちろん、ツェルマットの街のこと、山のこと、明日の天気など色々教えてくれました！

部屋はフロントと同じ階で、シングルサイズのベッドを２台くっつけた「マウンテンビュー　ダブルルーム」。

部屋は広くはないけど、冷蔵庫とテレビがあれば満足です！

バスルームは、浴槽がない…

仕方ないか～って思ったけど、このあとダメ元で、フロントのフレンドリーなお兄さんにちょっとお願いしてみたら…
明日、浴槽付きの部屋にしてもらうことになりました！

バルコニーからの眺めは…
目の前はホテルなのですが、左側を見ると、こんな感じ！
悪くない！

でも、本音を言うと、「マウンテンビュールーム」とは謳わないで欲しかった…
身を乗り出さないと見えないんだモン。

夕食のレストランを探しながら、少しお散歩しよぅ！

うわっ(　ﾟдﾟ)
ホテルの横の道から突然、マッターホルンが登場！！

標高4478mのスイスのシンボル「マッターホルン」と、いきなりご対面できるとは思っていなかったので、大騒ぎ！

ネズミ返しの小屋(Mazot)

ツェルマットを含むこの地域の伝統的な穀物倉庫が残されています。

黒いカラマツ材で造られた高床式の建物で、ネズミなどが倉庫に上がれないよう、倉庫の床と小屋を支える柱の間に円盤状の石(ネズミ返し)が取り付けられています。

スイスの文化遺産として保存され、10軒以上が密集しています。

ツェルマットは人口5000人の小さな街。
マッターホルンの絶景を求めて、世界中から多くの観光客が訪れます。

でもツェルマットは、マッターホルンの魅力が世界に紹介された19世紀までは、貧しい農村地帯でした。
寒冷地のため、あまり穀物もできず、かろうじて収穫した穀物や乾燥肉を大事に蓄え、ネズミから守っていました。
こんなに大きな鉄平石なら、ネズミがかじってもびくともしないですね！

「聖マウリシウス・ローマカトリック教会 (Roemisch-Katholischen Pfarrei St. Mauritiu)」

ツェルマット駅からメイン通りのバーンホフ通りをひたすらますっぐ700m進んだところにある、キルヒ広場に堂々と建っています。

中はシンプルですが、可愛らしい天井画に目が惹かれます！

ノアの箱舟でしょうか。
アルプスの山々も描かれています。

羊を担いだイエスさま。

「神の小羊」と呼ばれるイエス。
でも、何だかスイスっぽい構図！

この教会の裏には、マッターホルンで命を落とした多くのアルピニストたちのお墓があります。

「キルヒ広場（Kirchplatz）」

スイス南部の名峰マッターホルンの玄関口、ツェルマットは標高1620ｍ。
昨日まで過ごしたグリンデルワルドよりも寒い(＞＜)
そっか、グリンデルワルドは標高1034mだもんね。

シュタインボック（英：アルプスアイベックス）の銅像だ！
このコにも会いたいなぁ～

口コミで評判の良かった、キルヒ広場のすぐ近くにある「カフェ デュ ポン(Cafe Du Pont)」へ。

ここでは、スイスの地元料理がいただけます。1600年からやっている老舗で、ツェルマットで１番古いレストランなんだそう。

日本語メニューもある！
まずは、ブラートヴルスト（bratwurst）とレシュティ（rosti）のセット(23.0CHF)を注文。

ブラートヴルストは、豚肉や牛肉のミンチ肉で作られる特大サイズの焼きソーセージで、スイスのドイツ語圏を代表する郷土料理です！

また、レシュティは、細切りにしたジャガイモをフライパンで炒め、パンケーキのような形にしてカリカリに焼いたもの。
もともとはドイツに近いチューリッヒの農村部の朝食メニューがはじまりで南部に広がりました。
今ではメイン料理として好まれスイス全土で食べられています。

セットは、「ホームメイドスープ」付き。

熱々のオニオンコンソメスープと一緒にチーズが。
チーズをナイフで削ってスープに入れていただきます！
チーズがトロトロに溶けて美味しいっ((´∀｀))

この旅行で絶対に食べたかった、チーズフォンデュ（cheese fondu）（23.0CHF）！

写真にある全部で１人前(ﾟдﾟ)/
「注文は２人前から」っていうレストランが多いのですが、ここは１人前でもＯＫ！

でも、あまりの多さに「本当に１人前？」って聞いたほど…

パンと茹でた小さなジャガイモが付きますが、ジャガイモはスライスして、スプーンでチーズをかけていただくんだそうです。

白ワインやハーブの香りがして、今までで一番美味しいチーズフォンデュ！
もぅ、日本で美味しく食べれる自信がないです…

とっても美味しいお料理に大満足！
しかもリーズナブル！！

あ～またチーズフォンデュ食べたいなぁ～★