2018/06/14 - 2018/06/14
229位(同エリア842件中)
naoさん
奈良県吉野郡吉野町上市(かみいち)は、吉野町千股(上市の北にある地区)の住民が、吉野川の中州で材木市を起こすために形成した町場が始まりとされ、その頃は「千股里(ちまたのさと)」と呼ばれていました。
千股里の市が物資の流通で賑わうようになると、吉野川下流の秋野川流域で繁栄していた市と対を成す呼び名として、千股里の市を上市、秋野川の市を下市と呼ぶようになりました。
吉野川の中州の町として発展してきた上市も、延宝2年(1674年)の大洪水などにより次第に中州が侵食され始めると、町場は北岸の山裾斜面への移転を余儀なくされてしまいます。
以後、上市は吉野川中流域の商業町のほか、高野詣でや伊勢詣での旅人が行き交う和歌山街道(伊勢南街道)の宿場町として発展しました。
山裾の斜面と吉野川の堤を走る国道370号線との間の僅かな空間を縫って伸びる、和歌山街道(伊勢南街道)には、宿場町の遺構とともに、虫籠窓や千本格子のある重厚な町家が点在する町並みが展開しています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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上市にやって来ました。
上市の町並みは、吉野川の堤を走る国道370号線と北岸の山裾との間の、僅かな空間を縫って伸びる和歌山街道に沿って展開しています。
では、吉野町役場に車を停めさせてもらって、町歩きを始めます。 -
吉野町の汚水桝の蓋。
吉野山の桜と吉野川の鮎がモチーフになっています。 -
袖壁を備えた、黒漆喰塗籠めの町家です。
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こちらのお店は、酒屋さんがメインのようですが、米屋の看板もあげておられます。
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土蔵造りの妻入りの町家です。
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急な坂道の路地がありました。
さすがに地元商店の方はこの狭い急坂の路地をオートバイで品物の配達をしておられます。
どうやら、道が狭いのは和歌山街道筋だけではないようです。 -
今風に改修された町家ですが、一皮むけば虫籠窓をしつらえた伝統的な建物が現れます。
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どちらも黒漆喰塗籠めで・・・
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虫籠窓と格子窓をしつらえた町家が隣り合っています。
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和歌山街道の町並みを見返したところです。
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道路の形状に沿うように、外壁の角度を調整して造っている町家です。
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造り酒屋さんの建物を使った「懐かしのシネマギャラリー」がありました。
「シネマギャラリー」と言うだけあって、洋画のポスターやパンフレットなどを展示しているんだそうです。 -
左手前角の建物がその造り酒屋さんです。
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犬矢来をめぐらせた町家の角を右(北)に曲がって・・・
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先へ進みます。
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本瓦葺きの町家です。
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屋根の上に突き出ているのは煙出しですね。
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こちらの町家は、浅黄色の壁の部分を増築されたようです。
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急な坂道なので、勾配を解消するのに苦労されています。
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和歌山街道はこの町家の角で右(西)に曲がるんですが、この先に凄い光景が見えているので、そちらに向かいます。
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こちらは畳屋さんです。
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見事なまでに玉石を積み上げた石垣です。
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さすがに、この光景を見逃すわけにはいかないでしょう・・・。
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先ほどの曲がり角へ戻って、和歌山街道を進みます。
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和歌山街道は別名を伊勢南街道といいます。
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この辺りの道幅は、ますます狭くなっています。
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この町家の向かいに駐車場があったんで、奥から建物の全景を撮ることができました。
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大きな瓜型の虫籠窓が口を開けています。
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この道幅で、消防車が通れるのかな~・・・。
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石積み擁壁のある町家です。
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こちらの町家は、2階に大きな格子窓を入れておられます。
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こちらの町家は、微妙に折れ曲がっている道に合わせて、右側の下屋の一部が切り落とされています。
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和歌山街道の町並みです。
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黒漆喰塗の壁がアクセントとなっている町家です。
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玄関上部に小さな窓が開けられているのは、吹き抜けになっているからでしょうか・・・。
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こちらは「吉野町上市移住定住促進支援センター」です。
移住者の受け入れを促進するため、吉野町ではこんな活動もされているんですね・・・。 -
造り酒屋さんの酒蔵に吊られた杉玉です。
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シャッターの上に虫籠窓が・・・。
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造り酒屋さんの煙突です。
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さて、分かれ道にやって来ました。
和歌山街道は右側(北側)の道になるので、右側を進みます。 -
小さな虫籠窓がこの町家に風情を醸しています。
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和歌山街道の町並みです。
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厨子2階建ての町家です。
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こちらは、篆書体の看板を掲げた印鑑屋さんです。
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背の高い2階建ての建物が見えてきました。
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道が狭いので建物全景が入りきらないのが残念ですが、こちらは関西建築界の父とも言われる、近代日本を代表する建築家の武田吾一氏の設計になる北村林業事務所です。
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大正8年(1919年)に建てられたこの事務所は、北村林業部農協として地域の方々に利用されていた時代もあったそうです。
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建築当初の格子窓を残して改修した町家です。
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こちらのたばこ屋さんは、面白いデザインのガラス窓を入れておられます。
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吉野町が運行するコミュニティバスのバス停がありました。
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玉石の石垣の上にそびえる町家。
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こういうのを見ると、ついつい見上げたくなります。
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ベンガラ塗の名残を留める町家です。
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緑青の吹いた、銅板製の樋を使っておられる町家です。
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藍染の暖簾が揺れるお店です。
では、そろそろこの辺りで引き返します。 -
先ほどは和歌山街道を歩いたので、帰りは南側を通る道を歩きます。
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こちらは、北村林業事務所の裏手にある北村邸本宅です。
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北村邸本宅のお屋敷には、さすがに本瓦葺きの重厚な建物が建てられています。
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上市の町並みです。
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ショウウィンドウを備えた町家がありました。
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こちらは客室4室だけの小さなゲストハウスです。
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軒下に灰皿が置いてあるので、床几に腰かけて一服されるんですかね・・・。
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趣のあるこちらの建物は漆器のお店です。
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こちらは丸太の外格子をめぐらせた町家です。
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和歌山街道との分かれ道に戻って来ました。
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こちらの町家では、独り暮らしの高齢者を元気づけようと、ボランティアの皆さんが集まって月1回ペースでランチタイム営業の食堂を開かれているそうです。
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昭和レトロな町家がありました。
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昭和レトロな町家は、風情ある町家に無理やり食い込ませるような形で造られています。
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そんな昭和レトロな風情も漂わせる上市の町並みです。
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こちらは造り酒屋さんです。
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銘柄名の書かれた庵看板が掲げられています。
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こちらの町家は、小さな瓜型の虫籠窓がシンメトリーに配置されています。
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虫籠窓と袖壁をしつらえた、白漆喰塗籠めの町家です。
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こちらの町家の妻入り部分には、高さを変えた2段の屋根が架けられています。
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3連の大きな虫籠窓のある町家です。
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車を停めさせてもらっている吉野町役場が目と鼻の先に見えてきたので、これで上市の町歩きを終えます。
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