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日向国の旅の二日目は、いよいよ日南へ。<br />青島駅から乗った列車を油津駅で乗り換え、飫肥駅へと向かう。<br />飫肥は、飫肥藩伊東氏の城下町で、武家屋敷などが残る街。<br />以前から一度は訪れたいと思っていた街なので楽しみだ。

13年を経て日南を巡る【3】~城下町飫肥を歩く~

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2018/03/22 - 2018/03/22

17位(同エリア619件中)

旅行記グループ 【日向国】

10

54

旅猫

旅猫さん

日向国の旅の二日目は、いよいよ日南へ。
青島駅から乗った列車を油津駅で乗り換え、飫肥駅へと向かう。
飫肥は、飫肥藩伊東氏の城下町で、武家屋敷などが残る街。
以前から一度は訪れたいと思っていた街なので楽しみだ。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
3.0
グルメ
3.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 飫肥駅には、10:19に到着。<br />思っていたより、長閑でいい感じの駅だ。

    飫肥駅には、10:19に到着。
    思っていたより、長閑でいい感じの駅だ。

    飫肥駅

  • 飫肥の町の中心は、駅から離れているので、のんびり歩いて向かう。<br />途中で、岩崎稲荷神社の石碑に新山古戦場跡と書いてあったので、ちょっと寄り道を。<br />行ってみたのだが、結局わからず、神社の石段の下で引き返してしまった。<br />余りにも石段が長そうだったこともあり。<br />城下町へ向かう稲荷下橋と雲が浮かぶ青い空の景色が綺麗だった。

    飫肥の町の中心は、駅から離れているので、のんびり歩いて向かう。
    途中で、岩崎稲荷神社の石碑に新山古戦場跡と書いてあったので、ちょっと寄り道を。
    行ってみたのだが、結局わからず、神社の石段の下で引き返してしまった。
    余りにも石段が長そうだったこともあり。
    城下町へ向かう稲荷下橋と雲が浮かぶ青い空の景色が綺麗だった。

  • 城下町に入り、本町通りから後町へ。<br />そこは、武家屋敷街だったことを偲ばせる石垣が続いていた。

    城下町に入り、本町通りから後町へ。
    そこは、武家屋敷街だったことを偲ばせる石垣が続いていた。

  • 歩いていると、いかにも武家屋敷と言った街並みが現れた。<br />石垣や水路は、往時のままのようだな。<br />東京は、どんどん街が変わってしまい、江戸どころか昭和すら失われつつある。<br />江戸時代の町割りや風情が残る飫肥の町は羨ましい。

    歩いていると、いかにも武家屋敷と言った街並みが現れた。
    石垣や水路は、往時のままのようだな。
    東京は、どんどん街が変わってしまい、江戸どころか昭和すら失われつつある。
    江戸時代の町割りや風情が残る飫肥の町は羨ましい。

  • その水路には、錦鯉がたくさん泳いでいた。<br />そばを通ると、一斉に近寄って来る。<br />「でもね、餌は無いよ(笑)」

    その水路には、錦鯉がたくさん泳いでいた。
    そばを通ると、一斉に近寄って来る。
    「でもね、餌は無いよ(笑)」

  • 一度、本町通りに戻ってみる。<br />この通りは、江戸時代、町家筋だったところ。<br />ここにも、趣のある建物がいくつか残っていた。<br />時を経た瓦屋根の何と美しいことか。

    一度、本町通りに戻ってみる。
    この通りは、江戸時代、町家筋だったところ。
    ここにも、趣のある建物がいくつか残っていた。
    時を経た瓦屋根の何と美しいことか。

  • その並びに、白壁の塀を持つ建物があった。<br />旧高橋源次郎家というもので、貴族議員にもなった実業家の高橋源次郎氏が建てたものだそうだ。

    その並びに、白壁の塀を持つ建物があった。
    旧高橋源次郎家というもので、貴族議員にもなった実業家の高橋源次郎氏が建てたものだそうだ。

    高橋家住宅 旧高橋源次郎家 名所・史跡

  • 入口で、7つの施設に入れる共通券(610円)を購入。<br />「列車で来られたのですか?」と訊かれたので、「そうです」と答えたら、510円に割引してもらえた。<br />中へ入ると、民家とは思えないような襖絵や五月人形が展示されていた。<br />明治の実業家と言うのは、今の金持ちとはやはりまったく違う。

    入口で、7つの施設に入れる共通券(610円)を購入。
    「列車で来られたのですか?」と訊かれたので、「そうです」と答えたら、510円に割引してもらえた。
    中へ入ると、民家とは思えないような襖絵や五月人形が展示されていた。
    明治の実業家と言うのは、今の金持ちとはやはりまったく違う。

  • タイル張りの浴室も見応えがあったが、何より、その天井が見事だった。<br />浴室の天井とは思えない、立派な折り上げの格天井にびっくり。

    タイル張りの浴室も見応えがあったが、何より、その天井が見事だった。
    浴室の天井とは思えない、立派な折り上げの格天井にびっくり。

  • 庭に出ると、大きな蔵などが立ち並んでいた。<br />屋敷神を祀る小さな祠まである。<br />この屋敷は、以前、もっと広かったそうだ。<br />道路の拡張工事により、店舗部分は壊されてしまったとのこと。<br />今残っていれば、貴重な建物だっただろうに。

    庭に出ると、大きな蔵などが立ち並んでいた。
    屋敷神を祀る小さな祠まである。
    この屋敷は、以前、もっと広かったそうだ。
    道路の拡張工事により、店舗部分は壊されてしまったとのこと。
    今残っていれば、貴重な建物だっただろうに。

  • 旧高橋源次郎家から、地図にあった商家資料館へ行ってみることに。<br />道沿いには、恵比須様が。<br />商家が建ち並ぶ街らしい景色だ。

    旧高橋源次郎家から、地図にあった商家資料館へ行ってみることに。
    道沿いには、恵比須様が。
    商家が建ち並ぶ街らしい景色だ。

  • その先で、気持ちよさそうにまどろむお犬様が。<br />猫好きする犬だなぁ(笑)

    その先で、気持ちよさそうにまどろむお犬様が。
    猫好きする犬だなぁ(笑)

  • そして、商家資料館に着いた。<br />この建物は、飫肥の山林地主であった山本五平が明治3年(1870)に建てたもので、白漆喰の土蔵造りだそうだ。<br />樹齢300年以上の飫肥杉をふんだんに使っているらしい。<br />この建物も、道路拡張の影響で、移築復元されたものとのこと。

    そして、商家資料館に着いた。
    この建物は、飫肥の山林地主であった山本五平が明治3年(1870)に建てたもので、白漆喰の土蔵造りだそうだ。
    樹齢300年以上の飫肥杉をふんだんに使っているらしい。
    この建物も、道路拡張の影響で、移築復元されたものとのこと。

    商家資料館 名所・史跡

  • 中は、当時使われていたものなどが展示されていた。<br />入口には、商家であった当時を再現した人形も。

    中は、当時使われていたものなどが展示されていた。
    入口には、商家であった当時を再現した人形も。

  • 再び後町を歩いて行く。<br />玉石垣が何とも言えない美しさだ。

    再び後町を歩いて行く。
    玉石垣が何とも言えない美しさだ。

  • そして見つけた小村寿太郎生誕地。<br />とは言え、小村寿太郎に関しては、明治期の外交官だったということぐらいしか知識が無く。<br />なので、すぐに隣の旧山本猪平家へ。

    そして見つけた小村寿太郎生誕地。
    とは言え、小村寿太郎に関しては、明治期の外交官だったということぐらいしか知識が無く。
    なので、すぐに隣の旧山本猪平家へ。

    小村寿太郎生誕地碑 名所・史跡

  • と言うか、生誕地の敷地から外観はしっかり見えた。<br />建物は、飫肥の豪商であった山本猪平により、明治40年(1907)に建てられたもので、ほぼ当時のままの姿で保存されているそうだ。<br />門から玄関までの通路などには、陶磁器のタイルが埋め込まれていたりと、当時の流行を取り入れていたようだ。

    と言うか、生誕地の敷地から外観はしっかり見えた。
    建物は、飫肥の豪商であった山本猪平により、明治40年(1907)に建てられたもので、ほぼ当時のままの姿で保存されているそうだ。
    門から玄関までの通路などには、陶磁器のタイルが埋め込まれていたりと、当時の流行を取り入れていたようだ。

    旧山本猪平家 名所・史跡

  • 城下町を歩いたので、いよいよ、飫肥城跡へと向かうことにする。<br />大手門へと続く道は、なだらかな坂道になっていた。<br />この奥に、飫肥城の大手門がある。

    城下町を歩いたので、いよいよ、飫肥城跡へと向かうことにする。
    大手門へと続く道は、なだらかな坂道になっていた。
    この奥に、飫肥城の大手門がある。

  • 両側には、武家屋敷が建ち並んでいたらしく、立派な石垣を構えた家が多い。<br />中には、かなり古そうな建物もあった。

    両側には、武家屋敷が建ち並んでいたらしく、立派な石垣を構えた家が多い。
    中には、かなり古そうな建物もあった。

  • その坂をゆっくり登って行くと、大手門が見えてきた。<br />手前には、まだ桜も咲いている。

    その坂をゆっくり登って行くと、大手門が見えてきた。
    手前には、まだ桜も咲いている。

  • 大手門は、再建されたものだが、なかなか風情があった。<br />ちょうど若葉に彩られていて。

    大手門は、再建されたものだが、なかなか風情があった。
    ちょうど若葉に彩られていて。

    飫肥城跡 名所・史跡

  • 門を入ると、広い石段がある。<br />ここも、映画『男はつらいよ』のロケが行われた場所だ。

    門を入ると、広い石段がある。
    ここも、映画『男はつらいよ』のロケが行われた場所だ。

  • 石段を登り切ると、高い城壁が立ちはだかっていた。<br />その上に、枝を張った満開の桜が。

    石段を登り切ると、高い城壁が立ちはだかっていた。
    その上に、枝を張った満開の桜が。

  • その石垣の前が少し広くなっていて、杉林のようになっていた。<br />近くに説明を行っていた方がいたので、耳をそばだてていると、この杉がかの飫肥杉とのこと。<br />飫肥杉は、樹脂が多く吸水性が低いため、船に使われることが多かったそうだ。

    その石垣の前が少し広くなっていて、杉林のようになっていた。
    近くに説明を行っていた方がいたので、耳をそばだてていると、この杉がかの飫肥杉とのこと。
    飫肥杉は、樹脂が多く吸水性が低いため、船に使われることが多かったそうだ。

  • さらに奥へと歩いて行くと、四つ角に杉が立っていた。<br />『しあわせ杉』と書かれた説明板があり、対角線の真ん中に立つと幸せのパワーがもらえるそうだ。<br />最近、こじ付けのようなパワースポットがあり過ぎるような気がする。

    さらに奥へと歩いて行くと、四つ角に杉が立っていた。
    『しあわせ杉』と書かれた説明板があり、対角線の真ん中に立つと幸せのパワーがもらえるそうだ。
    最近、こじ付けのようなパワースポットがあり過ぎるような気がする。

  • 今は飫肥小学校となっている本丸跡を過ぎ、さらに登って行くと、旧本丸跡に着いた。<br />入口には、城門の礎石がしっかり残っている。

    今は飫肥小学校となっている本丸跡を過ぎ、さらに登って行くと、旧本丸跡に着いた。
    入口には、城門の礎石がしっかり残っている。

  • そして、旧本丸は飫肥杉の林になっていた。<br />多くの城跡が公園として整備されたりしているが、ここは、これまで訪れた城跡の中でも、ちょっと珍しい感じがする。<br />そんな林の中を、近くの幼稚園児たちが元気に走り回っていた。

    そして、旧本丸は飫肥杉の林になっていた。
    多くの城跡が公園として整備されたりしているが、ここは、これまで訪れた城跡の中でも、ちょっと珍しい感じがする。
    そんな林の中を、近くの幼稚園児たちが元気に走り回っていた。

  • 旧本丸を降り松尾の丸へ。<br />ここには、藩主の御殿を再現した書院造の建物が建っていた。<br />時代考証を基に建てたらしいので、当時のものとは違うそうなのだが。

    旧本丸を降り松尾の丸へ。
    ここには、藩主の御殿を再現した書院造の建物が建っていた。
    時代考証を基に建てたらしいので、当時のものとは違うそうなのだが。

    松尾の丸 名所・史跡

  • その中に、こけら葺きで総桧造りの豪華な湯殿が再現されていた。<br />これも、西本願寺飛雲閣のものを模して造られたものだそうだ。

    その中に、こけら葺きで総桧造りの豪華な湯殿が再現されていた。
    これも、西本願寺飛雲閣のものを模して造られたものだそうだ。

  • 最後に、飫肥城歴史資料館を見学。<br />そこそこ見応えのある資料館だった。<br />資料館から石段を降りたところで、本丸跡の城壁を望む。<br />青空に映えて、とても綺麗だ。

    最後に、飫肥城歴史資料館を見学。
    そこそこ見応えのある資料館だった。
    資料館から石段を降りたところで、本丸跡の城壁を望む。
    青空に映えて、とても綺麗だ。

  • 飫肥城跡を後にして、大手門の外にある、最後の藩主が住んでいた豫章館に立ち寄ってみる。<br />ここは、飫肥で最も格式のある武家屋敷で、明治2年(1868)に建てられたもの。<br />最後の飫肥藩主、伊東祐帰(すけより)が暮らしたそうだ。<br />邸内は広く、大きな庭もあった。

    飫肥城跡を後にして、大手門の外にある、最後の藩主が住んでいた豫章館に立ち寄ってみる。
    ここは、飫肥で最も格式のある武家屋敷で、明治2年(1868)に建てられたもの。
    最後の飫肥藩主、伊東祐帰(すけより)が暮らしたそうだ。
    邸内は広く、大きな庭もあった。

    豫章館 名所・史跡

  • その豫章館の向かいには、旧伊東祐正家住宅も。<br />伊東祐正家は、伊東一門御三家のうち、伊東主水家の祖となったそうだ。<br />現在の建物は、明治期に建てられたもので、改築により当時より規模が小さくなっているらしい。<br />外観だけだと、普通の民家のように見える。

    その豫章館の向かいには、旧伊東祐正家住宅も。
    伊東祐正家は、伊東一門御三家のうち、伊東主水家の祖となったそうだ。
    現在の建物は、明治期に建てられたもので、改築により当時より規模が小さくなっているらしい。
    外観だけだと、普通の民家のように見える。

    旧伊東祐正家住宅 名所・史跡

  • 同じ敷地内に小村記念館もあり、共通券で入館できるので立ち寄ってみたが、いまひとつ興味が湧かず、すぐに出て横馬場へ。<br />横馬場と呼ばれる場所は、通称武家屋敷通りと呼ばれている。<br />その名のとおり、江戸時代は上級武士の屋敷が建ち並んでいたそうだ。

    同じ敷地内に小村記念館もあり、共通券で入館できるので立ち寄ってみたが、いまひとつ興味が湧かず、すぐに出て横馬場へ。
    横馬場と呼ばれる場所は、通称武家屋敷通りと呼ばれている。
    その名のとおり、江戸時代は上級武士の屋敷が建ち並んでいたそうだ。

    飫肥城下町武家屋敷通 名所・史跡

  • その一角に、移築復元された小村寿太郎の生家が。<br />飫肥では、豊臣秀吉の時代から城下町の整備と街の発展に尽くしてきた伊東氏より、明治期に現れた小村寿太郎の方が大きく扱われているのが不思議だった。

    その一角に、移築復元された小村寿太郎の生家が。
    飫肥では、豊臣秀吉の時代から城下町の整備と街の発展に尽くしてきた伊東氏より、明治期に現れた小村寿太郎の方が大きく扱われているのが不思議だった。

    小村寿太郎生家 名所・史跡

  • その先には、旧伊東民部邸と言う風情のある建物もあった。<br />映画のロケにも使われた建物らしいが、今はまったく利用されていないようだ。<br />外から見ただけでも、かなり傷んでいるようだった。<br />先ほどの小村寿太郎の生家より、こちらのほうが整備した方が良いような。

    その先には、旧伊東民部邸と言う風情のある建物もあった。
    映画のロケにも使われた建物らしいが、今はまったく利用されていないようだ。
    外から見ただけでも、かなり傷んでいるようだった。
    先ほどの小村寿太郎の生家より、こちらのほうが整備した方が良いような。

  • その向かいには、服部亭と言う料亭も。<br />こちらは、飫肥藩の御用商人の屋敷を改築して営業しているそうだ。

    その向かいには、服部亭と言う料亭も。
    こちらは、飫肥藩の御用商人の屋敷を改築して営業しているそうだ。

    服部亭 グルメ・レストラン

  • 横馬場を通り抜け、今来た道を振り返る。<br />立派な石垣が連なる風景が、いかにも武家屋敷街らしい。

    横馬場を通り抜け、今来た道を振り返る。
    立派な石垣が連なる風景が、いかにも武家屋敷街らしい。

  • そして、武家屋敷街の外れ、八幡馬場通に出る角にあったのが旧伊東伝左衛門家。<br />日向伊東氏の家老の家から分家した重臣の屋敷で、江戸時代後期の建物だそうだ。<br />中には入れなかったが、外から見学ができた。<br />ちょっと覗いてみたが、やはり平屋の日本家屋はいいな。

    そして、武家屋敷街の外れ、八幡馬場通に出る角にあったのが旧伊東伝左衛門家。
    日向伊東氏の家老の家から分家した重臣の屋敷で、江戸時代後期の建物だそうだ。
    中には入れなかったが、外から見学ができた。
    ちょっと覗いてみたが、やはり平屋の日本家屋はいいな。

    旧伊東伝左衛門家 名所・史跡

  • 旧伊東伝左衛門家から八幡馬場通を北に歩いて行くと、すぐのところに藩校・辰徳館があった。<br />辰徳館は、天保2年(1831)の創建で、現在は長屋門と主屋だけが残っている。<br />広い敷地の中に、主屋だけがあるのだが、その主屋がなかなか立派な建物だった。

    旧伊東伝左衛門家から八幡馬場通を北に歩いて行くと、すぐのところに藩校・辰徳館があった。
    辰徳館は、天保2年(1831)の創建で、現在は長屋門と主屋だけが残っている。
    広い敷地の中に、主屋だけがあるのだが、その主屋がなかなか立派な建物だった。

    振徳堂 名所・史跡

  • 時計を見ると13時を過ぎていたので、何か食べようと思ったところ、頭に浮かんだのが『おび天』。<br />向かったのは、有名な『おび天本舗』。<br />店内で、持ち帰り用を揚げたてで販売していたので、ひとつ購入。

    時計を見ると13時を過ぎていたので、何か食べようと思ったところ、頭に浮かんだのが『おび天』。
    向かったのは、有名な『おび天本舗』。
    店内で、持ち帰り用を揚げたてで販売していたので、ひとつ購入。

    おび天本舗 専門店

  • 買った『おび天』を、店の前のベンチをお借りしていただく。<br />初めて食べたが、魚肉を揚げた素朴な味わいだったが、個人的にはあまり美味しくは感じられなかった。

    買った『おび天』を、店の前のベンチをお借りしていただく。
    初めて食べたが、魚肉を揚げた素朴な味わいだったが、個人的にはあまり美味しくは感じられなかった。

  • 『おび天』だけではお腹が満たされなかったので、他にないかと探していると、地元のスーパーを発見。<br />入ってみると、総菜コーナーに『ささみの戸村焼』なるものが。<br />ささみは好きなので、迷わず購入。<br />他にも、一品購入して駅へと戻ることにした。

    『おび天』だけではお腹が満たされなかったので、他にないかと探していると、地元のスーパーを発見。
    入ってみると、総菜コーナーに『ささみの戸村焼』なるものが。
    ささみは好きなので、迷わず購入。
    他にも、一品購入して駅へと戻ることにした。

  • 駅へ戻る途中、ふと視線を感じたので振り向くと。<br />硝子戸の向こうに猫さんが。<br />外に興味があるようだな。

    駅へ戻る途中、ふと視線を感じたので振り向くと。
    硝子戸の向こうに猫さんが。
    外に興味があるようだな。

  • その先の路地では、仲良しの二匹の猫が遊んでいた。<br />飫肥は、猫たちには住みやすいようだな。

    その先の路地では、仲良しの二匹の猫が遊んでいた。
    飫肥は、猫たちには住みやすいようだな。

  • その路地の先で、突然現れた洋館。<br />大正時代に建てられたもので、元は飯田医院と言う病院だったそうだ。<br />今はまったく使われていないらしく、立ち入り禁止になっていた。

    その路地の先で、突然現れた洋館。
    大正時代に建てられたもので、元は飯田医院と言う病院だったそうだ。
    今はまったく使われていないらしく、立ち入り禁止になっていた。

  • 少し回り道をして駅へと向かう。<br />その途中で、藩士の学問所だった願成就寺に立ち寄る。<br />石段を登って行くと、立派な石垣が。<br />この石垣と石段は、市指定の文化財だそうだ。<br />苔生して、いい雰囲気を醸し出している。

    少し回り道をして駅へと向かう。
    その途中で、藩士の学問所だった願成就寺に立ち寄る。
    石段を登って行くと、立派な石垣が。
    この石垣と石段は、市指定の文化財だそうだ。
    苔生して、いい雰囲気を醸し出している。

  • その境内には、樹齢約300年というウスギモクセイの大木が。<br />本堂の前から眺めると、森のような感じに見えた。

    その境内には、樹齢約300年というウスギモクセイの大木が。
    本堂の前から眺めると、森のような感じに見えた。

  • 今町橋で酒谷川を渡り、飫肥駅へ。<br />14:27発の油津行きの列車まで少し時間があったので、駅のベンチで、買ってきた戸村焼を食べてみる。<br />見た目はしつこそうに見えたのだが、食べてみると思ったよりもあっさり。<br />店の名前を冠しているだけのことはあるな。

    今町橋で酒谷川を渡り、飫肥駅へ。
    14:27発の油津行きの列車まで少し時間があったので、駅のベンチで、買ってきた戸村焼を食べてみる。
    見た目はしつこそうに見えたのだが、食べてみると思ったよりもあっさり。
    店の名前を冠しているだけのことはあるな。

  • 飫肥駅から乗った列車を油津駅で乗り換える。<br />しかし、予定より1本早い列車で来てしまったので、油津駅で1時間40分も待つことに。<br />仕方が無いので、駅前や構内を散策したり、文庫本を読んだりして時間を潰す。<br />そして、16:16発の志布志行きに乗車。

    飫肥駅から乗った列車を油津駅で乗り換える。
    しかし、予定より1本早い列車で来てしまったので、油津駅で1時間40分も待つことに。
    仕方が無いので、駅前や構内を散策したり、文庫本を読んだりして時間を潰す。
    そして、16:16発の志布志行きに乗車。

  • 志布志行きの列車は、のんびり走って行く。<br />車窓には、日南の海が広がって来た。

    志布志行きの列車は、のんびり走って行く。
    車窓には、日南の海が広がって来た。

  • そして、16:28に南郷駅に到着。<br />今宵の宿はこの駅が最寄りなのだが、駅からのバスの接続が悪い。<br />とりあえず、駅近くの『太陽スーパー戸村駅前店』により、夕食を物色。<br />その後、駅前からタクシーに乗り宿へと向かった。

    そして、16:28に南郷駅に到着。
    今宵の宿はこの駅が最寄りなのだが、駅からのバスの接続が悪い。
    とりあえず、駅近くの『太陽スーパー戸村駅前店』により、夕食を物色。
    その後、駅前からタクシーに乗り宿へと向かった。

    南郷駅

  • 宿は、日南の海に面した『南郷プリンスホテル』。<br />観光ホテルとリゾートホテルの間くらいの宿で、部屋の間取りは無駄な部分が多いように感じる。

    宿は、日南の海に面した『南郷プリンスホテル』。
    観光ホテルとリゾートホテルの間くらいの宿で、部屋の間取りは無駄な部分が多いように感じる。

    日南海岸 南郷プリンスホテル 宿・ホテル

    美しい朝日が望めるホテル by 旅猫さん
  • 窓からは、日南海岸の海がよく見えた。<br />ただ、南国の海なのに、ちょっと寒々しい感じがしたのはなぜだろう。

    窓からは、日南海岸の海がよく見えた。
    ただ、南国の海なのに、ちょっと寒々しい感じがしたのはなぜだろう。

  • 夕暮れ時の海を見ながら、駅前のスーパーで買ってきたチキン南蛮をつまみにビールを飲む。<br />少し寂しい夕食だが、長旅で旅費がかさむので、今回、食事は少し質素にと思っている。<br /><br />さて、明日は、今回一番楽しみにしている都井岬へと向かう予定だ。

    夕暮れ時の海を見ながら、駅前のスーパーで買ってきたチキン南蛮をつまみにビールを飲む。
    少し寂しい夕食だが、長旅で旅費がかさむので、今回、食事は少し質素にと思っている。

    さて、明日は、今回一番楽しみにしている都井岬へと向かう予定だ。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • 前日光さん 2018/08/26 23:56:52
    飫肥には、ぜひ行ってみたいです。
    旅猫さん、こんばんは。
    なかなか暑さが収まりませんね。

    この暑さの中、3月下旬の日南の旅行記を拝見して、少し暑さが紛れたような気が。
    飫肥には、こんなに沢山の商家・武家屋敷?がたくさんあったのですねぇ~
    とてもいい雰囲気を醸し出している街並みですね。
    猫好きのするお犬様には笑えました。
    本当にかわいいですね(^o^)

    飫肥城への石段を眺めているうちに、思い出しましたよ!
    あそこで寅さんが、泉ちゃんを発見して足をくじいてしまうんですよね?
    マドンナは風吹じゅんさんでしたね。
    理髪店の入口のドアに風鈴?だったかがあって、それが物語のモチーフだったような?
    理髪店は油津の海(川?)に面した所にあったと思います。
    とても叙情的な佳品だったですね。

    飫肥は昔ながらの城下町で、しっとりとした風情があって、とても素敵な町ですね!
    恥ずかしながら、未だ宮崎は未踏の私、宮崎に行く時には、この飫肥には行かなくちゃ!と思いました。

    猫さんも住みやすい町のようですから(^▽^)、飫肥の猫さんとも遊んでみたいです。


    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/08/27 20:18:52
    RE: 飫肥には、ぜひ行ってみたいです。
    前日光さん、こんばんは。

    暑い日が続いていますね。
    それでも、日影に吹く風には、ちょっと秋の気配も。

    飫肥は、なかなか風情のある街でした。
    城下町らしさが程よく残っていて。
    あのお犬様は、何とも言えない可愛さでした。

    そうです、あの石段で寅さんが足を挫いたのです。
    風吹ジュンさん、いい味出していましたね。
    今回の旅では、青島と油津も訪れたので、寅さんのロケ地に三か所も。
    この作品は、寅さんの中でも好きな物語の一つです。
    あの理髪店の前も通りましたよ。

    ぜひ、日向路をゆっくり歩いてみてください!
    いろりろな顔を見せてくれるので、とても面白いと思います。

    旅猫
  • hot chocolateさん 2018/07/28 21:10:35
    美しい飫肥城跡
    旅猫さま

    こんばんは~
    今日は台風の影響で(?)、随分と凌ぎやすいですね。
    でも、これから台風が上陸する地域は風雨が心配です。

    飫肥の武家屋敷の街並みは、情緒があっていいところですね。
    石垣や水路のある街を歩くと、なんとも心が和みます。
    水路には大きな錦鯉が泳いでいる♪
    水が綺麗なんですねぇ。

    昔々、志布志とか都井岬を旅行しようと、計画を立てたのが懐かしいです。
    何故か、奄美大島の旅になってしまった・・・

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/07/28 22:12:34
    Re: 美しい飫肥城跡
    hot chocoさん、こんばんは。

    台風、関東は大したことが無くて良かったですね。
    実は、信州から今日早めに帰ってきました。

    飫肥は、なかなか風情のある良い街でした。
    かなり整備されて綺麗過ぎる感じもしましたが、城下町らしさを感じました。
    石垣は特に見応えがありましたよ。

    次の旅行記で、志布志と都井岬を訪れています。
    御崎馬が愛らしかったです。

    旅猫
  • kodeyanさん 2018/07/02 09:42:00
    お~ 6日違いでしたね
    旅猫さん こんにちは

    旅猫さんが訪問された6日後に飫肥に行きました。
    桜とあの町の雰囲気が、またステキでした。
    気に入ったので五日後に再訪(笑)しちゃいましたよ。

    旅猫さんは共通券で観光されたんですね。
    わたしは一回目は徒歩、二回目は電動自転車を借りて
    食べあるき・町あるきマップ700円のルートをめぐりました。

    戸村焼!わたしも買いました^^
    タイヨーはお弁当が美味しいので我が家もお世話になっております^^

    ほんならねえ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/07/06 21:37:10
    RE: お? 6日違いでしたね
    kodeyanさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    何と、飫肥に行かれたのですね!
    6日違いとは奇遇ですね(^^)
    しかも、すぐに再訪とはびっくり。
    なかなか良い街ですよね。

    食べあるき・町あるきマップだと、いろいろ食べられそうですね。
    戸村焼はこのスーパーでしか食べられないものですね。
    お弁当が美味しいのですね。
    こんど訪れたら買ってみようかな。
    鹿児島にもあるのでしょうか?

    旅猫

    kodeyan

    kodeyanさん からの返信 2018/07/07 07:28:55
    太陽タイヨー勘違い
    旅猫さん おやっとさあでございもす

    宮崎の太陽スーパーと鹿児島で展開しているスーパータイヨーは
    別会社でした。
    ありゃまの勘違いでした。
    すんもはん。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/07/07 07:40:14
    でしたか(笑)
    kodeyanさん、おはようございます。

    別会社でしたか。
    ちなみに、飫肥のと同じ系列らしいスーパーが南郷にもありました。

    旅猫
  • 墨水さん 2018/07/01 21:51:19
    しゃあないかな。
    旅猫さん、今晩は。
    高橋源次郎家のふすま絵は、からくり有りと見た。(笑)
    「小村寿太郎の存在が大きい。」ん~~っ、是はしょうが無いかな~っ。(笑)
    旧本丸が寂しい感じ・・・。
    「考古学」が確立されてい無かった時代、現場保全の為に木を植えたんですよ。
    柱の位置とか判る様に植えた場合と、適当だった場合と・・・。(笑)
    考古学的調査と為ると、何処まで金架けるのかが問題に成ってきますけどね。
    当然ですが、現代は「調査」だけでは納得いかず、復元「調査」が前提なので・・・。
    なまじ、日本は金が有るから・・・。(笑)
    最終的に「地元は、どのぐらい出すのか。」が問題に成ってきます。(笑)
    墨水。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/07/06 20:29:15
    RE: しゃあないかな。
    墨水さん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    あの襖絵にからくりが!
    まったくわかりません(^^;
    考古学には興味があります。
    ここ数年は、縄文時代が個人的には旬ですが。
    三内丸山は、かなり寂れていました。
    お金かけたようですが、今は半分廃墟です(笑)
    世界遺産にでもなれば、立派になるのでしょうね。

    旅猫

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