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北コーカサスの旅や治安などの情報は極端に少ない。何故なら日本の外務省はレベル3の渡航中止勧告を発令しており、欧米諸国も同様の発令をしているので、欧米や日本からの旅行者がほとんどいない。そのため情報が少ないのだ。因みにレベル3といえ、その他のレベル2や場合によってはレベル1の地域よりもはるかに治安が良いのが実情で、ロシアと欧州との関係性などのも影響しているのかもしれない。<br /><br />この地域はロシアの旅サイトには情報があり、今回は以下のRussia.Travelの情報などを参考に訪問箇所を決めた。<br />https://eng.russia.travel/places/?region=9998<br /><br />ダゲスタンの中でもひと際私の目を引きつけた場所があった。それはガムストゥリГамсутль(Gamsutl)という、標高1400メートルの村。既に居住者はいないが、急峻な山岳にまるで天空の城のように作られた廃墟の村。この古代都市の写真を昨年見た時鳥肌が立ち、探求心に火がついた。<br />https://russos.livejournal.com/1377123.html<br />50年前までここに村が存在し、たった一人の老人が2015年まで住んでいたのだという。ダゲスタンに訪れる一か月前までここに行くつもりでいた。ところが私はこれほど惚れてしまったガムストゥリから訪問先を変更した。そこが今回訪れたカヒブКахиб(Kakhib)だった。<br /><br />カヒブも、ガムストリ同様に山岳部に位置するアヴァール人の村だ。ガムストゥリと異なるのは、ガムストゥリは山上に要塞の如く作られているが、カヒブは急峻な斜面に村が形成されている。カヒブには物見の石塔があり、8世紀頃に作られたと言われ、12世紀までこの地にアヴァール人が集落を形成していた。集落の歴史は紀元前7世紀くらいまで遡ると言う資料もあり、ダゲスタンでは5000年の歴史を持つデルベントに次ぐ古い歴史のある村とも言える。<br /><br />カヒブは谷を挟み、山の両斜面に集落があり、車で何とか行くことのできる緩やかな傾斜面には現在もアヴァール人達が伝統を頑なに守り住んでいる。「カヒ」とはグルジア語からの由来で「山岳」という意味なのだそうだ。<br /><br />カヒブはロシア語のサイトではそれなりに紹介されている。英語のサイトでは殆ど紹介されておらず、そもそもどうやって訪れて良いのかもわからなかった。<br /><br />こうした魅力的な遺跡があるのはガムストゥリやカヒブだけでなく、アヴァール人居住地域の山岳部には古より続く村や、ガムストゥリのように既にうちすてられたり、12世紀のモンゴル軍の襲来、そしてペルシャなどによる侵攻により破壊された村の遺跡が点在しているという。<br /><br />今回カヒブに訪れたときには、予定以上に往路に時間がかかったことや、雨雲が近づいており、早めに撤収しなければ帰りの道が非常に危険な状態になるので長居ができず、谷を降りて遺跡に近づくことができなかったことが非常に無念であった。そして自分のリサーチ不足でカヒブ近くにもう一つ遺跡がある村に気づかなかったことも後悔の一つ。<br /><br />カヒブから数キロしか離れていない場所にゴールΓOOР(Goor)と言う集落があり、そこには複数の石塔がたち、ガムストゥリやカヒブとも異なる雰囲気で容易に近づけそうな遺跡あることを、日本帰国後に知ってしまった。<br /><br />九州と四国を合わせたほどの国土の広さに人口約260万人が居住し、35の民族がそれぞれ伝統や歴史、文化を持つ国ダゲスタン共和国。世界的にもまだまだ知られていない素晴らしい景観や、旅人の心をくすぐる何かがダゲスタンには眠っていそうだ。<br /><br />++++++++++++++++++++++++++++<br />8/7 KIX JL220 6:35 -HND 7:40<br />羽田空港からリムジンバス 7:55- 成田空港第2ターミナル9:00<br /><br />NRT JL421 10:40 - DME15:00<br />ドモジェドヴォ国際空港からアエロエクスプレス→地下鉄5号線→アエロエクスプレスでヴヌコヴォ国際空港へ<br /><br />8/8 VKO UT559 0:45 - MCX3:15 <br />朝方は首都のマハチカラ市内を周遊<br />10:00車をチャーターし、アヴァール人の村、カヒブへ。<br />マハチカラに19:30着<br /><br />8/9 7:00車をチャーターし、世界遺産の町、デルベントへ。デルベントを12:30に出発しチェチェン共和国の首都、グロズヌイへ17:00着<br /><br />8/10 10:30車をチャーターし、イングーシ共和国を通って北オセチアーアラニア共和国の首都、ウラジカフカスへ12:30着<br />その後ウラジカフカスを散策。<br /><br />8/11 10:00車をチャーターし、イングーシ共和国の山岳部をリクエストしていたが、結局北オセチアとイングーシの紛争等による感情的な問題からイングーシに行くことを拒否され、北オセチアの以下のルートに変更<br />ウラジカフカス→カルダガヴァンスキー渓谷→ドジフギスのスカリナヤクレポスチ遺跡→ヴェルフニー・フィアグドン→ダルガフスの「死者の町」→ギゼリのパーミャトニク・ペトル・バルバショヴ→ウラジカフカス17:00着<br /><br />8/12 車をチャーターし、ベスランのメモリアリノエ・クラドビシェへ。<br />OGZ S7 882 13:55-DME16:20 <br />モスクワ市内を散策<br />8/13 モスクワ市内を散策<br />0814DME JL422 17:10- <br />0815-NRT8:35<br /> HND12:30-13:30<br /><br /><br />

2.ダゲスタン共和国アヴァール人の村カヒブを訪ねて: 北コーカサス4ヶ国(ダゲスタン、チェチェン、イングーシ、北オセチアーアラニア)の旅

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2018/08/07 - 2018/08/15

8位(同エリア341件中)

worldspan

worldspanさん

この旅行記のスケジュール

2018/08/07

この旅行記スケジュールを元に

北コーカサスの旅や治安などの情報は極端に少ない。何故なら日本の外務省はレベル3の渡航中止勧告を発令しており、欧米諸国も同様の発令をしているので、欧米や日本からの旅行者がほとんどいない。そのため情報が少ないのだ。因みにレベル3といえ、その他のレベル2や場合によってはレベル1の地域よりもはるかに治安が良いのが実情で、ロシアと欧州との関係性などのも影響しているのかもしれない。

この地域はロシアの旅サイトには情報があり、今回は以下のRussia.Travelの情報などを参考に訪問箇所を決めた。
https://eng.russia.travel/places/?region=9998

ダゲスタンの中でもひと際私の目を引きつけた場所があった。それはガムストゥリГамсутль(Gamsutl)という、標高1400メートルの村。既に居住者はいないが、急峻な山岳にまるで天空の城のように作られた廃墟の村。この古代都市の写真を昨年見た時鳥肌が立ち、探求心に火がついた。
https://russos.livejournal.com/1377123.html
50年前までここに村が存在し、たった一人の老人が2015年まで住んでいたのだという。ダゲスタンに訪れる一か月前までここに行くつもりでいた。ところが私はこれほど惚れてしまったガムストゥリから訪問先を変更した。そこが今回訪れたカヒブКахиб(Kakhib)だった。

カヒブも、ガムストリ同様に山岳部に位置するアヴァール人の村だ。ガムストゥリと異なるのは、ガムストゥリは山上に要塞の如く作られているが、カヒブは急峻な斜面に村が形成されている。カヒブには物見の石塔があり、8世紀頃に作られたと言われ、12世紀までこの地にアヴァール人が集落を形成していた。集落の歴史は紀元前7世紀くらいまで遡ると言う資料もあり、ダゲスタンでは5000年の歴史を持つデルベントに次ぐ古い歴史のある村とも言える。

カヒブは谷を挟み、山の両斜面に集落があり、車で何とか行くことのできる緩やかな傾斜面には現在もアヴァール人達が伝統を頑なに守り住んでいる。「カヒ」とはグルジア語からの由来で「山岳」という意味なのだそうだ。

カヒブはロシア語のサイトではそれなりに紹介されている。英語のサイトでは殆ど紹介されておらず、そもそもどうやって訪れて良いのかもわからなかった。

こうした魅力的な遺跡があるのはガムストゥリやカヒブだけでなく、アヴァール人居住地域の山岳部には古より続く村や、ガムストゥリのように既にうちすてられたり、12世紀のモンゴル軍の襲来、そしてペルシャなどによる侵攻により破壊された村の遺跡が点在しているという。

今回カヒブに訪れたときには、予定以上に往路に時間がかかったことや、雨雲が近づいており、早めに撤収しなければ帰りの道が非常に危険な状態になるので長居ができず、谷を降りて遺跡に近づくことができなかったことが非常に無念であった。そして自分のリサーチ不足でカヒブ近くにもう一つ遺跡がある村に気づかなかったことも後悔の一つ。

カヒブから数キロしか離れていない場所にゴールΓOOР(Goor)と言う集落があり、そこには複数の石塔がたち、ガムストゥリやカヒブとも異なる雰囲気で容易に近づけそうな遺跡あることを、日本帰国後に知ってしまった。

九州と四国を合わせたほどの国土の広さに人口約260万人が居住し、35の民族がそれぞれ伝統や歴史、文化を持つ国ダゲスタン共和国。世界的にもまだまだ知られていない素晴らしい景観や、旅人の心をくすぐる何かがダゲスタンには眠っていそうだ。

++++++++++++++++++++++++++++
8/7 KIX JL220 6:35 -HND 7:40
羽田空港からリムジンバス 7:55- 成田空港第2ターミナル9:00

NRT JL421 10:40 - DME15:00
ドモジェドヴォ国際空港からアエロエクスプレス→地下鉄5号線→アエロエクスプレスでヴヌコヴォ国際空港へ

8/8 VKO UT559 0:45 - MCX3:15
朝方は首都のマハチカラ市内を周遊
10:00車をチャーターし、アヴァール人の村、カヒブへ。
マハチカラに19:30着

8/9 7:00車をチャーターし、世界遺産の町、デルベントへ。デルベントを12:30に出発しチェチェン共和国の首都、グロズヌイへ17:00着

8/10 10:30車をチャーターし、イングーシ共和国を通って北オセチアーアラニア共和国の首都、ウラジカフカスへ12:30着
その後ウラジカフカスを散策。

8/11 10:00車をチャーターし、イングーシ共和国の山岳部をリクエストしていたが、結局北オセチアとイングーシの紛争等による感情的な問題からイングーシに行くことを拒否され、北オセチアの以下のルートに変更
ウラジカフカス→カルダガヴァンスキー渓谷→ドジフギスのスカリナヤクレポスチ遺跡→ヴェルフニー・フィアグドン→ダルガフスの「死者の町」→ギゼリのパーミャトニク・ペトル・バルバショヴ→ウラジカフカス17:00着

8/12 車をチャーターし、ベスランのメモリアリノエ・クラドビシェへ。
OGZ S7 882 13:55-DME16:20
モスクワ市内を散策
8/13 モスクワ市内を散策
0814DME JL422 17:10-
0815-NRT8:35
HND12:30-13:30


旅行の満足度
4.5
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配
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