60時間対馬の旅（その３）

2017/06/03 - 2017/06/04

友人が対馬へ転勤になったので、激励も兼ねて対馬旅行へ行ってきました。

エリア 対馬(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

友人と合流して、まず最初に案内をいただいたのが比田勝の町外れにある殿崎公園。
ここはかつて、日露戦争の際に対馬沖の海戦が行われた場所でもあります。

この後、東郷平八郎がロジェスト・ウェンスキー提督をお見舞いし、互いに敬意をもって握手を交わしという史実にちなんだレリーフも設置されています。

続いて案内されたのが、海が見える原野としか表現しようがない場所。

しかし、この場所を東横インが購入してホテルを建てる計画が進められていて、私が訪問した当時は既に地鎮祭も終わっているという話でした。
「こんな原野にホテル建てて客入るんですかねえ？」
「韓国人団体客を相手にするなら採算は取れると思いますけどね。彼らの移動はバスですから、こういう不便な場所でも関係ないでしょうし。
それに、厳原の東横インみたいに下手に街なかにホテル建てて韓国人客が日本人とトラブルになるよりはよっぽど安全ですよ」

東横イン対馬比田勝＜対馬＞ 宿・ホテル

日本の渚百選にも選ばれたほど美しい砂浜が広がりますが、ここでも目についたのは韓国人観光客の姿でした。

三宇田海水浴場 ビーチ

三宇田浜から豊へ移動して、豊砲台を見物。

この豊砲台は戦艦から転用された砲台を設置したもので、世界でも最大規模を誇る砲台だったといわれています。
一説には、この砲台の存在によって日本海側の各都市の空襲に対する抑止力となったとか。

豊砲台跡 名所・史跡

油脂庫・工作室へとつながる廊下。

豊砲台跡 名所・史跡

電機室。
ここには12馬力と９馬力のエンジンが１基ずつ設置されていたといわれています。

現在からすればすごく小さなものですが、当時の日本ではエンジンがあること自体が画期的だったといわれています。

豊砲台跡 名所・史跡

砲台の外周。

豊砲台跡 名所・史跡

砲台の外周のところどころからは、外に出る穴があけられていました。

豊砲台跡 名所・史跡

豊砲台の一階、砲台があった場所から上を見上げる。

周囲の壁はかなり高く、この砲台が相当な大きさだったことが分かります。

豊砲台跡 名所・史跡

砲具庫。

この部屋だけ、右書きの手書き文字が残っていました。

豊砲台跡 名所・史跡

油脂庫。

工作室。

ここで何の作業が行われていたのかの説明はありませんでした。

豊砲台跡 名所・史跡

豊砲台から鰐浦へ車で移動。

鰐浦は入り江沿いの小さな集落ですが、何となく眺めてほっとする光景が広がっていました。

鰐浦 自然・景勝地

鰐浦の倉庫群。

この鰐浦は大火に見舞われたことがあるので、こうして倉庫群が集落とは別の場所に建てられているのです。

鰐浦 自然・景勝地

鰐浦からは対馬最北の海栗島（うにじま）を眺めることができます。

この海栗島は島全体が海上自衛隊の施設になっていて、一般人は立入禁止です。

鰐浦 自然・景勝地

上対馬の観光を終えて、友人お勧めの店へ向かいました。

すし処 慎一 グルメ・レストラン

刺身の盛り合わせ。穴子が刺身で出てきたところに驚きました。

すし処 慎一 グルメ・レストラン

穴子フライ。

すりおろした玉ねぎと裏ごしした梅干しのつけだれも、いい味を出していました。

すし処 慎一 グルメ・レストラン

サービスで出てきた塩茹でのカメノテ。

貝のように見えますが、系統的にはエビやカニと同じだそうです。

すし処 慎一 グルメ・レストラン

なんと、この白身魚の蒸し物もサービスで出てきました（！）。

すし処 慎一 グルメ・レストラン

穴子の一夜干しをつまみながら、地酒をちびちびと。

すし処 慎一 グルメ・レストラン

シメは穴子の箱寿司。

穴子そのものもさることながら、中に入っている椎茸の佃煮、さらには巻く前に軽く炙ってある海苔と、全てが見事でした。

すし処 慎一 グルメ・レストラン