2018/07/29 - 2018/07/29
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Takashiさん
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蒲郡の納涼花火大会は三尺玉を始めとして大きな花火が多く、技術レベルが高いと評判である。有料観覧席から素晴らしい花火を堪能した。開いたときの直径が650 m という三尺玉は3回も上がり、多重層の花火も多かった。パステルカラーの花火も多用され落ち着いた雰囲気だった。
周囲の観客の迷惑にならないレベルで三脚も使って良いと、おおらかだったので、初めて三脚を小さく置いて花火撮影に挑戦した。カメラは顔より下の位置として、観覧しながら適当にレリーズを押していた。観覧席の混み方は、さほどひどくなく、そのお陰もあって初心者としては満足な写真が撮れた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
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犬山の花火を見に行って、花火も良いものだ、一度、ちゃんと三脚を置いて花火を撮影したいと思った。幸い東海地方とその周囲には優れた花火大会が幾つかある。勝手が分からないから有料観覧席にしたいが、そこではしばしば三脚禁止である。
蒲郡の納涼花火大会は大丈夫なようなので、4月の末になって事務局に電話してみた。他の客の迷惑にならなければ良いですよと答えて下さった。具体的には、ややかがんだ姿勢での頭の高さを超えないということである。そして有料観覧席に2種類(応援賛助者席と協賛者席)あると教えて下さった。場所は隣り合っているが、協賛者席は、応援賛助者席より少しゆったりしている可能性がある。応援賛助者席はコンビニで購入できて便利だが、協賛者席は寄付をしてその後切符が送られてくるものである。花火の協賛も面白いと協賛者になることを決めた。観客数、約20万人、玉数、約5000発の花火大会である。蒲郡まつり 花火
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2018年7月29日。台風が通過した直後で風が強い。だんだん収まるだろうと思いながら、若干の心配を抱えて名古屋からJRに乗って蒲郡へ向かった。45分くらいで着いた。会場は駅からすぐである(位置情報は、もっと遠い打ち上げ場所近辺が記されている)。様子が分からないからと焦って3時半に会場に着いた。やはり早すぎた。協賛者の席は写真のように広くシートが敷かれている。この正面、海を隔てて300mくらい南方に、打ち上げ場所が広がっている。なお、写真を撮った後で、シートの後にイスが並べられた。
応援賛助者席もシート張りである。大半の席は視界を遮る物もなく、やはり眺めが良い。しかも段差のある部分が有り、その上部であれば写真撮影には絶好であろう。自由席だから、早く来ればその位置をゲットできる。実際、私の到着と前後して、数人の立派な装備の人たちが並び始めた。協賛者席の順番待ちの人は誰も居ない。にわか雨もやって来て、近くの海の生命科学館に避難した。4時半過ぎに引き返してみると、やっとちらほら協賛者の人影が見え始めた。地元の人が多くのどかな雰囲気である。
5時半に入場(応援賛助者席は6時から)。場所は選び放題であるが、私はイス席の最前列を選択した。でもこれは間違いと気づいた。イス席の前は通路なのである。だんだん通る人の数が増えてきた。花火が始まっても人は通るだろうと移動した。シートの最後尾である。ここに、あぐらをかいて座った。後から考えればイス席の後ろに立って三脚を立てる手もあったかもしれない。蒲郡まつり 花火
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午後7時半。カウントダウンの後で花火が始まった。花火の撮影法はネットで調べていて、自宅でシミュレーションもしていたが、やはり最初の数分はもたついた。それでも次第に慣れてきて、観覧を主にして、撮影はレリーズを押すだけを基本として過ごすことができた。たまに撮れ具合をモニターでチェックすればいい。最初に、まともに撮れたのは、このスターマイン。
カメラはニコンD810で画素数が多く、かなりトリミングできるので、レンズは14-24mm の広角ズームを14mmとして使用した。三脚を高く立てて、ファインダーを覗きながらの撮影なら通常のレンズを使うのが望ましいだろうが。三脚は最短に縮めてカメラの位置を顔より低くした。絞り(f)は14。状況によって変えるべきだが、とにかく今回はこれで通してみた。距離はマニュアルで、一度ピント合わせの後はパーマセルテープで固定した。 -
花火が上がった時の全体像を少し後の写真で示そう。人が減って、対岸の明かりが写っているからである。ここの花火は大きい。10号玉(尺玉)なら開いた花火の直径は320 mという。
これからの写真は主に、花火の部分を示す。 -
大玉が次々に上がっていく。プログラムに示されただけで10号玉が120発ほど上がる。
色の異なる多層構造の花火だ。三層なら八重芯、四層なら三重芯、五層なら四重芯というそうだ。極限なのは五重芯である。眺めているとパッパッと光の輪が広がる。 -
一際美しい花火だ。素人目にも5つの層が見えるから、少なくとも四重芯で、貴重な花火だ。おまけに上がりながら小花を咲かせていた。
プログラムによれば五重芯まで披露されたようだが、眺めるのとレリーズを押すのだけで精一杯の初心者にはどれだか分からなかった。 -
そしてスターマイン。
風が心配だったが、次第に収まってきた。風向きは東から。煙は横に流れることになり、何とかなる状況だ。花火は風に流されているが、絶望的状態ではない。 -
土星の輪のようだ。
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これも見事だ。
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沢山の花が夜空に舞い上がる。大きな花火の中に小さな花火が多数、入っているのだ。千輪、小割、百花園などというそうだ。
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イチオシ
これも千輪。2方向から打ち上げたのだろうか。
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華やかにスターマイン。
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今度は落ち着いた雰囲気だ。この花火大会で、主に打ち上げて下さっているのは加藤煙火で、上品なパステルカラーを上手く使っていることで有名である。
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三尺玉(30号)の登場だ。大きく上がった花火は、ゆっくりと尾を引いて消えていった。大歓声がわき上がった。
三尺玉が上がる花火大会の数は限られている。だから、この花火は太平洋岸、最大級と称せられている。開いた花火の直径は650mという。
打ち上げ場所は、他の花火の場所から45度ほど東より(竹島方向)であった。斜め方向に見ることになる。撮れた写真は、やや締まりがない。ネット上の多くの写真は、より東よりの場所から竹島への橋を入れて撮られている。腕、風とともに撮影場所も写真の出来栄えに影響しているかもしれない。 -
プログラムは続く。大玉が伸びやかに広がった。
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美しい。
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尾を引いている。
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繊細だ。
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イチオシ
円やかな大輪に小さな翼がついてるようだ。風の影響が減ってきたかもしれない。
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第2の三尺玉だ。今度は巨大な千輪である。鮮やかな花が、たくさん大空に広がった。
観客の上に写っている棒は停泊中のヨットのマストと海に突き出している岸壁の上の街灯や電柱である。 -
通常の花火と千輪の同時打ち上げ。
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良い雰囲気だ。
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シックである。
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見応えのある花火が続く。
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スターマインだ。
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良い雰囲気の椰子。
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面白い形が続く。
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華やかなスターマイン。
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イチオシ
パステルカラーの千輪も登場。
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そして最後の三尺玉。見事に尾を引く花火の中に、小さな花が散りばめられていた。素晴らしいフィナーレだ。
予定通り、花火大会は9時に終了。懐中電灯片手に機材をしまっていたら会場を去るのは最後のグループになってしまった。駅に着くと入場制限をしていますとのアナウンス。それでも順調に人ははけていき、10時発の新快速に乗って、座って名古屋まで帰れた。大満足の花火大会だった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ドロミティさん 2018/08/09 15:48:15
- 夜空を彩る豪快な花火✨
- Takashiさん、こんにちは^^
今年も豪快な花火を楽しませtいただきありがとうございます。
昨年、三脚を使用してチャレンジしてみたいと仰られてましたが、
早くも念願を叶えられましたね♪
カメラ用語は全く分かりませんが、いろいろと工夫されて
撮影されたのですね。
夜空を彩る華やかなスターマインに優しい色調の千輪、どれも
その場で見るように素晴らしかったです。
三尺玉が打ちあがるときの音はさぞかし迫力があったでしょうね。
ドロミティ
- Takashiさん からの返信 2018/08/09 20:31:21
- RE: 夜空を彩る豪快な花火✨
- ドロミティ さん
こんばんは
コメントを頂き大変有難うございます。
今回の花火は色々な種類があって、とても素晴らしかったです。花火の興奮を記録したいと撮影に挑戦してみたのですが、鳥の撮影とは全く違うので最初は戸惑いました。鳥はいかに素早く撮るか、ですが花火はいかに長く撮るかですから。
でも似ているところもあり、花火では中心が光っているのが好まれ、鳥では目が光っているのがポイントです。
花火の撮り方自体はネットで解説して頂いているようにすればいいのですが、少しずつ現場に合わせた調整が必要です。絞りの値が大体当たったのと、広角レンズを使って、いちいちファインダーを覗かなくても出来るようにして失敗しなかったのが嬉しかったです。新しいことに挑戦するのは楽しいですね。
今度は風景を入れて花火を撮りたいのですが、どうなりますか。初心者は欲張りですね(笑)。
三尺玉の迫力は凄いです。音も大きかったですが、目で見る興奮と周囲の大歓声で少し割引されました(笑)。
蒲郡の花火の良い雰囲気が今後も続くことを願っています。
Takashi
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