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11日 新田神社参詣です。

七十路夫婦の神社参り 薩摩・大隅その4 新田神社

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2018/05/11 - 2018/05/11

183位(同エリア293件中)

旅行記グループ 薩摩・大隅2018年

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しにあの旅人

しにあの旅人さん

11日 新田神社参詣です。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー JALグループ
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 新田神社は神亀山という小高い丘の上にあります。坂を登って最初の駐車場からさらに登る道があるので、どんどん登ってみました。小さい駐車場がいくつもあります。とにかく車の行けるところまで行ったら、最後の階段の真下でした。

    新田神社は神亀山という小高い丘の上にあります。坂を登って最初の駐車場からさらに登る道があるので、どんどん登ってみました。小さい駐車場がいくつもあります。とにかく車の行けるところまで行ったら、最後の階段の真下でした。

  • こういう階段ですから、足に自信の無い方はなるべく上まで車で行きましょう。

    こういう階段ですから、足に自信の無い方はなるべく上まで車で行きましょう。

  • 拝殿と本殿です。<br /><br />創建は不明。<br />鹿児島県神社庁HPでは、永万元年(1165年)の古文書に約300年前(貞観859年から877年)に再興されたとあるそうです。延喜式(927年)に社名がないので、その頃は大きな神社ではなかったということです。<br />鎌倉時代から枚聞神社と薩摩一宮の地位を争ってきました。一応一宮は新田神社となったそうですが、現在でも両神社とも一宮を称しています。<br />

    拝殿と本殿です。

    創建は不明。
    鹿児島県神社庁HPでは、永万元年(1165年)の古文書に約300年前(貞観859年から877年)に再興されたとあるそうです。延喜式(927年)に社名がないので、その頃は大きな神社ではなかったということです。
    鎌倉時代から枚聞神社と薩摩一宮の地位を争ってきました。一応一宮は新田神社となったそうですが、現在でも両神社とも一宮を称しています。

  • 新田神社パンフレット。「薩摩国一の宮」とあります。

    新田神社パンフレット。「薩摩国一の宮」とあります。

  • 枚聞神社由緒記です。こちらも「薩摩一の宮」とあります。<br />1000年以上前の話であり、神社間の一の宮争い、またひとつの国に一の宮が複数あるのも珍しくないので、いまとなってはどちらでもいいのではないでしょうか。両神社とも、私たちには、静かな、清らかな神様のお住まいでした。同じようにお参りしてきました。<br /><br /><br />主祭神は、<br />天津日高彦火瓊瓊杵尊(アマツヒダカヒコホノニニギノミコト)<br />天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)<br />正哉吾勝勝速日天忍耳穂尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)<br />アマテラスオオミカミとオシホミノミコト、その息子(ニニギノミコト)です。<br /><br />可愛山陵(えのやまのみささぎ)が神社裏手にあります。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の御陵となっております。<br />新田神社はこの陵を祭るために作られた神社ということです。この件の初出は永万元年(1165年)の古文書ですから、古代の事実は分かりません。しかし明治初期に宮内省が可愛山陵を瓊瓊杵尊陵に指定しました。<br />

    枚聞神社由緒記です。こちらも「薩摩一の宮」とあります。
    1000年以上前の話であり、神社間の一の宮争い、またひとつの国に一の宮が複数あるのも珍しくないので、いまとなってはどちらでもいいのではないでしょうか。両神社とも、私たちには、静かな、清らかな神様のお住まいでした。同じようにお参りしてきました。


    主祭神は、
    天津日高彦火瓊瓊杵尊(アマツヒダカヒコホノニニギノミコト)
    天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)
    正哉吾勝勝速日天忍耳穂尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)
    アマテラスオオミカミとオシホミノミコト、その息子(ニニギノミコト)です。

    可愛山陵(えのやまのみささぎ)が神社裏手にあります。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の御陵となっております。
    新田神社はこの陵を祭るために作られた神社ということです。この件の初出は永万元年(1165年)の古文書ですから、古代の事実は分かりません。しかし明治初期に宮内省が可愛山陵を瓊瓊杵尊陵に指定しました。

  • 拝殿です。右が本殿。本殿は雨戸のようなもので覆われています。社務所にうかがったところ、建物の外部装飾を風雨から守るためのものだそうです。鹿児島神宮にもありました。

    拝殿です。右が本殿。本殿は雨戸のようなもので覆われています。社務所にうかがったところ、建物の外部装飾を風雨から守るためのものだそうです。鹿児島神宮にもありました。

  • 拝殿

    拝殿

  • 拝殿に直角に交差する建物の外が参拝所です。

    拝殿に直角に交差する建物の外が参拝所です。

  • 拝殿と本殿を向かって左側から。

    拝殿と本殿を向かって左側から。

  • こういう回廊が拝殿本殿を囲んでいます。<br />ごらんのように参詣者は、靴を脱いで神社内部に入ることができます。<br />ゆっくりと、落ち着いてお参りすることができました。<br />

    こういう回廊が拝殿本殿を囲んでいます。
    ごらんのように参詣者は、靴を脱いで神社内部に入ることができます。
    ゆっくりと、落ち着いてお参りすることができました。

  • 狛犬が子持ちでした。拝殿向かって左。

    狛犬が子持ちでした。拝殿向かって左。

  • 母狛犬のお腹の下の子供です。

    母狛犬のお腹の下の子供です。

  • 拝殿向かって右の狛犬です。これも子持ち。<br />神社の狛犬が大好きです。必ず写真を撮ることにしています。<br />

    拝殿向かって右の狛犬です。これも子持ち。
    神社の狛犬が大好きです。必ず写真を撮ることにしています。

  • 可愛山陵(えのやまのみささぎ)。

    可愛山陵(えのやまのみささぎ)。

  • 全景です。<br /><br />宮内庁直轄です。<br />御陵前に小さな事務所があり、宮内庁の職員が常駐していました。御朱印もいただけるようでしたが、そのときは知りませんでした。<br />皇室の陵は立ち入りできません。学術調査もできません。仁徳天皇陵のように、学術調査ができれば、古代史を塗り替えるような発見が期待できるような陵は、立ち入りを認めるべきだと思います。しかしこの可愛山陵は、そうしたものではないでしょう。<br />瓊瓊杵尊は神話の神様です。その存在を議論しても意味がありません。しかも文献初出が12世紀です。神話としてそのまま崇敬したいと思います。<br /><br />御陵の木立にリスが木登りしていました。宮内庁事務所の前にはお腹の大きなネコさんが遊んでいました。無事子猫が生まれたかな。平和で清潔で、きよらかな御陵でした。<br />

    全景です。

    宮内庁直轄です。
    御陵前に小さな事務所があり、宮内庁の職員が常駐していました。御朱印もいただけるようでしたが、そのときは知りませんでした。
    皇室の陵は立ち入りできません。学術調査もできません。仁徳天皇陵のように、学術調査ができれば、古代史を塗り替えるような発見が期待できるような陵は、立ち入りを認めるべきだと思います。しかしこの可愛山陵は、そうしたものではないでしょう。
    瓊瓊杵尊は神話の神様です。その存在を議論しても意味がありません。しかも文献初出が12世紀です。神話としてそのまま崇敬したいと思います。

    御陵の木立にリスが木登りしていました。宮内庁事務所の前にはお腹の大きなネコさんが遊んでいました。無事子猫が生まれたかな。平和で清潔で、きよらかな御陵でした。

  • 御陵前の階段を下ります。

    御陵前の階段を下ります。

  • 日の光を浴びて、荘厳でした。

    日の光を浴びて、荘厳でした。

  • 木漏れ日の林を妻が下ります。<br />ふとこの階段は、このまま古代に下りていくのではないか、という錯覚を覚えました。<br />だめだよ、行っては。戻っておいで。<br />

    木漏れ日の林を妻が下ります。
    ふとこの階段は、このまま古代に下りていくのではないか、という錯覚を覚えました。
    だめだよ、行っては。戻っておいで。

  • 「なあに?」<br />いや、なんでもない。<br />

    「なあに?」
    いや、なんでもない。

  • これは何かしら・・・

    これは何かしら・・・

  • さて、帰ろうかな。<br /><br />古代に誘われるような美しい木漏れ日でした。<br />神社をお参りすると、心が古代に同調するような気がすることがありませんか。<br />清らかで、静かで、無人の神社で、もしかすると古代人がはるか昔この場所で、私と同じような思いを抱いていた・・・<br />

    さて、帰ろうかな。

    古代に誘われるような美しい木漏れ日でした。
    神社をお参りすると、心が古代に同調するような気がすることがありませんか。
    清らかで、静かで、無人の神社で、もしかすると古代人がはるか昔この場所で、私と同じような思いを抱いていた・・・

  • 絵馬がありました。<br />うまくいきましたよね。私たちも祈っています。<br />

    絵馬がありました。
    うまくいきましたよね。私たちも祈っています。

  • 御朱印を頂きました。<br /><br />このあと薩摩焼の美山に寄りました。伊万里の大河内山のようなものを期待して行ったのですが、はるかに規模が小さくて、予想外でした。沈寿官窯は見事でした。撮影禁止なので、紹介できなくて残念です。<br /><br />4日目ともなると七十路夫婦にはきつい。もうホテルに帰って、近くの天文館で黒豚しゃぶしゃぶを食べたいと思いましたが、鹿児島市内を全然見ていないのです。仙厳園にでも寄ってみるか。<br />

    御朱印を頂きました。

    このあと薩摩焼の美山に寄りました。伊万里の大河内山のようなものを期待して行ったのですが、はるかに規模が小さくて、予想外でした。沈寿官窯は見事でした。撮影禁止なので、紹介できなくて残念です。

    4日目ともなると七十路夫婦にはきつい。もうホテルに帰って、近くの天文館で黒豚しゃぶしゃぶを食べたいと思いましたが、鹿児島市内を全然見ていないのです。仙厳園にでも寄ってみるか。

  • 仙厳園から桜島。今回の旅行で、最初で最後の普通の観光地巡りでした。

    仙厳園から桜島。今回の旅行で、最初で最後の普通の観光地巡りでした。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • kummingさん 2021/05/04 14:50:25
    リクエスト♪
    BC3000年位前の縄文海進の時代とか、鑑真さまが渡来された道行とか、この辺のお話、もっと盛り付けた物語にして欲しいです♪
    今後、その様な予定、計画はおありですか?

    しにあの旅人

    しにあの旅人さん からの返信 2021/05/04 15:11:05
    Re: リクエスト♪
    え、どうしてバレた?
    六国史の旅で、ずーと先ですが、鑑真和上やります。冒頭だけできています。1977年のパリから始めます。今はこれだけ。
    乞うご期待。

    kumming

    kummingさん からの返信 2021/05/04 15:48:19
    Re: リクエスト♪
     わ~い^o^
    東シナ海ではなくて、パリ?
    期待させて下さいますね~♪

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