アメリカ西部の旅⑧⑨ ｢ヤバパイロッジ」に連泊してグランドキャニオンを歩く

2018/05/24 - 2018/06/07

アメリカ西部の国立公園の絶景をハイキングで一気に巡る13泊15日間のツアーに参加しました。
お天気にも恵まれ、一生に一度の素晴らしい大自然を満喫できました。

8日目：5/31（木）はお昼までモニュメントバレーのハイキング。
夕刻、グランドキャニオンに着いて公園内の「ヤバパイロッジ」に2連泊し、この日は宿の近くで夕日鑑賞。

9日目6/1（金）には早朝、朝日に染まるバレーを見に行き、
「サウスカイバブトレイル」で展望台から見渡すだけではなく、自分の足で谷を降りて下から見上げることもできました。

一度は行ってみたかったアメリカを代表する雄大な大自然です。

エリア グランドキャニオン周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

8日目　2018/5/31（木）
ランチ後、モニュメントバレーを後にして3時間、グランドキャニオンに向かいます。

モニュメントバレー ナバホ トライバル パーク 国立公園

写真でははっきりしませんが、途中のバスの中から見えた真珠色に輝く彩雲です

夕方、グランドキャニオンに到着

グランドキャニオン ビジターセンター 観光名所

泊まったのは公園内の「ヤバパイロッジ」。
部屋に荷物を置き、その足で徒歩で夕陽を見に出掛けます。
18：45　ホテルを出て、

ヤバパイ ロッジ ホテル

木々の中の「RIM　TRAIL」を抜け、

夕陽鑑賞の名所「ヤバパイポイント」へ。
日没までは未だ少し時間があります。
初めて目にした渓谷は壮大でした。

ヤバパイポイント 自然･景勝地

振り返ると夕陽で影が細長くのびています。

もうすぐ日没です

夕陽とシルエット

帰り道で見上げた森の木々越しの夕焼雲

案内看板

「ヤバパイロッジ」メイン棟の玄関

ロビーとレセプション

メイン棟にあるカフェテラスで食事もできますが、2泊中すべて朝夕自由食だったのでここは一度も使い（使え）ませんでした

宿泊棟は平屋の長屋で点在しています。
入口のドアを開けると直ぐに部屋です。

内部は広さもまずまずですが、洗面所は狭くて使い辛かった。
タオルがゴワゴワだったのが印象的。
エアコンは無くて天井に扇風機があります。

メイン棟に近いスーパーには何でも揃っています。
ビールやワインも種類豊富。
部屋に落ち着いてから買い出しに出掛けます。
今夜は夕食は付いていないので、軽食や缶ビールを調達。
オープンは6：30～21：00。デリコーナーは20：00まで。
簡単な軽食コーナーもありました。

9日目　2018/6/1（金）
ツアーの観光バスで朝日鑑賞の「マーサポイント」まで行きます。
4：45　集合で、
5：12　日の出時間。
今日は連泊で、この早朝の送り迎えだけでドライバーさんはお休みの一日になります。
たまには休んでもらわないと、連日の長距離だものね　(^^;

マーサポイント 国立公園

みんな寒い中、日の出を待っています。
昼間は暑いのに寒暖差は大きい。

だんだん明るくなってきました

御来光

眩しくてもう見ていられません

明るくなった展望台。
柵があります。
そうですよね、暗いうちから人が集まる所だもの・・

振り返ると満月が残っていました。

20億年の断崖を横から見られるポイントでもあります

看板には日本語表示も。

5：40　ホテル着。
7：00　ランチ用のお弁当が支給されました。
大きなハムのサンドイッチ・果物・チップス・シリアルバー・リンゴジュース。
半分くらい朝食として部屋でコーヒーを淹れて早弁。
食べ切れない分をランチとしてリュックの中に。

8：00　ホテルを発ち、シャトルバスで「サウス カイバブ トレイル ヘッド」に向かいます。
シャトルバスは誰でも自由に乗り降りできて公園入園料に込みの無料。
本数も比較的あるので個人で移動するにも便利です。

個人トレイルなので特にガイドさんは居なくても大丈夫な一日です。
なので、彼は朝から今夜のＢＢＱの準備に奔走しています。
親睦会と称して無料御招待だとのこと。
却って申し訳ないくらいです。

「サウス カイバブ トレイル ヘッド」は標高2,213ｍ。
ここから渓谷を下るハイキングの始まりです。

雄大な景色が広がります。
グランドキャニオンは1979年に世界遺産に登録され、年間500万人もの人が訪れます。
この巨大な渓谷は東京から米原くらいまでの距離に相当するほどの長さで東西に広がって続いているそうです。
深さは平均1,600ｍ。
20億年の歴史の地層を目の当たりにすることができる大渓谷です。

朝一なので下って行く九十九折れの道は日陰で涼しく歩きやすい

標高差366ｍ、シーダーリッジポイントまで往復3時間のトレイルが目標です。
体力のある人はその先のスケルトンポイントまで。

崖下を覗きます。
柵なんてありません。落ちたら自己責任。
下の道を歩く人が米粒のように小さく見えます。

お天気はピーカン。
日向だと汗が出ます。
水は2リットル持って行くよう厳命されましたが、私はハナからそんなに歩くつもりはないので750㏄くらいしか持って来ませんでした。

下から見上げる景色は歩いたからこその賜物、
チュウほどの低さでもないけれど・・(-.-)

40分くらい下った所にある岬のように突出した「OOH　AAH　POINT」。
日本語読みを調べたら「ウーアーポイント」だそうな。
私は意気地がなく、ここでギブアップ。
だって、下りで40分なら、帰りは1時間はかかる計算ですよね。
でも、大方の皆さんは行ったみたいです。←当然だよね、
皆さん山好きだもの！

過去、帽子やサングラスが風で飛んで、それを思わず追いかけて崖から転落する事故も有ったそうです。
落ちたら救出は殆ど不可能とか。

みんな怖いもの見たさで乗り出します

柵も無い所で

寛いじゃっているけれど

後に落ちないでね

帰りは当然あのトレイルヘッドまで登りです。
でも、日陰だし自分のペースでゆっくり歩けるので楽勝。

乾燥しているのに花も元気に咲いています。

もうすぐ終わりです

出発地点のトレイルヘッドまで戻って来ました。
シャトルバスを使って自由にホテルに戻ります。

みんな頑張って未だ歩いているんだろうな？
そしてお弁当も青空の下で広げているんだろうな・・

なのに、私は部屋でコーヒーを淹れ、折角持って行ったのにリュックから朝食の残りを出してここでランチなんです。

わたし、モンベルの物なんて何一つ持っていません。
皆さんみたく全然山ガールじゃあない、ただのアンチョコ旅行オバサンなんですもの。

そういえば、参加者の中で初めてハイキングツアーに参加すると言って山用品のお店に行ったら、上から下まで20万円もかけて一式揃えさせられたという方がいらっしゃいました。
そのお姉様は「これからおおいに山登りをしなければ勿体ない」と、周りの皆さんからけしかけられていましたね。
その後、どうされたことやら・・？

13：30　午後からは希望者だけシャトルバスを使い、他の展望台からグランドキャニオンを望むミニツアーに参加します。
添乗員さん同行なのでお気楽です。

どこも雄大な景観ですが、同じような景色なので何処がどこだったか・・？。
それは兎も角、どこでも暑い！

トンネルのように穴が空いた岩が望めますが、そこまで行く元気はありません。
多分人工のトンネルでしょう。

ブライトエンジェルトレイルの出発点

ブライト エンジェル トレイル 山・渓谷

コロラド川が眼下にかすかに見えます。
あれでも川幅は100ｍあるそうです。
それだけ渓谷は深く、下まで距離があるっていうことですね。

何処までも雄大

シャトルバスは次々と来ます

ホピポイント 山・渓谷

コロラド川。
この川の浸食作用でグランドキャニオンが出来たとか、そうでないとか・・
昔は海の底だったこの辺りがマグマの力で一斉に押し上げられて大峡谷が形成されたのだとか？

写真はお天気良過ぎてかすんでしまいました。

「ハーミッツレスト」にはお土産屋さんやカフェがあります

ハーミッツレスト 散歩・街歩き

石の門

餌が貰えるかと人馴れしたリスが近寄ってきます。
勿論、餌遣りはＮＧです。

16：30　ホテル帰着。
この日の夕食は本来付いていなかったのですが、ガイドさんのポケットマネーで宿泊棟の前でBBQ。
最初は美味しかったけれど、わたし、今までの旅の疲れが出たのか体調不良で途中で失礼してしまいました。
水分不足だったのかも知れません・・
豪華なBBQの写真も撮る元気が無かったんですよね　(>_<)

10日目　2018/6/2（土）
朝食はこの日も付いていないので、カロリーメートか何かで済ませたと思います。
7：20　ホテル発。体調も回復しました。
憧れのグランドキャニオンともお別れです。
今度、また来る時があったとしたら、セスナかヘリに乗って景観を空から楽しめたらと思います。

車窓からの風景です。
パナソニックの電池で小さなロボットがグランドキャニオンを登り切ったというＣＭに使われたのはこの辺りの崖だそうです。

約3時間かけてバス移動。
今日は「アンテロープキャニオン」＆「ホースシューベンド」。
毎日毎日、憧れの絶景の連続です！

ホースシュー ベンド 山・渓谷