両親の結婚50周年記念旅行添乗記。というより無理やり乗っかり。（その8：故宮博物院は白菜だけでない。その1）

2018/05/13 - 2018/05/13

故宮博物院は翠玉白菜だけではない。

全部じっくり見ると恐らく3日くらいはかかるのではないかといえるくらい展示品が多い。

翠玉白菜だけ見て帰るのはもったいない。
でも時間は限られている。

そんな中ここでは「細かいシゴト」に驚いた展示品を見てみましょう。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 利用旅行会社: JTB

早速「すごく細かいシゴト」です。

これ全部一つの石から彫り出したと思うと、どれだけの時間と集中力が必要なんだ？

もう一つ、これもびっくりした。

清の時代のものらしい。

これもつなぎ目なしの一つの石からの彫り出しもの。

中国の技術ハンパないな…。

大きさは手のひらに乗る程度。

小さいし、細かいし…。


オイラはどうもこういうモノに惹かれるみたいだな…。

奈良の博物館でもたくさんある鏡。


もともと中国からきたものだから、ここにもあって当然だろう。

日本の鏡も中国の鏡も彫刻が細かい。


高貴な人が使っていたんでしょうね。

でもここではめったに見られない鏡がありました。

それがこれ。

本来の鏡の目的を果たす方。


いわゆる鏡面。


いままでいろいろな鏡の写真を見たが、こっちの面を公開、または写しだしている写真はそうめったにない。


ある意味レアです。

使い方まで。

中国は漢字発祥の地であることは常識中の常識ですが、そのルーツもあります。

象形文字から漢字までの過渡期の文字ですね。

大きな壺の周りに

たくさんの過渡期文字が彫られています。

これも故宮博物院の個人的なお気に入り。

水差しの水を飲んでいる動物。


なんともシャレの利いたデザインですよね。

その足は人間。


四つん這いの動物ではなく2足歩行の人間を採用するところがミソなんだろうな…。

これもある意味お気に入り。

Androidのロゴマークのモデルがこれです（ウソです）。


でも大いなるヒントは得たんじゃないかな。



そうあってほしい。

この何の変哲もないフライパン（便宜上そういうことにした）。

文字がいっぱい彫られています。

異彩を放つ豚の彫刻。

リアルです。

そして何かもの悲しそう…。

材質は何だろう…。


木？

鉄？

青銅？


なんだろう？

古いものばかり扱う博物館と思いきや。

こんな新しいモノも展示されている。



街の茶器の店に並んでいそうな急須ですが、

その作り方が写真で展示していた。

ま～、今も昔も、

中国の伝統工芸はものすごい技術ですね。

年度を極限まで平らに…。

お茶を飲むための「道具」が芸術品になった瞬間…。


一旦ここで終わります。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2018/10/30 12:36:09

  故宮博物院は翠玉白菜だけではない

  こんにちは、行き当たりばったりさん
  
  確かに、故宮博物院は翠玉白菜だけではない！！
  そう思える作品たちですね～
  そして、写真が撮れるんですね。
  こうして、素晴らしい芸術作品を、こんな風に紹介して頂いて、
  この器用な芸術作品を今度は自身の目で！って
  本気でそう思います。
  
  チェーンの部分とかも一つの石からの切り出し？？
  マジで恐れ入ります・・・
  中国って、こういう部分があるから怖いし凄いんだよなぁ。。
  
  　　たらよろ

  行き当たりばったりさん からの返信 2018/11/25 17:46:46

  Re: 故宮博物院は翠玉白菜だけではない

  たらよろさん　こんにちは
  
  返信が遅くなって申し訳ございません。
  
  故宮博物院は2月に初めて行ってストロボ焚かなければ写真撮影OKなのを知って写真撮りまくっていましたが、結構暗いのでピントが合ってくれなくて苦労しました。
  
  「細かい仕事」は中華系民族は得意なんでしょうね。
  
  
  でもすごすぎる。
  たらよろさんも一度行ってみる価値はあると思います。
  
  
  
  ここにはもう一つ「子どもとクマ」という小さな彫刻が所蔵品としてあるんですが、2度行って2度とも見れなかったので、これを見るまでは台湾に行く理由が続きます。
  
  
  やっと半年前の旅行記の終わりが見えてきた
  行き当たりばったりでした。