パリへ。ハルキとかおるの一週間の旅　～ノートルダム大聖堂で緊急避難～

2017/11/21 - 2017/11/29

ノートルダム大聖堂は昨日に続いて2回目の訪問です。オルセー美術館からはUberを利用。サンジェルマン大通からぐるっとまわって、サン・ルイ橋の近くで下車。そのまま大聖堂北側の通りを進み、入場整理券発券場所に到着しました。

今日の目的地は大聖堂正面にそびえる双塔。建物内部を階段で上り、キマイラの回廊に出れば、地上46メートルのからの眺めは格別です。モンパルナスタワー、エッフェル塔やモンマルトルの丘まで、遮るものは何もありません。眺望を楽しみながら、大鐘楼の部屋に向かいます。

ただひとつ気になるのは、空模様です。オルセー美術館からモンマルトル上空に見えた厚い雲が次第に近づいているように感じます。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ノートルダム寺院塔への入場整理券をハルキがゲットしてきました。14:40－14:50の枠に2名。おおきな混雑、行列はなく、幸いにも次の回への入場が可能です。

。。。ノートルダム大聖堂は昨日に続いて2回目の訪問です。オルセー美術館からはUberを利用。サンジェルマン大通からぐるっとまわって、サン・ルイ橋の近くで下車。そのまま大聖堂北側の通りを進み、入場整理券発券場所に到着しました。。。。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

オフィシャル（？）パンフレットによると、寺院塔の構造はこうなっているようです。整理券で指定された時刻になると、通りから塀の中に入ることができます。ここで、すぐに建物に入るのではなく、入口前で対象者が集められます＜ポイントA＞。5－6分待機したでしょうか。係員に建物への入場を促されます。順番はテキトーなので、最後に集まった（塀の中に入った）人が先頭になって、狭いらせん階段を昇ります。しばらくすると、広い部屋に到着します＜ポイントB：北東の高層広間（図番号１）＞。ここで入場券のチェックがありますので、必要な人は入場券を購入します。私たちのように、ミュージアムパスホルダーならパスを提示すればOKです。ここでもまた待機時間があるので、売店でおみやげ物を購入することもできます。登塔の順番は、ここでもテキトーなので概ね順番が入れ替わり到着が遅かった人から入場することになります。

「結果的には、順番が再び入れ替わって、元の順番に戻ったような感じだね。」

前日に撮影した、ファザードの写真と比較してみましょう。中層部（中央に丸窓がある高さ）の左に、『北東の高層広間（図番号１）』があります。入場券のチェックが入る場所です。さらにその上、上層部を良く見ると、南塔と北塔に分かれる高さに柵があります。人影も小さく見えますね。まずはここ『キマイラの回廊（図番号２、３）』を目指します。

「そろそろ入れるみたいだよ。」

急で狭い階段を昇りきると、視界が開けます。『キマイラの回廊（図番号２）』に到着です。
左手に石像が街並みを見下ろしています。正面にエッフェル塔が小さく見えます。

キマイラの回廊は地上46メートルにあり、その名は欄干の角部に飾られた彫像に由来しています。19世紀にヴィオレ・ル・デュクによって架空の鳥、異形動物、架空の怪物といった創造物がデザインされ、塔の高みに配置されました。（パンフレット・日本語版より引用）

「フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラの高さが確か90mくらいだったから、大体半分だ。」

「北のほうには、右手前にサン・ジャックの塔、左奥にはモンマルトルの丘が見えるよ。丘の上はサクレクール寺院だね。オルセーからのほうが良く見えたかな。」

ところどころ金網が破れている場所があります。金網が邪魔にならないので、撮影ポイントとして見学者たちに人気です。私たちもそこから、大聖堂前広場を見下ろします。

「右手の塔はシャントシャペルかな？」

南のほうに目をやります。

「ちょうどキマイラの口元当たりに見えるのがモンパルナスタワーだね。モンサンミッシェル方面への駅があるところね。セーヌ川にかかる二つ目の橋がサン・ミシェル橋だと思うけど。」

ハルキが説明してくれます。

再び北のほうに目をやります。

「下に見えるのは、えーっと、病院のようだね。とても大きい病院だ。Google mapにはHôpital de Dieu AP-HPって書いてある。」

空が暗くなってきました。雲が気になります。

モンマルトル方面も霞んできました（手振れもあると思います）。いやな天候です。

見学者の流れについていくと、教会前広場（図番号３）に向かいます。北塔寄りから、北塔と南塔の間の寺院の尖塔方向を見ることができます。

さらに歩みを進めると、南塔寄りからの眺めに変わります。

南塔の鐘楼の入口付近からの眺めです。さまざまなキマイラたちが大聖堂と街を守っているようです。

南塔の鐘楼（図番号４）です。

「パンフレットによると、南塔の鐘楼には大聖堂最大級の金が二つあるんだって。ひとつは「エマニュエル」、17世紀の鐘で重さは17トン。もうひとつは「マリー」こちらは2013年製。新しいね、6.2トンだって。」

「あー、それからこの二つの鐘は重要行事のときにしか使わないんだってさ。いつもは北塔の鐘が使われているんだって。」

ここで事件発生です。
アナウンスが聞こえてきました。外は大雨、嵐のようです。ずっと気になっていた雨雲がノートルダム大聖堂を直撃しています。雨脚が強いのでデジカメもポケットにしまいました。横殴りの雨に濡れながら、避難指示に従って（言葉を正しく理解したわけではありませんが避難しか考えられないような状況です）南塔出口階段に向かいます。

「天気がよければ、南塔屋上（図番号５－８）からの眺めを楽しめたはずなんだけどね。」

ハルキは高いところが好きなので、とても残念そうです。昨日間に合っていれば、こんなことにはならなかったのですが。南塔の狭い階段をおり、教会内で雨宿りをしばらくしましたが、いっこうにやむ気配がないので、アパルトマンに戻ることにします。交通手段はメトロ、今回初めての利用です。Citeから４号線で２駅乗るとOdeonに到着します。

「もう雨止んでるね。今日の食事はどうしようか？」

このあとオペラがあるので、部屋で軽く済ませることにします。

「近所にお惣菜屋さんがあったよね。ケーキ屋さんのようだけど、お惣菜も見えたよ。」

近所のMulotでキッシュやパテを購入して、部屋で軽い夕食をとることにします。


Maison Mulot au coeur de Saint Germain des Prés
76, rue de Seine, 75006 Paris
http://maison-mulot.com/

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