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初めに 出発まで<br />3年前の北欧旅行に味をしめて、またどこか行こうよという話になりました。このときの条件は、安全、英語でOK、チップ不要くらい? そうしたら行き先はスイスに決まりでしょというわけです。子どもたちはまたレゴランドに行きたいと言い出し、以下のような旅程になりました。<br />振り返ると、この旅行がわが家の海外旅行の最高傑作かも!? 家族が行きたいというあちこちの観光地-レゴランド、ハイジの里・家、温泉、氷河急行、ツェルマットを、我ながらよく9日間におさめたものです(笑)。泣く泣くカットしたのは古都ベルンくらい?<br />2002年の北欧旅行では、旅行代理店に航空券やホテルを任せましたが、今回はネットとメールでほとんど済みました。<br />8月18日 成田→チューリッヒ→シャフハウゼン(泊)<br />  19日 ラインの滝・市内観光の後、ドイツのギュンツブルグに(連泊)<br />  20日 レゴランド<br />  21日 レゴランドの後、ホーエンシュバンガウに(泊)<br />  22日 ホーエンシュバンガウ城・ノイシュバンシュタイン城観光の後、スイスのバートラガッツに(連泊)<br />  23日 雨なのでまず大貧民(笑)、午後は雨やんだのでタミナテルメ(温泉)<br />  24日 ハイジの里ハイキングの後、氷河急行でツェルマットに(3連泊)<br />  25日 スネガ展望台・ロートホルン+ハイキング<br />  26日 ゴルナーグラード展望台+ハイキング<br />  27日 1時間テニスの後、チューリッヒに 帰国<br /><br />1.ラインの滝とシャフハウゼン<br />ラインの滝は圧巻。大河ライン川の途中にあるとても大きな段差という感じです。滝の真ん中に岩がありボートで行って登ると展望台になっているのですが、あまりの迫力に子どもたちも「早く降りよう」(笑)。対岸には城があり、ボートに乗らなくてもなかなかの眺め。初っ端から良い気分。<br />シャフハウゼン市内に戻り市街を散策。石畳の中世の街並みのなかに、フレスコ画の「騎士の家」やムヌート城。滝も市街も日本人はほとんどいませんでした。<br />笑顔の女将さんと優しいご主人のパーク・ヴィラも海外旅行初級者にはありがたかった。観光初日は晴天に恵まれましたが翌日から小雨……<br /><br />2.レゴランド・ドイツとノイシュバンシュタイン城<br />ドイツに行ったのはレゴランドのせい。まあまあでした。子どもたちも喜んでいた様子。3年前に出来たばかりでまだガイドブックにも載っていない(これからも載らない?)せいか日本人はわずか。<br />ここまで来たならと次に行ったのが、ヨーロッパ有数の観光地、ノイシュバンシュタイン城。前夜麓を散策したときは人影も少なく、山の上にお城がきれいに見え、翌日への期待を募らせたのですが。切符を買って雨の中待っていると、どこから現れるのかすごい人出。もちろん日本人も。その後スイスまで戻ったこともあって、この日が一番疲れました(電車の乗換で途中下車したリンダウが良い風情、いつか訪ねてみたい)<br /><br />3.ハイジの里と温泉<br />バートラガッツの宿はレスリ。簡素ですが女将さんが親切で、珍しくバスタブもありgood。でも目覚めるとまだ雨。前日の疲労があったので午前中は家族で大貧民。雨がやんだので目指す温泉へ。<br />外国の温泉は水着、は知っている方も多いと思いますが、深さも150センチ以上のところがあります。入る前に子どもたちに、プールじゃないんだから泳がないようにと釘を刺しておきましたが、大人も泳いでいました。まあ、温泉というより温水プール(笑)<br />ハイジの里は有名ですね。バートラガッツはその隣町ですが、日本人は誰もいません。ハイジの家に着いたらびっくり、バスから観光客が降りてきてほとんど日本人。ここは、日本人だけの観光地? ぜいたくかもしれませんが、せっかく外国に来たのに周りが日本人ばかりというのは何とも……<br /><br />4.ツェルマット<br />氷河急行に乗って世界の山岳都市ツェルマットに。宿は4つ星のニコレッタ。2人部屋3つでゆっくり。うち1室からはマッターホルンが見え、バブルバスも!<br />ハイキング初日(25日)はスネガ展望台から3,100mのロートホルンへ。マッターホルンが見事で、リスカル、モンテローザなども素晴らしい。<br />スネガ展望台まで戻り、ハイキング開始。ライ湖の逆さマッターホルンに始まり歩きやすい道をツェルマットに下る。途中のフェルデン村では羊の群れが歓迎、日本語メニューもありのレストランでランチ。<br />2日目(26日)はみんなが行くゴルナーグラード登山鉄道。前日より観光客多く、日本人比率も高い。ローテンボーデンからハイキング。リッフェル湖で逆さマッターホルン見ながらのんびり。前半の芳しくない天気が嘘のよう。<br />両日とも下山後の昼下がりはホテルのスパで遊びました。気分は最高潮、「夏は毎年ツェルマットにしよう」という軽口も(笑)<br />ホテルの前にテニスコートがあり、テニス好きの妻が突然テニスしたいと。英会話に疲れていた私は、自分で話してきてと突き放したら、フロントで段取りをつけてきたのにはびっくり。最終日の午前中は、マッターホルンの下でテニスを楽しみました。<br />ツェルマットは3泊しましたが短すぎです。もう朝夕は寒いくらいでした。後ろ髪を引かれながら、再訪を誓い帰国しました。<br /><br />エピローグ 感想など<br />前半4日連続の雨にたたられましたが、楽しい道中でした。このごろほとんど旅行に参加しなかった次男(中2)もまあ楽しそうに旅できて、それも良かった。私にとっては、ラインの滝とツェルマットが最高でした。<br />最後につまらぬ感想を2つ3つ。<br />スイスでは、横断歩道に立っていると、車は完璧に停まります。まさに別世界です。日本では停まるのは教習中の車くらい?(苦笑)。せめて半分で良いから見習ってくれませんか。<br />スイスでもドイツでも、国鉄や登山鉄道の料金は決して安くない。直感では日本と同じくらい? でも、うれしかったのは、同伴の子どもは無料なんです。それも、多くが15歳(中学生)まで子どもで、16歳(高校生)から大人。わが家だと、大人3人分でOK。宿泊も2・3のホテルでは子ども料金があって助かりました。「個人旅行は費用も高くなりがち」と思ってましたが、おかげで今回はむしろ安いくらいでした。<br />海外旅行につきもののパスポートチェック。成田は厳格です。行きも帰りも30分は長い列に並びました。チューリッヒでは、スタンプを押さないどころか、ほとんど見ていないようです。ドイツ国境を越えるときも何もありません。一説では、ヨーロッパでの日本人への信頼は抜群だとか。

スイス・ドイツの夏

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2005/08/18 - 2005/08/27

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旅行記グループ スイス

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ねも

ねもさん

初めに 出発まで
3年前の北欧旅行に味をしめて、またどこか行こうよという話になりました。このときの条件は、安全、英語でOK、チップ不要くらい? そうしたら行き先はスイスに決まりでしょというわけです。子どもたちはまたレゴランドに行きたいと言い出し、以下のような旅程になりました。
振り返ると、この旅行がわが家の海外旅行の最高傑作かも!? 家族が行きたいというあちこちの観光地-レゴランド、ハイジの里・家、温泉、氷河急行、ツェルマットを、我ながらよく9日間におさめたものです(笑)。泣く泣くカットしたのは古都ベルンくらい?
2002年の北欧旅行では、旅行代理店に航空券やホテルを任せましたが、今回はネットとメールでほとんど済みました。
8月18日 成田→チューリッヒ→シャフハウゼン(泊)
  19日 ラインの滝・市内観光の後、ドイツのギュンツブルグに(連泊)
  20日 レゴランド
  21日 レゴランドの後、ホーエンシュバンガウに(泊)
  22日 ホーエンシュバンガウ城・ノイシュバンシュタイン城観光の後、スイスのバートラガッツに(連泊)
  23日 雨なのでまず大貧民(笑)、午後は雨やんだのでタミナテルメ(温泉)
  24日 ハイジの里ハイキングの後、氷河急行でツェルマットに(3連泊)
  25日 スネガ展望台・ロートホルン+ハイキング
  26日 ゴルナーグラード展望台+ハイキング
  27日 1時間テニスの後、チューリッヒに 帰国

1.ラインの滝とシャフハウゼン
ラインの滝は圧巻。大河ライン川の途中にあるとても大きな段差という感じです。滝の真ん中に岩がありボートで行って登ると展望台になっているのですが、あまりの迫力に子どもたちも「早く降りよう」(笑)。対岸には城があり、ボートに乗らなくてもなかなかの眺め。初っ端から良い気分。
シャフハウゼン市内に戻り市街を散策。石畳の中世の街並みのなかに、フレスコ画の「騎士の家」やムヌート城。滝も市街も日本人はほとんどいませんでした。
笑顔の女将さんと優しいご主人のパーク・ヴィラも海外旅行初級者にはありがたかった。観光初日は晴天に恵まれましたが翌日から小雨……

2.レゴランド・ドイツとノイシュバンシュタイン城
ドイツに行ったのはレゴランドのせい。まあまあでした。子どもたちも喜んでいた様子。3年前に出来たばかりでまだガイドブックにも載っていない(これからも載らない?)せいか日本人はわずか。
ここまで来たならと次に行ったのが、ヨーロッパ有数の観光地、ノイシュバンシュタイン城。前夜麓を散策したときは人影も少なく、山の上にお城がきれいに見え、翌日への期待を募らせたのですが。切符を買って雨の中待っていると、どこから現れるのかすごい人出。もちろん日本人も。その後スイスまで戻ったこともあって、この日が一番疲れました(電車の乗換で途中下車したリンダウが良い風情、いつか訪ねてみたい)

3.ハイジの里と温泉
バートラガッツの宿はレスリ。簡素ですが女将さんが親切で、珍しくバスタブもありgood。でも目覚めるとまだ雨。前日の疲労があったので午前中は家族で大貧民。雨がやんだので目指す温泉へ。
外国の温泉は水着、は知っている方も多いと思いますが、深さも150センチ以上のところがあります。入る前に子どもたちに、プールじゃないんだから泳がないようにと釘を刺しておきましたが、大人も泳いでいました。まあ、温泉というより温水プール(笑)
ハイジの里は有名ですね。バートラガッツはその隣町ですが、日本人は誰もいません。ハイジの家に着いたらびっくり、バスから観光客が降りてきてほとんど日本人。ここは、日本人だけの観光地? ぜいたくかもしれませんが、せっかく外国に来たのに周りが日本人ばかりというのは何とも……

4.ツェルマット
氷河急行に乗って世界の山岳都市ツェルマットに。宿は4つ星のニコレッタ。2人部屋3つでゆっくり。うち1室からはマッターホルンが見え、バブルバスも!
ハイキング初日(25日)はスネガ展望台から3,100mのロートホルンへ。マッターホルンが見事で、リスカル、モンテローザなども素晴らしい。
スネガ展望台まで戻り、ハイキング開始。ライ湖の逆さマッターホルンに始まり歩きやすい道をツェルマットに下る。途中のフェルデン村では羊の群れが歓迎、日本語メニューもありのレストランでランチ。
2日目(26日)はみんなが行くゴルナーグラード登山鉄道。前日より観光客多く、日本人比率も高い。ローテンボーデンからハイキング。リッフェル湖で逆さマッターホルン見ながらのんびり。前半の芳しくない天気が嘘のよう。
両日とも下山後の昼下がりはホテルのスパで遊びました。気分は最高潮、「夏は毎年ツェルマットにしよう」という軽口も(笑)
ホテルの前にテニスコートがあり、テニス好きの妻が突然テニスしたいと。英会話に疲れていた私は、自分で話してきてと突き放したら、フロントで段取りをつけてきたのにはびっくり。最終日の午前中は、マッターホルンの下でテニスを楽しみました。
ツェルマットは3泊しましたが短すぎです。もう朝夕は寒いくらいでした。後ろ髪を引かれながら、再訪を誓い帰国しました。

エピローグ 感想など
前半4日連続の雨にたたられましたが、楽しい道中でした。このごろほとんど旅行に参加しなかった次男(中2)もまあ楽しそうに旅できて、それも良かった。私にとっては、ラインの滝とツェルマットが最高でした。
最後につまらぬ感想を2つ3つ。
スイスでは、横断歩道に立っていると、車は完璧に停まります。まさに別世界です。日本では停まるのは教習中の車くらい?(苦笑)。せめて半分で良いから見習ってくれませんか。
スイスでもドイツでも、国鉄や登山鉄道の料金は決して安くない。直感では日本と同じくらい? でも、うれしかったのは、同伴の子どもは無料なんです。それも、多くが15歳(中学生)まで子どもで、16歳(高校生)から大人。わが家だと、大人3人分でOK。宿泊も2・3のホテルでは子ども料金があって助かりました。「個人旅行は費用も高くなりがち」と思ってましたが、おかげで今回はむしろ安いくらいでした。
海外旅行につきもののパスポートチェック。成田は厳格です。行きも帰りも30分は長い列に並びました。チューリッヒでは、スタンプを押さないどころか、ほとんど見ていないようです。ドイツ国境を越えるときも何もありません。一説では、ヨーロッパでの日本人への信頼は抜群だとか。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
家族旅行
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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この旅行記へのコメント (4)

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  • Mugieさん 2018/05/21 17:52:01
    こんにちは!
    私も2年前にスイスに旅行に行きました。
    うちはイタリアをちょい足ししましたが、ドイツから入るルート、フランスから入るルートなどもあって、プラン作りに悩みました。
    ねもさんと違って登山の趣味はありませんが、それでもきれいな景色とハイキングが気持ちよかったです。
    ツェルマットとモンブランは次回にと思っていますが、物価が高くて敷居が高いですね~
    2005年当時はさほど高くなかったんですね。
    ツェルマットのきれいな写真をみると行っておけば良かったと思ってしまいます。

    我が家では中3のお姉ちゃんが家族旅行を拒否中です。
    やっぱりそういう年頃なんだと理解してあげるしかないんですかね…

    ねも

    ねもさん からの返信 2018/05/21 19:20:27
    Re: こんにちは!
    Mugieさん コメント&ご投票ありがとうございます。
    Mugieさんのグリンデルワルトは晴天続きでホントに羨ましいです。そして高山病にもならず(笑、わが家もツェルマットでは無事だったのに……)
    私は山ノボラーなので両方訪ねましたが、そうじゃなければどっちかで十分かと。ご存知かと思いますが、ツェルマットはマッターホルンの街、グリンデルワルトのほうが選択肢が多いです。
    Mugieさんのグリンデルワルトに書いたことの繰り返しですが、円安が(>_<) 4トラベルのスイス通に、1フラン=100円になったらまたスイス旅行しますと宣言したら、そりゃ無理でしょという反応でした(苦笑)

    この国なら行くとは仰らないのですか!?(「スイスなら行ってやってもいい」とおっしゃった、というあちらの記述、絶妙の表現と思いました) まあ数年間のことでしょう、また一緒に楽しく歩けますよ。
  • 。.✽✿花花まりん✿✽.。さん 2018/05/19 17:18:04
    ノ城ですね!
    ねもさん、こんにちは(^_^)

    これが以前伺った「ノ城」ですね!お互い、いつの日か青空に映えた「ノ城」も見てみたいですね!

    マッターホルンも行ってみたい場所の一つです。次はスイス狙いです(何年先になるか???)

    今よりお若い頃のねもさん&お子さん達のご成長もうかがえましたo(^_-)O

    前回の「北欧の夏」三男さんの存在を初めて知りました…Hさん家族のお子さんと混同して、ねもさんのお子さん、一体何人?と思ってしまいました(笑)

    それではまた(^_^)まりん。

    ねも

    ねもさん からの返信 2018/05/19 22:29:53
    Re: ノ城ですね!←そのとおり!!
    まりんさん コメント&ご投票ありがとうございます。
    仰るとおりですが、今はもっともっと混んでいるのでしょう? それを考えると正直微妙です(苦笑)
    スイスは旅先としてお薦めですし、私もまた訪ねてみたいですが、度を越した高物価にはたじろぎます(>_<) 現在は当時より2割以上円安(@_@)
    三男は写真嫌いもあってあまり登場しません。認識してもらえて良かった!
    まりんさんは違うかもしれませんが、個人旅行で海外って、心配し始めると気になることはいろいろあるでしょう!? 私は前世紀はほぼ国内オンリーだったのですが、21世紀初めの北欧で度胸がついて(海外をなめるようになって?、笑)、外国人は言葉が違うだけで同じ人間じゃんと思えるようになりました。

    このころは長女が家族旅行拒否症でしたが、最近2回は付き合ってくれて、うれしい驚きです。

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