スイスパス８日間の旅（７）ルツェルン、ゴッタルド・パノラミック・エクスプレス

2018/06/25 - 2018/06/26

ルツェルンは経由地として宿泊する位の気持でしたが、見所がギュッと詰まっていて散策しやすい町でした。

フィアヴァルトシュテッター湖周辺も移動で通過するだけではもったいない。ゴッタルド・パノラミック・エクスプレス後半の列車の旅（１日１便、月曜運休、指定席のみ。特別料金CHF24）は景観列車ということで楽しみにしていたが、好みの景観ではなくがっかり。この区間は新トンネルでさっさと抜け、違うところを楽しんだ方がよかったと後悔。

瀕死のライオン像を見て、貧乏だったスイスが今はこれだけ豊かな国になった事に感無量。この旅の締めくくりとしていい所に宿泊したと思いました。

エリア ルツェルン(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

ルツェルン駅。
宿泊するホテルはホーフ教会のすぐそばなので、湖畔沿いに10分位歩きます。

湖畔の道から
手前の橋はゼー橋。駅からはこの橋を渡ってきました。
カペル橋はその向こう。塔だけが見えています。

宿泊ホテル: Hotel Rebstock 朝食込みCHF219

夕食は道を挟んである系列ホテルHofgartenのレストランへ
フロントで予約を頼んだらフロントの人がレストランまで案内、ウェイターに紹介してくれました。

ガーデン席で。
結構混んでいます

ブレッド
おしゃれ

スペイン産イベリコ豚 CHF38.5

若鳥むね肉 CHF32
添えられているのはクスクス。
味もすんなり受け入れられる美味しさ。

本日のデザート CHF7.5
これは特に美味しかった。

クリームブリュレ、ザクロ・アイスクリーム添え CHF12.5

デザートに関してはスイス特有の割高さは感じない。
スイスで食べたレストランで、もう一度行きたいと思った2つのうちの1つです。
炭酸水は無料でした。

翌朝、朝食後直ぐ近くのホーフ教会へ

左手の壁に。教会には珍しい。

墓地。

教会前広場にあるスイスを感じる建物。この裏が泊まったホテルです。

ライオン記念碑がある公園入口まで散策。すぐです。
既に中国からの観光客が沢山います。

フランス革命の時にルイ16世やマリー・アントワネットを守ろうとして亡くなった786名の傭兵を偲ぶ記念碑。
映画を見ていて、なんでヴァチカンにスイス警察か、と不思議に思っていたがこんな歴史があったんだ。

当時のスイスには何にもなくて傭兵くらいしか輸出できなかったとか。

綺麗な国土。信頼できる鉄道。狭い国に公用語が4つもある国。物価は滅茶苦茶高いのに豊かそうな人々。移民らしき人もフランスやイタリアの様にすさんだ人には出会わなかった。

俄然スイスの歴史に興味がわいてきた。

船は11時10分発なので、ホテルチェックアウト後市内散策。
途中湖岸道路から

カペル橋たもとの聖ペーター教会
もとは礼拝堂(カペル)。橋の名前の由来。

カペル橋までの道は青空市

小ぶりで日本的

カペル橋天井
梁に描かれているのは町の歴史

新市街側から見たカペル橋全景。真中にある塔は見張り台。

ホーフ教会が意外に近い

橋を渡った新市街にあるイエズス教会
フランシスコ・ザビエルが守護聖人

丘の上には シャトーホテル Gutsch

シュプロイヤー橋
新市街左側は歴史博物館、右側は自然博物館

旧市街側

梁に描かれている絵はペスト大流行を描いたもの
不気味でした

新市街側から
この後歴史博物館の横をすり抜け川に沿って駅までのんびり散策

火災の後、今の駅が1991年に再建されましたが、これはその時焼け残ったもの。

駅前埠頭。船はここから乗船
次の次の出発だがまだ30分強時間がある。

この船に乗ります。2階は1等。2等は1階。

定刻に出航。
ホーフ教会と湖岸散策路

ピラトゥス山

メッゲンホルン

そのすぐ近くアルトシュタット通りにある建物

Hertenstein出航後間もなくの風景

Weggisの湖岸ホテル

Brunnen出航後の景色

Brunnenからは対岸のRutliへ湖を横切ります。
はるか彼方にピラトゥス山

Rutli駅。停泊した所ではもっとも魅力ある建物。

船でゴミ箱を探していたら、後ろから日本語でアドバイスあり。振り返ったら外国の青年数名。日本にも数回行ったとの事。彼らはここで下船。何かあるのだろう。

RutliからSisikonへ、また湖を横切ります。
今度は反対側の山々

この辺り、結構な人がウインドサーフィンを楽しんでいました。

Fluelen到着
目の前が駅。列車が待っています。

全席指定ですがガラガラ。１日１便週６便しかなくてこの状態。前途厳しいかな。１等も空いているらしく、１等への変更を売り込みに来ますが誰も移りません。いたって普通の車両なので写真を撮る気にもなりません。

Fluelenを出るとErstfeldまでほぼ平坦な所を走ります。ほとんどの列車はここから長い長いGotthard base tunnelをBlascaまでひた走り。
しかし、この列車はここからGoschenenまで約700m登ります。
ループトンネルも2つあります。
かなり登ってきました。下に見えるのはWassenの町

凄い急斜面

Gosdhenenniに着きました。
ここからAiroloまでGotthard tunnel。
トンネルの中では、何回か一旦停車して、壁に写真を映写しながら、いかに工事が大変だったかの解説。あんまり興味がわきません。

Airoloに着きました。
ここから登山客が数名乗ってきましたが、車掌が直ぐに来て指定席券代を請求するとみんな下車してしまいました。
ここからはBellinzonaまで800ｍの下りです。

山並も平凡です。今までのスイスの素晴らしい景色はどこへ行ったやら。

スイスらしさ全く感じません。

幾つかのループトンネルを通りますが、どの写真も道路が邪魔。まるで日本見たい。

Bellinzonaに着くと多くの人が隣ホームの列車に乗り換えます。Luganoに先に着くみたい。異国の地で推測での行動は怖いので、私たちはこのまま。
急ぐときはここから、新トンネルを通って来るIRに乗り換えた方が、ミラノには早く着きますね。

ということで、これに乗るために日程調整までしたのに、残念な結果に終わってしまいました。しかし、スイス素晴らしい。今度は滞在型で楽しもう。
明日からはミラノ・ミラノ周辺の観光です。