岩殿寺～まんだら堂～名越の切通し～旧華頂宮邸を歩く

2018/05/20 - 2018/05/20

新緑の五月、日曜日なので日頃の運動不足解消と教養を深めるために「ふらっと」歩いてきました。

行先は、　ＪＲ逗子駅～岩殿寺～名越の切通し・まんだら堂～旧華頂宮邸～ＪＲ鎌倉駅
と歩きました。

ただ、歩くにしても「怪しげな老人の徘徊」と間違われないように、一応　リュックサックを背負い、ハイカーらしい格好で歩きました。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＪＲ逗子駅から右に曲がり、商店街を海岸方面に歩きます。
谷戸の中の路地を進んでいくと「岩殿寺」が見えてきます。

「岩殿寺」は坂東三十三観音霊場巡りの第２番札所です。
ちなみに第１番札所は鎌倉の「杉本寺」です。
「岩殿寺」の参道にはありがたい「坂東三十三観音霊場」の石碑が立ち並び、これを拝めばすべてを廻ったのと同じご利益があるといいます。

三門から本堂までは長い階段が続き、息は切れるは、膝はガクガクいうはで大変でした。これでご利益がないなら、観音様をお怨みいたします。
この寺の寺伝では、奈良時代の名僧「行基」の創建といわれます。
また、源頼朝・政子や娘の大姫も「岩殿観音」に参詣しており、由緒あるお寺であることは間違いありません。

階段から上には行けず、写真を撮るのもこれが精いっぱいでした。

「岩殿寺」の本堂です。
歴史の重さが伝わります。

「岩殿寺」から「まんだら堂」を目指して歩きます。
途中にあった庚申塔です。

「岩殿寺」から「まんだら堂」を目指して歩く途中にあった家に咲いている花がとてもきれいなので、思わずシャッターを切りました。

急坂の住宅地をひたすら登っていくと、「名越の切通し」の標示がありました。

さらに進んでいくと「まんだら堂」の案内表示板が見えてきました。

「名越の切通し」は現在の鎌倉市と三浦半島を結ぶ重要な道です。
また、鎌倉防衛上、三浦氏を警戒して道を狭くしたり、置石を施し通りにくくしています。

仮に三浦氏が鎌倉に攻め入ろうとしても、狭隘な山道と切り立った崖からの投石で防衛の役割が果たせるように考え出された「切通し」だそうです。

確かに狭隘な山道です。
馬を使って物資が運べたのか疑問です。

「名越の切通し」の途中にある「まんだら堂」に行きます。

「まんだら堂」は正式には「まんだら堂やぐら群」といわれています。
「やぐら」とは鎌倉やその周辺地域は土地が狭いため、崖に横穴を掘り、内部に石塔を建てるなどして、納骨・供養する施設です。

この「まんだら堂やぐら群」は、とても貴重で、当初は僧侶や武士の納骨・供養するためつくられたようですが、後には経済力を蓄えた商工業者も納骨・供養されたようです。

「まんだら堂」の崖地のいたるところに「やぐら」があります。

やぐらの中には「五輪塔」も見ることができます。

「まんだら堂」の崖地・岩山は凝灰岩で比較的掘りやすかったようです。

「まんだら堂」の見学は限定公開なので、行かれる場合は下記に問い合わせしてから行かれたほうが良いでしょう。

逗子市教育委員会　教育部　社会教育課　文化財保護係
　０４６－８７３－１１１１（代表）

「名越の切通し」の標示版です。

「名越の切通し」を歩いていて、途中にこんなに可愛いお地蔵さんに会いました。

「名越の切通し」途中にある展望台からの眺めです。

「名越の切通し」から報国寺方面に下り、「旧華頂宮邸」に入りました。

丁度今の時期は、、「旧華頂宮邸」のフランス庭園のバラが見ごろでした。

「旧華頂宮邸」とフランス庭園のバラが素敵です。

「旧華頂宮邸」は鎌倉市浄明寺にあり、皇族の華頂博信氏が建てた邸宅を鎌倉市が取得しました。
戦前の洋風住宅建築を代表する建物として、国の登録有形文化財です。

余談ですが、以前テレビドラマで人気のあった「古谷一行の金田一耕助シリーズ」などでロケに使われたそうです。

「旧華頂宮邸」はどこを見ても「昭和のロマン」を感じさせられます。

フランス庭園にバラがよく似合います。

様々なバラをお楽しみください。１

様々なバラをお楽しみください。２

様々なバラをお楽しみください。３

様々なバラをお楽しみください。４

様々なバラをお楽しみください。５

様々なバラをお楽しみください。６

様々なバラをお楽しみください。７

「旧華頂宮邸」に別れを告げて帰宅します。
本日は、良い天気に恵まれ絶好の散策日和となりました。
ここからＪＲ鎌倉駅まで頑張って歩いていきます。
家を出てから帰宅まで、万歩計で２万６百歩でした。
ちょっと歩き過ぎた感じです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。