2007/04/01 - 2007/04/01
152位(同エリア186件中)
早島 潮さん
昼食は建物の地下にある店で摂った。昔は食料貯蔵庫として使われていたところでなかなか風情のある店であった。ワインを飲むのにも陶器の器が使われた。
ここで出されたチーズは裂いた「するめ」のような形状で口当たりもするめに似ていた。
昼食後、エチミジアンへ行った。エレバンの西20キロに位置するエチミアジンはアルメニア正教の大聖堂のある所であると同時にアルメニア正教発祥の地でもある。町が創設された117年当時はアルメニアの首都であった。
4月1日は柳の小枝で作った環を大切な人に捧げる日であったため柳の小枝を商う人も沢山店を出していたしお参りする信徒達も手や頭にこの環をつけていた。
大聖堂の中では敬虔な信徒達が蝋燭を献じてから祈りを捧げていて身の引き締まる荘厳な雰囲気である。
ソ連崩壊まではこの大聖堂も祈りの場ではなく住民の集会場として利用されていたと言うからその落差の大きさに戸惑いを覚えた。そして信仰心は如何なる強権で外部から強制しても統制することの出来ない基本的な人権であるなとの思いを新たにした。
大聖堂とは別棟となる修道院の宝物館を修道士の案内で拝観した。ここには儀式に用いられた由緒ある袈裟や儀式用の道具などが展示されていた。撮影は禁止である。
修道院の構内のあちこちに十字架の彫刻が置かれているのが目立つ。
通常、大聖堂内の一室にはノアの箱舟の一片が展示されているのだが生憎この日は外国の特別展示会に貸し出されていると言うことで実物を拝観することはできなかった。
それでも実物はなくても本来展示されている場所だけでも見たいと言う同行者の強い要望で入館することになった。本来展示されている場所には名刺大の説明書がおいてありその下に小さな空間があった。ノアの箱舟の切片は想像していたものより小さな切片のようである。 次に630年創建のフリプスイ メ教会を参詣した。ガイドはヒプシメと発音していたがこの音では検索にかからない。フリプスイ メで通っているようである。別名美人の教会とも言われており構内の墓地からは身長2mの遺骨が発掘されたらしい。 このエチミジアンで最後に訪問したのはガイドの発音ではズワノフ教会、解説書の発音ではズヴァルトノツ教会である。641〜652年の創建で丸型の教会として知られているが10世紀のアラブ人の攻撃により原型をとどめない程に破壊されて現在はその遺構と遺石が残されているだけである。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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