ポーランドとスロバキア13日間の旅⑦　緑の中のクションシュ城

2018/08/06 - 2018/08/06

サクッとブロツラフ市内観光を済ませた翌日は、日帰り小旅行をすることにしました。

ポーランド観光局から送ってもらった資料の中に詳しく紹介されていたクションシュ城、そしてシフィドニッツェとヤボルにある二つの自由教会が目的地です。一日で三箇所も回れるのか不安を抱えながら行程を組み、途中列車の遅れにひやひやしながら、まずは、緑の中にうかぶクションシュ城と対面することができましたよ。

なお、公共交通機関のみ(without　car）でのクションシュ城への行き方はお城のホームページに詳しいです。
https://www.ksiaz.walbrzych.pl/data/dokumenty/without_car.pdf

同じような旅を考えていらっしゃる方の参考になれば・・。
（旅程）　☆がこの旅行記
8/１（水）　成田エアポートレストハウスに前泊

8/２（木）　10:15　成田発　ポーランド航空80便
　　　　　(ここから、現地時間　－７時間）
　　　　　　14:25　ワルシャワ着
　　　　　　16:35　ワルシャワ発　ポーランド航空3815便
　　　　　　17:35　グダニスク着
　　　　　予約してあったタクシーで市内ホテルへ。(グダニスク泊）
8/３　(金)　朝食後、マリア教会など中心部散策
　　　　　　11:37　グダニスク中央駅発　
　　　　　　12:35　マリボルグ駅着
　　　　　マリボルグ城見学
　　　　　　15:04　マリボルグ発
　　　　　　　　　　グダニスク中央駅着
　　　　　グダニスク市内散策　(グダニスク泊）
8/４　(土)　5:35　グダニスクバスターミナル発　
　　　　　　7:45　トルン　バスターミナル着
　　　　　トルン旧市街散策
　　　　　11:40　トルンマイアスト駅発
　　　　　13:45　ポズナニ駅着
　　　　　ポズナニ旧市街散策　(ポズナニ泊）
8/５　(日）7:24　ポズナニ発
　　　　　　9:36　ブロツワフ着
　　　　　ブロツワフ旧市街散策　（ブロツワフ泊）
☆8/６　(月）6:34　ブロツワフ発
　　　　　　7:47　ヴァウブジフマイアスト駅着
　　　　　　7:56　ヴァウブジフマイアスト発　8番バス
　　　　　　8:23　クションシュ城　着
　　　　　　10:40　クションシュ城　発8番バス
　　　　　　途中、ミニバスに乗り換え
　　　　　　11:45　シフィドニッツェ　ﾊﾞｽターミナル着
　　　　　シフィドニッッェ自由教会など市内散策
　　　　　　14:38　シフィドニッツェ駅　発
　　　　　　15:16　ヤボル駅着
　　　　　ヤボル自由教会見学
　　　　　　16:50　ヤボル発　ミニバス　ブロツワフ行
　　　　　　17:45　ブロツワフ　着　　　(ブロツワフ泊）
8/7　(火)　　5:53　ブロツワフ　発
　　　　　　　9:28　ワルシャワ　着
　　　　　　ワルシャワ中央駅からヴィラノヴスカﾊﾞｽターミナルへ移動
　　　　　　10:30　ワルシャワヴィラノヴスカﾊﾞｽターミナル発
　　　　　　13:20　ルブリンバスターミナル　着
　　　　　　13:50　ルブリンバスターミナル　発　ザモシチ行ミニバス
　　　　　　15:20　ザモシチﾊﾞｽターミナル　着　タクシーで旧市街へ
　　　　　　ザモシチ旧市街地区散策
　　　　　　17:35　ザモシチﾊﾞｽターミナル　発
　　　　　　18:50　ルブリンバスターミナル　着　(ルブリン　泊）
8/８　(水）　朝食後旧市街散策
　　　　　　10:00　ルブリン城　三位一体礼拝堂見学(予約）
　　　　　　ドミニコ教会修道院、ルブリン大聖堂など見学
　　　　　　16:30　ルブリンバスターミナル発　ミニバス
　　　　　　20:40　タルノフバスターミナル着
　　　　　　タルノフ旧市街散策と夕食　　　　（タルノフ　泊）
8/9　(木）　8:08　タルノフ駅発　　
　　　　　　9:12　クラクフ駅着
　　　　　　クラクフ旧市街、ｶｼﾞﾐｴｼｭ地区散策　（クラクフ　泊）
8/10（金）　6:00　ホテル発　チャーターした専用車でスロバキアへ
　　　　　　9:00　スピシュカ・ソボタ　着
　　　　　　10:00　レボチャ　着
　　　　　　12:00　スピシュカ・キャピトーラを経てスピシュ城
　　　　　　14:20　スピシュ城　発
　　　　　　15:00　プレショフ　着
　　　　　　16:45　バルデヨフ　着
　　　　　　20:30　クラクフ帰着　　　　　（クラクフ　泊）
8/11（土）　8:02　クラクフ駅発
　　　　　　8:24　ヴィエリチカ駅着
　　　　　　8:55　岩塩坑ポーランド語コースで見学（予約済）
　　　　　　10:56　岩塩坑発304番バスでクラクフ中心部へ
　　　　　　クラクフ市内着後、昼食、散策　
　　　　　　16:00　ホテルで荷物ピックアップ
　　　　　　17:02　クラクフ中央駅発　空港行電車
　　　　　　17:30　空港着　チェックイン
　　　　　　21:10　クラクフ　発　ポーランド航空3922便
　　　　　　22:10　ワルシャワ　着　　　　（ワルシャワ　泊）
8/12（日）　7:58　空港前発175番バスでワルシャワ中心部へ
　　　　　　旧市街散策
　　　　　　10:42　旧市街発　175番バスで空港へ
　　　　　　12:00　空港にてチェックイン
　　　　　　15:10　ワルシャワ　発　ポーランド航空79便
　　　　　　（これ以降　日本時間　+7時間）
8/13（月）　8:45　成田空港　着

エリア その他の観光地(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。

今朝も早い出発なので、朝食は自室で。

昨日、ショッピングセンターの地下で、調達した野菜類、リンゴ、飲むヨーグルト、そしておいしそうなパン。

朝日を浴びたお城のようなブロツラフ本駅。

４番線が目指す列車。
目的地はWałbrzych。（ヴァウブジフ）。

スーツケースがある時はこのコンベアを使って、階段もらくらく。

ドイツの駅でよく見かけたなあ。

６時２７分発レグニッツァ行。

キャンプにでも行く学生さんたちもこの列車に乗るみたい。
夏休みだものね。

新型車両です。

座席はこんな感じ。

手すりの黄色が洒落ています。

トイレもきれい。

自転車置き場もちゃんとありました。

窓には、ハンマーも備えてあります。　

一昨年乗ったドイツ鉄道のICEには必ず装備されていましたっけ。ドイツ製の車両なのかな。

さて、画面中央の電光掲示板をご覧ください。

次の到着駅　７:４７Wałbrzych　Miasto着。

とありますが、実際は５分ほど遅れています。
Wałbrzych　Miasto駅で、７：５６のバスに乗り継がなければいけないのに、大丈夫でしょうか？

Wałbrzych Miasto駅

列車から降りたら、ホームのかなり前方に出口への階段があり、バスの時間を気にしつつ、痛みの残る膝を引きずりながら、急ぎ足。

チェコ国境にほど近いこのWałbrzychにはトヨタの工場があるんですって。

駅から徒歩数分のバス停。計画途中に、google　mapのストリートビューで何度も何度も調べたおかげで、迷わず到着。
無事、お城まで行く１時間に１本の８番のバスに乗れました。
(8番のバスは1時間に2本ありますが、もう1本はToyotaの工場のほうに行ってしまいます。）

下のリンクがヴァウブジフ地域のバスの時刻表です。8番のバスについてはLinia8をみてくださいね。
http://zdkium.walbrzych.pl/index.php/rozkad-jazdy-79577?id=352:rozkady-jazdy

バスに乗った後も、お城まで本当に行くのか、きょろきょろしながら、
周りの乗客に「Zamek Ksiąz、OK?」と聞きますと、
「大丈夫だ！みんなもお城に行くから・・。」と身振り手振りでの返事あり。
観光客でもなさそうな、地元のおじちゃん、おばちゃんたちだけれど・・！？

８時２８分、終点のお城に到着。
他のお客さんはぞろぞろお城へ歩いていきます。
開館前につくこの早い時間のバスは、どうやらお城で働く人のためのバスでもあったようです。

さて、お城は９時からなので、その前に少し行ってみたいところがあります。

お城のホームページにあったView Pointから眺めてみようではありませんか。

案内板に沿って、横道に入り・・・。

ここがView Pointかと思いきや、近くで工事をしているおじさんがあっちあっちと教えてくれ・・。

ああ、あったあった。
お城が木々の間にぽっかりと見える場所。

お城の全景を朝の静けさの中で見ることができました。

そろそろお城が開く時間。

入り口はこんな感じ。

前庭。

入場料はメニューいろいろ。

一番シンプルな３５ztのコースで２人分。

筆談が欠かせません。

朝一番でもそれなりの列。

まあ、世界中からオンラインで予約してくるノインシュバンシュタイン城から見ればのどかなものですが・・・。

おとな1人35ztの入場券。

こんなに立派なお城の地図をもらいました。

先ほど写真を撮った「Lookout Point](紫色のマーク）や、Old Ksiazなど、城周辺の案内もあります。

ポーランドで３番目の規模を誇るお城。

１３世紀後半に建てられ、１６世紀からは、ホッホベルク家のものとなる。

ホッホベルク家は数多くの鉱山経営で欧州でも屈指の富豪。
その際、お城の増築が繰り返され、今のような規模になる。

いよいよ入城。

いつも近くに見えてもなかなかたどり着けないのがお城。

中に入りますと・・・、
この廊下はだいぶ復元作業が進んでいるのできれい。

中庭。

クションシュ城の沿革。

残念ながら、ポーランド語なので分かりません。

眺望は抜群。

昔のクションシュ城を描いている？

今よりもずっとずっと、森の中の城という感じだったのだなあ。

光ってしまい見えづらいですが、これもお城の歴史を伝える大切な一枚。

天井の絵も凝っています。

廊下の天井と照明と床のデザインが見事です。

シャンデリアと天井画

暖炉。

ここから先はまだまだ修復中の箇所でした。

第二次世界大戦中、ナチスドイツがこの城を指令本部として使用しました。

秘密の地下トンネルもナチスドイツによって掘られたそうで、お城とその一部を見るツアーも、あります。

この地図のグレーのラインが地下道です。

クションシュ城だけでなく、このシロンスク地方には、ナチスドイツが掘った地下道があちこちにあり、そのいくつかが観光用に公開されているようでした。

見学を終え城の外に出ますと結婚記念の写真撮影中のカップル。

お幸せに！

城を後にし、バス乗り場へ向かいます。
１時間に１本のバスに合わせて・・。

目指すバスは10時40分。

ふもとから上がってきたバス、乗客を降ろすと少し運転手さん休憩。

ところが、時間になったのに、動く気配なし。
運転手さん、居眠りしていたみたい。

窓ガラスを軽くたたいて合図したら慌てて飛び起きた。
そして、バスの乗車位置までやっと動き出しました。

次の目的地シフィドニッツェに行くには途中乗り換えます。

そこで、乗り換え地点『「Palm house」(植物園）のところで降りたいので教えてね。』と運転手さんに頼みます。

バスは坂道を下り、右に曲がって
「ここがpalm　house」だよ・・と教えてもらい無事下車。

横断歩道を渡って、グーグルマップのストリートビューで調べておいた31番のバスが来るバス停に移動します。
　
バス停の名前は　ul.Wroclawska122　Uczniowska。
Wroclawska通りとUczniowska通りとの交点にあります。

今度はミニバス。
バス停で手を挙げれば停まってくれるのかな。

31番のミニバスは本数も多く、1時間に3～4本。

バス停までもう少しというところで、目の前を1台通り過ぎて行ったけれど、10分ほど待ったら、緑色のミニバスが来ました。

生活の足・・という感じで、乗客の乗り降りも頻繁。

初めてのミニバス、45分ほどの乗車時間ですが、
移動も問題なくすみました。
ほぼ予定通りシフィドニッツェの駅前のバスターミナルに到着。

31番の、ヴァウブジフーシフィドニッツァ間のバスの時刻表は下のサイトから調べられました。
http://zdkium.walbrzych.pl/index.php/rozkad-jazdy-79577?id=352:rozkady-jazdy

Linia31番のところを見てくださいね。