満月ポヤデーの仏歯寺、荘厳なプージャに心打たれ-2017-18年 年越しスリランカ&インド周遊(7)

2018/01/01 - 2018/01/02

2017年12月26日-2018年1月6日
いつか行かねば！と思っていたスリランカ&南インド。この年末年始の休みにようやく行くことができました。年越しは憧れのヌワラエリアで！
旅程はざっくり以下の通り。
成田→SIN&BOMトランジット→アヌダーラプラ→ダンブッラ&シギリヤ→ポロンナルワ→ヌワラエリヤ→キャンディ→コロンボ→チェンナイ→KL→成田

★
2018年1月1日
ヌワラエリヤでの年越しを迎えたあとは、キャンディまで下山。奇しくも2018年元旦は満月=スリランカではポーヤーデーと呼ばれる仏教の祝日で、官公庁や店が閉まり飲酒不可、人々はお寺に参拝するという聖なる日。この日を狙ってスリランカ1の名刹・仏歯寺へお参りに行ってきました。

1日3回あるというプージャ=お祈りの儀式には人が詰めかけており、お寺の一帯には神聖な空気が立ち込めていました。改めてスリランカ人の信心深さに胸を打たれる仏歯寺訪問となりました。

エリア キャンディ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月1日 13時
3時間半、紅茶畑の中への列車旅を経てヌワラエリヤ→キャンディ到着。なかなか大きい鉄道駅だ。

キャンディ駅 駅

キャンディ駅構内。どこか懐かしい雰囲気で旅情を誘う。鉄道からたくさんの人が降りたあとは、割と静かになっていた。

キャンディ駅発の列車の時刻表。シンプルでわかりやすい。

キャンディ→主要鉄道駅への運賃表。意外とスリランカの諸都市に電車が走っているんだなと驚き。

駅から中心部へ歩く。キャンディ鉄道前の道はたくさんの人で賑わっていた。通行客狙いの露店も出ていた。

エビのパリップ買って食べ歩き。クリスピーで海老出汁が聞いててすごく美味しい。日本人好みの味でビールのお供にしたいやつ！

隣にはキャンディのバスターミナルがあり。横目でさらに街中心部へ。

10分弱でキャンディのメインロード、スリ・ダラダ・ヴィーディヤへ到着。祝日だからか元旦・平日なのに賑わっていた。

聖地キャンディ 史跡・遺跡

ここいらでランチを。この旅初のムスリム料理にチャレンジ。Muslim Hotel=ムスリム飯店

キャンディアン ムスリム ホテル レストラン 地元の料理

ムスリムホテルのメニュー。ムスリム料理のブリヤニにパラタにコットゥに、そそられるメニュー多し。早速店内へ。

店内に入ると雑然とした異国情緒プンプンな雰囲気…ムスリムもチラホラ。

カブールという謎フードとバナナシェイクを頼む。出てきたのはおやきを薄くしたような食べ物。これがなかなか美味しい。

カブールの中身。チキンとネギ、キャベツのような野菜が入っていた。刻んであったらコットゥのような感じ。味もコットゥに似てる。やや辛いけど完食。

ムスリムホテルを後に、さらに中心地へ向かう。コロニアル様式が素敵な列柱のクイーンズホテルと一角。すてきやなぁ。

クイーンズ ホテル ホテル

中にはオデールというオサレ雑貨屋さんもあり。

ここでちょっと寄り道。
スリランカは敬虔な仏教徒が大半の国ではありますが、ムスリムをはじめ色々な信徒の方もいらっしゃいます。これは大通りを北に入ったE L Senanayake Veediya通りにあったヒンズー教寺院、Kataragama Devalaya。おそらくタミル系の方々が参拝してるかと思われます。

お参りに訪れる人々。宗派は違えどやはり敬虔です。

同じ通りを北上すると見えてくるRed Mosque。名前の通り赤い外観が印象的。

https://goo.gl/maps/G2zNHX2pBvN2

最後に同じ通りの最北端にあったカトリック教会、セント・アンソニーズ大聖堂。祝日だからか残念ながらクローズ。
http://www.kandydiocese.net/

さてキャンディの町の散策も一通り終わり、natural coffeeという日本人オーナーのカフェで小休止。ナチュラルなインテリアと日本語の情報誌あり。外人受けしそうな店内だ。

ナチュラル コーヒー カフェ

ここでは珍しいスリランカ産のコーヒーが飲めます。美味。
今でこそ紅茶栽培が盛んなスリランカですが、元々はコーヒー豆のプランテーションが先に行われており、あるときコーヒーが全滅したため紅茶の栽培に切り替えたという歴史があるそう。このお店はその失われたスリランカ産のコーヒー豆栽培を復活させるプロジェクトをやられてるそうです。

休憩を終え、本日のホームステイ先へと移動。キャンディ市街地のすぐそばにある小高い丘の上、高級住宅街な様相です。

本日の宿
Hantana homestay
とにかくホストが明るく、持ち前のホスピタリティが素敵。市内からは離れた丘の上にあるけれど、電話すると車で送迎してくれました。可愛いお部屋でお料理も美味しかったー！freewifiあり。

旦那様を亡くされたばかりということで落ち込まれて大変そうでしたが、なんとか頑張ってほしいです。
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g304138-d6368292-Reviews-Hantana_Home_Stay-Kandy_Kandy_District_Central_Province.html

お家の内部はステキな内装。ダイニングも広々として気持ちいい。

バルコニーからはキャンディ市内が一望！

ソファーのあるリビングも居心地よし。ウェルカムティーとともにしばし歓談。

可愛らしいお部屋は蚊帳付き。ロマンティックな仕様でウットリ…

この後はホストに仏歯寺そばのキャンディ湖まで送ってもらいました。プージャ終了後にまた迎えにきてもらうことに。ラッキー。

キャンディ湖 滝・河川・湖

仏歯寺の入り口、とても賑わってます。この隣には博物館もあったけど時間切れで見られず残念。

キャンディ国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー

周りにはお供えのお花をあるお店があった。中で買うより若干安く250スリランカルピーほど。

ジャスミンの花を一山買って、いよいよ仏歯寺の敷地内へ。

敷地の中はすでにすごい人の波！入口目指して進みます。

建物に入る前にはセキュリティチェックがあるため大行列！うわー、ギュウギュウだ。

15分くらい並んだとこでセキュリティチェックをパス。人の波に押されるように内部へ。

寺の入り口。ここも通路が細いため混んでいる。とにかく人の波に乗って進んで行く。

入り口付近の売店。ここで入場券を見せるのだけど、買い忘れたことを知る…。がーん。この人の波をもう一回くぐり抜けていくのはやだなぁと思っていたら、裏道使っていいよ！だって。この脇からチケット販売機のあるところへ降り、再度入場口へ。良かったー。

ようやくお寺の本堂へ。沢山の参拝客の前で舞われる踊りに音楽。非日常感満載！

太鼓を叩きながら踊りと読経をする人々。日本と同じ仏教国なのに全然違う。異文化だ。

そのまま上階段へ。いやー、混んでます。お花を落とさないようにがんばる。

階段から眼下を見ると、人・人・人の大洪水！いやー、スリランカ人の信心深さには驚きだ。そして旅人もチラホラ。

一番奥には仏歯を見ようとする人で行列ができていた。そしてあまりの蒸し暑さのため倒れる人もありカオス。

まずは祭壇にお供えをする。ここで持ってたジャスミンを捧げました。

本堂の一番奥には仏歯の入った箱が。行列を作っての見学なので、ゆっくり見る暇はなくコンベアのように流されながら拝見。

ぐるりと回って参拝終了。1時間半見ておけばいけるかと思います。

帰り道もものすごい人の波が。皆さん白い衣装を着ていたが、参拝のときの正装だ。

なんとか外に出ると、日はとっぷり暮れて満月が浮かび上がっていた。なんて神聖な時間だったんだろう。身が清まった気がした。

家路に着く人の波はまばら。まだまだプージャに参加したかったが、遅くなりすぎても良くないので頃合いを見て離脱。

市内はすっかり宵闇に覆われていた。山頂のでかブッダだけが光り輝いてシュールw

ホワイトブッダ 寺院・教会

ポヤデーの仏歯寺、とても神聖な雰囲気があってオススメです。滞在中にタイミングが合えばオススメします。とても印象に残る訪問でした。

レイク ビュー ポイント 自然･景勝地

ホストに迎えに来てもらい、宿へと戻る。21時、ちょっと遅めの夕食だ。

この日の献立はデヴィル、インゲンのキラタ、アルテルダーラ、モージュ、パパダン。どれも優しくパンチの効いた家庭の味。おいしかったー！

お部屋に戻ってのんびりとしつつ、おやすみなさい…

2018年1月2日
おはようございます。今日でスリランカの観光も終わり、明日にはインドへと移動します。良い国だったから名残惜しいなあ。

まずは朝ごはんモグモグ。ココナツパンケーキに果物にイディアーッパにポテトカレーに。パンケーキにはキトゥルパニをかけていただきました。とっても美味！

バルコニーからの眺め。若干天気良くないのが残念。

お庭では犬がサンダルを咥えてじゃれあってました。平和だなー。のんびりスリランカの朝って感じ。

最後はまたまたホストにバスターミナルまで送ってもらい感謝！コロンボ行きのバスに乗り、最後のスリランカ観光を楽しみます。