2018秋休みのウィーン　~ブルグ劇場・MQ・グラーベン~

2018/09/17 - 2018/09/18

2018年秋休み（夏休みを遅らせてます）。

パリとモナコの歴史遺産デーを見るべく、９月の３週から４週にかけて休みを取りました。

この旅行記は、パリから移動した初日のウィーン観光の様子です。
前回ウィーンの見所を絞ってディープに見ているので、今回は比較的街歩きを中心にしています。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空
• 利用旅行会社: エクスペディア

ウイーン国際空港からは、ウイーン・ミッテ駅へのCATと、ウイーン中央駅へのウイーン国鉄で中心部にアクセスができます。

安いのは中央駅への国鉄。4ユーロぐらいです。

ウィーン国際空港駅 駅

ホテルは、ウイーン中央駅前のイビスにしました。

中央駅のフードコートまで歩いてすぐ、リングへのアクセスに便利なトラムのD線も歩いて3分ぐらい。

中央駅近辺はホント観光に便利で、ホテルも新し目で値段も安いですね。

イビス ウィーン ハウプトバーンホーフ ホテル

お昼ご飯は、あまり何も考えず・・・
（というか、時間もなかったのでファーストフードで）

前回の訪問でも食べた、ウイーン中央駅構内のインドカレーのお店で。

バターチキンカレーは何気に万国共通の味。

この日の最初はブルグ劇場を訪問するつもりだったので、リングに向かうD線のトラムに乗車しました。

ウイーンの市庁舎。

丁度目の前の広場でサーカスを上演していて、広場には様々な出店が出ていたので、3時のブルグ劇場ガイドツアーまで休憩しました。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

ブルグ劇場。

ツアーガイドのチケットを購入し、劇場内を観光します。
この日はドイツ語ツアーで、簡単な説明が書かれた英語のパンフレットだけもらいました。（日本語ツアーはなかったと思います）

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

劇場の入口からツアーはスタートします。

入口の天井画は、ウイーンに来るとよく目にする芸術家グスタフ・クリムトの制作です。（正確にはクリムトと弟など共同制作者がいます）

ツアーの案内の様子。

ガイドは地元のおばあちゃんなのですが、こういう感じで地元の観光地を高齢者の方が案内するのはいいなと思いました。

劇場の様子。

意外に小さかったです。

1階の座席の他、上階から見下ろせる区切られた座席があるのが、ヨーロッパの劇場らしいなと思いました。

劇場の準備をしていたのですが、そこを舞台脇から案内されました。

準備の様子や、舞台から見た座席や劇場の様子も分かります。

劇場に来たお客さんが通る通路です。

どこかの宮殿のようですね。

ワインやビール、ドリンク売り場です。

コンパクトにまとまっていますが、ヨーゼフ2世（マリア・テレジアの息子）の頃からの劇場だけあって高級感が漂っていて、いい雰囲気でした。

ブルク劇場の隣にあるフォルクス庭園。

そこに、フランツ・ヨーゼフ１世の皇后であるエリザベートの白亜の像があります。

シシィの名前で日本でもよく知られている方です。
個人的には、自分勝手なわがまま皇后だと思うのですが（シシィ博物館に行くと包み隠さず紹介があります）、非業の最期が彼女の神秘性を高めているように思います。

市民庭園 広場・公園

公園内に、神殿のような建物があります。

Theseus Templeというそうです。

フェリックス・ゴンザレス・トーレスさん（スペインの方かな？）の近代芸術の展示が行われていました。

フォルクス庭園から見たブルク劇場です。

この公園からは、見渡すと王宮・国会議事堂・市庁舎・ヴォーティフ教会などが一望できて、公園も広くて空が高く、素敵な場所です。

リング側にある王宮のブルグ門。

今日の目的は王宮側ではなく。。。

反対側のMuseum Quarterです。

マリア・テレジアの像があるマリア・テレジア広場を抜けていきます。

マリア テレジア広場 広場・公園

ウイーン自然史博物館。

反対側の美術史美術館と合わせ、マリア・テレジア広場を威厳のあるものにしています。

フランツ・ヨーゼフ１世の時代に公開され、実に３０００万点の収蔵品があるとか。ハプスブルグの栄華がここにあります。

自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ミュージアム・クォーター。

２つの美術館、デザイン性の高い商品を売っているお店、レストランやバーなどが集まっている場所です。

ここは、ゆっくり過ごしたいなと思いました。
マリア・テレジア広場の美術館・博物館と合わせて丸１日使うぐらいでちょうどいいと思います。

美術館を見て、疲れた足をビールで癒し、また次を見る、みたいな感じ。

ミュージアム クォーター 散歩・街歩き

ミュージアムショップの位置づけになるMQ Point。

独走性の高いデザインの商品から、ばらまき用のお土産、街歩きに欠かせないドリンクまで色々売ってますよ。

ミュージアム・クォーター内の様子です。

奥の黒い建物は美術館。

ウイーンのショッピングモールを見たいと思い、リング沿いのリンクシュトラーセン ガレリエンに行きました。

リンクシュトラーセン ガレリエン ショッピングセンター

ここは、オーストリアの地元ブランドが集まっている感じ。

その他、地階（といっても吹き抜けに近かったですが）のスーパーや、日本で言えばフランフランのような家具雑貨店がありました。

休憩で飲んだレッドブルコーラ。

レッドブルの本拠地がオーストリアで、様々なレッドブルが売られてますよ。

なお、まずかった・・・
ドクターペッパーライトより不味いと思う・・・

旧市街を走る２Aのバスで脚を節約し、リング内部に行きます。

ペーター教会です。

9世紀創建のウィーンで2番目に古い教会で、１８世紀に改築されたバロック様式の教会です。

聖ペーター教会 寺院・教会

ウイーンの観光名所には、オーストリア国旗を模したこのような旗が掲げられていますので、ご参考までに。

教会の祭壇です。

ロッドマイヤー作の天井画。

オルガンコンサートが夜８時から開催とのことで、その時間にまた来てみることにしました。

ペスト記念塔。

1679年に猛威を振るったペストの終息を記念して、マリア・テレジアの祖父である当時の皇帝レオポルド1世によって建てられたものです。

ペストの終息を神に感謝する意味合いも込められています。
その後、ハンガリーとスロバキアでも同じような塔を見ました。

ペスト記念柱 建造物

そのペスト記念塔があるグラーベン通りです。

この通りと、ミヒャエル広場からのコールマルクト、オペラからシュテファンプラッツへのケルントナー通りを覚えておくと、ウイーンのショッピング・繁華街は制覇できる感じですね。

観光上も目印になります。

グラーベン通り 散歩・街歩き

グラーベン通りのショッピングゾーンの様子です。

歴史を感じる美しいビルにテナントが入っています。

こちらは、コールマルクトの突き当りにあるルイ・ヴィトン。
高級なお店はこのあたりに多かった印象です。

アムホーフ教会の方に向かい、エンゲル薬局。

１９世紀の終わり頃に流行ったユーゲントシュティール様式の建物です。

天使の薬局という意味で、お店の両サイドの天使は大理石のモザイクで装飾されているそうです。

ちなみに、普通に薬局としても営業していますよ。

エンゲル薬局 現代・近代建築

アム・ホーフ教会の前にある、アム・ホーフ広場です。

そしてアム・ホーフ教会。

最後の最後まで、中に入れなかったんですけどね。
いつあいてるんだろ・・・

アム ホーフ教会 寺院・教会

この立派な建物は、アムホーフ広場に面しているのですが、確か消防署だったはずです。

シュテファン寺院 at night。

写真だと明るいですが、デジカメの補正のせいで、薄暗い時間です。
逆に言えば、周りが明るい！

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン寺院の中です。

外周をぐるっと回るような観光客向けのルートになっていました。
この写真は、柵の中にカメラを突っ込んで撮ってます。

外観と寺院の中の雰囲気がホント調和してますよね。

この後、ペーター教会に戻って、オルガンコンサートを聴きました。

夜ごはんは、「ルーゲック」というウイーン料理の店へ。

空港内の宣伝に釣られましたｗ

お店の前にある像は、グーテンベルグの像です。

ルーゲック 地元の料理

クレープの入ったコンソメスープと、麦の恵み。

いずれもウイーンを代表する料理です。

ハンガリーが起源のグラーシュ。
こちらも、今ではウイーンの名物料理になっています。

牛肉を野菜がたっぷりのソースで煮込んだ牛肉のシチューです。

デザートは、シュテファン寺院近くにあったジェラートのお店「Zanoni & Zanoni」で。

このジェラート、なんと１．５ユーロ。
３つぐらい重ねても３ユーロぐらい。

遅くまで営業しているので、飲んだ後などにも使えそうです。

ツァノーニ & ツァノーニ スイーツ