2018/05/24 - 2018/05/30
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norio2boさん
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キューガーデンの後はUberでチェルシー薬草園(Chelsea Physic Garden)に向かいました。
キューガーデンの前の通りはT字路になっていて車が沢山止まっていて呼んだUberを探すのに苦労しました。
出発前にAmazonで購入した音声通話100分付きのプリペイドSIMカードが役にたちました。
車の形と色を聞くのが良いようです。
Uberは26,65ポンドでした。
登録したカードにチャージされますので現金は必要ありません。
気に入ったドライバーにはUber経由でチップを上げることも出来ます。
そのチップも登録したカードに請求されます。
Chelsea Physic Garden(チェルシー薬草園)では、園芸好きの人たちがのんびりとした日曜日を過ごしていました。
チェルシーフィジックガーデンはチェルシー薬草園とも呼ばれています。
設立は1673年です。
キューガーデンの設立が1759年ですからチェルシー薬草園の歴史の古さが理解できます。
その頃のロンドンの薬剤師協会の生徒たちが薬草栽培技術と薬草としての利用法を実験するためにこの薬草園が必要だったのです。
スペインの無敵艦隊がイギリスに敗北したのが、1588年です。
それ以降「太陽の沈まぬ帝国」の地位はスペインからイギリスへと変わって行きます。
大英帝国の植民地から持って来られた植物をイギリス国内で栽培し研究する事が必要とされ沢山の植物園(王立ではキューガーデンやエディンバラ王立植物園、大学ではオックスフォード大学植物園やケンブリッジ大学植物園など)が作られています。
この薬草園はこれらの植物園が作られた時期よりも80年程前の1673年に設立されています。
日本にも同じような事例があります。
黒澤明の映画「赤ひげ」の舞台として知られる「小石川養生所」です。ここでは薬草の栽培と医療用途の研究が行われていました。
香川京子が幽閉されている一軒家の辺りが薬草栽培のエリアだったと思います。
安本登に扮した若かりし日の加山雄三がすり鉢で薬草を粉末にするシーンがありましたね。
今ではここは小石川植物園として東京大学の付属組織になっています。
チェルシー薬草園の開館は11am閉館は6pmです。
入場料は21ポンドでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
Uberを降ろされたのはこのグリーンのChelsea Physic Gardenの旗がかかった入り口の前でした。
ここは従業員の通用口のようでしたドアを開けている女性に
今日はやっているんですか?
勿論、やっているわ、ここを真っ直ぐ行って最初の角を右に行ったところに入り口があるわ
と教えてくれました。
イギリスのロンドンで出会った働く女性は皆さん、テキパキしていてプロフェッショナルでした。
この道は66 Royal Hospital Roadと呼ばれています。チェルシー フィジック ガーデン 自然・景勝地
-
Chelsea Physic Garden チェルシー薬草園の看板です。
チェルシー薬草園
1673年設立
ヨーロッパの最古の植物園の一つです。
たくさんのレアな変わった植物や木そしてハーブがあります。
入り口はスワン通り(Swan Walk)にあります。
事務所の入り口はローヤルホスピタル通り66です。
ちょっと迷いやすいです。
66 Royal Hospital Roadを右折してSwan Walkに入りしばらく行くと入口があります。 -
チェルシー薬草園の入り口です。
左手にある小屋がチケット売り場です。
大人10.5ポンド
子供15才以下6.95ポンド
5歳以下は無料です。
庭園と売店は11開園6時閉館です。 -
チェルシー薬草園を入って行くと十字路があります。
そこに白い彫像があります。
ここがフリーツアーの集合場所になっています。
ちょうど、チェルシー薬草園の中心です。
この立像はチェルシー薬草園を実質的に創設したハンススローン卿(1660~1753)です。
チェルシーの最寄り駅のスローンスクエアステーションやデパートのハロッズまでの道のスローンストリートに名を残す名門貴族スローン家の先祖です。
このハンススローンは男爵で医師で植物学者でした。
チェルシー薬草園の開館(1673)の40年後にハンススローンは隣接する土地1.62ヘクタールを購入しています。
この土地は薬草園に対して破格の年5ポンドという安さでリースされ薬草園の事業運営と拡大に大きく貢献しています。
ハンススローンは92歳で亡くなっています。彼の残した収集品や蔵書は大英博物館に納められ、今では自然史博物館に収蔵されています。
今でもスローン家の当代当主に5ポンドの地代が支払われています。
彼の墓はチェルシー旧教会の墓地にあると言います。 -
薬草園の周りは高級住宅地です。
瀟洒な建物が並んでいます。
この薬草園の中はロンドンの喧騒を忘れて静かな時間が流れていました。 -
フリーガイドツアーです。
チケット売り場の人からちょうど直ぐに始まるよと教えられました。
早口な英国英語でよく分かりませんでした。 -
庭園に置かれたチェルシー薬草園の歴史が書かれた書籍が置かれていました。
チェルシー薬草園は18世紀の中頃に、世界中の種類の植物を栽培する植物園としての地位を確立しています。 -
フリーガイドの参加者はみんな園芸好きです。
途中でかなり専門的な質問が出ているようでした。
ガイドさんの方も対等に対応していました。 -
代表的な植物のところには解説プレートが置かれています。
表記の手順も決められていて学術的に整理整頓されているのが分かりました。
画像のついた解説パネルの右側にあるのがプラントラベルです。
学名 Lamiaoeae シソ科
通称 Organum majora オレガノ マジョーラ
原産地 Mediterranean 地中海 -
聞き入るお客さんたちです。
40分くらいのツアーです。
マイクなしの肉声での解説です。
なるべく近くで聞いた方が良いです。
チェルシー薬草園が保有し生育させている植物の代表種の解説、薬草園の輝かしい歴史の解説があります。 -
医学的な薬草として実施された植物についてはより詳細な解説箱が置かれています。
説明文の部分がドアになっていて展示物を保護出来るようになっています。 -
これも薬草としての事例の展示、解説箱です。
チェルシー薬草園の活動の成果発表です。
写真は鎮痛と麻酔についての成果の解説です。 -
薬草園のカフェはこのTangerine Dream Caféです。
ワインも飲めるメニューが各種あります。
時間が遅かったので完売してました。
お酒に酔っている人も何人かいました。
簡単なメニューとしてドーナツとかケーキがあります。
それも売り切れでした。
ここは、チェルシー薬草園の会員メンバー同士の交流の場所になっています。
チェルシー薬草園の運営は入場者の入場料と会員メンバーの会費と寄付で成り立っています。
この歴史的なチェルシー薬草園を将来の世代に残こす事が会員メンバー、サポーターの第1の目的とされています。
このカフェの右側にショップとトイレがあります。 -
ショップでは園芸関係のものがあります。
チェルシー薬草園の本(5ポンド)を購入しました。 -
キューガーデンと比べると小さな温室です。
栽培する植物の適正温度に合わせて3つ以上の温室があるようです。
温室はイギリス英語ではグラスハウス(Glass House)です。アメリカ英語ではグリーンハウスです。
グラスハウスのチェルシー薬草園での歴史は古くてオープン後7年目の1680年には固形燃料で加温する「ストーブハウス」が薬草園のちょうど真ん中辺りに作られたと言います。
この画期的な技術でいくつもの種類の植物を一年中生育させる事が出来るようになりました。 -
来て良かったです。
帰りもこの小さな切符小屋の前を通って帰ります。
出たところの道はスワンウォークです。
iPhoneでホテルへの道順を呼び出しました。
ちゃんと帰れるという安心感があると周りの景色を数倍楽しめます。 -
今日は抜けるような青空でした。
日差しが強烈で疲れました。
薬草園からはスマホのmap頼りで歩いて帰りました。
mapを見ると近道出来そうでした。
途中でショートカットしようとしてチェルシーホスピタルの敷地に入りました。
敷地の奥まで行ったら出口が閉まっていて仕方なく戻りました。
逆にだいぶ遠回りしてしまいました。 -
スローンストリートが高級ブランド街なのに対してチェルシー地区(ホテルの近く)は気軽なお店が並んでいます。
このお店が気になったので入ってみました。
The Little White Company
子供の衣料のお店です。 -
この可愛い白くまさんを見てこの店が気になりました。
-
孫に買ったシンプルなワンピースです。
赤のペンシルストライプとオーガニックな生地の感じが気に入りました。 -
この店の女性の店員さんもプロフェッショナルでした。
テキパキと売り上げ処理をしてくれました。
初めてのお客さんはお店のネットに登録してくれると10パーセントオフなのよと言って30を27ポンドに安くしてくれました。
あとで、ご自分でネット登録しておいてね!と言われました。
日本に帰ってこのワンピースを孫に着せて見ました。
とても喜んでくれて、思った通り良く似合いました。
まだしばらくはおじいちゃんの選んだものを着てもらえそうですね。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- 赤毛のアンさん 2020/03/23 23:17:11
- コメントの途中です。
- norio2boさん
コメントの途中で、間違えて送信してしまいました。失礼いたしました。
あの白い彫像は見覚えがある気がします。そんなすごい方の彫像だったのですね。
norio2bo さんの旅行記を読みながら、また薬草園を訪れたくなりました。
今は、海外などいつ行けるようになるかわかりませんが、色んな方の旅行記を読ませていただいて楽しみたいと思います。
norio2bo さんの旅行記もゆっくりと拝見したいと思います。
赤毛のアン
- norio2boさん からの返信 2020/03/24 00:30:05
- Re: コメントの途中です。
- 赤毛のアンさん
イギリスの旅行記7冊
堪能させて頂きました。
旅行記の面白さはご本人がどのくらい面白がっているかによると思います。
5月の訪英が多いようです。
5月の第3週末がチェルシーフラワーショウです。
園芸がお好きならば一度行く価値があると思います。
コロナで旅ができません。
みなさんの旅行記で擬似旅行をさせて頂いています。
ご自愛下さい。
-
- 赤毛のアンさん 2020/03/23 23:02:33
- はじめまして♫
- norio2bo さん
はじめまして。
私の旅行記にいいねを投稿していただきましてありがとうございます。
チェルシー薬草園、私も昨年イギリスを訪れた時に行きました。
あのしろ
-
- mistralさん 2019/01/11 19:16:16
- 幅広いご趣味が。
- norio2boさん
こんばんは。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
いつもご投票いただきまして有難うございます。
美術館巡りの間に、チェルシー薬草園へも回られ
norio2boさんの幅広いご趣味を感じさせられました。
ハーブなどたくさん栽培されておりますようで
行ってみたいなあと思いました。
メジャーな観光スポットにはない落ち着きを感じました。
帰り道に何気なく通りかかったお店で
可愛らしく、スッキリしたワンピースをゲット。
さぞかしお孫さんも喜ばれたことでしょう。
小さい子には、シンプルなお洋服が似合いますね。
きっと大切に着てくださることと想像しております。
mistral
- norio2boさん からの返信 2019/01/11 23:31:13
- Re: 幅広いご趣味が。
- mistralさん
旅行記にメッセージ頂きありがとうございます。
いつも旅行記楽しく拝見しております。
昨年にブリューゲルの作品の追っかけは無事終了しました。あと、2~3本ブリューゲル関係でアップしますのでよろしくお願い致します。
孫の服ではブリュッセルでレースの純白のワンピースを買いました。
レースの需要は減っているようでグランパレスにあったレース屋さんがなくなってメリーチョコレートになっているのはかなりショックでした。
高齢者の旅行記です
分かりにくい
同じ事を何回もいう
そんな旅行記にコメント頂きありがとうございました。
新しい旅行記を首を長くしてお待ちしています。
今年もよろしくお付き合いください。
-
- ラムロールちゃんさん 2018/09/09 20:44:17
- 可愛いワンピース
- norio2boさん、こんばんは。
チェルシー薬草園の旅行記にお邪魔しています。
薬草園なんてあったんですね。
イギリスには5年住みましたが、知りませんでした。
面白そうです!
それにしても、norio2boさんはセンスが良くていらっしゃる。
お孫さんへのお土産のワンピース、すごく良いと思いました!
清楚感があって、とても可愛いです♪♪
ラムロール
- norio2boさん からの返信 2018/09/10 14:18:25
- Re: 可愛いワンピース
- ラムロールちゃん
いつも旅行記楽しく拝見しています。
拙い旅行記に感想をお寄せ頂きありがとうございます。
ロンドンは東京よりも変化と活気がある街だと今回のロンドン行きで思いました。
チェルシー地区にはロンドンの喧騒を離れてのんびりと1日を過ごせる空間があります。チェルシー薬草園の裏側はテームズリバーです。物流の観点からも水上輸送はメリットがあったのかもしれません。
今回の旅行で改めてロンドンの新と旧を知る事が出来たように思います。
あと、もう一本ロンドン旅行の旅行記を作っています。コメント頂ければ嬉しいです。
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