2018/08/07 - 2018/08/15
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北コーカサスの旅や治安などの情報は極端に少ない。何故なら日本の外務省はレベル3の渡航中止勧告を発令しており、欧米諸国も同様の発令をしているので、欧米や日本からの旅行者がほとんどいない。そのため情報が少ないのだ。因みにレベル3といえ、その他のレベル2や場合によってはレベル1の地域よりもはるかに治安が良いのが実情で、ロシアと欧州との関係性などのも影響しているのかもしれない。
この地域はロシアの旅サイトには情報があり、今回は以下のRussia.Travelの情報などを参考に訪問箇所を決めた。
https://eng.russia.travel/places/?region=9998
ダゲスタンの中でもひと際私の目を引きつけた場所があった。それはガムストゥリГамсутль(Gamsutl)という、標高1400メートルの村。既に居住者はいないが、急峻な山岳にまるで天空の城のように作られた廃墟の村。この古代都市の写真を昨年見た時鳥肌が立ち、探求心に火がついた。
https://russos.livejournal.com/1377123.html
50年前までここに村が存在し、たった一人の老人が2015年まで住んでいたのだという。ダゲスタンに訪れる一か月前までここに行くつもりでいた。ところが私はこれほど惚れてしまったガムストゥリから訪問先を変更した。そこが今回訪れたカヒブКахиб(Kakhib)だった。
カヒブも、ガムストリ同様に山岳部に位置するアヴァール人の村だ。ガムストゥリと異なるのは、ガムストゥリは山上に要塞の如く作られているが、カヒブは急峻な斜面に村が形成されている。カヒブには物見の石塔があり、8世紀頃に作られたと言われ、12世紀までこの地にアヴァール人が集落を形成していた。集落の歴史は紀元前7世紀くらいまで遡ると言う資料もあり、ダゲスタンでは5000年の歴史を持つデルベントに次ぐ古い歴史のある村とも言える。
カヒブは谷を挟み、山の両斜面に集落があり、車で何とか行くことのできる緩やかな傾斜面には現在もアヴァール人達が伝統を頑なに守り住んでいる。「カヒ」とはグルジア語からの由来で「山岳」という意味なのだそうだ。
カヒブはロシア語のサイトではそれなりに紹介されている。英語のサイトでは殆ど紹介されておらず、そもそもどうやって訪れて良いのかもわからなかった。
こうした魅力的な遺跡があるのはガムストゥリやカヒブだけでなく、アヴァール人居住地域の山岳部には古より続く村や、ガムストゥリのように既にうちすてられたり、12世紀のモンゴル軍の襲来、そしてペルシャなどによる侵攻により破壊された村の遺跡が点在しているという。
今回カヒブに訪れたときには、予定以上に往路に時間がかかったことや、雨雲が近づいており、早めに撤収しなければ帰りの道が非常に危険な状態になるので長居ができず、谷を降りて遺跡に近づくことができなかったことが非常に無念であった。そして自分のリサーチ不足でカヒブ近くにもう一つ遺跡がある村に気づかなかったことも後悔の一つ。
カヒブから数キロしか離れていない場所にゴールΓOOР(Goor)と言う集落があり、そこには複数の石塔がたち、ガムストゥリやカヒブとも異なる雰囲気で容易に近づけそうな遺跡あることを、日本帰国後に知ってしまった。
九州と四国を合わせたほどの国土の広さに人口約260万人が居住し、35の民族がそれぞれ伝統や歴史、文化を持つ国ダゲスタン共和国。世界的にもまだまだ知られていない素晴らしい景観や、旅人の心をくすぐる何かがダゲスタンには眠っていそうだ。
++++++++++++++++++++++++++++
8/7 KIX JL220 6:35 -HND 7:40
羽田空港からリムジンバス 7:55- 成田空港第2ターミナル9:00
NRT JL421 10:40 - DME15:00
ドモジェドヴォ国際空港からアエロエクスプレス→地下鉄5号線→アエロエクスプレスでヴヌコヴォ国際空港へ
8/8 VKO UT559 0:45 - MCX3:15
朝方は首都のマハチカラ市内を周遊
10:00車をチャーターし、アヴァール人の村、カヒブへ。
マハチカラに19:30着
8/9 7:00車をチャーターし、世界遺産の町、デルベントへ。デルベントを12:30に出発しチェチェン共和国の首都、グロズヌイへ17:00着
8/10 10:30車をチャーターし、イングーシ共和国を通って北オセチアーアラニア共和国の首都、ウラジカフカスへ12:30着
その後ウラジカフカスを散策。
8/11 10:00車をチャーターし、イングーシ共和国の山岳部をリクエストしていたが、結局北オセチアとイングーシの紛争等による感情的な問題からイングーシに行くことを拒否され、北オセチアの以下のルートに変更
ウラジカフカス→カルダガヴァンスキー渓谷→ドジフギスのスカリナヤクレポスチ遺跡→ヴェルフニー・フィアグドン→ダルガフスの「死者の町」→ギゼリのパーミャトニク・ペトル・バルバショヴ→ウラジカフカス17:00着
8/12 車をチャーターし、ベスランのメモリアリノエ・クラドビシェへ。
OGZ S7 882 13:55-DME16:20
モスクワ市内を散策
8/13 モスクワ市内を散策
0814DME JL422 17:10-
0815-NRT8:35
HND12:30-13:30
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回訪れたカヒブ村はマハチカラから車で約4時間の山岳地帯に位置する。赤いルートを車で走ったが、山あり谷ありの起伏に富んだルートで景観も素晴らしい。
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サーシャとホテルで10時に待ち合わせし、カヒブ村に出発する。カヒブは知る人ぞ知る秘境にあるアヴァール人の村。そのためアバール人のドライバーを連れてきた。マハチカラハから片道5時間以上かかかる。
10時に出発するのは少し遅いのでは??と思っていたが、現地のサーシャがそう判断したのだから十分時間に余裕があるのだろうと思っていたが、結果的にはもう1時間でも早く出発しておけばよかったと、後悔した。 -
マハチカラを出発し、市内中心部を抜けるとフェデレーションロードをクロスする。フェデレーションロードは日本で言えば国道のようなもので、バクーからロストフまで約2500キロもの長さがある。そんな大幹線道路と山岳部へ延びる幹線道路は何とラウンドアバウトでクロスしている。そのため、道路はこの地点でフェデレーションロードも山岳部へ向かう道路も渋滞する。立体交差にすれば良いのに。。
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フェデレーションロードを抜けると最初の山岳部を抜ける。
この峠からはマハチカラ市内を一望できる。
峠の約240mの場所には展望台があり、グーグルマップには「 Смотровая Площадка На Махачкалу」とある。ここで夜景を見るのも良いかもしれない。。ダゲスタン共和国のマハチカラ展望台 by worldspanさん展望台 (マハチカラ) 自然・景勝地
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しばらく峠道が続き、曲がりくねった山道を進む。海抜約500mを過ぎると、一気に下っていく。
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峠を下るとしばらく平原を走るが、再び山岳部を越えなければならない。遠くにみえる山々がそれだ。そしてあの山を越えた後も延々と峠越えが続く。
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カヒブまでの道すがら現れたハリムベカウルХалимбекаул。 人口約5000名の町。クメキ人の町だ。
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途中の町、ブイナクスクБуйнакскで小休止。カヒブまでの道のりで最も大きな町の一つで人口約6万人。クメキ人、アヴァール人が住む町だ。ブイナクスク周辺では多くの村人がスイカを販売している。
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2012年に建設された約5キロもの長さのギムリトンネルを抜ける。このトンネルがなかった時代はさらに悪路を越えていたのだろう。
ダゲスタン共和国のギムリトンネル by worldspanさんギムリトンネル 建造物
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トンネルを抜けると、標高が1140mほどの場所にたどり着く。トンネルを抜けた先には展望台がある。展望台からはギムリ渓谷が一望でき、眺望も良い。
ギムリ展望台 建造物
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山間部の道は舗装されているが峠越えがとても厳しい。1832年にこの周辺の渓谷で帝政ロシア軍と北コーカサスの民族で形成されたコーカサス イマーム国軍との激戦地で、帝政ロシア軍が勝利した。こんな長閑な風景を見ていると、こんな田舎で戦があったとは思えない。
ギムリ展望台 建造物
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坂道を下って行くところにギムリの塔Гимринская башня が建つ。これは1830年にコーカサス イマームの初代イマーム、アヴァール人でギムリ出身のガジ ムハンマドにより建設されたもので、帝政ロシア軍との激戦となった。
当時の石塔は1832年のギムリの戦いで破壊されてしまい、現在の姿は再建されたものだ。初代イマームのガジ ムハンマドはこの戦いで戦死する。ダゲスタン共和国のギムリの塔 by worldspanさんGimry Tower 建造物
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ギムリの塔の麓にはガジマゴメダ モスクМечеть имени Имама Газимагомеда があり、トイレが無料で使用できる。また湧き水もあり多くの通行客が水を汲んで持ち帰っている。冷たくておいしい水だ。
ダゲスタン共和国のサンガルモスク by worldspanさんSangar Mosque (Gimry) 寺院・教会
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ギムリ渓谷には人口6000名ほどのギムリと言う町があり、アヴァール人のシャミール イマーム(1797-1871)は3代目のコーカサスイマーム国のイマームとなり、北コーカサスの諸民族をまとめ、帝政ロシアの侵攻に抵抗した。現在も北コーカサスで非常に人気がある人物だが、かれはここの出身だ。
ダゲスタン共和国のギムリ渓谷 by worldspanさんギムリ渓谷 山・渓谷
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ギムリ渓谷をぬけると、いくつかのトンネル抜けながら道を進むと人工湖が広がっている。
ダゲスタン共和国のイルガナイ貯水地 by worldspanさんIrganaiskoye Reservoir 滝・河川・湖
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湖横のまっすぐ延びる道路。イルガナイと言う町に通じている。
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チャルダと言う町の分岐点左に行くとヘブタХебтаに向かう。ドライバーのアミルは「この山や村は全てアヴァール人のものだ。」という。
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運転手のアミールの知り合いがゴロトゥリΓοлотльのモスクにいてると言うことなので、少しの間立ち寄る。モスクに立ち寄った時には12時頃。カヒブまで後1時間から二時間はかかる。
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ゴロトゥリに到着する頃には、空に雨雲が立ち込め、雨がポツポツ降り始めた。
ヤバい、カヒブに辿り着くことができるのか。。。 -
こんな地の果てのような場所にも今もなおアヴァール人達が、独自の文化を守りつつ住んでいるなんて、日本では考えられない。
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14時前、ようやく目的地、カヒブへの道路標識が現れた。カヒブまで約10キロだ。ところが・・・
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ヘブタから橋を渡ると、こんな場所車で行くの!?というのようなダートロードが続く。しかも山道で峠やアップダウンもある。
これで雨が降り始め道が荒れたら戻れなくなるどころか、立ち往生してしまう。早くいかねば。。。 -
カヒブ村が見えてきた。後5キロ位だが、道が悪いのでなかなか辿り着くことができない。
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カヒブまでの道中のダートロードを走っているとロシア語のサイトにも掲載されていなかった遺跡があった。この遺跡は道路から直ぐの山の斜面にあった。場所的にはゴールヒンダフΓоор-Хиндахと言う集落の一部になるのかな。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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扉のサッシがのこる。冬は雪が積もるような場所でこの隙までは、部屋の中は相当寒かったのではないだろうか。
木製のサッシ腐食もなく残っていると言うことは50年前くらいまで人がすんでいたのかな。。。ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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廃墟となった村には歩いていくことができる。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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窓はあるがガラスの破片が落ちてないと言うことは、50年前どころか、100年以上前の建物なのか。。。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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このゴールヒンダフに遺跡があったことすら知らなかったが、ここから5キロほど離れたゴールは石塔がいくつも建つ古い町だ。。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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帰国後にゴールの遺跡の存在を知った。ゴールもダゲスタンの紀元前から歴史のある場所で、カヒブ同様にダゲスタンで最も歴史のある村だ。
もっとリサーチをすべきであったと、非常に後悔した。ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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遺跡の周囲の様子。切り立った断崖で、とても敵が攻めてくるような場所ではないように見える。ところが12世紀にこんな山中まで押し寄せた軍があった。
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それは何とモンゴル軍だ。モンゴル軍は中央アジアを席巻し、その後イランへ侵攻した。モンゴル軍はイランから南コーカサスへ北上しジョージアのトビリシを陥落させた。そしてさらに北上し北コーカサスを蹂躙したのだそうだ。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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1222年ごろのことで、こんな山岳部にまでモンゴル軍が襲来するなんてにわかに信じられなかった。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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作物も育ちにくそうなこの地でアヴァール人たちはどうやって生計をたてていたのか?井戸水が確保されていたのか、この集落はまだ平地に近いにもかかわらず何故見捨てらた一方で、現在もなお隔絶した断崖絶壁に集落を維持しているのか、とても知りたくなる。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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これだけの石材を山から切り出すのもかなりの技術と人区が必要だろう。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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石材は殆どが薄く平たく加工されている。8世紀にはこの集落があったとすると、当時の日本では考えられない高い技術だ。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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真ん中の窓のようなものが壁についているが、よくよく見ると石材の壁に泥のようかものが塗られ、外壁が作られていたことがわかる。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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この集落の歴史が知りたくなる。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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よくよく見ると石造りの建物に壁が塗られているものがいくつかあった。しかし全てではなさそうだ。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさん
ゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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石の置き方は基本的には石を横にして積んでいるが、場所によっては斜めにおいたりしているのが面白い。窓の部分はサッシを作るように長い石を縦横に置いている住宅が多かった。
ダゲスタン共和国、ゴールヒンダフの遺(アヴァールたちの遺跡) by worldspanさんゴールヒンダフ遺跡 史跡・遺跡
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ゴールヒンダフΓоор-Хиндахの遺跡から再び前に進み、ようやくカヒブКахибに到着した。ホンマ長かった。。。
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車はこれ以上はいることができないので、途中で止めて歩いて入村した。カヒブの遺跡はどこにあるのだろうか?とりあえず歩いて進むことにした。
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カヒブには約1000名が居住していると言うが、恐らく周辺に点在している民家も含めてなのだろうか?中心部は100名もすんでいないような気がする。
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平地に歩いてヘブタからカヒブまで道路ができたのが1980年代だという。それまではこんな奥地で取り残されるように村人が生活していただなんて。
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確かに母親の世代(60代)が成人するまでは広島の山の中にもそのような村があった。平家の落人の集落と呼ばれるほど900年の歴史があり、車も入ることのできない山の中、子供たちは山を越えて学校に通っていた。しかし昭和50年頃には環境や利便性などから無人となってしまった。
こんな集落は50年前まで日本の至るところにあったと思うが現在はほとんどなくなっているのではないか。ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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普通に考えたら日本の田舎にあった集落のように消えてしまうのだろうが、アヴァール人たちは頑なに伝統や文化を守っている。
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カヒブ村の路地にて。
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TVかラジオの声は聞こえてくるが、全く人が出歩いていない。人にであったのは帰る間際くらいだ。
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ダゲスタンで最も歴史があると言われているカヒブ。その歴史は紀元前7世紀くらいに遡ると言う。
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南下政策によりコーカサスに侵攻した帝政ロシアに対抗し、アヴァール人やチェチェン人等北コーカサス諸民族は連携しコーカサス イマーム国を1828年に建設した。カヒブも、コーカサス イマームの一部でもあった。
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静寂に包まれるカヒブ村。村を歩いていて建物を見るのも面白いが、遺跡は一体どこにあるのだろうか?当初谷を挟んで間反対にあるとは思ってもいなかった。
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北コーカサスではそれぞれ異なった言語が話されていたので、彼らの共通語としてアラビア語も使われていたのだという。アヴァール人の村にアラビア語があしらわれた扉があっても何ら不思議ではない。
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あ、家の狭間にバシニャ(石塔 )が!
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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8世紀から10世紀にはすでに石塔が作られ、集落が形成されたオールドカヒブだ。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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何とこんな果てのような場所でも、カヒブは貿易ルートの中継地点ともなっていたそうで、皮製品や鉄製品が作られていたそうだ。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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19世紀には約1700名もの住人がいたという。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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オールドカヒブは1950年代に急激に人口が減少している。ガムストリも同様の現象があるので、恐らくソ連の政策で強制移住がなされたのかもしれない。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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1974年にオールドカヒブで崖崩れがあったようで、それ以後オールドカヒブから住人は消えてしまったのだという。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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石塔は五棟あり、高いものでは20メートルもある。どうやってこんな急斜面に作ったのだろうか。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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オールドカヒブとカヒブの間には谷があり、谷を降りていけば近づくことができる。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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しかし残念なことに雨が降ったりやんだりする気象条件では近づくのは危険だし、雨足が強くなってしまうと悪路なので帰れなくなってしまう。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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近づくことを断念し、カヒブ村から眺めるだけにした。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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よく見ると今でも人が住んでいそうな家もある。因みにオールドカヒブには電気は通っていなかった。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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崖の上にも住居の跡がある。老いた人たちは一体どうしていたのか。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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恐らくオールドカヒブで最も高い石塔であろう。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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13世紀のモンゴル軍の襲来時、カヒブがどうなったのか、文献を探したが見つけることができなかった。因みにこんな何も無さそうな場所でも農業や牧畜が行われていたという。
ダゲスタン共和国で必見のオールドカヒブ by worldspanさんオールドカヒブ 史跡・遺跡
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遠くから見るとオールドカヒブはミルフィーユのような斜面に溶け込んでよくみえない。
残念ながら30分の滞在だけで、カヒブを離れることに。 -
カヒブ村から撤収する。
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カヒブを離れた頃から雨が降り始め、慌てて下山した。因みにこの道を4WDで走っているわけではない。
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雨足が強くなってきた。とりあえず下れるところまで下れて良かった。
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崖の上に集落がある。どうやってあそこに辿り着くことができるのだろうか?集落は恐らくゴールヒンダフΓоор-Хиндахだと思われる。崖の上の集落よりも、同じゴールヒンダフの遺跡となった町のほうがよほど便利だ。何故あんな辺鄙なところに??アヴァール人の歴史を紐解いてみたくなった。
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運転手のアミールは「ここにいってみないか?」といい、車を止めた。道路には教会の看板がたち300メートルとあるが、道路には門扉があり、閉ざされていた。
「こうすれば良い!」
とバンっ!と蹴って扉を開けて「さあいこう!」と誘った。 -
こんなところに教会があるのか?と疑いたくなるような道を進んでいく。
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上を見上げると、今にも落ちてきそうな岩がせりだしている。
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ええーっ!こんな足場を渡るの!?
道は崩落し、仮設の足場が置かれているが、置かれた足場の広さも人が横にならないと通れない。
しかも足場は腐食して穴が開きそうやし!ほんで足場を架けている岩もコロッとおちて、足場ご同行崖下に落ちそうだ。
手すりもグラグラじゃし。手すりに少しでも体重をかければ「アレーーーーッ!」っとコントのように、そのまま崖下に直行だ。
そりゃ立入禁止になってるはずだわ。 -
しばらく歩いていくと、今度はワジのような川が現れた。アミールは一体どうするのか。。。。
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中州を見つけて、ホップステップ!!自分も彼に追従してジャンプ!
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ホンマにこんなところに教会があるのだろうか?にわかに信じられなかった。
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谷をワジに沿って歩いていくと山に挟まれた隙間に教会が現れた。10世紀後半から11世紀初頭に作られたダトゥナ教会Датунский храм だ。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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こんな隠れた場所に教会が作られていらので、モンゴル軍が気づかず残ったのかもしれない。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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内部にはフレスコ画が描かれていたそうだ。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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まるで隠れキリシタンが集うような場所だ。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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グルジアの宣教師により建設されたといわれている。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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何故こんな山奥の場所に教会を作ったのだろうか?とても興味深い。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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教会の周囲を見てもわかる通り、周りは山に囲まれている。
ダゲスタン共和国のダトゥナ教会 by worldspanさんダトゥナ教会 寺院・教会
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雨雲が通り過ぎた後のアヴァール人エリア山々
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山岳部は天気が変わりやすいのでやはり早朝に出発するのがベストだ。
ダゲスタン共和国のアヴァール人のふるさとを流れる大河 by worldspanさんAvarskoye Koysu River 滝・河川・湖
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岩盤が露出している山が多いが、まるでコケに覆われているようだ。
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カヒブからマハチカラへと戻る途中の景観。
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まるで鋸のような山だ。
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途中の人口湖で休息
ダゲスタン共和国の、ロシア最大級の水力発電所 by worldspanさんイルガナイ水力発電所 滝・河川・湖
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帰りも時間が相当かかるので運転手もとてもハードだ。
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マハチカラにもどってくるころには20時近くになっていた。
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マハチカラで宿泊したホテルは市内中心部にあるホテルにしては大変珍しく夕食がついている。レバーとマカロニとシンプルだったが美味しかった。ビールは別払いだ。
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